krdbさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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スキン~あなたに触らせて~(2017年製作の映画)

3.8

さすがに顔にケツの穴がるのはやりすぎでは…?他の人は現実に存在するのになぜかこの子だけありえない設定なのが謎。Netflixローンチ初期から配信されてる作品、いかにもNetflixオリジナルっぽいタブ>>続きを読む

義兄弟 SECRET REUNION(2010年製作の映画)

3.5

北朝鮮の工作員がテーマの映画はどうしても重い話が多い中、こちらはその要素こそあれどソン・ガンホーのキャラクターもあってか笑って泣けるアクション作品になっている。ツッコミどころはあれどよく出来たエンタメ>>続きを読む

アメリカン・ファクトリー(2019年製作の映画)

3.9

下手なホラーより恐ろしい。互いが互いを理解するフリだけして、結局のところ根付いている価値観によって心の奥底では蔑み合っている。ごく一部、精神的な交流で理解が得られたとしても、それは仕事という面では別の>>続きを読む

名もなき生涯(2019年製作の映画)

3.6

仕事の後のテレンス・マリック3時間はほぼ間違いなく寝る!と半ば諦めて見始めたら思いのほか寝なかった(神の話始まったあたりで10分くらい意識飛んだけど)。

「世界ふれあい街歩き」ばりに広角レンズ&低め
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

キャストとプロップは豪華だけど正統派ミステリーなので基本的には地味。途中少しカーアクション要素もあったけど。古き良き謎解きモノを見ているような感覚。伏線回収が散りばめられたよく練られた脚本でテンポもよ>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.2

70年代のクールでドラマチックな音楽や赤を基調とした原色の眩しいフィルムライクでノイジーな映像で表した陽気な黒人文化を絡めつつ、スパイク・リー特有のユーモアたっぷりの演出、終始観ていて心地いい。
だか
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ひとつの太陽(2019年製作の映画)

3.8

台湾映画らしい、どことなくゆる〜い雰囲気。シリアスなシーンでコミカルな音楽が流れちゃう感じ。正直ストーリーは重いし、母親の気持ちを察するといたたまれないはずなのに、すんなり受け入れられるのはそういう演>>続きを読む

エクスプローディング・ガール(2009年製作の映画)

3.9

終始客観的にアイヴィの表情を追いかけるようなカメラワーク。ワンカットが長く、セリフも少ないためとにかく静か。淡々としたストーリー。でもそこにはアイヴィの感情が渦巻いている。病気により常に引け目な態度で>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

やっと、やっと観れた。
序盤はコメディチック、パズルのように伏線が回収されなるほど、という進行からのインターホン越しの恐怖以降、えっどうなんの?どうなんの?というシナリオ。全く読めない展開にハラドキ。
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失くした体(2019年製作の映画)

4.2

開始数分でアダムスファミリーかな?と思ったのも束の間、独特の手描き風アニメーションの質感、音楽、ストーリーにどんどん引き込まれる。すごく不思議な世界観。もの凄くセンスがいいのはわかるんだけどそれ以上に>>続きを読む

ウォーリアー(2011年製作の映画)

4.3

この配給をしていた会社に入るきっかけになった作品。ものすごい熱量の素晴らしい感動を覚える映画。なぜ興行されないのかホント謎なほど。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.7

空想上の友達が出てくる時点で10歳のジョジョ目線で展開されているってことを事前に理解してないと、コメディ要素と戦争の悲惨なシーンが交互に繰り返されるのに少し戸惑ってしまい入り込めない。出てくるキャラク>>続きを読む

ロニートとエスティ 彼女たちの選択(2017年製作の映画)

3.9

試写会にて鑑賞。LGBTモノの中でも少し珍しいユダヤ人コミュニティ、レズビアンの話。特に性愛に関する戒律は異常なほど厳しく、同性愛なんて言わずもがな、夫婦間のセックスですら毎週金曜限定、体位は正常位の>>続きを読む

二重生活(2012年製作の映画)

3.5

ロウイエ版ソープオペラ。撮り方が美しいが、事故のシーンはなんだか凝った画でちょっと意外というか異質だった。相変わらずの狩野英孝似。浮気するところまで似てる。

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.3

終戦後、捕虜となったドイツの少年兵たちが強制労働としてデンマーク海岸線に埋められた地雷除去をする話。そもそもそんな史実があったことすら知らなかった。彼らを統括するデンマーク軍の軍曹との交流もテーマ。>>続きを読む

さよならテレビ(2019年製作の映画)

4.4

昨年至るところで面白いというレビューを見かけてどうしても観たかった作品。ようやく観れたが、なんともレビューしづらい作品…。

ローカルニュース番組のメインキャスターながら過去の「怪しいお米セシウムさん
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名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)

4.0

スゴい練られた脚本。見事な伏線回収。時間軸が行ったり来たり、裏切り裏切られ色々と複雑なんだけどその見せ方も上手くてノーストレス。そして展開が読めない。演技も素晴らしい。ソル・ギョングは言わずもがな、イ>>続きを読む

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.6

名作ドラマ「ニュースルーム」のアーロンソーキンお得意の怒涛の高速カット割&高速会話・NAで情報に追いつくのに必死で初っ端から脳みそフル回転。一人の女性の半生…つっても原作書いた時点で35歳?ドラッグ漬>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.8

3時間半という長尺ながらも割とテンポがいいので結構すんなり見れる。マフィアものだけど史実と虚構を混ぜて意外に終始アッサリとした印象。板挟みのデニーロがあまり威厳がなくどちらかと言うと人間臭く頼りない感>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.6

サスペンス要素はほぼなく思った以上にシンプルなシナリオ。画がカッコよく美しいが特に音楽が素晴らしいと思い、調べたらレディヘの人が担当とのこと。殺し屋かつ探偵かつ暗い過去を持ち常に自殺願望がある精神不安>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.7

仕事関係でムビチケを貰ったので鑑賞。見終わった後の友人の第一声は「結局のところ宇宙を舞台にした家族間の壮大なケンカだったね」と。まあ確かに。サブキャラ以外はみんな血縁関係だし。
VFX技術が素晴らしい
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家族の庭(2010年製作の映画)

4.0

主人公はトムとジェリーの誰もが羨むような仲の良い老夫婦…ではなく実はメアリーという孤独な中年女性。明るく朗らか、世渡り上手な夫婦に対して、何もかもが不器用で常に爆発しそうな危うい精神状態のメアリー。沈>>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.6

レイアが死…なんのか〜い!のシーンはちょっと笑った。そんなにSWファンというわけでもないので色々ツッコミどころもあるけれど、ソコソコおもしろかった。アダムドライバーの顔面とこもった声質はちょっと癖にな>>続きを読む

ドント・ウォーリー(2018年製作の映画)

3.6

身障者の心温まるストーリーかと思いきやどちらかというとアルコール依存症、自助会、そして宗教。自分にはあまりピンと来ない要素も多い&時間軸が行ったり来たりなのでわかりづらい部分もあったけど、不思議と居心>>続きを読む

ラッキー(2017年製作の映画)

4.0

ナッシング。ウンガッツ。
死の間際に孤独な、ではなく一人暮らしの男が経験する様々な死生観、価値観との出会い。全編を通してウィットに富んでおり何とも心地よく、それでいて考えさせられるセリフも多い。いい映
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

4.3

LGBTがテーマの映画ってやっぱり男女間の恋愛とは違いどうしても登場人物がそれぞれ度合いは違えど負い目を感じているからか、感情の起伏が丁寧に、非常に繊細に描かれる切ない作品が多い。よってヒューマンドラ>>続きを読む

プロジェクト・グーテンベルク 贋札王(2018年製作の映画)

3.3

試写会にて。司会の方が「忌憚のない意見をお願いします」と仰ってたので、思ったことを時系列でそのまま箇条書きにします。

・東映のビル7階試写室、知り合いいるかも?なんか恥ずかしい
・年末の華金なのに当
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.9

本人たちの意志に反してどんどん周囲を固められて気づいた時にはもう遅い、修復不可能な関係。ちょっとの気遣いでなんとかなったもののが、少しづつ歯車が狂い始めて大きな溝に。激昂して言い合うシーンがまさにそれ>>続きを読む

i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

4.2

令和おじさんブームも結局は内調によるものだったのかなと。まるで戦前の政治を見ているような、もはや開いた口が塞がらない、言論統制メディア統制の酷い惨状に対し孤高に闘う一人の女性記者のドキュメンタリー。も>>続きを読む

ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

3.6

大好きな名作ドラマ"THIS IS US"の製作陣の映画ということで、寝不足&疲れ切った金曜の仕事終わりの夜に映画館へ赴きようやく鑑賞。ナレーションベースで物語が進むのだが、このナレーションが本屋で作>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.8

まさにちょうど今「桜を見る会」絡みでマスコミの情報操作が取り沙汰されてる中、なんともタイムリーというか。左寄りだとかではなく、もはや事実を写したノンシィクションと言えるかと。映画本来が持つメディアとし>>続きを読む

フリーソロ(2018年製作の映画)

4.4

フリーソロという命綱なし身体一つで断崖絶壁を登るロッククライミング。ただ岩壁を登る、それだけ。なのに恐ろしいほどの感動を覚える。無計画に登っているように見えて、実はロープありの状況で本番までに何度もク>>続きを読む

我は神なり(2013年製作の映画)

3.5

まず何より画が気持ち悪い。あまり他では見ない、リアリスティックなのかそうじゃないのかわからない独特の動きのアニメーション。特に顔の造形、実写だと韓国映画は基本どんなジャンルでもイケメン美女が数人登場す>>続きを読む

羊飼いと風船(2019年製作の映画)

3.5

観賞前から眠くてあくび連発の状態で上映開始。序盤テンポよくてもころどころシニカルな笑いもあり。中盤、おどろおどろしいチベット仏教の読経が始まり抽象的な画と共に夢か現か、というシーンで自分自身もいつの間>>続きを読む