kuraさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望(1995年製作の映画)

3.6

SFと時代劇の融合

敵の造形、殺陣、作画、演出、音楽の使い方、展開。そのどれもが秀逸。
(演出 原恵一 演出助手 水島努)

96分という中に、しんちゃん映画らしさが余すことなく詰まっていて見応え
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ハナレイ・ベイ(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

村上春樹原作作品

サーフィン中の事故で一人息子を失ったシングルマザーのサチ(吉田羊)

必要最低限のセリフや描写から読み取る映画なのかなと思いました。

ハナレイ湾の優美な風景、雰囲気、波の音

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センチメンタルカラス(2014年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

15分のショートムービー

カラスは言う
「あなたが捨てたもの、何かひとつ取り戻せますよ」

“今、楽しんでる?”

YouTubeにて鑑賞

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.7

「人は人のどこに、何に惹かれるのか?」

鑑賞後の率直な感想は、自分は何を見たのだろう、なんだこれは、でした。

・全くの別人だが、同じ顔の男
亮平、麦(東出昌大)

・その男(愛した人、忘れられない
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

2.9

原作未読

この豪華メンバーの中で主役(響)を見事に演じた平手友梨奈さんが存在感ありましたね。

決して面白く無かった訳ではないのですが、
所々にリアリティの無さを感じ、ここで終わるのかというラストも
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

「お金、愛、バイオレンス、性」

予告編を見た時から、ただならぬ雰囲気を感じていましたが、まさかここまでとは。

同監督『ヒメアノ〜ル』を鑑賞した時と同じ様な感覚になり、見るのにかなりのエネルギーを使
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

3.3

喫茶店『フニクリフニクラ』で繰り広げられる、四つの物語。

松重豊さんと薬師丸ひろ子さんの夫婦のエピソードが一番良かったと思います。
(松重さんの素晴らしい演技に涙腺が…)

吉田羊さんも印象に残りま
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おにいちゃんのハナビ(2010年製作の映画)

4.5

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新潟県片貝町
この小さな町の花火には
一発一発に人々の想いが託されている。

実話を基にした映画。

引きこもりの兄(高良健吾)
白血病の妹(谷村美月)

妹の願いの為に、自分自身の為に。

終盤は涙
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音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018年製作の映画)

2.4

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相変わらずの三木聡ワールド。

ぐるんぐるんカメラワーク。奇抜な色彩&キャラクターたち。

※三木作品の名物、台詞の中に、さらっと名言がありました。

“ロックの最大の敵はWikipediaじゃねぇの
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.4

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“忘れるわけないだろ”

良い検事の定義とは?

木村拓哉、二宮和也
吉高由里子、松重豊、大倉孝二、酒向芳

俳優陣の重厚な演技に画面が引き締まる。

自分の正義に固執するがあまり、正義(人の道)から
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ハード・コア(2018年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

"間違ってるのが世の中だろ?“

山田孝之×荒川良々×佐藤健
withロボオ

多分、内容の半分も理解できていないので、この作品に対する適切な言葉が出てこない。
(安易な気持ちで見る映画ではないのかな
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blind(2011年製作の映画)

3.0

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Turning away from today's reality will blind our future.
(現実に目を閉ざすものは、未来に盲目である)

東日本大震災が起こった時に、原発問題の
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私の人生なのに(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

【失うことが人生】

前半、中盤が少し残念かなと。
(上から目線で申し訳ないですが、エキストラのいかにもエキストラです感、意図のわからないシーン等)

ただ、終盤にこの映画のメッセージが詰まっていまし
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未来のミライ(2018年製作の映画)

2.7

過去、現在、未来(ミライ)

自分の幼少期を思い出してみたり

ひょっとしたらあの出来事はこうだったのかもしれないなと想像してみたり

色々な事を感じました

“何事にも最初はある”

“ほんのささや
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センセイ君主(2018年製作の映画)

3.2

同監督「君の膵臓をたべたい」とは違った浜辺美波さんが観れる作品。

月川翔監督は映画だけでなく、テレビドラマ、ミュージックビデオ、CMなども手掛けているので、多彩な演出、キャストの魅力を引き出す撮り方
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CHiLDREN チルドレン(2006年製作の映画)

2.4

原作:伊坂幸太郎

家庭裁判所調査官の陣内(大森南朋)

正直なところ、陣内は誰がやっても無理じゃないかと思っていましたが、大森南朋さんは陣内でした。

ただ、大事なエピソードやセリフが抜けていたりと
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空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

3.7

「正義の連鎖」

※正義=人の道にかなっていて正しいこと
正しい意義、正しい解釈

・市場の原理、リコール隠し、保身
・中小企業だからこその強み
・大企業であるが故の弱み、闇

豪華キャスト皆さんの演
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想影(2016年製作の映画)

3.3

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30分の短編映画

甘酸っぱくて、切ない
でも、切ないだけじゃない

彼女なりの"けじめ”

欲を言えば、大人パートも高杉真宙さんで観たかったですね。

イルマーレ(2001年製作の映画)

4.0

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韓国映画を好きになるきっかけとなった作品。時間軸を上手く使った名作だと思います。

切なさもありますが、今後を想像させるラストがお気に入り。
(あの時間軸では)きっと二人は幸せになったはずだと。
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名探偵コナン 江戸川コナン失踪事件 史上最悪の2日間(2014年製作の映画)

3.3

名探偵コナン×鍵泥棒のメソッド

さすがの内田けんじ脚本。名探偵コナンの良さを生かしながらも、らしいストーリーだったと思います。

『鍵泥棒のメソッド』のその後でもあり、パラレルワールドとして観ると良
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モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.6

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1977年に97歳で亡くなった画家、熊谷守一さんの、とある一日のできごと

・蟻、蝶、カエル、カマキリ、メダカ、猫、草花、石ころ
・カレーうどん、ドリフ、電話

一見、何気のない日常の中に色々な物が見
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世界でいちばん長い写真(2018年製作の映画)

3.2

『あるカメラとの出会いが僕らを変えた』

高杉真宙、松本穂香
二人の演技に魅せられる。

THE青春映画
(まったり爽やかな)

"何をやろうか迷ったら、誰を喜ばせたいか”
それを考えてみるといいかも
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「素敵な恋、きっかけは雨」

とにかく小松菜奈さんの演技に魅せられる。
(店長といる時の仕草、目、表情)

大泉洋さんもさすが。
(戸次重幸さんとのTEAM NACS共演シーンが良いです)

これから
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羊と鋼の森(2018年製作の映画)

3.5

『整調、整音、調律』

ピアノ調律師の話。

ピアノを弾いたことはなく、専門的な知識もありませんが、しっかりと心に響きました。

"ピアノと向き合う事、考えて届ける”

板鳥さん(三浦友和)の存在感、
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.9

素直にありがとうございますの96分。

映画2本分見せてくれたような、DVDにメイキングが付いていた時のような、お得感。

映画鑑賞で久々の感覚を味わえました。

そこに行き着くまでの過程はどうであれ
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ルームロンダリング(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

「こじらせてきた分だけ幸せになれる」

※ルームロンダリング
(事故物件に住み、その履歴を帳消しにすること)

設定自体はオカルトですが、どこか現実的でもある。

ワケありだらけの人達との交流の中で、
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インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

3.9

前作を軽く超えてきた。面白すぎる。

・躍動感の溢れる映像
・CGのクオリティ
・エンドロールの入り方と音楽

とにかくセンスの塊。

家事、育児、ヒーロー。最高で最強の家族。
そして、やはりママは強
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ラブ×ドック(2017年製作の映画)

2.4

『甘味、苦味、酸味』

映画というよりは2時間ドラマっぽい。

終盤、ラストが悪くないだけに、前半が非常に勿体無く感じました。
(何度も停止ボタンを押しそうになる)

なんだかんだ最後まで観れたのは、
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ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

2.8

原作:東野圭吾

ラプラスの悪魔、物理法則、物理現象、量子力学

かなり独特な世界観を持つ作品かなと。

"ありえない”の一言で片付けてしまえばそれまでですが、興味深いテーマだったと思います。

広瀬
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東京家族(2012年製作の映画)

3.6

きっと、誰にでも当てはまるような家族の物語。

これからの人生を歩んで行く上で、この作品を観ておいて良かったと思える瞬間に出会うと思います。

この作品を観て感じた気持ちは忘れないでいたいです。

ひまわりと子犬の7日間(2013年製作の映画)

3.4

“少し想像してみよう、日々殺されている犬や猫たちのこと”

殺処分問題を扱った作品です。

一つ確かなことは動物には何の罪もないということ。

人間の良い所も悪い所も見てきた中で、ひまわりはちゃんと覚
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油断大敵(2003年製作の映画)

3.1

「刑事と大泥棒の友情」

新米刑事の関川仁(役所広司)
妻に先立たれ、男手一つで娘の美咲を育てている

大泥棒の猫田貞吉、通称ネコ(柄本明)

・関川が刑事としても父親としても成長していく姿
・ネコさ
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50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

3.7

日本版(リメイク)から洋画版(オリジナル)と通常とは逆のパターンでの鑑賞。

リメイク版が良かったのも、やはりオリジナルが素晴らしいからだと再認識。

ハワイの雰囲気とアダム・サンドラー、ドリュー・バ
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いぬやしき(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「僕が生まれてきた理由」

犬屋敷壱郎(木梨憲武)
家族、会社から蔑ろにされているサラリーマン
冴えない人生を送っていた彼に転機が訪れる…。

かっこいいだけがヒーローじゃない。
強いだけがヒーローじ
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ミッドナイト・バス(2017年製作の映画)

3.9

「家族の再出発」

東京-新潟間を行き交う深夜バスの運転手
バツイチの高宮利一(原田泰造)
※原田さんはこの映画の為に大型免許を取得したそうです。

東京では男、新潟では父親

優しさの空回り。
肝心
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50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

「彼女の為に皆は毎日優しい嘘をつく」

大輔、瑠衣(山田孝之、長澤まさみ)
存在感ある2人の演技力はさすが。

瑠衣の父、健太(佐藤二郎)
瑠衣の弟、慎太郎(太賀)
カフェ店員(スー、ニック)
大輔の
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