marutabatsuoさんの映画レビュー・感想・評価

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靴ひものロンド(2020年製作の映画)

4.4

浮気により崩れゆく家族、愛憎の着地点。
少しの夫婦愛と家族愛、大きな憎しみが支配する地獄のような人生。夫、妻、夫の恋人、子どもたちの視点、時系列をクロスして見せる。

人生の後半、部屋が荒らされる事件
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.9

辛い現実が立ちふさがっていても、小さな幸せに気づけたら生きていける。優しい映画だねえ。

事情があり、川近くのアパートに越してきた青年。隣近所に住むダメ人間たちが「一緒に食べた方がおいしいよ」とズカズ
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

2.8

苦手そうだと思ってずっとスルーしており初鑑賞。公開20周年記念にIMAX上映しているので見てきたがやっぱり苦手。

あのゲームのようなファンタジー世界にまったく乗れず。指輪も敵も戦ってるのも途中でどう
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

3.8

レイヤーが多層過ぎて感情が追いつかない。さすが深田晃司作品。

再婚して越してきた旦那の親の持ち家。最初はうまく行っているように見えたが、それぞれのそれぞれの思いのズレが浮き上がり出し、さらにある不幸
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AKAI(2022年製作の映画)

3.9

しみじみ味のあるええ男やな。
浪速のロッキーこと赤井英和のドキュメンタリー。
12試合連続KOの伝説のボクサー時代の映像を中心に息子が現在のインタビューも交えて監督。

昭和の大阪下町の人情とノスタル
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彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

3.5

突然家を出てしまった妻。
なぜ? 何が起こっているのか? 残された夫と子どもたちの姿と、出て行った妻のシーンが時系列もさまざまにクロス。あえて分かりにくく見せて、最後のネタ明かしによって驚愕の事実が…
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.7

家族だと思っていた妹や母は実は……。退行催眠やら乗り移りやら後から後からめちゃな設定が乗ってくるサイコホラーだが見せ方上手くてちゃんと恐い。
ネタ明かしシーンはもう観客みんなしってますよ的にバレバレな
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226(1989年製作の映画)

3.4

二・二六事件という昭和の大事件を笠原和夫原作、五社英雄監督でやるのだから面白くならないはずがないのだが、どうも消化不良。
キャストも良いのに豪華すぎて話の中心線が見えづらかったか。

二・二六事件はい
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.9

性別も「普通であること」も超越したミー坊ことさかなクン役をのんに当てるという驚くべき最高のキャスティング。

小さな頃から魚が好きで「普通って何?」を地で行くミー坊。すべてを受け止めてくれる母に支えら
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

3.9

殺し屋志願の6人の女子たちが山で合宿。
『べいびーわるきゅーれ』で大興奮した阪元監督独特のノリも、正直ちょっと飽きちゃったなあと思っていたら後半一気に加速。

ダルめの殺し屋合宿から巻き込まれ型戦闘実
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

2.0

めたくそつまんなかった。

アメリカ人が考えた空想ジャパンが舞台なのは受け入れ難いがまあファンタジーとして良しとしよう。
けれど、運悪く閉鎖空間に巻き込まれた殺し屋たち、いかにも面白くなりそうなエピソ
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吉原炎上(1987年製作の映画)

4.5

「では頼みますよ、花魁」
これは絶対大スクリーン案件の激ヤバ映画だった。
明治終わり、遊郭街吉原大火のエピソードを元に、そこにいたるまでの遊女たちの生きる姿を描く。

特に前半は吉原のお仕事紹介的なシ
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7月の物語(2017年製作の映画)

3.8

多くの人が指摘するとおり、確かにギョーム・ブラックは現代のエリック・ロメールであり、フランスのホン・サンスだ。
夏のある一日を描いた2篇のオムニバス。ただそれだけなのに長い余韻が残る。素晴らしい

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Zolaゾラ(2021年製作の映画)

3.9

そうそうこういうの観たかったんよ。久々のインディペンデント感の強い鮮烈の一作。
出会ったばかりの女友達に誘われて出かけた先で起こった48時間の出来事。

後にSNSに投降された事実を元にした映画は、悪
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激怒(2022年製作の映画)

3.6

汚物は消毒だーーーと、自警団が警察と手を組みクリーンで安心安全の町へ。そこは、正義がはびこりはみ出し者を許さないディストピアだった。

ベースはおそらく『時計仕掛けのオレンジ』さらに園子温のテイストが
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

3.8

「この時、ふたりの距離は0.1ミリ。57時間後ぼくは恋に落ちた」
青春の頃を振り返っているみたいでちょっと恥ずかしくて良い。
そして今見ても超かっこ良いしけっこう変テコ。

ショップ店員と警察官のすれ
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恋する惑星(1994年製作の映画)

3.8

「この時、ふたりの距離は0.1ミリ。57時間後ぼくは恋に落ちた」
青春の頃を振り返っているみたいでちょっと恥ずかしくて良い。
そして今見ても超かっこ良いしけっこう変テコ。

ショップ店員と警察官のすれ
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.4

「またね」「またねー」これは泣くわ。
ガキの頃ってほんとにどってことのない友だちの言葉が嬉しかったり、傷ついたり、傷ついてないフリしたり。そんな心の機敏の連続に、うる涙MAX。
ほんのり大人の階段のぼ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

大画面で巨大な何かがぐおおおって襲いかかってくる画だけでくっそ最高。

オープニングからの不穏な空気と起こる出来事の一連の流れがパーフェクト。

とにかくIMAX大大正解案件なので可能な限り最大級の
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.9

授乳、生理に堕胎……。男が見るにはストレートな表現は強烈だが、意外にも笑えて楽しく、パワーをもらえる物語。


あの花火前の啖呵を切るシーンはホロリとするよなあ。

高卒、ウエイトレス、彼氏なし。冴え
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女っ気なし(2011年製作の映画)

4.0

あまりにも『みんなのヴァカンス』がよかったので急遽ギョーム・ブラックの過去作鑑賞。これがまた素晴らしい。

バカンスにやってきた母娘と部屋を貸した冴えない男との数日の交流なのだが可笑しさと哀しみ、心の
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劇場版 おうちでキャノンボール2020(2022年製作の映画)

4.3

真面目にふざける大人たちの凄み、めちゃ笑ってやっぱり感動した。

AV監督たちが威信をかけてガチナンパ。その速さと内容を競うドキュメンタリーの第2弾。コロナ渦でリモート中心という大ハンデの中、やば過ぎ
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ストーリー・オブ・マイ・ワイフ(2021年製作の映画)

4.0

3時間とかなげーよと思うやん。けどレア・セドゥに翻弄され続ける3時間とか心が悶絶して足りねーわ。

嫉妬の妄想なのか、小悪魔モンスターなのか。惚れた方が負けの美しくも苦しい3時間。

結末、そうきたか
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みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

4.6

なんだよこれ最高オブ最高! ひと夏のほんの小さな出来事なのに出てくるやつらを心底応援したくなって、共感してニタニタしてしまう。今年ベスト10候補!

ちょっとイケてない3人の男を中心にしたひと夏のヴァ
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.5

ドゥニ・ビルヌーブなんという作品を撮っていたのか。ただの狂った人に思えた母親の隠された壮絶な人生。
見えなかったものがゆっくりと明らかになっていくあまりに見事な構成、乾いた映像、息を飲む結末。圧倒的衝
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ぜんぶ、ボクのせい(2022年製作の映画)

3.4

良い映画だが、どのシーンにも既視感。

しかし、ダメ男なのに憎めない、芯に優しさを持っているやつを演じさせたらオダジョーの右に出る人いないね。

心に寂しさを抱え、寄る辺ない男と中学生、女子高生が互い
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ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV(2021年製作の映画)

3.8

思ってたよりだいぶミュージックビデオ。

米露の威信をかけてドラゴと対決するロッキーシリーズ4弾。
意外にも台詞は少なく、音楽を背景に断片的な画を重ねて見せるミュージックビデオ的な手法を多用。いかにも
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キングメーカー 大統領を作った男(2021年製作の映画)

3.6

民主化運動から大統領になった金大中の裏面史を影の参謀の男の視点で描いたポリティカルエンタメ。

崇高な目的こそが重要と説く理想主義の候補と、実現のためには違法でも手段は問わない現実主義者の対立軸が映画
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プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

3.4

スタイリッシュさがちょっとダサい。

クローズアップとスローモーション、カットバックの多用。『バッド・ジーニアス』では、カンニングとスピーディーな洒落映像の意外な組み合わせが新鮮だったが、死を前にした
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とら男(2021年製作の映画)

3.7

いったい何を見ていたのか。現実とフィクションがオーバーラップしてゆく奇妙な体験。

1992年に実際に起きた「金沢女性スイミングコーチ殺人事件」。時効成立の未解決事件だが、当時捜査担当だった刑事が本人
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ディナーラッシュ(2000年製作の映画)

4.6

ぐおおおっ、最高過ぎた! NYの人気イタリアンレストランの一夜を描いただけなのに、濃密濃厚驚愕。
オーナーの父、自分に店を譲ってほしい息子のシェフのねじれた親子関係、ギャンブル狂の2番手、恋愛、嫌みな
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

2.3

一周回ってテーマパークにいるみたい。
リアル恐竜をスクリーンに蘇らせたシリーズもいよいよ完結。
最後だからか主役2チーム、娘、悪人、恐竜と詰め込みすぎで、また追っかけこやるの? が繰り返される展開に飽
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東京湾/左ききの狙撃者 東京湾(1962年製作の映画)

4.5

これは凄い。わずか82分にぎゅっと詰まった人間ドラマ、悲哀。
殺人事件を追うの刑事ものだが、オープニング映像から東京の街が持つ迫力と入り組んだ人間関係の見せ方、キリキリとしたミステリ、テンポの良さが見
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きっと地上には満天の星(2020年製作の映画)

3.8

地下鉄のあの瞬間以降は息をするのも忘れるほどに見入ってしまった。

NYの地下で暮らすシングルマザーの母娘。不法占拠の摘発により地下を追われ、逃げるように地上に出るが、ドラッグに買春、人身売買、行き場
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.5

『哭声』のナホンジン原案・製作らしく、取り憑いたものと祈祷師との闘いは精神にビシビシ来る。まるで楳図かずおの実写化のような禍々しさにぐったり。
ただ哭声ほどの余韻はなく、よい出来のサイコホラーの域はで
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