猫背さんの映画レビュー・感想・評価

猫背

猫背

東京 26歳
今日はなにを観ようかな

映画(607)
ドラマ(7)

少女は夜明けに夢をみる/ 夜明けの夢(2016年製作の映画)

3.4

イランの少女更生施設のドキュメンタリー。ふざけ合ったり歌ったり賑やかに過ごしてるけど、事情はかなり深刻で辛かった。
身内が迎えに来て塀の外に出ることを喜べない。子を育てる責任が親にあるのは勿論なんだけ
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アースクエイクバード(2019年製作の映画)

3.4

罪の意識についてがテーマだけど全体的にふわっとしてる。「日本らしさ全部乗せ」みたいな演出と抑揚のない演技が気になった。外国の人からすれば全部ナチュラルに見えるのかな…

ソフィーの選択(1982年製作の映画)

4.1

恋愛物の形を取りながらホロコーストの話を織り交ぜていくのが奇妙な作品。アウシュビッツのインパクトが大きいが、ソフィーの過去を踏み込んで描くことで二人の関係性が違ったものに見えてくる。
ネイサンとソフィ
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.8

働けない人に対するいじめに近い福祉。転落していくダニエルにとってシングルマザーと隣人との関係だけが救いだった。貧しい者同士で助け合うことで、ぎりぎり社会に引っかかってる。
役人の対応はまあひどく描かれ
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パディントン(2014年製作の映画)

3.5

遊び心が詰まってる。英国ジョークに映画のパロディにピタゴラスイッチ的展開。何か問題があった時にイギリス人としての自負に働きかけるのが新鮮に思えた。

アクアマン(2018年製作の映画)

3.4

王国を渡り歩いて敵を倒していく。他人がゲームしてるのを見てる、みたいな映画だった。キャラクターの造り込みがチープに見えるのが何故なのか気になってしょうがなかった、素材とか照明の問題なのかな…?

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.7

キアヌが強すぎて淡々と人を倒していくのが楽しい。シンプルすぎるストーリーを丁寧にやるぶん印象的なシーンが多い。

CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.1

ダンスがとにかく最高。はじめのリハーサル場面で心を持ってかれてしまった。ショーのために計算された完成度の高いダンスが、夜が深まるにつれて即興的・相互的になり、最終的には踊っているのかも不確かな表現に変>>続きを読む

ヘイト・ユー・ギブ(2018年製作の映画)

3.8

貧困と差別から抜け出すため母親が用意してくれた道。私立高校に通う自分と黒人コミュニティの自分、背負ってる過去と未来像との断絶が大きすぎて、どちらにも属することができず苦しそうにしてるのが見ていて辛かっ>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.9

オギーの周りの人間に平等にスポットライトが当たっていくのが良かった。
姉ヴィアは自分を惑星と呼んでいて少し切ない。謙虚に他人のために生きててるからこそ自己卑下が育ってく。尊重されなかった部分に他人が気
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キング(2019年製作の映画)

3.6

ティモシーシャラメが王で軍を率いて闘う。中世の世界観も衣装も顔も美しすぎて、ありがとう…ありがとう…と拝みながら観れる。
ただ彼がひたすらにクールという訳でもなく、信念がブレ気味で弱い。王として昇って
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.8

復讐の連鎖。犯行理由を突き止めることと自分の罪を自覚することが同時に発生するから複雑な気持ちになる。デスの浅はかな行いが明らかになった時、そりゃお前が悪いよ…と言いたくなった。他人の事をとやかく言う責>>続きを読む

お嬢さん(2016年製作の映画)

3.9

資産目当ての結婚という筋書きを、三者の視点からなぞるサスペンス。回を追うごとに物語が複雑になり事実が明らかになっていく。
性的な搾取と騙し合い…冷酷でドロドロした人間模様の中で純真さが垣間見える瞬間が
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スナッチ(2000年製作の映画)

3.7

集中して観ないといけないやつだった。ダイヤモンドの争奪と抗争と八百長ボクシング…複数のプロットが絡み合いながら同時進行してて、やや振り回されながら鑑賞するのが楽しい。犬がずっとぴーぴー鳴ってて可愛い。

ドリーム(2016年製作の映画)

3.6

逆境の中で努力し偉業を成し遂げる。差別さてれるのにすごいね!では終われなくて、むしろ彼女たちを取り巻く環境に恥ずかしさを感じた。差別される側に人一倍の努力を強いること自体間違っていて、加担している側、>>続きを読む

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

3.9

眩しすぎないから安心して観れる恋愛映画。結ばれないからこそ完璧になった青春の恋、現在に持ち越して昇華してみせるのが偉い。結婚式のシーンが好きだった。「その後」を生きる苦しみに一区切りついたな…と浸って>>続きを読む

怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

4.1

すがすがしいほどのスプラッター描写。怪物が次々と人間を襲っていく様子に美しさすら感じる。スクールバスの惨劇とスイカのジュースの一連のシーンが印象的。
怪物の暴れっぷりよりむしろ人間の行いのほうが残酷だ
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.7

法の性差別と戦う話。差別がテーマということでグリーンブックと二本立てだったけど、アプローチが全然違って面白かった。こっちは個人の意識改革というよりもっと先の話、社会の変化に対して法が遅れていること、判>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.8

優等生みたいな作品。人種差別がテーマで「違う」ふたりが歩み寄っていく様がコミカルに描かれる。
黒人差別だけの話じゃないのが良かった。出自の差も貧富もセクシャリティも知性や教養の有無も…ヘイトの要因は無
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.2

日常の風景にノスタルジーを感じる。団地の窮屈な部屋、カルピスのアイス、お菓子の時間、夜中の会話、意味のなさすぎる遊び。見逃した瞬間の集積、遠くから見てるから欲しくなる。

思い描いた大人になれなかった
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.5

家族の描写がリアルで良かった。事件を機に集まった家族vs怪物。一致団結とか家族愛だとかいう言葉はむず痒い。案の定ぜんぜん連携が取れてなくて肝心な場面ではいつも失敗してしまう。
食事の場面が特に好き、暗
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オクジャ okja(2017年製作の映画)

4.0

少女ミジャが「スーパーピッグ」オクジャを助けるだけの話なんだけど、演出が多彩で引き込まれる。大自然ののどかな暮らしから始まり、都心のカーチェイス&アクション、NYでの華々しいパレードから陰惨な食肉加工>>続きを読む

殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.7

ふたりの刑事が連続殺人事件を追う。都会からやって来た頭脳派の刑事が、田舎の警察に染まっていくのが見ものだった。不確かな情報に惑わされる結論ありきの捜査方法。全く褒められたものじゃないんだけど、彼らの「>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.2

ビートルズ好きの人には是非劇場で観て欲しい。あの60年代、70年代を生きることが出来なかった世代にとって大画面&大音量でビートルズを体感できるだけで心底ありがたい…。

「もしもビートルズが居なかった
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オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013年製作の映画)

3.6

ハイウェイを走りながらずっと電話してる。家族、浮気相手、同僚、関係先…ひっきりなしの電話。電話先のどんな人間たちより彼のエゴが優先されるのが寂しいなと思った。たぶんハイウェイの先、全部捨てて新しい人達>>続きを読む

愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

3.2

演技も演出もオーバーで舞台を見ているようだった。満島真之介が良い。Wikipediaがドラマチックだった。

プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)

4.5

冴えない男の子がビーチリゾートに連れて行かれる話。親のためのバカンスでダンカンは全く楽しくない、ママの彼氏は最悪で大人達は下衆な遊びを繰り広げてる。
自信なさげでずっと黙ってた彼が、プールバイトでちょ
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.7

特になにも考えず楽しめる映画。ライアン・ゴズリングがポンコツの探偵、怖い時にきゃ!って言うの可愛すぎる。アクションシーンは迫力あるのに肝心なとこで間が抜けてて笑える。

アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男(2015年製作の映画)

3.8

社会でいう正しさは時代によってころころと変わっていくもので頼りない。

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.1

親が死んで家が焼けて貧しくて事故にあって…不幸の連続なのに自殺もろくに出来ない。絶望のおじさんを隣人がなんとなく救ってしまうのが良い。初めはただの嫌なおじさんだったのに、ちょっとした関わりによって彼の>>続きを読む

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

3.7

他人を思いやりながら上機嫌に生きてたら、ピンチの時に天使のおじさんが救ってくれる。道徳の授業とかで見せたらいいと思う。
ママドラーとパパドラーを金庫に寝かせて増えるといいね、っていうシーンが好き。そん
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.6

アメリカ文化の礼賛!ダイナーの麻薬王、雪山ウエスタン、地雷原のカントリーロード…ちぐはぐでアメリカンな演出が全部可愛い。

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.9

社会派映画、ジョーカーっていうのはパッケージに過ぎない感じがした。
今こんな映画を作らないといけない状況にあって、賞取ってること自体が恐ろしい。ポピュリズムやばいねっていう現状をそのまま映してる。右で
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キングスマン(2015年製作の映画)

4.2

快楽詰め込んだ感じの映画だった。
英国らしい重厚感ある美術とスーツの着こなしがまず眼福だし、義足やら杖やらのギミックがいちいちかっこよすぎる。試験を突破していく達成感。宇宙と空、よく考えたら飛ぶ必要な
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パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.1

異色のヒーローもの。ナプキンは悲しみを吸い取る。
自らの手で生理用品用の機械を作る様子はアイアンマンさながら、自ら装備して血まみれになるのも面白い。けど技術の開発以上に、穢れ・恥といった思想との戦いが
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