らくさんの映画レビュー・感想・評価

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.2

映像が素敵すぎて終始ドキドキした。色彩感覚のセンスがすごい。
日本の映像でこんなに彩度高いと非日常的に見える。でも内容は日常を描いている。

休日を楽しく過ごすための努力を忘れてはいけないなと思った。

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

3.9

すごいパフォーマンスと演奏で興奮と熱狂なんだけど枠からはみ出すことはない、計算された正確さがあって恐ろしくもある。
歌詞すごくよくて字幕ばっかり見てしまったのもったいなかったかな。
トムトムクラブ癖に
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.7

宝石店の強盗のシーンなしでこんなに見応えあるのすごい。
人物の素性が分からない最初のうちは長い会話に集中力が切れてしまった。
でも後半からはみんなに愛着が湧いてくる。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

理解が追いつく前にクライマックスになってどんどん伏線回収されていって訳分からんかった。
けど理解できなくてもかなりおもしろかったのは、ハラハラドキドキする展開もあって、ストーリーとしても綺麗にまとまっ
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.0

パッケージの印象から、音楽を聴きながらゆったりと美しい映像を楽しむ映画かと思ったら違った。

現代的でリアルな辛さが刺さる。それぞれの気持ちが理解できるのでなんともやるせない。後半妹のエミリーの視点が
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天国にちがいない(2019年製作の映画)

3.9

おもしろかった~。
何かしらの風刺なんだろうなって思うシーンはたくさんあったけどよく分からなかった。分からなくても十分おもしろい。
馬が通ったすぐ後に糞を掃除する機械が通ったり、警察がセグウェイで人を
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

自由気ままに生きているように見える一方、追いやられた逃げ場のなさを感じる。映画の後半の、海岸に出たシーンがそれを象徴しているように見えた。

動物園でワニ見ておじさんとおばさんがはしゃいでるところ
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.8

最初の不穏さがイレイザーヘッドを彷彿とさせ、ホラーかと覚悟したけどいい話だった。白黒の映像もいい味出してる。

実話が基になっているというのも驚いた。むしろ本人のジョセフ・メリックは自分で行商人として
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.6

勝手に殺伐とした話だと予想してた。実際は、登場人物が丁寧に描かれていて、周りの人の優しさに触れるあたたかい話だった。

しかし逆にこれくらい気にかけてくれて優しい人達が周りにいてくれなければ、更正する
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.9

ラスト衝撃でした。

登場人物の過去やトカゲ部屋など説明されない部分がより怖く感じる。

冒頭の、日本の曲流しながら女の子が踊ってるシーンがなかなかシュールでアガります。

ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

2.2

かなりドラマっぽい演出が多かった。
安楽死という答えの出ないテーマで、途中まではいろんな人の視点から考えられたが、最後は警察としての正義らしさを無理に託つけて放り投げた感が否めなかった。

ソナチネ(1993年製作の映画)

-

沖縄の踊りのシーンとか落とし穴とか、あのシュールさが笑いを誘うようでもあり、かえって冷たさを感じさせるものでもあった。

正直分かったようであんまりよく分かりませんでした。

ホステル(2005年製作の映画)

3.1

拷問シーンはグロいけど、話の流れが読めてしまうのであまり恐怖は感じなかった。
ストーリー自体はスタンダードかつスッキリする結末なので見やすいと言えば見やすい。

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

2.8

事故物件っていう生活に直結するホラーは生々しさがあって怖い。
ヒロインの子あんなにひどい目に遇わされてるのにそれでも好きでいられるところが不思議すぎる笑
最後ギャグっぽくなってめちゃくちゃになるところ
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.6

吹替で観たせいで胡散臭く感じてしまった。字幕で観てたら印象変わったかもしれない。
鹿食べてるシーンはなかなか怖かった。
あのラストはけっこう好きだな。
祈祷の躍りのシーンが最高。

スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.4

めちゃくちゃ久しぶりに映画館でホラーを観た。
内容はテンプレのホラー映画って感じなんだけどお化けがキモいおかげでけっこう怖い。
キモいお化けに追いかけられるの嫌すぎる。

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.0

かっこよくてワクワクしてしまう映画。
ナッドサッド語がクセになる。
ポップなようでシニカルなようでポップなのがたまらない。

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

3.8

ほのぼのした前半と戦争が身に迫ってくる後半とのギャップにドキッとさせられた。
戦争が描かれている映画は荒んだものが多く、自分たちとはかけ離れているように映りがちだ。しかし、すずさんたちの生活はあたたか
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

予想してた最悪なことが次々と起こる。観てる側も大体どうなっていくのか予想がつくのだけれど、その予想を絶妙に上回る気色悪さがある。

こういうカルト系のホラーは怖いな。集団ヒステリーへのなんとも言えない
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

コメディ的なドキドキからスリラー的なドキドキに変わっていくのが最高だった。
いろんな伏線があっておもしろかったな。
ダへかわいい~

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.8

かなり気色悪いんだけど、現実の嫌悪感を最大限に誇張した悪夢という感じで生々しくもありおもしろかった。モノクロの映像なのにここまでリアルなエグさがあるのもすごい。
夢の中で何が起こるか分からないけど自分
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.1

リアリティのダンスの続編のホドロフスキーの青年時代の話。
88歳の頃の作品だそう。相変わらず世界観が完成されている。コントラストのきいた色彩感覚も好きだ。

ホドロフスキーの人生を一緒に歩んでいるよう
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惑星ソラリス(1972年製作の映画)

3.8

タルコフスキー独特の不気味さと宇宙の不思議さが相まって生々しささえあった。

内容的にてっきりキューブリックの2001年宇宙の旅をリスペクトして作ったのかと思ったら、
タルコフスキーは宇宙の旅を観て
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アメリ(2001年製作の映画)

3.8

シュールでかわいくてワクワクする映画でした。
クセのあるセリフが良かった。
アメリの憎めない性格も好きです。

色彩やファッションも見ていて楽しい。

イディオッツ(1998年製作の映画)

3.5

トリアーのこのドグマ95を意識した映像を観ることができてよかった。
ぶっ飛んだ設定だがこれはずっと健常者の目線で描かれてるし、観る側に判断が委ねられている。

しかしあんまりストーリーがないので途中で
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.7

やっぱりビートルズってすごい。
これ観てからまたちゃんと聴き直したいと思いました。

いろんな小ネタや笑えるシーンがあっておもしろかった。
ストーリー自体は王道ではある。

屋上でHELP歌ってたシー
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マンダレイ(2005年製作の映画)

3.7

やっぱり社会には階層があるからこそ成り立っている部分がある。愚かな者はずっと愚かでいるほうが楽に生きられるはずだ。
平和で平等な世界なんてありえない。
でも結果的には被支配者が等しく貧しくなる。

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

さすがタランティーノ作品、特に意味のない会話がおもしろいし、車のシーンをかっこよくみせるのが上手すぎだし、踊ってるシャロンが可愛すぎた。

リックとクリフの関係性もすごく良い。
リックのガサツだが可愛
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荒野の千鳥足(1971年製作の映画)

3.7

物語の展開がダラダラに感じてしまってあまり合わなかった映画。

しかし酒に酔ってからのシーンがおもしろかった。
カンガルーの狩りなんか驚いた。実際にハンターが狩っている映像を使用しているそう。
今じゃ
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

4.4

ホドロフスキー監督の自伝的な映画。とても良かった。

悪夢と幻想が混ざったような不思議でめちゃくちゃな映像なのに現実の生温い感触もある。ずっとホドロフスキーの世界から離れることはなかった。

突飛な発
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ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

3.7

リンチ感があんまりなかった。

じんわりいい話。この手のいい話の映画は好きではないけどこれはすんなり観れた。
おじいちゃんがいじらしくも愛しい。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.7

お母さんと妹が怖すぎた。
展開が読めなかった。

最後ぶっ飛んでて笑ってしまう。

カスパー・ハウザーの謎(1974年製作の映画)

3.8

小人の饗宴と同じ監督とのことで観てみた。
最初は気味が悪くて変な映画だなと思っていたが、観進めるにつれそうでもなくなる。
この映画もこちらの認識を改められる作品だと思う。

知恵、言葉、論理をだんだん
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サンタ・サングレ/聖なる血(1989年製作の映画)

4.2

すごくおもしろいし意外と観やすかった。

前半はエルトポのようなめちゃくちゃさと胡散臭さと倫理観を疑うようなシーンもあるが、そこも観ていて飽きない。
クライマックスの部分は怖かったな。

奇抜なホドロ
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