レイチェルさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

レイチェル

レイチェル

映画(654)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

いつか晴れた日に(1995年製作の映画)

3.4

英国を舞台に長女エレノアと次女マリアンヌの結婚をめぐる話。男が財産を持つ時代、家柄で愛する人と自由に結婚できない辛さが物悲しい。優しくて大人しい姉、天真爛漫で情熱的な妹が美しくて印象的。

フロントランナー(2018年製作の映画)

2.9

1988年のアメリカ大統領選挙。ゲイリー・ハートは有力候補であったが、女性スキャンダルを報じられた途端批判の目に晒されることに。少しの過ちで変化してしまう世間の目の恐ろしさ。マスコミの力が強力であると>>続きを読む

おとなの恋は、まわり道(2018年製作の映画)

3.5

イケメンだが偏屈なフランクと美人だが毒舌のリンジーが結婚式に招待され、出会う。お互いに言い争いを繰り返すうちに惹かれ始める。独特で個性的な二人の会話が絶妙で人間臭い。嫌だと言いつつ、素直になれない二人>>続きを読む

JFK(1991年製作の映画)

3.6

1963年に起きた大統領ジョン・F・ケネディーの暗殺事件を検証したドラマ。検事と共に何が真実か、誰が犯人なのか知りたくなる。極秘報告書が公開されたとき、私達はどう感じるのか考えさせられる。

それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

3.8

落ちぶれた中年ボクサーが久々に母と再会し、サヴァン症候群を患う弟ジンテの存在を知ることに。ジンテのラストのピアノ演奏が素晴らしい。その姿を徐々に認め、見守る兄の姿があまりに印象的。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

第一次大戦中、スコフィールドとブレイクは兄の隊を救うために攻撃中止の伝令を伝える命令を受ける。ワンカットということもあり、二人と一緒にいるような感覚に陥る。命を懸けて銃弾を避けながら走るスコフィールド>>続きを読む

ある女流作家の罪と罰(2018年製作の映画)

4.3

売れない作家リーはひょんなことから、著名人の手紙を捏造、転売してお金を稼ぐ方法を見つけてしまう。才能を持つが故に間違えた方向に進んでしまう彼女が見事に演じられている。裁判での人生最高のひとときだったと>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

半地下で暮らす貧しいキム一家。裕福な家の家庭教師を長男がすることになる。悪どい者の上には更に悪どい者が制す。一人一人のキャラクターが濃く、最後の最後まで見逃せない。半地下で暮らす人々の執着、格差が溢れ>>続きを読む

ロマンスドール(2019年製作の映画)

4.0

ラブドール職人と美しい妻のもがきながらも愛を模索していく姿を描いている。哲雄と園子の不器用ながらも変化していく様子が愛おしく表現されていて、先輩と哲雄のコミカルな掛け合いに笑いながらも、どこかファンタ>>続きを読む

カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

1.5

自堕落な生活をしていたカイジが一獲千金のゲームに参加し、再び奮闘する。ストーリーは分かり切っているのだが、底辺の男感が出ていて、楽しめた。カイジの名台詞や世界観が健在だった。

his(2020年製作の映画)

4.3

田舎暮らしをしている迅の前に突然娘を連れた元恋人の渚が現れ、三人の暮らしが始まる。迅の揺れ動く気持ちが丁寧に描かれている。好きという気持ちを素直に言うことはどうしていけないのか、自由に生きることの難し>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.7

第二次世界大戦中のドイツで10歳のジョジョは空想の中の友達アドルフと奮闘する。戦争中でも明るく過ごすジョジョと母の暮らしが愛おしい。お茶目なアドルフとジョジョの掛け合い、母の愛がとても印象的。

キャッツ(2019年製作の映画)

2.0

ゴミ捨て場に捨てられた白猫ヴィクトリアが個性豊かな猫たちに出会う。ヴィクトリアのダンスの美しさ、ミストフェリーズの愛らしさ、グリザベラの歌唱力が印象的。舞台版とは異なったキャッツを見た気がする。

テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

4.0

CM監督のトビーは学生時代に作った映画のロケ地を訪ね、ドンキホーテだと勘違いしている老人に再会する。夢の中を主人公と彷徨っているような作品。夢か現実か、狂気なのか、まるでドンキホーテと同じで胸が苦しく>>続きを読む

シグナル100(2020年製作の映画)

2.6

担任教師により自殺催眠を掛けられた生徒たちが催眠を説くために奮闘する姿を描く。行動一つ一つがシグナルになり、死に繋がる可能性があると分かった時、人はどうするか考えさせられる。

サヨナラまでの30分(2020年製作の映画)

3.4

バンドが解散して一年。メンバーの前に颯太が現れる。その颯太は死んだはずのアキと中身を入れ替えていた。カセットテープを通じてどんどんバンドに浸透していく颯太を見ているアキが切なかった。消えていくアキと戸>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

3.6

亡くなった姉の代わりに同窓会に参加した裕里は憧れていた先輩の鏡史郎と再会し、文通を始める。手紙を通じて昔の思い出や初恋、姉の過去を辿り、切ない青春時代や過去の痛みを知る。色々なかけ違いで幸せに出会えな>>続きを読む

ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

3.5

医者のルイスは家族と田舎に引っ越し、死んだ飼い猫を家の近くに埋めると凶暴な猫に変化し、姿を現す。そこは昔から伝わる秘密の森だった。誰でも生にすがる心理がよく表現されている。大事な人を失いたくないのは誰>>続きを読む

ナイト・オブ・シャドー 魔法拳(2019年製作の映画)

1.7

妖怪ハンターの作家が妖怪と戦う痛快アクション。ジャッキーと一緒にいる小さな妖怪たちが可愛く、敵役の女妖怪が美しくて妖艶。ジャッキーのアクションも見どころ。

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.8

アトランタオリンピックで爆発物を発見した警備員が犯人として疑われ、疑いを晴らすために弁護士と共に奮闘する。人を守ろうと必死に頑張るリチャードがあまりに人間臭くて、愛おしく思えた。懸命にやればやるほど、>>続きを読む

記憶屋 あなたを忘れない(2020年製作の映画)

2.5

プロポーズした翌日から僚一の記憶だけを無くした恋人の記憶を取り戻すため、記憶屋を探し彼女の記憶を取り戻そうと奮闘する。ホラー小説が原作となっているが、ファンタジーの中に悲しみが加わり、とても切ない。愛>>続きを読む

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.5

アナと雪の女王の続編。エルサに聞こえる歌声に導かれ、エルサの力の秘密が明かされる。前作よりストーリーに引き込まれた。オラフのコメディー要素とクリストフのソロ曲が可愛らしくて面白かった。

男はつらいよ お帰り 寅さん(2019年製作の映画)

3.7

男はつらいよの続編。小説家になった満男のサイン会に初恋の相手イズミがやってくる。現在の家族たちの生活の中で寅さんの昔の記憶が行ったり来たりするのが懐かしくて、寅さんに再会したような気分になる。やはり寅>>続きを読む

母さんがどんなに僕を嫌いでも(2018年製作の映画)

3.8

子供の頃、母に傷つけられ育ったタイジが友達に助けられて母と向き合うことを決意する。主人公の母への思いがあまりに辛く、心に突き刺さる。どんなに母に嫌われても、自分を好きでいてほしいと願う彼がとても切なく>>続きを読む

カンパニー・マン(2002年製作の映画)

3.5

会社員から産業スパイになったモーガンは陰謀に巻き込まれていくサスペンス。予想のつかない展開に衝撃を受けた。謎めいた女性リタが印象的。

ダウントン・アビー(2019年製作の映画)

4.1

英国の大邸宅ダウントンアビーに住む伯爵一家宅に国王たちが訪れる話をメインに描かれている群像劇。セットも衣装も豪華絢爛。伯爵一家の在り方や王室の付き人たちとダウントンの使用人たちの対決も印象的で見所が沢>>続きを読む

太陽の家(2019年製作の映画)

2.5

大工の棟梁である信吾はシングルマザーの芽衣とその息子の龍生と出会い、面倒をみようとする。昭和感のある人情話で、懐かしい気分になれる。棟梁と子供のやりとりが印象的。

ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.0

ジュマンジの世界に吸い込まれた若者たちが再びジュマンジの世界へ行く続編。続編であるが、ゲームの中で起こるミッションをクリアしつつ、クスッとしながらも自らが体験しているような錯覚に陥る。

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

3.5

アメリカ国務長官のシャーロットが失業中のジャーナリストであるフレッドと再開するところから始まるラブコメ。下ネタ満載だが、政治風刺も軽妙に含まれながら、シャーロットとフレッドの見た目も中身も格差があまり>>続きを読む

カツベン!(2019年製作の映画)

3.9

活弁士を志す俊太郎が流れ着いた寂れた映画館で巻き起こるコメディー。サイレント映画のオマージュやドタバタ感がとても印象的で、映画好きには堪らない作品。箪笥を引いたり出したりする部分が面白かった。

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.0

ル・マン24時耐レースでフェラーリに勝つため、必死に苦悩するフォード側を描いた作品。レースの臨場感だけでなく、レーサーとしての意地か会社の利益を優先するべきか、考えさせられる。

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.0

うだつの上がらない麻薬捜査チームが任務の一つとして開いた焼肉屋が大繁盛し、次々と事件が巻き起こる。テンポが早く、とにかく掛け合いが面白く、アクションもカッコいい。それぞれのキャラクターも見どころ。

午前0時、キスしに来てよ(2019年製作の映画)

1.2

スパースターの片瀬とごく普通の高校生が恋に落ちるラブストーリー。シンデレラストーリーではあるが、マネージャー役の遠藤さんが優しく見守っていて印象的。シンデレラになってみたいという女の子におすすめ。

ぼくらの7日間戦争(2019年製作の映画)

3.4

高校生の守は転校することになった綾やその仲間たちを連れて石炭工場に立て篭もることに。青春ものかと思いきや、現代のアレンジも加えられ、新たなぼくらの7日間戦争を見た気がした。

ルパン三世 THE FIRST(2019年製作の映画)

3.3

考古学を学ぶ少女と共にブレッソンダイアリーの謎に挑むルパンたち。3D作品になり、今までのルパンとは違った新鮮さを感じた。時代を経てもルパンは不変でかっこいい。

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.5

ピアノコンクールの中で描かれるピアニストたちのそれぞれの苦悩を描いた群像劇。天才と凡人と呼ばれたりするが、それぞれの音楽があって、それぞれの素晴らしさや喜びを感じて奏でた時にはやはり素晴らしさが伝わる>>続きを読む