3skさんの映画レビュー・感想・評価

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.8

とんでもなくかっこいい映画だった。
原作とは違うリズム感・異なるアプローチで、ひとつの筋というか解釈に向かっていて、映画化ならではと感じた。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

豪華俳優陣と大資本で、芸術性の高い映画が作られたことが、今の時代に生きる者として、とーっても嬉しい気持ちになった。
好き嫌いがあるのは当然として、見たことない者をみさせてもらって、簡単ではない物語を与
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

カラー使いが非常に面白いのと、音圧があった方が楽しいので、課金してみた方がいい気がします。
それと、ノンモンしない無音表現のやり口があたらしってなった。

割と丁寧に描いているし、表現も話も面白かった
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.8

展開の多さと、え、これほんとに166分で終わる話?みたいな感じで体感時間的にハラハラしたけど、終わり方をみて、あぁ斬新。
もちろんツッコミどころは満載だけれど、そんなことよりも読後感がすごかったので良
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.9

消化はしきれてないが、ちゃんと合理的にシーンがつくられていて、見応えある映画だった。
3時間とはおもえないくらい、あっという間だった。理解できないことを恐れないことをお勧めします。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.8

やわらかい世界の創り方、さりげないユーモアの秀逸さが本当に好きすぎる。
ひとりひとりが愛おしい作品。

ナポレオン(2023年製作の映画)

4.5

重厚な作りですんごい迫力のある映画だった。英雄譚のはずだけれど、悪い意味での人間らしさと悲嘆が詰め込まれていた。
比較的長いかと思ったけれど、かなりテンポいいし、とにかく映像と音の作り込みが半端ないか
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不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.5

不安は二人以外の何かの視線から来ることを感じさせる画作りで、不安って描けるのかと観終わった後感動した。もちろんそこには二人の世界の美しさは欠かせないけれど。

天使の影(1976年製作の映画)

4.4

映像的な美はもちろんなのだけれど、声の質に注目。魂の奥底のような声は映画じゃなきゃ聴けない。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.4

すんごいパワフルで繊細な映画だった。音の響きのつくり方、とにかく余韻が美しいし、サラウンドもちゃんと画面に返ってくて、ギミックじゃなくて、音響的美学みたいなものが凝らされていた。
CGもすごい。きもち
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.5

体力ある日になんて思ったけど、あっという間に終わる。冒頭かっこよすぎたのもあるかも。エンドロールも環境音とコヨーテの鳴き声で終わるし。
ディカプリオの汚い歯が最高。
観てよかった

花腐し(2023年製作の映画)

4.5

座りながらの会話が聞けるのはやっぱり、色んな事象が重なり合ってるからで。韓国キュウリ焼酎横並び語りが好きだなぁ。
最後の方のHSノンモンの重みのある簡素さが象徴してる。絶妙に正解の長さだった。

正欲(2023年製作の映画)

4.7

人物たちの分かりにくさに丁寧に寄り添っていた。美しく、惹き込まれる映画だった。
ガッキー真骨頂かもしれない。すごい良かった。あと磯村くんが大好き。
水琴窟の音…!!

旅するローマ教皇(2022年製作の映画)

4.8

アーカイブ映像の編集と映画の音の演出。芸術に昇華しつつ、目立つような派手な演出はなく、その繊細さに圧倒された。
ローマ教皇の言葉はもちろん刺さるのだけれど、その言葉と行動がちゃんと現れるようにというか
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唄う六人の女(2023年製作の映画)

3.8

鈴木清順かと思う瞬間があったりもしたし、流れは面白かったし、ワクワクする予感に満ちた映画だった。

ただ予感なのよ。何か物足りなく感じてしまった。画作りとか、音楽とかが説明的すぎてちょっと飽きちゃった
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

5.0

念願の1本。
何がすごいってどこもチープなところがなくて、リッチで創造的なところ。豊かな時間が流れてる。映画館でみれてよかった。

僕は好きな映画、最高だと思う映画は眠気に襲われることが多いかも。頭の
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春に散る(2023年製作の映画)

4.5

話の展開がきもちよくって、非常にみやすかった。
敗者側がちゃんとかっこよくて、そこがこの映画で1番好きなところだったかも。
哀川翔の居酒屋のシーン展開、最高。

バービー(2023年製作の映画)

4.5

男であるだけで優遇されて生かされていることを自覚しなきゃいけないっすね。
随所の表現にやり込みとセンスの良さを感じて観ていて非常に楽しかった。
ラストの結末、無茶苦茶大事なこと言ってるような感じがして
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福田村事件(2023年製作の映画)

5.0

ただ、受け止めることしかできない。自分は歴史を繰り返す側にならないでいられるのだろうか。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

お説教のきらいな私は、宮﨑先生のお叱りを構えて行ったら、意外にもそんなことなくて、ただあの世界に圧倒された。映画もまた現実に隣接した世界。小市民の私はインコたちに感情移入しちゃいます。

君は放課後インソムニア(2023年製作の映画)

4.9

色彩も音も光も、美しく優しい表現で積み重ねられていて、すごく良い意味で柔らかで繊細な映画だった。
ひとりひとりの表情や話し方が本当に素敵で、心が揺れるのを感じた。
星を扱うところの難しさに向き合い、感
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オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

4.3

ラストシーン、2人が通り過ぎる老夫婦がおそらくマキ夫妻本人たちかしら。すごく好きなシーンだった。
ボクシングシーンだけ、今っぽい感じでびっくりした。

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.8

なによりも顔が本当にいい。2人の変化に心が潤っていく感じ。
音楽は基本に映画内音楽に限られているけれど、だからこそ、生活の中での感情のリズム感のようなものを感じられた。
家の軋み、列車の軋み、車の軋み
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翔んだカップル オリジナル版(1982年製作の映画)

4.6

最初は観やすいな〜と思ってたら結局とんでもない映画だった。
POVのカットに感情がめちゃくちゃ乗っていて、愛憎緊張入り混じった複雑な気持ちになった。
しかし、薬師丸ひろ子って見ればみるほどハマっていく
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セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

4.6

相変わらず、仕掛けがものすごい多い。
画鳴りに囚われない、台詞の聞かせ方についてはアイデアと実験に富んでて、リアルな音作りとかよりも、今聞かせたい効果音が明確で映画の音とはなにかと問われたような気がす
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

5.0

観終わった後の心地よい感じが、本当にこの映画大好きなんだなと思う。
音楽と踊りってめちゃめちゃ大事

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

4.8

めっちゃ笑ったな。やっぱりアントマンはコメディです。
なにせVFX,CGが本当に細やかで丁寧。これまた自然で、それだけでも楽しめる映画だった。そりゃエンドロールすごいことになる。
散りばめられたスター
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

4.9

音のコラージュがすんごい。ドルビーアトモス推奨。映画全体として、語りの構造がしっかりしている中で、カオスで瞬間が満たされている。音のコラージュを実現させているのは画作りからだなと改めて実感。
ただ、語
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

とんでもない映画だった。
CGも音響もやりすぎず、絶妙。マルチバースはひとつのジャンルとして成立し、新しい表現の受け入れ口となっていると改めて感じた。
今を生きる映画好きにも響くオマージュの数々。
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アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

5.0

愛の映画。見たことない世界な上、なんともお洒落な演出と構成。何か事件が起きることを期待していた自分が恥ずかしい。ただひたすらに物語に夢中になれる映画だった。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.5

画も音もそりゃ素晴らしいし、ほんとにあるんじゃないかとおもっちゃうような何も違和感のない世界観だし。まぁそりゃすごいんだけど。
物語がどうにも好きになれないというか、もちろんトラブル起こさないと物語は
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.9

人の入りにびっくりした。すげぇ人気。映画館に人がいるってなんかいいなと思えた。

ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

5.0

色彩豊かな映画。ノンフィクションものとは思えないくらい、あらゆる映像表現に挑戦していて、あっという間に時間が過ぎていく。攻めた作品でありながら、ひとつひとつ丁寧に凝らされた画作り音作りが積み重ねられ、>>続きを読む

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

5.0

こんなにも俳優との別れに向き合った映画はないと思う。涙なしにはみることができない。
ライアン・クーグラーの悪役造形は本当に大好き。ルドウィグヨーランソンの音楽もやっぱりグーグラー作品が1番イキイキして
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