新文芸坐のトリュフォー特集で鑑賞。幸せな夫婦生活を送る中、隣に引っ越してきたのはかつて狂うほどに愛した女性。再び燃え上がる危険な恋と現実。
「一緒にいるのは苦しすぎるが、あなたなしでは生きていけない>>続きを読む
超かっけえ。『グランブルー』至高派で、ハリウッドに渡ってからのベッソンを全く評価してなかったんだけど、こいつはイイ!
二重スパイものとしても、一体どっちなの? の緊張感が最後まで途切れずずっとハラハラ>>続きを読む
暫定今年ベスト級。多姉妹モノってだけでかなり萌えるんだけど、前半の4人の美少女がわちゃわちゃしてるだけでたまらん。小さな夢、大きな夢、それぞれが自分の夢を抱えながら成長し、やがて……。
物語は2つの>>続きを読む
ジャッキーやばいくらいにキレキレ。今の映画ではストーリーの必要要素としてのアクションが求められるけど、これは逆。アクションのためにストーリーがあり、割れるためにガラスがあり、転がり落ちるために階段があ>>続きを読む
刑務所の中から刑事を翻弄するサイコパス殺人鬼。類型の作品いくつか思い浮かぶけど、これが実話ベースだというのに驚く。韓国映画のレベルの高さをまた感じさせるサスペンスだった。
これはすごい掘り出し物。オーストラリアの自転車ロードレースチームを追ったドキュメンタリーなんだけど、とんでもなく熱い。
本気で夢に向かって努力する男たちのかっこよさ、友情に、涙、涙、涙。スポーツに求め>>続きを読む
車いす生活の香港男とフィリピン人家政婦。性別も国籍も年齢も立場も違うふたりがゆっくりと心を通わせていく。
身体の状態、経済状況から、それぞれが諦めかけた夢に、互いの支えから向き合おうとする姿に勇気づけ>>続きを読む
世界中でウイルスが蔓延し、生き残った人類は約800人。ウイルスが活動できない南極での避難コロニーの中で起こる新たな性活様式がなんとも今見ると滑稽ながらリアル。
その後のやはり怖いのは人間的な流れから、>>続きを読む
「自由か死か」舞台は奴隷制度が続く南部アメリカ。自由を求めて脱走し、多くの奴隷の解放闘争に活躍したジャンヌ・ダルク的ヒロインを描く。
特に前半の命をかけた脱走シーンは凄まじく、「頼むから助かって」と祈>>続きを読む
4DX上映してたので鑑賞。ロシアで起こった危険なクーデターを阻止すべく、 米国原潜艦がイチかバチかのミッションに。
荒唐無稽な上に、黄門の印籠持ってるならはよ出せよとかいろいろありまくるんだけど、映画>>続きを読む
映画館が休館する前、この時期に見るべきはやっぱりゾンビ映画かなとセレクト。
ジムジャームッシュ大好きだが、彼ららしいゆったりさが、今回は間延びに感じてしまった。笑えるところはけっこうあったし、日本刀ぶ>>続きを読む
痛快な復讐バイオレンスものかと思ってたが、かなりヘビィな作品だった。
夫と子どもを残忍に残虐に殺された主人公が怒りを胸に復讐の旅にでるのだが、身分、性別、人種差別が幾重にも折り重なってずしりと重い。>>続きを読む
刑務所の中を撮影したドキュメンタリー。
自らを見つめ直すために行われるプログラム(薬物依存症者のリハビリ施設なんかで見られる輪になって順番に自分のことを話すあれ)を中心に数人の受刑者に焦点を当てる。>>続きを読む
べらぼうに面白い!
アパートの一室の密室劇ながら、恐ろしいほどの密度と情報量。毒気のあるテンポいい会話と覗き見しているかのようなカットにたまらなく惹き付けられる。
匂い立つ色気のファムファタール若尾文>>続きを読む
政治の季節ど真ん中の1969年、三島由紀夫と東大全共闘の伝説の討論を映画化。
話をきちんと聞く大人の三島と、けしかける東大生。互いに主張をぶつけながらもユーモアを交え、笑いも起こる意外な展開だった。>>続きを読む
トマピケティの書籍の映画化。さまざまな映画の引用なんかを使って世界史を資本の観点から見せる。
格差の極端な拡大と固定化が不安感をもたらし、ナショナリズムと排他主義につながるとの警告は納得感あり。
コ>>続きを読む
もちろん何度も見ているがIMAX上映はやはり格別。
戦争に取り憑かれた男たちの狂った姿、強烈。
ゲイである苦悩と母への愛憎。毎回同テーマの私小説的作品を撮り続ける天才クザビエ・ドラン。今作も映像の切れ味、音楽のセンスは目を見張るものがあるがやや大味。ヴィンセント・ギャロが出てきた時のような衝撃的>>続きを読む
なんだか煮え切らない。落ちぶれた大スターが復活をかけて生きようとする半生を描いた作品。
だが、厳しい人生の原因となった子役時代の出来事が、すんごい忙しかったに過ぎず説得力がない。演技は確かにすごいが、>>続きを読む
シン・ゴジラなどあの震災と原発を扱った映画はあったが、おそらく大型作品としては初めての正面突破。
本当に日本が滅びるギリギリの瀬戸際だったこと、文字通り命をかけて現場を守った男たちがいたからこそ今があ>>続きを読む
デ・パルマによるデ・パルマファンのためのデ・パルマ映画!
ちょっぴり安っぽいセット感が良い感じで、ヒッチコックマニアな映像ごりごり。お得意のスプリットもスローモーションも最高でまあ楽しかった。ドローン>>続きを読む
ひどい餅つき大会!
ドラッグ×白夜×狂信的コミュニティの祝祭というなかなかのバッドトリップ感覚を体感。
外界と断絶したコミュニティ内の伝統と慣習に対峙する「普通の人々」。
儀式とモチーフ、不穏さと>>続きを読む
死ぬほど好きな『サニー永遠の仲間たち』の監督作品。
捕虜収容所で結成されたタップダンスチームの物語。テンポも良く、この監督見せ方上手いなーと感心。
ただタップダンスって、歌などと違ってちょっと圧倒的な>>続きを読む
テレンス・マリックらしさ満開。オープニングからあまりに美しい丘と揺れる緑、光、自然の中の生活にノックアウト。ワイドレンズで人物ぎりぎりまで寄り、後ろに見える圧倒的な美しい村。
この美しさが後の惨事の辛>>続きを読む
作品の途中から3D映画になるという変則的スタイル。けっこう期待したのだが、現実と夢が混在した展開が退屈で睡魔に襲われる始末。あの程度ならわざわざ3D使う必要あるのかって感じも
ベストセラー作家の裏の裏』ベストセラー作家とその偽りの姿、美少年を演じる女性。人生を偽ることに快感と生きがいを感じはじめるが……。
話は面白いが、どう考えてもばれるでしょってシーン連発で、前提に乗り切>>続きを読む
なんか知ってるレミゼと違う、と思って見はじめたが、紛う事なきレ・ミゼラブル。
警察、ギャング団、イスラームコミュニティ……。いくつもの集団が複雑に絡みあい、それぞれの行動の原理はなんとかして自分たちの>>続きを読む
くそおもろい! 大半がどうでもいい映画だけどたまに狂ったようにすげえ映画を撮る三池崇史監督。今回は久々の超当たり三池。
ヤクザ、堅気、中国マフィア、刑事、三つ巴、四つ巴の争いがぶっ飛んでて最高! 振り>>続きを読む
さっぱりわからん。
すでに死んでいるんだろうという感じはするがよくわからん。
円形構造になっているのか時間軸ぐちゃくちゃなのか。眠さマックスだったが、解説でも読んで理解して見ると面白いのだろうか?
新>>続きを読む
激ヤバ。リアル殺人鬼路線では史上最高傑作だろこれ。
底辺なんて言葉はこの作品の後ではもう気軽に使えない。むき出しの底辺、アル中、即物的で生々しい性衝動。ラストの切れ味含めてあまりに凄い。
今年ベスト更>>続きを読む
激震を起こしたFOX社CEOのセクハラスキャンダル の裏側に迫る作品。
人気キャスターがその地位を得るために必要な「忠誠を誓うこと」。はみ出しゴシップネタみたいだが、これが実際に超有名保守メディアで実>>続きを読む
ストリップ嬢たちが、金持ちオヤジたちを騙してうまく金稼ぎみたいな楽しいケイパーものだと思ってたら半分ハズレ。
意外にもビターな女の友情バディムービーだった。
やっていることには一ミリも同調できないど>>続きを読む
いやー久々に見たけどぶっちぎり面白い。傑作と大傑作と歴史に残る超傑作しか撮っていないスコセッシ作品の中でも屈指の一本。
どうしようもない現実と有名コメディアンになる妄想の狭間にいるサイコパスの喜劇であ>>続きを読む
これまた凄い作品。過保護な母から逃れ、独り立ちしてゆく女の子の姿を捉えたドラマなのだが、主人公は脳性麻痺、介助が必要な車いす生活。
創作ドラマなのだが、主演を演じた佳山明さんが実際に脳性麻痺でもありと>>続きを読む
殺人事件の目撃者は自閉症の女の子ジウのみ。果たして彼女の証言に証拠能力はあるのか。
裁判の証言とともに事件の姿が現れてくるミステリーであるとともに、主役の弁護士とジウとの心の交流の描き方が予想以上に感>>続きを読む