くうさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

くう

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スノーデン(2016年製作の映画)

3.2

ああ…あったねぇ…あったわーー…と思いつつ、すっかりこの事件を忘れていた事に自分でも驚く。

まさに映画の中で語られていた通り、通りすぎたら何も変わらない。
今こうしてネットを使っている間にも誰かが監
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疑惑のチャンピオン(2015年製作の映画)

3.1

日本語タイトル、いつもの事だけれどもよろしくないね。これじゃ興味惹かれない。

ツール・ド・フランスには特に興味なく、この事件も存在も知らなかった無知。

ガンを克服し、7年連続総合優勝の偉業を成し遂
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本能寺ホテル(2017年製作の映画)

2.9

面白かったしウルっとしたシーンもあるが、タイムスリップものとしては既存の描写を飛び抜けた部分はない。想定通りのストーリーでちょっとだけ拍子抜け。物語そのものよりも雰囲気やキャラクターを楽しむ作品かな、>>続きを読む

アシュラ(2016年製作の映画)

3.1

監督ゲストのトークショーつき試写会。

怖かったわ~~!全員悪人!

だけれども悪人になってしまうのにはそれぞれの理由。
弱味を握られない生活と欲望のバランスを取るのって案外難しいのかも。

監督が素
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.5

初めは、何だこいつ頭おかしいのか、痛いヤバいやめろよーー…
と思いながらボーゼンと柳楽くんを見つめるだけだったが、次第に解って来るのはひたすら暴力の中に身を投じる彼よりも頭おかしい人間がいっぱい居るっ
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アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男(2015年製作の映画)

3.1

いや、本当につい最近DVDで「検事フリッツ・バウアー」を見たばかりで。(別に予習しようとかそういう思惑で見たわけじゃなく、本当に偶然)

見たばかりだからイヤでも比較する観方しかできなかった(笑)
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京城学校 消えた少女たち(2015年製作の映画)

3.0

何の事前情報もなく何となく「少女誘拐事件もの」かなと思って借りて来たらホラーだった(爆)
百合百合切ない系ホラー。

1930年日本統治下の話なので反nichigaーーー!!とかすぐに反応してしまう方
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グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

3.0

緑美しい風景、豪奢な施設、豊かな音楽、とセレブ感満載な描写の中、人生はそれぞれでどんな著名人でも求めるのは「若さ」なのかなぁと。

懐古的な作品だと思った。
もしかしたら描かれる舞台自体が全て天国なの
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十字架(2015年製作の映画)

2.9

いじめの描写がとても辛い。
精神的なイジメもキツイが子どもはこれに肉体制裁を加えるから本当に嫌だ。

手を差し伸べる機会は登場人物全員にあったはずで、みんながそれをしなかった後ろめたさを背負って病的に
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検事フリッツ・バウアー ナチスを追い詰めた男(2016年製作の映画)

3.0

第二次世界大戦後、長く逃亡したり罪を問われず生きてきたナチスに過去を認めさせ、アウシュビッツ裁判へ導いた実在の検事、フリッツ・バウアーを描いた作品。

この手の作品の中では恐らく最も歴史的説明が無く、
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.4

4DX初体験…普通の3Dと違ってもう、もうソコに世界が広がっててしかもガタガタグラグラドンドン動きまくる。後ろから席をドンドン蹴られて集中できない不快感あるじゃないですか、あんな感じで…って映>>続きを読む

パレス・ダウン(2015年製作の映画)

2.9

「2008年11月にインド・ムンバイで起きたテロ事件を題材にしています」…ということを知らずに見たら、思春期の娘が親の仕事の都合でインドに来て複雑な感情を持て余す青春ストーリーなのか?…と思ってしまう>>続きを読む

フューリー(2014年製作の映画)

3.2

ヒロイズムに浸っていたり、カッコ良さ重視の作品とは違って、これぞ「戦争」ドラマだった。

狭い車中から覗く地獄絵図、リアルな戦場の恐ろしさを体験する。
劇場で観そびれてCS映画チャンネルでの視聴だった
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海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

3.0

出光興産創業者・出光佐三がモデル。
戦前戦後の日本の復興を舞台に熱い男たちの仕事人生が描かれる。
昨今の「日本人はもっと休むべき」風潮の中でどう受け止められるのかは解らないが、こういう人たちの上に今の
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モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)

3.8

公開当時劇場で観れず、DVDで。
沖田監督の、特に大事件が起こるわけではないけれどもホッコリする人間物語でコメディ。
「笑う」よりも「微笑む」くらいで楽しめる。
そして、泣いたわ。父の臨終を思い出した
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土竜の唄 香港狂騒曲(2016年製作の映画)

2.9

試写会・一ツ橋ホール
見終って一番最初に友達と「前作もこんなにメチャメチャだったっけ?」と話した(爆)
前作と同じくクドカンファンとしてはそれほどクドカン色を感じない。
けど独特なスベりがそうっちゃそ
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ブレア・ウィッチ(2016年製作の映画)

1.7

「2」を観た時のことを思い出した。あの時もほぼ貸し切りだった(笑)
自分の後ろに3人くらいいた気がするのに終わって振り向いたら1人しか居なかった。本編よりもそれが恐いわ!!!
これが一番の感想→アシ
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ザ・ボーイ 人形少年の館(2016年製作の映画)

2.9

うえぇぇぇーーーん……ビクリしたよぉぉ……
なんだよ!!それはジャンルが違うだろーー!!
人形不気味~~だけど、ああなると思えばカワイイもn……(略

王の運命 歴史を変えた八日間(2015年製作の映画)

3.8

李氏朝鮮21代国王・英祖と息子の確執を有名な米びつ事件の八日間を中心に描く。

王であるが故の厳しさと王子であるが故の苦悩で相容れなかった親子の話。
だが、話さなければ理解しあえないのはどんな親子も同
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アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

3.8

試写会。
観賞後のアンケートに「あなたなら押しますか」という問いがあったけれども、そりゃ押すよね。仕事だもの。
いつだって命令を下す人たちは現場外なんだぜ。シン・ゴジラの尻尾に叩かれればいいのに!と思
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疾風ロンド(2016年製作の映画)

2.7

「あまちゃん」の吉田監督作品なんだけどNHKよりも実にフジテレビドラマ的だった(笑)関テレか。

スキーの爽快感はあったけれどもストーリーがね(^^;
激つまらなかったってわけではないけど、2時間SP
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

4.0

これだよね!
見終わった後のこの幸福感がファンタジーを見る醍醐味だよ!

と、まるで宣伝のような感想述べてみたけど、当方はエディ大好き補正が入っているので、たぶん通常の100倍はキラキラして見えてると
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続・深夜食堂(2016年製作の映画)

3.3

テレビシリーズと同じく、マスターは特に大きく動かず、でもみんなの中心にどっしり存在する人情ドラマ。3本オムニバス。

めしやに来る人たちは基本1人だな。と改めて感じた。
1人が集まれば独りじゃなくなる
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

もしかしたら太平洋戦時中の市井の人を描いた物語の中では最高峰かも知れない。
原作は未読だけれどもファンタジーな映像の中に淡々と暮らしを紡ぐ人たちの気持ちが見えるようで泣けた。
この人たちが前を向いて暮
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ぼくのおじさん(2016年製作の映画)

2.6

嫌いな子じゃないから悪口は言いたくないんだけど、どうしても誉められないからどうしようという感じに感想言いづらい(笑)
ひどくつまらないとかではなくて、ホントーーに何もない(爆)


特に何も大きな事が
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ミュージアム(2016年製作の映画)

3.0

試写会。

ずーっとずーっと両手を握りしめ眉間にしわを寄せてうわぁぁぁと思いながら見るスピード感と恐怖とグロ……
…だった前半に引き換え終盤が……。

和製「SE7EN」という評判を聞いていたけれども
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デスノート Light up the NEW world(2016年製作の映画)

2.9

何という池松祭り!!
池松くんのファンは充分満足できると思う。
頭脳戦でもないしツッコみ所は満載だが散々な評価を見て覚悟していたせいか別にそれほど悪くは無かった。
別ノートだと思えば…

よく朝ドラ
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.0

劇中何度も、
うぉ?おおおーーい……!
えっ
ぇぇぇ?
と思いながらウルウルするという……

極めてリアリティのある社会問題を提示しつつ、そんなリアルはダメだから!と突っ込み入れさせられる一本。

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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.0

自分の身に置き換えるととても辛い。

最近そんな感想ばかり述べている気がするけれども(笑)恐らくはクズな大人が自分自身すぎてグサグサする!

「身に置き換える」って我が家の場合は主人公が自分だなって。
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何者(2016年製作の映画)

3.5

就活を題材にした青春ストーリーで中田ヤスタカ氏のミュージックV的に音楽に乗った半ファンタジー映画……なのだと予告から想像していた。

けど違った。
とんでもツイッターホラーだった。
グサグサ刺さるわ(
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ボクの妻と結婚してください。(2016年製作の映画)

2.9

試写@一ツ橋ホール。

原作は未読だがNHKBSドラマ版を視聴していたので話の流れは知っていての観賞。

だからどうしても比較してしまう。
が、不安視していた割には泣けたわ。
…こういう話だから泣けな
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闇金ウシジマくん ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

3.1

ずっと見てきたファンにとっては見なきゃ済まない1本。

クズの群像劇だった今作も初めてウシジマくんがガッツリ主役。
セリフも今までになく多い。
バイオレンスシーンも過去作一(笑)

底辺と底辺を食い物
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ダゲレオタイプの女(2016年製作の映画)

3.0

恐くはないのでホラーを期待しない方がいい。

黒沢作品によく出てくる「写真みたいな霊」が最大限に生かされた映画だと思う(笑)
あ~日本人で撮るよりもこっちの方がリアリティ出るんだな、と思った。

「一
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少女(2016年製作の映画)

2.9

前半は黒い本田翼のPVかってくらいにバッサーの独白独白で舞台劇のよう。中性的なバッサーの魅力が光る。

原作のテーマはもっとシンプルだった覚えがあるが、映画はかなり迷走している。

けれども中二病的百
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.7

色々書きたいけれども止めておく。
結末を知ってしまったらハラハラ見れないでしょう。
海猿的感動ももちろん見せ場だが「なぜそこへ下りたのか」というミステリー的な側面もあるので。

もちろん、主題は上質な
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怒り(2016年製作の映画)

3.9

ある事件を起点に混ざり合う事はない3つの群像劇が静かに進行される。
ああ、だからこのキャストなのかとミスリードされ続ける作り。上手い。

それぞれの物語にハマる役者陣の演技が素晴らしくてミステリーでは
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