kさんの映画レビュー・感想・評価

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃ面白かった。原作未読で劇場に行ったけど、こんなテーマ性がハッキリしてると思わなかった。戦艦は明らかに原発のメタファーだし、その横で何事もないかのように続いていく日常とか、色々考えさせられる>>続きを読む

プリシラ(2023年製作の映画)

3.8

編集、音響、演出の完成度はやはり圧倒的、、ストーリーとして展開はそこまでないけれども飽きずに見てられるのはその影響が大きいんだろうなあと思った。

海がきこえる(1993年製作の映画)

4.0

満席のBunkamuraで驚き。懐かしい事態の空気と青春が閉じ込められていて、特別なことは何も起こっていないんだけど心に響く作品だった。スタッフもレジェンド級ばかり。あんなにワガママなのに、何故か惹か>>続きを読む

チェリまほ THE MOVIE 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(2022年製作の映画)

3.6

非常に丁寧な脚本だと思った。前半は距離を離れることでお互いの気持ちを再確認し、後半は家族との向き合いという二段階構成だったので飽きずにみることができた。「触れたら気持ちがわかる」というギミックが前後半>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

目も耳も頭も心も全て消耗する作品。冒頭からとてつもない映像と音響でガッチリ掴まれ、その後は非常にハイテンポで会話劇が進んでいく。扱っている題材を含め非常にハイコンテクストなので、休む暇もない。そして誰>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.9

シネマズシャンテで鑑賞。ほぼ満席で、オスカーの影響力を感じた。

なんとなく想像していた内容とは少し異なっていたけど、冒頭から丁寧に展開され、臨場感のある供述シーン、複雑な感情を表現した表情、全てが一
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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.9

名作をようやく。これを見て価値観が変わってしまって人が多いというのは非常に納得。すごい。前情報なしに見てたら、自分もそこまでの衝撃を受けてしまったかもしれない。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.4

ホアキンはやり過ぎ。誰も真似できない。狂気を感じた。ただ、アリ・アスターは好き勝手やり過ぎでは。3時間も必要だったのかと少し思ってしまった。

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

3.8

コットが親戚の家で夏の間だけ過ごすというシンプルな話だったけど、一つ一つの描写が丁寧でコットが少しずつ解かされていく様も見事で心があったかくなった。ラストの演出も美しい。

すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)

3.7

終始静謐で贅沢な編集で多摩ニュータウンを描いていて、美しい映画だった。主人公3人は別の世代で、それぞれが成長した姿に見え、1人の郊外に住む女性の生活を追っているかのよう。都会でも田舎でもない多摩の独特>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.3

三宅唱監督作品は常に期待を超えてきます。静かなカット、演出が多いからこそ一つ一つが胸に刺さります。上白石萌音も松村北斗も素晴らしい演技でした。

PMSとパニック症候群というそれぞれ異なる形で生きづら
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ブギーマン(2023年製作の映画)

3.5

ストレンジャーシングスを彷彿とさせる。火の使い方がお見事だった。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

エマ・ストーンはすごい。表情だけでも劇中のベラの成長が感じられて、恐ろしかった。自由とは何か、精神と身体とは、みたいな色々なことを考えさせられた。自分に降りかかる運命を悲観的に受け止めず、むしろ利用し>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.8

面白かった。言葉ではなく恋に落ちる瞬間、心が動く瞬間が見えた。画作りも素晴らしい。見て良かった。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.4

傑作!脚本が素晴らしすぎる。人気原作で野木さんだったので楽しみだったけど想像以上。紅や音叉、御守りなどキーアイテムが非常に効いた演出。思春期の声変わり、という難しいテーマが繊細でありながらも、最後はハ>>続きを読む

ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

3.0

もっと裏切ってほしかったなーという。演技があえてなのか、そうなってしまっているのか、少々気になってしまった。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.4

作りが丁寧だし、よくできている。マンガの実写化ならではのコスプレ感も編集やギャグシーンの差し込み方でうまく調和がとれている印象。ファンタジーな画面に負けない山崎賢人と山田杏奈もお見事。ただ、言ってしま>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい。ストーリーテリングはまさにピクサーという王道なスタイルで、それに加えて映像表現もスタイリッシュ。「生きるとは何か」という普遍的なテーマが一番心に刺さる。「ときめきとは生きる意味ではなく、生>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.7

アイデア勝ち!同じ状況を飽きさせずに進めていくのがすごい。

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.2

ギミックを楽しむ作品かと思いきや、しっかりテーマもあり、深い作品だった。テンポも素晴らしい。配役も最高。

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

3.9

めちゃくちゃ良くできてる!少し酔いそうになったけど、途中の演出も見応えあり。

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.6

ファンが見たいものが全て詰まってた。ギャグ、アクションも全て。だからこその軽さはあったけど。それも含めて良い。

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.6

大傑作。誰もが受け入れられる幸せな世界から緩やかに戦争が忍び込み、違和感へと移っていく。そこには誇張もなく、だからこそひたすらに恐ろしい。生きるって素晴らしい、ということと、それでも世界は残酷だという>>続きを読む

恋のいばら(2023年製作の映画)

3.6

面白かった!玉城ティナの頑固な感じ、松本穂香の生真面目な感じ、渡邊圭佑の色男な感じ、全てハマり役だった。アンクレットや写真の演出が逐一オシャレだった。

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.5

本当にアメリカに降りかかりそうな未来が提示されており、面白くも非常に恐ろしかった。オバマがエグゼクティブ・プロデューサーということも含めてゾッとした。

人を信じられない婦人(ジュリア・ロバーツ)が束
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.8

カーアクションがすごい。パク・ソダムもオーラがあって、ハマり役。子役の子も熱演。エンタメ作品として素晴らしかった。

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