MACabuserさんの映画レビュー・感想・評価

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ラブレス(2017年製作の映画)

4.0

「愛がない」状態ではない、憎む恨むでもなく、
〈愛がない関係性を行為で表現せずにいられない感情〉をさす新語が必要。

ハネケのセブンスコンチネントから現代的に深度が深まった感覚、
貧困や紛争を乗り越え
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.0

随所で自然と口角が上がりクスクス声が漏れ、
一方で「教養とは何ぞや?」
と頭をひねった作品で御座いました。

コクトーやダリを知らなければ、映画自体のおもしろさについては
「高名な芸術家を演技で再現し
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CUBE(1997年製作の映画)

3.5

言わずと映画人口に膾炙した、
SAWに連なるソリッドシチュエーションホラー
の走りでございます。

5~6年前、日曜お昼のテレビでやってた
面接と偽り集められた集団が、ソリッドな一室で
騙し騙され殺り
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暁に祈れ(2017年製作の映画)

3.5

ビリーの再生の物語がこれから始まるところで終幕。
まさにbefore dawnで結末を迎えるんですね。

ラスト直前、病院を脱け出して戻る一連の場面が山場。

このまま逃走する道という選択が提示された
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.5

ハイスクール版アメリ

ほかならぬスクールカースト上位でも下位でもない、
下位気味であることが最も物語的な青春の懊悩をもたらしますが、
欧米ではミッションスクールの風紀がより作品に陰陽のギャップを
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

労働者階級の階級的自覚を基にする点で
典型的なプロレタリア映画でありながら、
見どころは、エンターテインメントとしての
確かなおもしろさも有していることでございます。


資本主義における上流階級の成
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

2.0

ホラー映画のやり方とは質を異にした
ファンタジックな調理法で咀嚼に戸惑います。


2000年も10年をすぎれば
オカルトの牽引者はもともとそうした層の住処となっていた2ちゃんねると、
生放送など動画
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

2.8

これはドイヒー✧*。(∩^o^)⊃━☆°.*

ドイヒー✧*。(∩^o^)⊃━☆°.*

殯の森(2007年製作の映画)

4.4

殯:貴人の遺体を棺に納めてしばらく仮に置いておくこと。また、その所。(日国)
ほか各種辞典では、
非常に高貴な身分層で行われていた風習で庶民間では禁止さえされたもよう。

となると最後に「呪怨。ほにゃ
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預言者(2009年製作の映画)

4.2

世渡りのうまさって
学力、専門性、コミュニケーション力、ギフテッドとかとりあえず置いといて、
単純に周囲の情勢を見抜く頭の良さなんよ

麦の穂をゆらす風(2006年製作の映画)

4.0

メモ:「ボイコット」の語源はアイルランド人を追放して餓死しかけた
ボイコット大尉への抵抗運動。
ボイコットするぞ!ではなくボイコット運動しよ☆が源泉に近い

英愛条約前後とその後のアイルランド内戦が舞
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トスカーナの贋作(2010年製作の映画)

3.9

原題は「Copie conforme」
コピー、コピー通り、コピーそのまま と訳す感じですね

「トスカーナの贋作」ですって!小じゃれてますわよ奥様

出会ったばかりの男女が束の間の疑似夫婦を演じる、
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サラエヴォの銃声(2016年製作の映画)

4.0

現代日本で五・一五事件が語られることが、
学校の教室以外でどれだけあるだろう。

戦後史は権威に対する牙を抜かれるところから始まっている。


1914年のサラエヴォから100年が経ち、
式典の会場と
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さざなみ(2015年製作の映画)

4.4

原題「45years」

45年間連れ添った夫婦のもとへ届いた一通の手紙から、
夫婦の関係に修復不能な亀裂が刻まれる話。


聞けばこうである。
自然豊かな郊外で平穏な余生を過ごす夫婦の元に届く異国か
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タロウのバカ(2019年製作の映画)

4.0

何も語らぬ孤独の芭蕉は切支丹物で描かれるキリストの像と同質のものであり、もはや本当の意味で手の届かぬ場所へ行こうとしているこの芸術家を閉鎖された心境に佇む弟子たちの一段階上に配置することで、芥川は芭蕉>>続きを読む

今日も嫌がらせ弁当(2018年製作の映画)

3.0

母子家庭の母が反抗期の高校生の娘に毎日キャラ弁作ってたけど
過労で倒れて東京に就職で出る娘から手紙もらったときに
感情を動かされない人間がいれば道徳を教科化した意味がなくなってしまう。

我々は喜んで
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絞殺(1979年製作の映画)

3.5

迫力のあるバトルシーンに胸が熱くなりました!

ハネケのセブンスコンチネント、
家のモノをひたすら破壊するシーンの無感情さは
相当に凄まじかったのだと反芻

ごっこ(2017年製作の映画)

4.3

めっちゃ好き。
話の筋もなんもかも大阪やから成り立つ。巧すぎる。
猫が野球するじゃりン子チエの地やからな。
こんなことが現実にありますか?とかどうでもええねん。
人が死ぬ話は好き嫌いやで。

キャスト
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映画 中二病でも恋がしたい Take On Me(2017年製作の映画)

3.5

立花は中二病を捨てて普通になれるか?を争点としながら
それは本編ですでに一度きっぱり捨てているので
劇場版化への大人の事情が垣間見える

ヌルヌル動く動くわようやっとキスできたわで満足はする

獣道(2017年製作の映画)

4.0

おもしろかった。
ヤンキー文化そのものが、時代に取り残されつつある。

メランコリック(2018年製作の映画)

4.3

これはおもろいわ。
物語に必要なトレンドはとにかく「共感」やと聞いたが、
こんなにも共感できるラストは無いわい。

なんでやねん!ってツッコミどころ満載で投げっぱなし。
いやそれでもええやんと思わされ
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渇き。(2013年製作の映画)

2.5

「カナコ」の偶像が美しい。それ以外には何の面白みもないけど、
カナコ美しい。

ピアノの森(2007年製作の映画)

3.8

ピアノの森は大傑作。続けてぜひ世界編もやってほしい。
原作はここからが本番やもんな。
でも映像化は超絶マッチ、だってピアノの音が聴けるからさ。

映画インストールからの上戸彩・神木くんコンビも最高。

彼女の人生は間違いじゃない(2017年製作の映画)

3.2

欠乏しているのが金銭なのか精神なのかわからない
だから、なぜ彼女の人生が間違いじゃないのか、
読解力が足りなかったようだ

見えない目撃者(2019年製作の映画)

4.0

こんなヒリヒリするサスペンス…久々
日曜のお昼に楽しむには最高すぎるエンタメ。
クライム映画が日曜日のひるなかにふさわしいというのは反面平和ボケでもあるが、おもしろい。


amazonに限らず、レビ
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劇場(2020年製作の映画)

3.7

ただのカップルあるあるを脱却すべく、もっともっと日常で演技をするシーンをみたかった。

湿地(2006年製作の映画)

3.2

バラバラだった点が線でつながった!アハ!
って受容の悦びがそれだけになるからシックスセンスとかソウのように
よっぽどぶっ飛ばないと大しておもんないということの証左となる作品である。

病気を絡められる
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

舞台がほどよい田舎趣味で美麗すぎる、だからこそ成立しているのだとも思える

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.7

久々に良い映画を観れた。良かった。私はとてもうれしい。

ウィッチ(2015年製作の映画)

2.6

魔女とは狂女であった、ということを言いたかったのか?

BLACKFOX(2019年製作の映画)

2.5

劇場版にする必要性があるかと言えばそこまで濃くはない。
特別に特筆特記することも特にない。

アンセイン ~狂気の真実~(2018年製作の映画)

3.0

統失患者の被害妄想パターンかと思いきやストーカーにハメられてました。

恐ろしいのは、どんなに自分で正常と自覚していたとしても、
統失の場合はどんな言辞を並べたところで問答無用で病気扱いされてしまうと
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パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)

4.4

雰囲気は抜群に良い。
いろいろとホラーサスペンス寄りなんだけど、
問題は何も解決しないし真相はわからずじまい、
だが作品全体の雰囲気が「それもあり」と丸めこんでくれた。

ある過去の行方(2013年製作の映画)

4.0

別れる夫が再婚相手の夫に会ったら…昼メロドラマ的設定をとりつつの
ザ・フランス映画。

愛情はすれ違い入れ違いでズレていくも、愛は愛なのである。

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