Kunihiroさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Kunihiro

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燃えあがる女性記者たち(2021年製作の映画)

4.0

同じジャーナリストの映像でも望月衣塑子を主役にした作品は政権への悪意に満ち溢れたものだった。本作は記者たちのありのままの(ある程度の)ドキュメンタリー。両作の比較でSNSは弱者にとって大きな武器ではあ>>続きを読む

スパイ(1965年製作の映画)

4.0

デモに日当を払う。本当のボスがわからないまま諜報活動を続ける。今も昔も変わらないんだろうな。いつしかマスメディアの中にも共産主義が紛れ込む。それはもう少しあとの話。

銀座カンカン娘(1949年製作の映画)

4.0

「笠置シズ子と服部良一特集」にて。戦後間もない時期に作られた和製ミュージカル。普通に楽しめた。落語で締めるのが粋。

福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

差別、部落、ヘイト、同調、人の弱さ、メディアの無力感‥。普段の森さんの思想がつまった作品。左寄りでもなくバランスよくまとめたのは見事。全体的に若松孝二っぽかった。

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

4.0

真面目な人ほどバカを見る。そんな現実が確かにある。そんな目の前の現実を真面目な人が、真面目に受け止めすぎてしまったやるせないストーリー。それでもかすかな希望があった。

風櫃(フンクイ)の少年(1983年製作の映画)

3.5

台湾巨匠傑作選にて。素朴な生活、夢のない日常。何もない少年たちの青春群像劇。

ミャンマー・ダイアリーズ(2022年製作の映画)

3.5

半年前に香港民主化デモをテーマにした「理大囲城」を見た。今度はミャンマー。そこに生きる人々の叫びがしっかりと届きはじめている。

傷だらけの山河(1964年製作の映画)

4.1

山本薩夫特集。あやや目当てで鑑賞。テンポの良いストーリー展開で、あっという間に152分が過ぎていった。内容は西武グループの創業者、堤康次郎をモデルにした骨太の社会ドラマ。

ペン偽らず 暴力の街(1950年製作の映画)

3.5

山本薩夫特集にて。権力と戦う市民とマスコミ。戦後まもなくの実話だという。今ではすっかりとマスコミが権力者になってしまった。

ランガスタラム(2018年製作の映画)

3.5

人はいいけど単純なチッティ。兵隊やくざの勝新太郎みたいだった。40年前のインドが舞台ということだが、多分今でも通じる内容なのだろう。ヒロインは表情豊かで可愛かった。

名も無き世界のエンドロール(2021年製作の映画)

3.5

展開は読めてしまったけど、ドラマとしてはちゃんと成立してた。何でこんなに評価が低いのだろう?

アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

4.1

劇場で見たかった作品。二人の演技が素晴らしかった。少ない台詞や表情で本心を推測していくわけだが、それもまたよし。アンモナイトが目覚めた。

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.0

少女の成長物語。ほっこりとする日常。出てくる人がみんな優しかった。

怪物(2023年製作の映画)

4.1

賛否が別れているのが良い映画の証。こうして傍観者として鑑賞して、他人事のように評論をしている僕らも「怪物」の一人なのだろうか?

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

3.5

ロバートアルトマン傑作選にて。何故かハードボイルドにネコは似合う。たくさんの制作者に影響を与えた作品。そういえば作品名は忘れたが、雨の街並みを松田優作がビニール傘を手にスキップして走り抜けていくシーン>>続きを読む

舗道の囁き(1936年製作の映画)

3.0

昭和11年に制作。作品としてのレベルは低いが、日本のタップダンスの祖、中川三郎とジャズシンガーアイドルのベティ稲田の映像が見れるだけで貴重な作品。

うず潮(1964年製作の映画)

3.0

林芙美子生誕120周年記念特集にて。林芙美子の女学校時代。ウ~ンと思わせる内容だった。なぜ、タイトルがうず潮?

男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)

3.5

あやや目当てで鑑賞。フォーマット化した構成の中で笑いと涙を誘う。全作品に言えることだが、「今を生きる」シーンでエンディングを迎えるのがいい。

手さぐりの青春(1959年製作の映画)

4.0

映画で愉しむ女流文学特集。本編は壷井栄原作。オープニングの配役紹介から主人公の生活を感じることができる。悪人が一人も出てこないのがいい。夢と希望に満ち溢れた世界に浸ることが出来た。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.5

主人公には全く共感できず。安倍総理を撃った奴とベクトルは同じ。深いテーマがありそうで実はそれほどでもない映画。

新東京行進曲(1953年製作の映画)

4.0

戦前、戦後の東京を舞台にした人間讃歌。エピソードの回収が絶妙で、これぞ映画。天才川島の真髄を見ることができた。

100万人の娘たち(1963年製作の映画)

3.5

銀幕のヒロイン岩下志麻特集にて。宮崎の観光PRに若者の恋愛模様を絡ませたドラマ。新しい生活に希望と不安を感じさせるラストの表情が良かった。

世界の終わりから(2023年製作の映画)

4.1

モノクロの映像美に圧倒された。壮大なスケールの中でひたすら人間の愚かさを描いていく。

知と愛の出発(1958年製作の映画)

3.5

芦川いづみ特集で。カラー修復版での上映。助監督は神代辰巳。可憐で気が強いいづみさんを見ることができた。当時との貞操観念が大きく違うので評価しにくい作品ではある。「出発」で終るラストは良かった。

青年の椅子(1962年製作の映画)

3.5

芦川いづみ特集にて。源氏鶏太ものは安心して見ていられる。裕次郎映画だから仕方がないが、いづみさんの出番がもう少し多ければ‥。

霧笛が俺を呼んでいる(1960年製作の映画)

4.0

芦川いづみデビュー70周年記念映画祭にて。赤木圭一郎は格好いいし、いづみさんは相変わらず可憐だし。社会派の熊井啓らしい脚本も良かった。

生きる(1952年製作の映画)

4.1

日本人向けの映画。イギリス版は観てないが、リメイクはしてほしくなかった。

しあわせはどこに(1956年製作の映画)

3.5

芦川いづみデビュー70周年記念特集にて。正統派のメロドラマ。いづみさんには葉山良二が似合う。こんなシリーズなら、ずっと見ていたい。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

想像していたよりは良かった。ちょっと盛り込みすぎたね。

その壁を砕け(1959年製作の映画)

3.5

チャンネルネコで毎週やっている芦川いづみ特集で鑑賞。当たり前のような実地検証をしないのは、当時のやり方? そうでないなら一方的に警察を悪に仕立てようとする脚本が酷すぎ。閉鎖的な街から飛び出したが、結>>続きを読む

女であること(1958年製作の映画)

4.0

一捻りある文芸映画。女って嫉妬深くて面倒くさい生き物だと唱える。今の時代ではつくれない内容。さすが川島。

エスパイ(1974年製作の映画)

3.5

空想映画特集にて。X-MENみたいで面白かった。時代が早すぎたのか? とにもかくにも由美かおる。

総理の夫(2021年製作の映画)

3.5

いや~面白かったけどなぁ。何でこんなに点数が低いのだろう?原作を上手く2時間にまとめていたと思う。特にラストの演説は感動モノ。

嵐を呼ぶ男(1966年製作の映画)

3.0

オリジナル版も渡版もどっちもどっち。いづみさん主演ということで本作の勝ち。