krdbさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(339)
ドラマ(31)

透明人間(2019年製作の映画)

3.8

「ハンドメイズ・オブ・テイル」で悍ましい表情のエリザベスモスを散々見慣れている人からしたら「またか…」となるかもしれない。抑圧された環境でボロボロになりながらも逆境に負けない芯の強い女性、この役が彼女>>続きを読む

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.7

ここ最近のドランの監督作はなんとなく彼らしさがあまり垣間見られなかったが、本作は彼らしいストーリーと演出だったように思う。まあメンヘラカーチャンの登場がそう感じる要素の半分くらいかもだけど。笑
心情を
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.9

女性として生きていく上で立ちはだかる様々な壁、今でこそジェンダー論が活発に議論されてはいるものの、昨今の森会長の発言のように、人の考えの奥底にはやはり潜在的な固定観念は必ず存在していて、そしてそれ自体>>続きを読む

時の面影(2021年製作の映画)

3.6

割とステレオタイプというか、そこまで意外性はない展開にゆったり進むストーリーなので地味っちゃ地味かも。ただカメラワークがすごく秀逸で、当時の美しいイギリスの風景を堪能することが出来るのは眼福。サイドス>>続きを読む

ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)

3.9

インド映画というよりはインドが舞台のアメリカの作品という感じ。
1000もあったカースト制は廃止されたが未だに残る2つの相反するカースト、腹が膨れる側か腹が凹む側か。後者は籠の中の鶏、何をされようがそ
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ハニーボーイ(2019年製作の映画)

3.7

全体を見れば納得いくストーリーなんだけど、なんとなく会話のやり取りなんかが終始斜め上をいっているせいか、そこまで感情移入することもなく。ちょっと入り込めないところもあって、悪く言えば雰囲気映画な側面も>>続きを読む

幼い依頼人(2019年製作の映画)

3.7

児童虐待、マインドコントロール。韓国で2013年に実際に起こった事件を元にして描かれた作品。元にしているだけでフィクションではあり、弁護士事務所のくだりや、近所の人たちの対応、証拠映像など少し脚色が過>>続きを読む

コリーニ事件(2019年製作の映画)

4.1

ドイツで60年代に制定された戦争犯罪が免除されるドレーアー法だなんて法律があることを全く知らなかった。この到底信じがたい法のおかげで苦しんだ人達がどれだけいたのだろう、彼らの苦しみは想像を絶する。新人>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

3.5

割ときちんとしたホラーで、時代背景や宗教観やプロップ、音楽、演技も含めていい素材が揃ってるけどあまり入り込めなかったのは、ロリ顔のアニャテイラージョイちゃんが可愛過ぎるせいで狂気成分が不足していたから>>続きを読む

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.8

ブラジル生まれのホラー?スリラー?スプラッター?なんとも形容し難い、型にはまらない不思議な映画。シナリオは予測不可能、頭おかしな奴、めちゃくちゃ性格悪い奴、唯一主人公らしきテレサもあまりフィーチャーさ>>続きを読む

Mank マンク(2020年製作の映画)

3.7

少なくとも「市民ケーン」の内容と当時の上映時の背景を事前に知っておかないと、何の予備知識もない状態で観てもなかなか理解しづらい内容かと。自分も映画を観たのはかなり前で記憶が曖昧だったので、ついていくの>>続きを読む

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.8

ダウン症×ロードムービーといえば昔見た「八日目」を思い出す。本作のザックも類に違わず恐ろしい程に純心、そしてひたすらにポジティブ。その存在自体が周囲の荒んだ人たちの心の隙間に入り込み、彼らを巻き込んで>>続きを読む

オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

3.8

ビル・マーレイの飄々としたジゴロの父親役があまりにもハマり過ぎ。もはや物事全てを達観したかのような振る舞いがもの凄く合っている。結局娘に不満をぶちまけられ哀しい顔のままフェードアウトしてしまったので、>>続きを読む

わたしたち(2016年製作の映画)

4.3

イ・チャンドンがプロデュース&某映画ブロガーが100点をつけていたので、公開当時からずーっと気になっていたけどなかなか見る術が見つからなかった作品。んで今日雑誌を読んでいると今年のナンバーワン作品「は>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

生徒会長なのに真面目さが故にスクールカーストの下の方に位置するモリーとエイミー。低カーストの女同士の友情モノといったら傑作「レディバード」はそういえば女優兼監督のグレタ・ガーウィグだったけど、こちらも>>続きを読む

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.7

内容としてはもの凄くヘビーなんだけど、そこまで悲観的にはなっていない。もちろん、社会福祉も受ける知識すらなく社会の末端に生きる兄妹、選択肢もなく体を売る(売らせる)だなんて、もの凄くしんどいし、社会派>>続きを読む

ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

3.8

赤ん坊を思いやる健気な母親であるところをたっぷり見せといてからの強盗シーンでいの一番に頭吹っ飛ばされるところを見せつける演出、この監督は相当性悪というか最低過ぎて受け付けない人いるだろうな〜という印象>>続きを読む

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.2

アメリカ南部で冤罪に立ち向かう一人の若き弁護士の活躍、実話を元にした映画。舞台はアラバマ州、まさにアラバマ物語の90年代版…とはいえ、時間を経ても何も変わってないのが恐ろしい。冤罪、黒人、裁判はもはや>>続きを読む

監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影(2020年製作の映画)

3.8

まさに今このコロナ禍で起きている馬鹿馬鹿しい予防法のフェイクニュースや「コロナはただの風邪」という狂気じみた言説、ヤフコメやTwitterで見られるいわゆるネトウヨと呼ばれる人たちの過激な煽りで二極化>>続きを読む

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.9

美しい絵画を観ているような。どこを切り取っても絵になる。静かな映画館に響き渡る2人の荒い吐息までなんだか芸術的。エロイーズ役のアデルエネル、年齢の割に法令線が深くてケイトウィンスレット顔だな〜と。ノエ>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.9

とある幽霊の物語。途中から幽霊の視点で進む。日本で言うなら地縛霊?ただそんな恐ろしいものではなく、未練を残した幽霊が時代を超えて彷徨う様は、そのフォルムも相まって妙に切ない。「もう来ないみたい」と言い>>続きを読む

フランクおじさん(2020年製作の映画)

3.6

都会だとある程度LGBTは受け入れられても田舎だとまた話は別。現代でもそうだけど70年代となるとまだまだ、それに加えてキリスト教の宗教観が加わる事で彼らは蔑みの対象となる。途中まで割としんどい展開もあ>>続きを読む

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.7

退屈な日々をどうにかしたい自分を周りを変えたいと思う気持ちは特に若い頃はほとんどの人が経験する感情であって、もし自分がこんなことやったらどうなるんだろうと妄想することは多々あれど、それを行動に移すかど>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.5

映像はすごい。CG作画頑張ったなと。ストーリーはうーん、よくある邦画らしく説明くさい、そしてさあ泣いてくれと言わんばかりの演出だったので、まあなんというか、大衆邦画が好きな人には合うかも。もの凄く言葉>>続きを読む

希望の灯り(2018年製作の映画)

4.3

カウリスマキの作品と邦題が被ってたせいかなんとなくスルーしていた本作。開始10秒で「あこれ好きなやつ」と期待。そして進むにつれて期待が確信に変わる。まずもって深夜の大型スーパーという舞台が好き。登場人>>続きを読む

サタデーナイト・チャーチ 夢を歌う場所(2017年製作の映画)

3.3

名作ドラマ「POSE」が好きな自分にとってはあの2人が出てきて凄くうれしかったんだけど、とにかくミュージカルシーンが唐突過ぎてちょっと。感情が昂って現状逃避するならわかるんだけど、何気ない会話シーンで>>続きを読む

特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)

4.0

バディもの、いや超絶敏腕アシのローセ入れると3人組が、巨悪のヘイトクライムに立ち向かう極上エンタメサスペンス。こういう未解決事件なんかを扱う警察モノはだいたい面白いけど、特捜部Qは頭ひとつ抜けてる感じ>>続きを読む

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.3

夏帆以外の誰にも感情移入出来ない。長澤まさみのクズっぷりがただひたすらにイラつく。なぜ彼女があそこまで独占欲の強い自堕落な最低野郎になったのか、家庭環境は結構まともそうなのにそこが全く描かれないので作>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

導入部分のスピードがもの凄い早くて誰が誰なのかわからないまま気づいたらもう裁判のシーン。入り込めなくて不安だったけどそのあとグイグイ引き込まれた。こういった史実が今になって映像として広く知られるのはと>>続きを読む

異端の鳥(2019年製作の映画)

3.8

原題は"The painted bird”。劇中にも登場する、ただ色を塗られただけの鳥が群れから攻撃され排除され死んでしまう様が、そのまま主人公の少年にも当てはまる。戦時下の東欧で、行く先々に潜む大人>>続きを読む

ボーイズ・イン・ザ・バンド(2020年製作の映画)

3.5

ライアンマーフィーっぽさ全開の映画。とにかく皮肉たっぷりの会話の応酬が超高速で繰り広げられるのでついていくのに必死でちょっと疲れた。

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.2

ジョナヒルすげー。やってくれましたな。
シナリオとしては意外性はなく、全部があるあるなんだけど、なんというかシーンそれぞれ、出てくるキャラクターが全て愛おしい。憧れの人たちの会話に耳傾けながら笑顔でデ
>>続きを読む

バグダッド・スキャンダル(2018年製作の映画)

3.6

巨悪vs一端の外交官。しかしこの作品の巨悪は半沢直樹なんかとはレベルがまるで違う、国連や政府、巨大企業という到底抗えない世界規模の不正。民主主義に汚職はつきもの。国連に限らずこういった汚職はいたるとこ>>続きを読む

アメリカン・マーダー: 一家殺害事件の実録(2020年製作の映画)

3.6

母親がアップしたSNSのムービーや警察のボディカメラ、ニュース映像や尋問室や隣の家の監視カメラまで、とにかくものすごい映像素材が豊富で、もはや撮られてないのって殺害のシーンだけなんじゃないかという感じ>>続きを読む

風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

3.7

よく言えば良質ヒューマンドラマのお手本のような、教科書のような作品。悪くいえばステレオタイプな作品でなんの意外性もないので少し退屈かも。マラウイの美しい景色と謎の部族の踊りはいい要素。

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