ケーティーさんの映画レビュー・感想・評価

ケーティー

ケーティー

この映画がどうして面白いのかを考えるようにしています。
そして、少しでも面白くなかったときは、徒に批判するのではなく、どう変えれば面白くなるかを考え勉強するようにしてます。

※基本的にレビューは書き言葉、コメントは話し言葉にしています。

映画(156)
ドラマ(0)

フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

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主人公の誰にも理解されない行動に垣間見えるリアル


なぜか終盤の主人公の行動に涙が出た。特殊な能力を持つがゆえに出るしょうもない行動。ファンタジーともSFともつかない内容で、客観的、あるいは分析的な
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ウォーターボーイズ(2001年製作の映画)

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負け犬たちの逆転劇を描くファンタジー青春映画


シンクロを泳げるようになる課程をどう描いていたかが気になって観た。結果から言うと、この映画は(多少それぞれが練習してた描写などもあるが)、突然シンクロ
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恋のしずく(2018年製作の映画)

4.0

※スコアについて(注1)

広島・西条の酒蔵にリケジョの女子大生が実習に来たことで巻き起こる群像劇。


ワインソムリエを目指すリケジョの農大生が意に反して、広島の酒蔵で実習することに。しかし、実は酒
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色即ぜねれいしょん(2008年製作の映画)

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仏教系高校の異色な校風や個性ある人物を絡めつつも、男子高校生の普遍的なドラマを描いた作品。


不良と体育会系が謳歌する仏教系の高校で、今一つ地味な生活を過ごす主人公が、フリーセックスを求めて隠岐島へ
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リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

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今一時の青春の輝きを閉じ込めた映画。ナンセンスな頑張りから生まれる、その輝き。


文化祭の直前で揉めてボーカルが抜けた軽音部の女子高生バンドが、日本語も怪しい基本一人で行動している韓国人留学生をボー
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もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

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本人は必死だけど不器用にしか生きられないニートの女の子とその父を描いた佳作。


就職できず、大学を卒業してもニートで実家に暮らす主人公タマコの日常を淡々と描いていく。果たして、タマ子は就職できるのか
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タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

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子育て主婦の日常に対する丹念な描写が続くが、最後にアッという結末があり、夫婦の在り方に問題を投げ掛ける作品。


ある日、育児に疲れた主婦マーロは、夜だけベビーシッターのタリーを雇うようになる。タリー
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万引き家族(2018年製作の映画)

2.5

深そうで浅い。よく言えば、想像力の余白を残す作り。どちらにせよ、ドキュメンタリーの特徴を露呈させた作品。


ドキュメンタリーの特徴は何気ない映像を積み重ね編集することで、意味のない一言に意味をもたせ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

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自主映画のハンデを逆手にとった諧謔の精神溢れる傑作


この映画は全くレビューや予告を見ずに、観た方が面白いかもしれません。実際、私もストーリーは知らず、予告も見なかったことがよかったのかもしれません
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

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普遍的なテーマを下地にしつつも、観る人の想像力でいくらでも解釈しようがある余地のある不思議な作品。


特定のコミュニティの隔離や差別というテーマ設定自体は普遍的だし、実際ストーリーも骨格は単純で、ズ
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

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※MX4D吹替版にて鑑賞。

斬新な作り方、ラストの息もつかせぬ展開で圧倒された作品。


ラストの畳み掛けるような終わり方に、すごいものを観たなと圧倒されてしまい、頭が空洞になったような感覚が観た後
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

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タイトルが絶妙。献身に隠された二つの意味、それが犯人の完璧な計画に対する謎解きとつながっていって……。


徹底して対比させられた主人公と犯人の生い立ち、子どもをかばうために重ねる犯行、こうした作品の
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ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

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自然と心温まるラスト。必ずしも脚本が優れているわけではないが、演出と音楽と演技でみせきる作品。


これは演出の映画。
ゾンビのモノローグと音楽のシーンで成り立っている。ただし、音楽のシーンも映像描写
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ビルビー(2018年製作の映画)

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シンプルなストーリーながら、クライマックスの怒濤の絵の重ね方に面白さあり。


ビルビーが小鳥(雛?)をひたすら外的から守るという単純なストーリー。
序盤のビルビーが逃げるシーンでも見られる砂塵や風の
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ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

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※日本語吹替版にて鑑賞。

アクションありコメディありの面白さもありながら、普遍的なやさしいテーマを謳い上げる作品。


想像以上にボス・ベイビーの設定がよく出来ていて面白い。本作の着想の面白さは、逆
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

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カットバック的な演出などで躍動感を出し、大切なメッセージを込めながらもエンタメ作品に仕上げたスピルバーグ監督の力量光る作品。


「スポットライト」は紛れもなく脚本の映画だったが、本作は脚本も良く出来
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

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人間を人間たらしめるものは何かを描く現代のおとぎ話。


序盤でわりとすぐ表れる主人公の中年女性の朝の行動に驚かされる。この話でこの役柄で、こういうことをさせるのかという衝撃がある。しかし、このシーン
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男はつらいよ 寅次郎夢枕(1972年製作の映画)

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中盤の瞬発力は弱いが、終盤でみせる八千草薫さんのシーンだけでこの映画を観てよかったと思わせる作品。


前半は寅の結婚騒動(これが後半の伏線となる)から始まる。これは一歩間違うとしんみりしすぎる終わり
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ドラえもん のび太の創世日記(1995年製作の映画)

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のび太がつくるもう1つの地球に衝撃の展開が起こるSF作品。子ども向けではあるが、着想がやはり面白い。


自由研究として(これが自由研究として成立するのかという疑問はさておき)、のび太が日本創世セット
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

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※字幕版で鑑賞

ラテンの風にのせて送る、最先端なのにどこか浪花節な感動ストーリー


正直なところ本作は、あまり感想を読まないで観た方がいい。そのため、まだ観てない方は、ラテンの音楽と新感覚の映像美
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アナと雪の女王/家族の思い出(2017年製作の映画)

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※字幕版で鑑賞

短編ゆえ結末への伏線不足は少し気になるものの、全体としては盛りだくさんで楽しい内容。


"family tradition"をオラフが探す物語。普通の家族なら当たり前のことが当たり
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千年の恋 ひかる源氏物語(2001年製作の映画)

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作品としては駄作。しかし、1つ1つのシーンの描写・セリフのセンスは光る。


1本の映画作品としては駄作。
しかし、1つ1つのシーンはおもしろい。そもそも、本作はここで盛り上がって、ここはいったん落ち
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空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

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中国映画ならではの映像美とスケールは見所あり。個人的には、前半のとんでも映画な展開が好きだったが、中盤で失速。ただラストはやや盛り返す。


どうして空海が事件を調査するのかが本作の最大の謎である。一
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マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

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宿命に似た運命の恋。イースドウッドの格好よさとメリルストリープの切実さの芝居が、ドラマを盛り上げる。


本作のキーの1つは車である。何もないのどかな風景の中に、勢いよく家に向かって一目散にやってくる
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マザー!(2017年製作の映画)

4.5

男女の根本的な違いをあぶり出し、劇的な展開を創り出した怪作。


これはすごい。衝撃だった。

話をまとめれば、せっかく若妻が綺麗にしようとしている家に、外から色んな人が来て、それを台無しにしようとす
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ひばりの子守唄(1951年製作の映画)

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「ふたりのロッテ」の美空ひばり版。大映映画らしい大らかさと昔の濃い脇役陣が印象的。


全体で84分と短めだが、話として必要なところは押さえている。美空ひばりさんが双子の姉妹を一人二役でこなすのだが、
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

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本人出演の再現ドラマテイストながら、イーストウッド監督の個性をそこかしこに感じる作品。


本人出演は、思ったより日本人には馴染みがない分、違和感がない。しかし、所々にその人の個性を活かして作っている
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

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ポップでテンションの上がるエンタメ作品。それでいて、直接的ではなく間接的にわからせる、歌の世界を楽しませる構成が随所にあり、歌の力を信じている作品。


CMのシーンの出るタイミングには驚いた。これを
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ファミリー・ゲーム/双子の天使(1998年製作の映画)

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「ふたりのロッテ」のディズニーによる現代版リメイク。ディズニーらしい楽しさを随所に感じる作品。


二人は似た者同士。
それゆえ対立し、競いあったりいたずらし合う序盤が最高!
しかし、ここは単に面白い
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ブロードウェイと銃弾(1994年製作の映画)

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思い出したのは三島由紀夫の金閣寺。
芸術至上主義をウィットに富んだ筆致で、乾いた描写の中で描く作品。


始めは、テンポのよい編集ながらも、そのどこか乾いた感じがコメディとして弾けきれていない印象をも
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不能犯(2018年製作の映画)

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ワンパターンの展開が続くが、テンポがよく意外と観れてしまった作品。


観る前は自分に合うか不安だったせいか、めちゃくちゃ面白いじゃんと思った。ただ、この手のジャンルを見慣れている人にどう映るかはわか
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

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映画への愛、出演陣の好演、演出や音楽の妙で飛躍した内容を見事にファンタジーながらヒューマンドラマに仕上げた佳作。


所々に名作映画のバロディを詰め込みつつ、設定はファンタジーながらも、しっかりヒュー
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伊藤くん A to E(2017年製作の映画)

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巧妙な伏線とディテール、女のリアルな心情こそ原作の魅力。映画は何を伝えたいのかが弱かった。


原作を読んだとき、これは伊藤くんを主人公にするのは難しいなと思った。というのも、伊藤くんは、ある種、筋立
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未成年だけどコドモじゃない(2017年製作の映画)

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マンガならではのぶっ飛んだ設定を思い切って、いや、想像以上に思い切ってやる潔さ。平祐奈さんのコメディエンヌぶりなど、出演陣も好演。


マンガだと割りきって、ぶっ飛んだつくりにしているのが面白い。そも
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

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※MX4Dで観賞

相変わらず戦闘シーンのアイデアはすごいが、コリン・ファースの偉大さをよくも悪くも実感したシリーズ第2作。


ストーリーは、(多少アメリカ等への皮肉を込めているのかもしれないが)正
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

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めくるめく展開、ユーモアのある会話、フォースの精神性など、スペクタクル性こそ他の作品と比べ弱いものの、溢れんばかりの魅力のある作品。


改めて観ると、エピソードⅠ~Ⅲに比べると、映像技術で時代の違い
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