おちちさんの映画レビュー・感想・評価

おちち

おちち

日の名残り(1993年製作の映画)

4.0

イギリス田園郊外のお屋敷に使える執事の人生の話。個人的に興味深かった点は以下の2点である。
1点目は屋敷で開かれた会合でアメリカの議員が貴族たちに「国際政治はアマチュアの仕事ではない」と言い放つシーン
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パターソン(2016年製作の映画)

4.0

凄い傑作!ってわけではないけど、良い作品だと思った。
いつものジャームッシュ作品らしく、この作品でもさして大きな事件は起こらない。
平凡な日常を詩と妻と犬と共に暮らす、バスドライバーの姿が描かれるのみ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.5

飛行機の中で鑑賞したため、字幕がなく、セリフは分からずじまい。それでも楽しめた。
よくある苦い恋物語なのだろうけど、それでもこの作品が評価された理由はその演出にあるのだろう。
赤や青、黄色といった原色
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裁かるるジャンヌ(1928年製作の映画)

4.5

オールタイムベスト
映画のエンディングが90分引き延ばされたような映画
俯瞰ショットを廃し、徹底的に「寄り」の画を積み重ねることで、出口のないジャンヌの状況を的確に表現していた。
繰り返される「教会」
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湖のランスロ(1974年製作の映画)

4.0

まさにブレッソン。
宗教的な雰囲気もあって、ひとつひとつのシーンがまるでタブロー画のように感じられた。
この映画は視覚表現より聴覚表現に重きを置いているらしく、シーンの転換に先んじて音響が転換されるの
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

4.0

ライアンゴズリング目当てで観た。彼は静止画で見るより動画のほうがかっこいい。
肝心の話の内容も期待以上で、これまでのラブストーリーのお約束をある種意識的に編集しながら(保護者面談後の雨のシーンとか)、
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冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

4.0

子供の目線で日々の出来事を描くという意味では、キアロスタミの「友達のうちはどこ」にも通ずるが、こちらの方が好み。

印象的なのはやはり子供の世界の単純さ。
冬冬は医者の孫で、周囲の子供とは違う階層にい
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天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

3.5

高校の宗教の授業で観た。色白で華奢な歌の上手いシスター役の女の人に入れ込んでた高1の夏。

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.5

プロットの上手さが際立っていた。話としてはよくあるタイムスリップ物に分類されるのだろうが、過去の歴史へのキャラクターの絡ませ方がうまい。シュルレアリスト達が未来から来たと告白する主人公に、自然なことだ>>続きを読む

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

3.5

面接が上手くいかず、気分転換で観た
細かい男女の恋愛の機微はよく分からないが、丁寧な画作りが印象的だった
特に1人目のヴェロニカとのディナーのシーンはバロック絵画のような光と影のコントラストが美しい
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

4.0

その後のジャームッシュの全てがここにあるように感じた。多様な生の物語を統一するわけではなく並置し、観るものに投げかける。
ただ一つ、後期の作品と異なると感じたのは、処女作故の荒削りな演出だ。個人的に後
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

5.0

小津meetsゴッドファーザーといった感じ。
全編とおして光と闇の対比表現が印象的。
バスケの練習と父の尋問のシーンが特に美しい。
物語としては思春期の行き場のない感情が60年代台湾の時代を背景に描か
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アメリ(2001年製作の映画)

1.2

自閉症気味の女性がイタズラして色々迷惑かけるけど、可愛いから許されてハッピーエンドみたいなアホくさい話。飛行機の中の暇つぶしには良かったです。

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.0

観ててうんざりした。スコットランドの底辺の若者達が、ドラックとセックスに塗れながらクソみたいな生活を送るという話。ただ終盤の疾走感はグッときた。

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