くうさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

くう

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

都内のトイレ清掃員として、同じコース、同じ生活を繰り返す老年の男性を見守る。


コロナ禍を通り、ルーティン生活を送っていようと、今日という時間は今日だけのもので、今日 会える人は明日も会えるとは限ら
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.8

2023年のクリスマスに観た記念作品。

個人的に自分自身の現状を振り返り、とても力を貰える話だった。うん、あきらめずに戦うわ(なにと?(笑))


ストーリーは王道の「夢をあきらめないで~」「黙って
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.9

料理人は芸術家。レシピを計画して創造する料理家と、料理家が思い描いた通りのレシピを形にする料理人。

仕事のパートナーから人生のパートナーへ……丁寧な描写と静かに粛々と進む作業と、美しい風景とキッチン
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.6

チャリチョコとは世界線が違うウィリー・ウォンカらしい……え、だって、このウォンカ、あのウォンカにはならないよね。孫??

(先々週、埼玉で見た滋賀(なんのこと?(笑))とも違う世界線…)


しかし、
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シチリア・サマー(2022年製作の映画)

3.9

1980年代シチリアで実際にあった少年事件をモチーフにした作品。

そもそもカトリック圏では種の生産を伴わない性行為は禁止されているので同性愛は犯罪のように扱われる。今から40年前、「異端」と呼ばれた
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怪物の木こり(2023年製作の映画)

3.2

中盤までは面白く見ていたんだけれど。

警察捜査サイドの映像や、「探されているもの」に関する物語はかなり不気味で面白かったのになぁ……。


警察サイドに引き換え、サイコパスサイドの絵面がやたらスタイ
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屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

4.0

ユナイテッド・シネマ試写会。

自分にはイマジナリー・フレンドっていたのかなぁ……と思いながら見ていました。

イメージが生み出す世界なので、イメージが乏しいと世界が上手く作れない。だから子供の頃だけ
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エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

3.7

エクソシスト中では異端のエクソシストである。そもそもこれ、最終的には何教なのかよく分らない感じになってるし……。


悪魔憑きまでの物語が割と長くて、ガンガンとオカルトに行かない。どんどん憑りつかれて
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.6

18世紀の戦闘シーンの比類なき迫力よ……。

とんとん拍子に見える大出世は全て戦功によるもの。ピラミッドに酔うエジプト遠征。氷の下に兵が沈むアウステルリッツの戦い。町が燃えるモスクワ遠征……リアルな風
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.6

「エンドロールの後で拍手したくなる」と聞いていたのだが、その理由が観てわかった(笑)なのでEDは最後まで見て。

タイトルは『埼玉』だけれど、今回はほぼ関西圏の話。なので関西圏、特に滋賀にお住いの方の
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リゾートバイト(2023年製作の映画)

3.4

とりあえず……私、その人、ジブリ作品の何かで見たことある気がするよぉ……。

の突然の荒れ地の(略


途中から、きっとそういうことなんだろうな、と思いながら見ていたので意外な結末ではなかったけれども
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(2023年製作の映画)

3.9

物語は荒木村重の乱(荒木村重謀反)から始まる……と言って「誰それ」となってしまうとストーリーの流れに全くついて行けずにボーーっと見ることになりそう。

もっとも、たぶん、日本史に興味が無くてもアウトレ
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法廷遊戯(2023年製作の映画)

3.8

予告を見た印象では奇抜なデスゲームベースのストーリーなのだろうと思っていたのだけれど、もっとリアルな話だった。

永瀬くんも杉咲花ちゃんも匠海くんも大きな瞳で童顔寄りなので、学生時代も違和感なくそのま
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正欲(2023年製作の映画)

3.8

原作は未読。


あふれ出る「水」の映像が、妙にエロティックだったり開放的だったり。爽やかさや潤いよりも性的に描かれる水描写に不思議な感覚。


こんなに「おかしく」見えるガッキーというのは、初めてで
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デシベル(2022年製作の映画)

3.3

すっごくゾワゾワドキドキしたし、こういうのは韓国映画は本当に上手い!

「24時間」を描くのはこういうことだよね。


と思う一方で、ものすごくイライラもした。はい、設定が。


いくら見張られている
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

評判には聞いていたが、いい ゴジらんまんだった……。最後まで「園ちゃん」ばかり頭に浮かんできて役名が頭に入らなかった(あ、すいません、らんまんロス中で…)


さすが山崎貴監督の手腕。リアルに恐怖が隣
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唄う六人の女(2023年製作の映画)

3.2

私の大嫌いな!!!あれやあれがいっぱい出てきて、慣れるまで結構つらい。食べ物も食べるシーンも多い作品だけれど、何一つ食べてみたいと思えない。虫汁無理~~……。

訴えたいことは分かるけれど、共感は少な
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愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.7

石井監督の脚本作品では『川の底からこんにちは』とテンションが似ているかもしれない。

どうしようもない理不尽は、怒号と「ちょっと変」で吹き飛ばす。世の中にたくさんある「無理矢理カットされたこと」を追求
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.2

だから、前から撃てって言ったやん!!

1920年代、オクラホマ州の先住民・オーセージの町にジワジワと入り込んで利権をむさぼっていく白人ファミリーの黒い歴史物語。

レオさまがレオさまを捕まえる話でも
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おまえの罪を自白しろ(2023年製作の映画)

3.2

それって……事故やん……?

予告をだいぶ前から見ていて面白そうな内容だと思っていたし、堤さん、中島健人くんと、好きな役者さんばかり出ていたので期待して観た。

展開に意外性があってよかった……とは思
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極限境界線 救出までの18日間(2020年製作の映画)

3.9

2007年に勃発したタリバンによる韓国人23人拉致人質事件を題材にしたアクションエンタメ。

エンタメと言っても比較的大きなアクションは少なく、自らの命を顧みず人質を救うための交渉を行う外交官と、現地
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(2023年製作の映画)

3.9

2016年に起きた 津久井やまゆり園事件 を題材にした「障がい者と命」を描くストーリー。


実際の事件が起きた当時、犯人に対する激しい怒りの声と同時に「社会が悪い」「賃金が低いから」など、犯人の行い
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ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.8

観に行く方は席を立たずにエンディングに泣いて(まぁ立てないけどね)


2016年の連ドラに続く、その後の坂間家が連ドラに引き続き騒がしく描かれる。

本当に騒がしくて愛しい人たちなんだよ。変わらなく
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死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

3.8

前作は5年前だから、清楚なお嬢だったタイッサ・ファーミガちゃんも大人になったなぁ、という印象。

ストーリー的にはアナベルちゃんの『死霊館』の切っ掛けエピソード『死霊館のシスター』

https://
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アナログ(2023年製作の映画)

3.0

前半は、中年カップルの出会いと奥手な恋愛模様をホッコリと見ていた。

ニノも波瑠さんも中年というにはあまりに美しく、ナイーブな2人の付き合いも、友達含めた思いやりあるデートも微笑ましくて。

しかし「
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親のお金は誰のもの 法定相続人(2022年製作の映画)

2.9

「遺産」と「孝行」と「介護」について考えたいと思っている人は、残念だけれどチョイスしない方が良い。


ご時世と年代柄、とても興味のあるストーリーだと思ったので観に行ったのだけれど、想像と大きく外れて
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

4.0

特殊詐欺や闇バイトの中にいる人たちの心情や生活を掘り起こす話なのだと思っていたけれど、そちらよりもDVから逃げ続ける犠牲者の話だった。


こうしなければ生きていけなかった境遇、過去を消していかなけれ
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コンフィデンシャル:国際共助捜査(2021年製作の映画)

4.0

ギリギリで助かるとか、ギリギリで助からないとか、無情やら、復讐の痛みやら、アクションやらカッコ良さやら!!

ドキドキハラハラのお手本が全部詰まりまくった1本。

ああ本当に面白かった!

前作は観ず
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.7

私は殺されちゃう方なんだな……っと思いました。


ドラマシリーズは完走、原作は途中まで読んでいます。(今回のエピソード分はわざわざ飛ばして読みました(笑))


連ドラよりも、劇場版の方がずっと楽し
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.8

これは面白かった。いつものポアロさんにトラウマの影。不安定なヒロインに亡霊と切ない思い出。

現代社会の問題にも通ずる切なくて恐ろしい結末。

ハロウィンにお化け設定が季節的にも合って来た(まだまだ暑
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禁じられた遊び(2023年製作の映画)

3.1

恐くない(知ってた)。重岡くんは太陽くんみたいな笑顔が一番似合う人なのに、近年は薄幸枠になりつつある。今回もパパ可哀想。

しかし「愛される」って難しい。こんな事したら絶対に愛されないに決まっているの
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

3.3

冒頭からラストに繋がる構成が見事。1本のサスペンスホラーとして、とてもよく出来ているし面白い。

キャストの不気味さが適材適所。

窪田くん、ほんと、どんな物語に入っていても上手い。







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福田村事件(2023年製作の映画)

4.3

1923年、今からちょうど100年前。9月1日の関東大震災後に、「この国で」起きた虐殺事件をベースとした作品。

見終わってすぐには感想が書けなかった。思い出すと何度も泣きそうになる。言葉を失う。
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春に散る(2023年製作の映画)

3.9

まさに勇気や生きる活力を貰える映画。奇をてらわずに丁寧に仕上げた人間ドラマ。

この作品のためにボクサーとしての外見も中身も作り上げた横浜流星、そして、いつも役の中にそのまま存在する窪田正孝、この2人
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こんにちは、母さん(2023年製作の映画)

3.7

Jcom オンライン試写で。

古き良き日本を描く山田洋次監督の作品に映るスカイツリーを見るたび、ああもう東京の象徴は本当に東京タワーじゃなくなったんだなぁ、と思う(ものすごく今さら)


『家族はつ
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リボルバー・リリー(2023年製作の映画)

3.1

大好きな綾瀬はるかちゃんと、かつて はるかちゃん@八重の夫だった川崎尚之助さま@ハセヒロのカップルを見ることができた……ただそれだけに満点付けたい(そして陸軍の酷すぎる射撃にマイナス2点(笑))

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