おちちさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

おちち

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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.5

プロットの上手さが際立っていた。話としてはよくあるタイムスリップ物に分類されるのだろうが、過去の歴史へのキャラクターの絡ませ方がうまい。シュルレアリスト達が未来から来たと告白する主人公に、自然なことだ>>続きを読む

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

3.5

面接が上手くいかず、気分転換で観た
細かい男女の恋愛の機微はよく分からないが、丁寧な画作りが印象的だった
特に1人目のヴェロニカとのディナーのシーンはバロック絵画のような光と影のコントラストが美しい
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ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

4.5

2回目の視聴。
やはり好きな映画。
終始ユルイ雰囲気だからこそ、あのラストシーンが光るんだと思う。
その点で、アルトマンの構成力は高く評価したい。

負け犬の映画ではあると思うけど、ポリシーを持った負
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

4.0

その後のジャームッシュの全てがここにあるように感じた。多様な生の物語を統一するわけではなく並置し、観るものに投げかける。
ただ一つ、後期の作品と異なると感じたのは、処女作故の荒削りな演出だ。個人的に後
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

5.0

小津meetsゴッドファーザーといった感じ。
全編とおして光と闇の対比表現が印象的。
バスケの練習と父の尋問のシーンが特に美しい。
物語としては思春期の行き場のない感情が60年代台湾の時代を背景に描か
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アメリ(2001年製作の映画)

1.2

自閉症気味の女性がイタズラして色々迷惑かけるけど、可愛いから許されてハッピーエンドみたいなアホくさい話。飛行機の中の暇つぶしには良かったです。

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.0

観ててうんざりした。スコットランドの底辺の若者達が、ドラックとセックスに塗れながらクソみたいな生活を送るという話。ただ終盤の疾走感はグッときた。

友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.0

子供がまだ労働力だった時代が舞台。近代化の途上で失われていくものの姿が印象的だった。

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

4.0

結婚式ではじまり葬式で終わる。
男女の関係を通して人生の悲哀を語るのがこの映画のテーマだと思う。ヤンヤンと物言わぬ祖母の姿が映画全体を影で支えているように感じた。
余談だが、邦題はあまり良くないと思う
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ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972年製作の映画)

3.5

夢と現実が入り乱れて訳がわからない。まさにシュルレアリスム

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

4.0

同じ敗戦国に生きる身として、日本でこれに相当する映画は何にあたるか考えた

こうのとり、たちずさんで(1991年製作の映画)

4.0

長回しを多用するときいていたので退屈かと思ったが全くそんなことはなかった。
クレーンで男が吊り上げられるシーンや少女と通じ合うシーンなど印象的なシーンが多数あった。とりわけ川辺での結婚式のシーンは素晴
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