ペインさんの映画レビュー・感想・評価 - 32ページ目

ペイン

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人が人を愛することのどうしようもなさ(2007年製作の映画)

3.0

女優の橋本愛(当時19歳)がこの映画が大好きで感銘受けて女優を続けようと思ったって言っていたのを思い出したけど、まぁよくもこんな変な映画を(笑)

たしかに主演の喜多島舞さんの体の張り具合には驚かされ
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シェルタリング・スカイ(1990年製作の映画)

4.5

巨匠ベルナルド・ベルトルッチが描く倦怠期夫婦。

あまりに美しい坂本龍一氏の劇伴、その壮大なロケーション故に二人の壊れゆく様、辿る運命が心にずしんと突き刺さる。

ヒロインのデボラ・ウィンガーの衣装、
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サンセット(2018年製作の映画)

3.0

あの「サウルの息子」監督の新作だというのにまるで良い評判を聞かないし、Filmarksでも観ている人が少ない。

何故だろうと思い観てみたが、うん…なんだかそれも納得したというか、今回は作品の題材と手
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

1.5

驚くほどの前評判の高さに少し期待してしまったけど、個人的には全然ノレなかった…

改めて「きっと、うまくいく」のスマートさ、映画としての到達度を考えてしまった。

お話はもちろん誰が観ても一定以上は感
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新・三バカ大将 ザ・ムービー(2012年製作の映画)

1.5

前回、1000本目のレビューだったことをフォロワー様にご指摘頂き気がつきました。

顔も知らない名前も知らない方々ばかりだけれど、ものすごく愛を感じる方々ばかりでfilmarksでの繋がりに感謝したい
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斬、(2018年製作の映画)

4.1

ギレルモ・デル・トロの昨年の年間ベスト10にも入っていた我らが世界の塚本晋也監督新作。

この間観たばかりの「宮本から君へ」主演コンビがまた観れて胸熱だ。

「時代劇」という型を取りながらも、アンチ「
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ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

4.0

ヴィム・ヴェンダース監督をはじめ、世界中から称賛を浴びる「ショコラ」「パリ、18区、夜」などの作品で知られる女性監督クレール・ドニ70歳の新作にして初のSF作品。

これはなかなかに斬新!万人受けはま
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アレックス(2002年製作の映画)

4.5

「ドライヴ」のかの有名なエレベーターシーンの元ネタ。

エドガー・ライト、N・W・レフン、アリ・アスターなど…本作の影響を受けているカルト映画作家は多数。

ここまで観客のモラルを揺さぶってこそ映画。
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

気持ちの良い映画。

あの「メリーに首ったけ」で人気絶頂のキャメロン・ディアスの頭にザーメンを塗りたくらせたピーター・ファレリー監督がアカデミー作品賞です(笑)

観賞後の気持ち良さで言えば、それこそ
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現金に体を張れ(1956年製作の映画)

4.7

“THE END”のタイミング、キレ味💯

久々に観ましたがやっぱりキューブリックは化け物ですね。

「2001年~」や「時計じかけ~」ほどには彼らしさが一見出ていないように見えますが、なんてことない
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.5

噂に違わぬ大傑作。

フェリーニからゴダールまでを変幻自在に操り、アニメーションとして昇華してみせた押井監督恐るべし!

“自分は好きな人を好きでいるためにその人から自由でいたいんだ”by あたる
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

ホアキンの凄まじさは言うまでもなく、キンコメからタクドラ、ネットワークに至るまでを違和感なく取り込んで自身のオリジナル作品として昇華してみせたのはトッド・フィリップス監督のこれまでのベストワークだと思>>続きを読む

ふたりの5つの分かれ路(2004年製作の映画)

4.7

やはり倦怠期夫婦モノにハズレなし!

フランソワ・オゾン監督作の中でもベスト級に好きかもしれない。

同じく倦怠期夫婦モノの大傑作「ブルーバレンタイン」は、ラストで二人が別れた後にエンドロールで花火が
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.5

今観ても最高にご機嫌な大傑作。

「フレンチ・コネクション」に並ぶ映画史に残る終盤のCG一切なしの畳み掛けるカーアクションシーンは一体どういうこっちゃ?状態。


P.S.
どうでもいい話ですが、私ち
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.3

池松くんと蒼井優のお尻の穴までちゃんと見えたので傑作認定。

真利子監督の前作「ディストラクション・ベイビーズ」がほぼオリジナル脚本で“ザ・真利子監督作”といった色合いが強かったのに対し、本作はハッキ
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ブロンソン(2008年製作の映画)

4.5

トム・ハーディの大出世作にして、キューブリックタッチびんびんで描かれるまさに“レフン監督版「時計じかけのオレンジ」”とも言える傑作。

トム・ハーディは本作での凄まじい怪演(ち○こ、ぶらぶらさせて暴れ
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長江哀歌(ちょうこうエレジー)(2006年製作の映画)

-

実に言葉で言い表し難い作品だ…

ジャ・ジャンクー監督の映画は好きで「罪の手触り」「山河ノスタルジア」は大切な作品なのだが、本作はまだ今の自分にはうまく咀嚼仕切れなかった。また観よう。

セブンス・コンチネント(1989年製作の映画)

4.5

意地悪帝王、ミヒャエル・ハネケのデビュー作。

“原点にして最高傑作”との呼び声が高いのもわかるにはわかるくらい彼のエッセンスが凝縮されていて、ある意味ではこれ以降ずっと同じ映画を撮り続けているとも言
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無言歌(2010年製作の映画)

4.5

“それでも、人を想う”

現行世界最高のドキュメンタリー監督であるフレデリック・ワイズマンと並び称される中国の巨匠ワン・ビンの長編映画デビュー作(本作は劇映画)


「神々のたそがれ」にも匹敵する地獄
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ロミーとミッシェルの場合(1997年製作の映画)

4.7

最&高。

宇多丸師のイチオシで、ずっと気になっていた本作。ちょっと遠いTSUTAYAで借りれました。

なんですかこの痛快で気持ちのよい映画は!始まりから終わりまで、画面の隅から隅までカラフルでキラ
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小さな悪の華(1970年製作の映画)

4.5

大傑作カルト映画。

思春期を迎えて“悪の華”が開花し、悪に魅せられ、鬼畜の所業を尽くしていく少女二人。

こんなにも悪に魅了されていく姿を美しく、そして儚く描いた映画があるだろうか…

当時フランス
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殺し(1962年製作の映画)

3.8

黒澤明「羅生門」よろしくスタイルで語られるある事件の真相。

どことなくヌーベルヴァーグの香りがする、巨匠ベルトルッチのデビュー作。最初っから凄いやつは凄い。隅から隅まで洗練されてる。

この後にベル
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ブルー・マインド(2017年製作の映画)

3.8

やはり美女×タバコの組み合わせは無敵だ…

途中少しダレはしたが、このオシャレなパッケージからは想像もできない展開には驚愕。

「テルマ」然り、「RAW 少女のめざめ」然り、最近この手の青春映画がヨー
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グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)

4.5

“史上最高のPart2”

「ゴッドファーザー2」
「マッドマックス2」
「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」などなど…

映画史において殿堂入りしている“Part2”の名作がいくつかあるが、本作もそ
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グレムリン(1984年製作の映画)

4.0

これはこれでよくまとまった安心して観れるPart1.

チワワちゃん(2018年製作の映画)

3.5

“和製「スプリング・ブレイカーズ」”ここに誕生。

邦画でこの手のクラブ描写の多い青春映画は目も当てられないほど酷いものが多い気がするが、本作は演出も役者陣の演技もけっこう自然。


若手俳優たちの本
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哀れなピエロ(1892年製作の映画)

-

現存する世界最古のアニメーション映画。

今観ても美しい。

YouTubeで観れます。

ラウンドヘイの庭の場面(1888年製作の映画)

-

現存する世界最古の映画。
世界ギネス記録認定済み。

上映時間2.11秒。
偉大な一歩、発明。

YouTubeで観れます。

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.0

“グッチ~👌”

オバマ元大統領や「ゼロ・グラビティ」「ROMA/ローマ」のアルフォンソ・キュアロン監督などが“昨年のベストムービー”に選出し、極めて評価が高かった本作。


結論から言うと個人的には
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マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと(2008年製作の映画)

4.0

「僕のワンダフルライフ」はあれはあれで素晴らしかったし大好きだ。


ただあちらが反則技を次々と繰り出し全編“泣かしにくる”のに対し、本作の演技と演出はとても抑制が利いていて上品。


なんといっても
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散り行く花(1919年製作の映画)

4.5

黒澤明、ジム・ジャームッシュ、淀川長治などなど…そうそうたるメンツの生涯のベスト映画リストに食い込んでいる本作。

映画の父、D・W・グリフィス監督によるまさに“第八芸術”の発明。

個人的にもチャッ
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マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

3.5

「ブロークバック・マウンテン」や「キャロル」のような1本のLGBT映画として完成度が高い傑作!とは思えないし、けっこう締まりのない映画やなぁとは思うものの、リヴァー&キアヌの今にも散ってしまいそうな、>>続きを読む

あさひなぐ(2017年製作の映画)

1.5

つまんなすぎ。

「ちはやふる」がこの手のスポコン青春ものとして如何によく出来ていたのかを思い知らされる。

冒頭初っぱなの西野七瀬を捉えたショットから嫌な予感満載だったが、次々と繰り出されるわざと
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

4.0

伊坂幸太郎原作の作品を初めて観ましたがなかなかトリッキーな作りで、独特のクセがありますね👀

人気作なイメージですが意外とこれ好き嫌い別れる映画なんじゃないかな?私は好きでしたけど。

ボブ・ディラン
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