子どもでもなく、大人でもない。そういう存在としての「中学生」の解放と暴走。それぐらいの年代で観ていたら大分影響されてしまってたかなと思う。
ラストの絵面もまた、中学生ゆえの限界を示しているか。
バ>>続きを読む
ツッコミどころは多々あるけど、雰囲気を堪能。「いつになったら立ち稽古するのかしら」等々、舞台俳優の愚痴あるあるなどシュールな笑いどころ?もいくつか。
自分の常識というか、価値観が通じる人しか出現しな>>続きを読む
まさにノワール?な、社会下層の踠きと足掻き。毎熊克哉が良いから、と進められて観たけどカトウシンスケもよかった。
これぞダメ男って感じの阿部寛の情けなさと家族の緩やかな繋がりを満喫する。
このレビューはネタバレを含みます
飲み込めるもの、飲み込めないもの、飲み込んではいけないもの。無理なモノを飲み込んだ後に、何が起きるか。
悪化していく行為や状況の中で、まだやり直せる、解放を感じるラストシーンでよかった。
床にチョークで描かれた絵の演出に好感。
労働とか、人間社会、営みってなんだろうと考えさせられる。絵柄で随分見易くなっているけど、エゲツない世界観。スタッフロール後まで観て、おお、となる。
小気味良いナレーションとシンプルな展開で、あっという間に終わる。
人も街も文化も、出会いから始まるのだな、と。
「とっくん」が結構生々しい。その本能的?な雰囲気と全体のキッズ感の対比が、不思議な感覚だった。
誰の記憶にも、作中描かれる雨の街や手を繋いで歩いたロボットは存在するのだと思った。
其処彼処に緩急を効かせた、新海ワールド。
第一作よりもコメディ色が強い印象。90分少しとは思えないドラマの密度で、真っ当な人と真っ当でない人とが織りなす昭和の“あたたかみ”を描いている。
多様性が叫ばれる現代にはもう存在しないであろう、おおらかさ。
人を振り回すフーテン根無草、愛されるトラブルメーカーの寅さんが、無邪気なお嬢さんにとって当然ながら一時の戯れでしかないこと。なんだかんだ>>続きを読む
めくるめくディストピア世界(日本の現実…)。露悪的といえばそこまでだが、ラストシーンではシステムに取り込まれてたまるか、という、かすかな希望も見える。
荒々しい映像と音楽で、淡々と破壊が行われていくことのカタルシス。