kurageさんの映画レビュー・感想・評価

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桃色の店/街角 桃色の店(1940年製作の映画)

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互いを知らずに文通で惹かれ合う二人。
実は同じ雑貨店に勤務する、反目する従業員同士だったー。
王道ラブコメの源流、軽妙なルビッチタッチを堪能。
あまりにも軽やかに会話劇が進むものだから表面だけを見せら
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バス停留所(2014年製作の映画)

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バス停留所で出会った二人の会話劇を10分近く眺める。流れが変わるきっかけでちょっと寂しく、おーいその先は、とツッコミ。

少年(1969年製作の映画)

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高知から日本海側を抜けて北海道、そして大阪に移動する家族のロードムービーともいえる作品だけど、悲しいのは(義理の)母と子供が当たり屋をしながら日銭を稼いでそのお金を働かない父が食い潰しているところ。>>続きを読む

ベテラン(2015年製作の映画)

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何も考えず、スカッと2時間楽しめる娯楽作品。シリアスなシーンの間に時折挟んでくるコメディタッチの掛け合いが利いている。社会問題をエンタメで見せるのが上手いなあ。

人情派刑事のファン・ジョンミンや財閥
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神々の深き欲望(1968年製作の映画)

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クラゲ島のモデルはヨロンあたりだろうか、と思って調べたら撮影は南大東島や波照間島で行ったらしい。
「とうとがなし」が耳について離れない。
両島とも、今だって気象条件によっては上陸が困難な島だけに撮影は
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

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まず、この映画を観てから池袋の暴走事件について検索した。この3月の時点では、89歳の被告は無罪を主張。そうか母子が亡くなったんだった。あのときブラックホールに入ったかのようにプリウスの事故が多かった。>>続きを読む

ケンとカズ(2015年製作の映画)

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登場する役者さんが皆魅力的。今やすっかり人気者の毎熊克哉や藤原季節のほか、カトウシンスケの横顔、後ろ姿からのショット。高野春樹の近所にいそうでいなさそうな狂気をはらんだ存在感。

カズの暴走っぷりに巻
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黒水仙(1946年製作の映画)

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インド・ダージリンの山奥、ヒマラヤ山系を望む断崖絶壁の場所に建つ宮殿が修道院になる。元、領主のハーレムだった場所だ。
のっけから、修道女たちの粛々と祈るさまと現地の人たちの呪術的な太鼓を鳴らしながら祈
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大誘拐 RAINBOW KIDS(1991年製作の映画)

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紀州の大金持ちのおばあちゃん、柳川とし子(北林谷栄)が出所したばかりの3人のチンピラに誘拐されるところから話は始まる。
身代金要求の額が少なすぎるというところでおばあちゃんが身代金額を大幅に釣り上げる
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(1965年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

夜中に見たせいか、ちょっと飲んじゃったせいか、観ながら何度も寝落ち。橋本忍と岡本喜八という期待せずにはいられないコンビだったので、眠くてもどこかで救われるはず、と思うも、必ず始まってから30分くらいの>>続きを読む

ワンダーウォール 劇場版(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

京大吉田寮をモデルにしたということで、NHKだしそこはやんわりとラブストーリーを絡めたのかと冒頭で思ったら、大間違い。
「壁を立てて知らんぷりを決め込んでしまった体制側」と「抗っても抗っても疲弊する一
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

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ガンダムやゴジラ、シャイニングなどのオマージュが愉しい。劇伴も聞き覚えのある懐かしいものがたくさん。ゆえに、著作権やCGにめちゃくちゃお金がかかってそうだ。
ジャンルを問わずに幾層からもなる新しい世界
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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

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殺人者・榎津巌(緒形拳)の逃亡を軸に、敬虔なクリスチャンの父榎津鎮雄(三國連太郎)との確執、妻加津子(倍賞美津子)と鎮雄の関係などを巧みな構成で描いた今村昌平監督の代表作。

幼い頃から非行を繰り返し
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草の上の昼食(1959年製作の映画)

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欧州統合国の初代大統領選候補のアレクシ博士は優秀な人材確保のために人工授精での子作りを推奨している。婚約者のマリー・シャルロットとは契約的な関係性でしかない(ように感じた)。
そこに、パートナーは不要
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

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香川一区選出の国会議員、小川淳也氏を17年間追ったドキュメンタリー。
ちょうど大島渚監督の二人のお子さんが書いた本を読んでいたので、その流れで。以前から気になっていた映画だったが、弟さんの方の大島新さ
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操作された都市(2017年製作の映画)

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全く期待せずになんとなく見始めたら、あまりにも早い展開に見入ってしまい、まんまと映画の中の世界に引き込まれた。

チ・チャンウク演じる主人公のクォン・ユ、テコンドーの元韓国代表の設定だけど強すぎる。カ
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ひとつの太陽(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

台湾映画。男の手首から先が切り落とされる、というセンセーショナルな場面から物語は始まる。てっきりノワールかと思って観ていたら、家族の話だった。
事件を起こした次男が少年院にいる間に、優秀な長男は自殺。
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

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東京という土地で同時代に異なる階層を生きている二人は、一人の男性を挟んで出会う。恋のライバルであるはずの二人だが、取り合いにはならない。そこがこの作品の現代的なリアリティにつながっているように思う。>>続きを読む

盆唄(2018年製作の映画)

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双葉町の人たちが、ハワイ移民の先祖から故郷フクシマの盆唄を長きに渡り踊り継ぐ子孫たちのところへ双葉の盆唄を伝えに行く。いづれ復活するかもしれない双葉町の盆踊りを未来へつないでもらいたいという願いを込め>>続きを読む

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

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もし、自分の意志で苦い記憶を消すことができたら、その後どうなるだろう?
ジム・キャリーとケイト・ウィンスレットによるこじれた男女の恋愛と運命的な繋がりをチャーリー・カウフマンの見事な構成とミシェル・ゴ
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オリエント急行殺人事件(1974年製作の映画)

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幼少期、テレビで見た以来。
雪の中で立ち往生したオリエント急行が動き出すまでの期限つきの名探偵ポワロの謎解きが見もの。死体に残る12ヶ所の刺し傷の理由は?犯人は乗客の中にいるのか?
珠玉のミステリー作
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朝が来る(2020年製作の映画)

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ある日、幼稚園から息子が他の子供をジャングルジムから落としたとの連絡が栗原佐都子(永作博美)のもとにくる。息子の朝斗はやっていないという。どこか信じきれていない母は、その理由は特別養子縁組で血が繋がっ>>続きを読む

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

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同じ朝を繰り返す男は少しずつ未来を変えていくべく、今日も玄関のドアを開ける。
人種差別される側の恐怖が伝わってくる短編。エンドロールを含めて、メッセージ性が強い。

街の上で(2019年製作の映画)

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シネマカリテは満席。前半、眠くて眠くて眠くて眠くてしょうがなかったけど、これは映画館で観ないとアカンやつや、と何度も足を組み替えながら観た。
下北沢らしい日常はいまもむかしも変わらないんだな。ああいう
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生きるべきか死ぬべきか(1942年製作の映画)

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第二次世界大戦直前のナチス・ポーランド侵攻を背景に、ワルシャワの劇団の俳優夫婦の仲を通してハムレット、不倫、諜報戦などスパイスを効かせ、話は思ってもみない方向へー。

公開時の1942年はまだまだナチ
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楽園の夜(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

南国顔の主人公、テグ(オム・テグ)が済州島の湿った空気にとても合う。掠れ声もいつも大声出してそうなヤクザの鉄砲玉っぽくて役にはまっていた。

ジェヨン(チョン・ヨビン)と二人で水刺身を食べるシーン、静
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七つの会議(2018年製作の映画)

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1本の強度不足ネジが発端となり、世間を揺るがす規模のリコール隠しへ。ぐうたら社員がキーマンとなり、社会的制裁を与えるまで。池井戸潤原作らしい、企業の闇、体質を描くドラマ。

説明、顔のドアップ、睨み合
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ノマドランド(2020年製作の映画)

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最愛の夫と住んだ企業城下町は会社倒産後に町そのものが消失し、住む場所のない主人公ファーン(フランシス・マクドーマンド)は改造したバンに乗って労働力の必要な場所へ赴き、日銭を稼ぐ。夫の思い出から離れられ>>続きを読む

泣く子はいねぇが(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

男鹿半島にある製材所の次男たすく(仲野太賀)の成長譚。

出産して間もない妻ことね(吉岡里帆)に飲酒するなと釘を刺されたにも関わらず、大晦日の夜、たすくはなまはげ行事で泥酔し、行事の存続危機となる事件
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無法松の一生(1958年製作の映画)

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小倉を舞台に、社会の底辺で生きる荒くれ者、車ひきの松五郎が足を怪我した子ども、吉岡敏雄を助けるところから人生が変わっていく。礼を求めない気風のいい松五郎の態度を敏雄の父親である陸軍大尉、吉岡小太郎は気>>続きを読む

ザ・ライダー(2017年製作の映画)

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『ノマドランド』の監督、クロエ・ジャオの作品。Netflixでの配信が明日で終わりということで慌てて視聴した。

傷のある主人公ブレイディのシャワーシーンで、アメリカ西部に生きるカウボーイの暮らしにの
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冒険者たち(1967年製作の映画)

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コンゴ沖に宝探しに出かける三角関係の男女の話。海に出るまでが長くて離脱しかかったけど、舞台が船上に移ってからの人間関係の描写がとても面白い。

飛行士マヌーを演じるアラン・ドロンはいつの時代にも心とき
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少佐と少女(1942年製作の映画)

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ワイルダーのハリウッドデビュー作。
ワイルダー独特の、先の読めない速い展開が全く古さを感じさせない。

マッサージ嬢?はセクハラに怒って仕事を辞めて田舎に帰るが、電車賃がなくて年齢を偽るという設定が斬
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極楽特急(1932年製作の映画)

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全然古臭くない。シンプルな構造で余計な装飾がない。
泥棒カップルらしい会話のリズムとエモすぎないラブシーン。演出が小洒落ている。
ガストンの心が最後まで読めなかったのとコレ夫人のラスト近くの反応が理解
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マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ポートランドに住む男娼ふたりのロードムービーが物語の大半をしめる。
リバー・フェニックスとキアヌ・リーブスのバディが美しくてそれだけで眼福。

ストレスにより突然眠ってしまうナルコレプシー病を発症する
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

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『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』のチュティモン・ジョンジャルーンスックジンが主演ということで、フォロー繋がりの方のレビューなどを読んで観たかった作品。やっと近所の映画館にやってきたので観れました>>続きを読む

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