marutabatsuoさんの映画レビュー・感想・評価

marutabatsuo

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基本的にTwitterをそのまま転載
2017年226本鑑賞
1ラ・ラ・ランド
2お嬢さん
3マンチェスター・バイ・ザ・シー
4ありがとう、トニ・エルドマン
5パターソン
6ベイビー・ドライバー
7南瓜とマヨネーズ
8そうして私たちはプールに金魚を、
9火花
10カフェソサエティ
11まともな男
12雨の日は会えない、晴れた日は君を想う
13ソニータ
14アトミック・ブロンド
15ダンケルク

映画(226)
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羊と鋼の森(2018年製作の映画)

3.5

とても端正な作品。ピアノの新人調律師の成長をものすごく丹念に描いている。調律という仕事の魅力も伝わってくるし、もう一つの主軸、上白石萌音ちゃん姉妹の物語もよかった。ちょっと端正過ぎて好みのタイプではな>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.9

高校3年、かけがえのないあの時間と青春ならではのイタいこじらせ具合。友情と恋愛、母親との確執と愛情。誰もが通ったあのどうでも良くて大切な時がそのまま浮かんできてたまらない。

「愛情と注意を払うのは同
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最初で最後のキス(2016年製作の映画)

3.9

なんと美しいラストカットか。ポップな青春ものと思って見ると良い意味で裏切られる。いじめ、ゲイ、辛い現実とはみ出しもの同士の友情と恋。あのかけがえのない瞬間を懸命に生きたからこその結末。見終わるとタイト>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.4

れはホアキン版『タクシードライバー』だな。とにかくホアキンフェニックスの演技で魅せられるが、ややわかりにくいのと体調悪かったので乗り切れず

万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

貧困、犯罪、そして、父になり、母になり、息子になり、娘になり。もう冒頭の食事シーンが圧巻。食べ方、距離感、爪切り。すべてを一瞬にして物語っているのが凄い。
家族って何? を表面的な出来事の奥にある豊か
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.6

マザコン、シスコン、神経質な完璧主義者の歪なの愛の物語。ダニエルデイルイスは完璧主義者を完璧に演じるのは凄すぎ。やや苦手なタイプの作品だが、美しい映像とラブストーリーなのかホラーなのか悩ましいストーリ>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.5

オッサンだとか女子高生とかめんどくせえこと言わずにとっとと行けよって思うタイプなのだが、この作品の淡い恋は希望を取り戻すためのエッセンス。再び人生を走り出すラストの素晴らしいこと! マンガ原作は途中で>>続きを読む

モリのいる場所(2018年製作の映画)

3.6

ミクロから世界を見る、まるで茶道みたいな映画。アリの歩き方、草木の様子、老夫婦と近所の人の日常会話の微妙な間、そんなミクロなことが豊かな広がりを持つ。沖田監督は相変わらず肩の力が抜けていて優しくて笑え>>続きを読む

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.5

世界一の大富豪の孫の誘拐。敵は恐ろしいマフィアかと思いきや、金の亡者のクソジジイ。物語上に特に大きな起伏はなく、最終的な交渉のあたりも納得感薄い。きちんと作られてはいて見応えはあるが「まあまあ」な70>>続きを読む

枝葉のこと(2017年製作の映画)

3.7

人生の枝葉のことを全部否定する。「クソ。なにつまんねーことばっか言ってんだ」って周りの人間の行動も言動も。そして、自分が一番つまらないと自覚し、それすらも否定。そのクソみたいな中から最後に残るわずかに>>続きを読む

四月の永い夢(2017年製作の映画)

3.5

喪失感とある種の罪の意識。辛い過去を乗り越えようとする女性の初々しく奥ゆかしい恋の物語。主演の朝倉あきの演技も初々しく、良くも悪くも朝ドラっぽさが全編を覆う。冒頭の朗読でほのめかされる過去の哀しい現実>>続きを読む

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.1

なんだこれめちゃくちゃ面白い。嘘みたいなあの話「本当」のことは、予想だにしなかったバカばっかに唖然。底辺での暮らしが生んだアンチヒーローの壮絶なジェットコースター人生。どいつもこいつもなんなんだコレは>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.5

これはたまらん。奇跡のような作品。まさに魔法がかかっているとしか思えない。貧困や訳ありの人々が一時的な住まいとするモーテルでのクソガキたちのひと夏。起こっていることは最低で最悪なのになぜこんなに美しく>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.7

「警察じゃけえ何やってもええんじゃ」の東映実録路線復活を告げる現代版『県警対組織暴力』。ヤクザと警察の癒着、養豚場での暴力、金子信夫がいそうなクラブ梨子のムンムンとした空気。男臭い役所広司の演技はぶっ>>続きを読む

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.5

七転び八起き、何度倒れても立ち上がる裏ポーカー主催者の女一代記。オープニングからの怒濤のスーパースピード展開の人生模様は抜群。裏ポーカーの手伝いをし、のし上がって行くあたりまではほんとに面白い。が、裁>>続きを読む

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

3.6

哀しき狂気の独裁モンスターに対抗するためにみんなの力を!まさにアベンジャーズシリーズの集大成的作品で、パワーインフレもここに極まれり。強すぎる最強の敵にラストどうなると思いきや、おいっ! 次回作はよ!>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.7

気まずさを描かせたらこんなに凄い監督はいない。『フレンチアルプスで起きたこと』でも後を引く嫌な気持ちにさせられたが、今回は人の欺瞞性を強く出す。冒頭から現代美術の妙なインタビューで苦笑。その後も意地悪>>続きを読む

ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)

3.5

死を恐れない勇敢さ。現代のリアルランボーたちが世界を救う実録物語の強烈さ。やや話が美しすぎてアメリカ=正義のイデオロギーが前面に出すぎ感じがするが、9.11以降の対アルカイダ戦の裏にこんなヒーローたち>>続きを読む

Oh Lucy!(2016年製作の映画)

3.9

ハァイ、ワッツアップ! 脱力笑いの後、恐怖に震え、さらに心が苦しくなる。adhdを思わせる身勝手てさえない中年女が英会話スクールの米国人講師とのハグから人生が動き出す。変われるかもしれないと訪れたLA>>続きを読む

犯罪都市(2017年製作の映画)

4.1

東映イズムを受け継いでいるのは韓国映画。これはまさにど真ん中。地元ヤクザと中国ヤクザ、警察の三つ巴、四つ巴の抗争がフルパワーで転がる。もっと全面戦争見たかった感はあるが、ハードさとユーモアの緩急抜群だ>>続きを読む

名もなき野良犬の輪舞(2017年製作の映画)

3.6

北野映画を強烈に匂わせる画作りと韓国ノワールならではのアクションと感情の振れ幅。二重スパイものならではの信頼と裏切り。罪と罰。全体の構造がわかった後も、主人公の行動が表と思えば裏、裏と思えば表で、ずっ>>続きを読む

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

3.6

共依存から支え合う関係へ。明るくさばさばしたのぞみと閉じこもりがちなみぞれ。鏡ののような存在の二人は互いが補完しあい、友情、淡い恋心、縛り合うほどの強い依存関係に。相手を解き放ち、外側へ出るまでの青春>>続きを読む

パティ・ケイク$(2017年製作の映画)

3.4

飲んだくれの母と病に伏せる祖母との3人暮らし、貧困、肥満、定職なしの底辺からの脱出への夢と自分への怒りを創造の源泉にしてラップにのせる。やや類型的で乗り切れない部分もあるが、三世代の愛憎とラストのカタ>>続きを読む

聖なるもの(2017年製作の映画)

3.5

映画を撮る意味、世界の外側へ。現実とフィルムの中の虚構、聖と性がシームレスに行き来する。途中からよくわからなくなり混乱したが、一人称の「ぼく」の声が主人公の男から女の声に変わることが、大きなヒントのは>>続きを読む

ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

3.6

犬が去りて豚来たる。シリアの悲劇を海外発信する市民ジャーナリスト集団のドキュメンタリー。アサドの非道な圧政に続き、街をISが占領。まともに画面を見られないほどの残虐さ、トルコやドイツに難民として逃れた>>続きを読む

心と体と(2017年製作の映画)

3.4

夢で結ばれる不思議な官能世界。極度のコミュ障の女と手が不自由な男が夢を通じて会話し、やがて愛へとつながる。凍った心に柔らかな光が灯る恋の力が美しい。

私は絶対許さない(2018年製作の映画)

3.7

許せる訳がない激烈な体験とトラウマを抱えて生きる女性の生きる道。
田舎の少女が大人数の男にレイプされる強烈なシーンから幕をあける。精神科医による実話の映画化。POVによる一人称視点で物語が進むのだが、
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娼年(2018年製作の映画)

2.9

性の多様性とセックスに救われる男と女と松坂桃李の高速ピストン。
主張ホストを描き、ほぼ全編松坂桃李がセックスする作品。放尿を見せつける女、自分の妻が犯されているところを見たい男、手を触るだけで逝く老婆
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.5

おもしろかったよ。でも、自分にはオタク的な素養がないことが改めてわかって残念な気持ちの方が大きい。「俺はガンダムで行く」はよかったけど、パスワードメモを貼ってるって、またそれかよ的などうでも良いところ>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2016年製作の映画)

3.7

恐ろしい弾圧の映像に怒り、平凡な小市民の人としての行動にのめり込んだ。 1980年、韓国政府、軍が市民を激しく弾圧した光州事件を舞台にした実話ベースの作品。主役を「デモなんかやって迷惑かけるから政府が>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

物語はやや平板だが、とにかくヨーロッパだけが持つ力に圧倒された。
白眉は、やはり父親のシーン。あまりの物わかりの良さに、ちょっとやりすぎな気もするが、「痛みを忘れるな」の言葉は染みる。もし、自分に子い
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

3.6

実話ベースの親子鷹、インド版ロッキー的な熱さに萌えた。
インドの女子レスリングの父ともいえる父娘がメダルを勝ち取るまでの物語。これが、一歩間違えれば虐待レベルのけっこうひどいスパルタ。正直なところ最近
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さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.9

ひょろりとした男の子が、失恋と親を乗り越え、支えられ、赦した後、眼鏡を外し、男になる美しさ! 典型的な父殺しの物語と思いきや、ぐるんと回転してすべてを包み込むラストの優しさに心ゆさぶられる。
ジェフ・
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.9

田舎の閉塞感、苛烈ないじめ、凄惨な暴力。その向こうにあるのは、私、俺にしか興味のないディストピア。
暴力グロ描写がややギミックが効きすぎて笑ってしまうのと、要素詰め込み過ぎなのがもったいない感じはした
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

3.7

緊迫感と怒り、苛立ちで見ている間中胃がキリキリと痛む。クルド人の夫と小さなひとり息子、大切な家族が突如失われ、その犯人か人種差別主義者であることがわかる。予告編から強い女の復讐物語を想像していたが、か>>続きを読む

サイモン&タダタカシ(2017年製作の映画)

2.7

映画を見ていていちばんキツいのは笑いの感覚が徹底的に合わない時。どうしても超えられない壁がある青春の恋愛と友情というテーマは好物なのに、ラブコメもSF要素もB級感がどこまでもハマらず。始まって数分で苦>>続きを読む

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