伏暗さんの映画レビュー・感想・評価

伏暗

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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

1.0

低予算かつ低クオリティのCGと魅力のないキャラクター、薄っぺらいドラマと捻りのない脚本。百万回言われてると思うが、これでいけると思った製作陣が一番ホラー。とはいえそこは中田秀夫、流石の……流石の……や>>続きを読む

黄龍の村(2021年製作の映画)

-

学生映画の延長として、達成すべきことをきちんと達成している。プロット通りに撮影できたことを評価すべきなのかもしれない。まぁ、クオリティはさておき、脚本にはもう一捻りが欲しかった。特にウェーイ系の4人を>>続きを読む

オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

3.0

まぁ俺は好きですが……白石ファン以外にとって何が面白い作品なんだろう?と考えてみたときに、俺は、白石ならまずは絶対に『オカルト』と『ノロイ』と『カルト』を薦めてしまうだろうし、それから怖すぎシリーズを>>続きを読む

リゾートバイト(2023年製作の映画)

1.0

洒落怖翻案のちゃんぽん弁当。言いたいことは色々あるけど、本当にこれでいいのか? とても一般的な大人の鑑賞に耐えうるとは思えないし、深夜にネットロア好きの友人と酩酊しながら鑑賞してようやくどうにか観れる>>続きを読む

みなに幸あれ(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

日本ホラー大賞受賞作ってなんぞや?などと思いながらも「新時代のホラー」という触れ込みに魅かれて朝っぱらから予約。寝坊しないように2時間は早く起き、万全の準備で劇場へ向かう。コンパクトな映画館、集まる人>>続きを読む

フィフス・ウェイブ(2016年製作の映画)

1.0

超大作サーガのプロローグ的外伝と思えばワンチャン、ない。

アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

2.5

観る前から嫌な予感がしていたが、マイナスの期待は裏切られず、現実離れしたキャラクターと無理矢理ねじ込まれた色恋沙汰がただでさえフィクションめいた物語を心底から茶番にしていた。キャラクターとはなにか。物>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

※ 弾みで時間モノSFの微々微々ネタバレしてます。全然細かい話はしてないつもりですが注意で。インターステラー、12モンキーズ、ターミネーター、シュタゲ、DARK、ジャック・グラス伝とか観る予定あるなら>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

うーん。僕はヘレディタリーもそれ以外のアリアスター作品も観たことがないので、よく分かってない人間なのかもしれないけれど、これ、よく分からん映画でした。僕はすぐに何かを期待して映画を観てしまうので、本作>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これ、なんか舞台演劇くさいというか、凄いか凄くないかでいうと凄いし、泣けるか泣けないかでいうと泣けなくもないんだけど、それ以上に、ウェルメイドが鼻につく映画でした(じゃあお前はどういうのが観たいんだよ>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

パル皇帝「ep8は幻だったのだ!ローズもな!」



はい。

というわけでep8がまるまる幻となり、そこにあったかもしれないJJ版の『ep8'』を前提として作られた(くさい)ep9!!

初っ端か
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ぼくらの7日間戦争(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

浅い。多い。甘い。

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

映画を観るときには、それが何のために作られたのかをついつい考えてしまう。SFであれば、想像力の極致へ行くため。新しい世界像を提示するため。ホラーならば、心底からゾッとさせるためでもいいし、アクションな>>続きを読む

アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

うーん、それっぽい作品。
画はかなりいいが。

タルコフスキーのストーカーを思い出す内容だが、神学テーマは感じない。宇宙人によってもたらされる肉体と精神の変質と、主人公の夫への裏切りが同一ラインで走っ
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ネタバレ考察は溢れているので、よく分からなかった人たちはそれを見ればいいと思います。理解力のないポンコツの僕も大変お世話になりましたので。

で、それでもまだ解消されない違和感だとかわけわからない点が
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GODZILLA 星を喰う者(2018年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

えーと、初回はブチ切れたんですが、2回目観るとなかなか面白かったのでレビューを。

まずこれ、というかゴジラって、いわゆる被蹂躙民反逆モノだったんですね。SFやファンタジーでよくある設定なんですが、襲
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天気の子(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます



「あぁでもこれっていわゆるセカイ系の凡作だよなぁ……」

とは思いたくない一心で書き綴っている。
いや、だってこの2019年にそんなもんなぁ。





まず、心のなかにある違和感を言葉にしよ
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未来のミライ(2018年製作の映画)

-

ああうん、これ観るより『おしいれのぼうけん』読んだほうが楽しいし、長谷川義史さんとかの赤ちゃんがやって来た!系絵本読んだ方が、満足度高いですね。自分のルーツ云々みたいなのも、きっと完成度の高い絵本があ>>続きを読む

ザ・プレデター(2018年製作の映画)

4.3

映画館に観に行ったらキレるだろうけど、家で観るなら最高……みたいな。終始、草しか生えませんが、こんな悪ノリ映画のくせにCGはなかなか一級品なのでなんかもう、罪悪感がすごいですね。悪い点は密林戦が暗すぎ>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

まずぼぎわん要素はありません。原作から来歴を奪われた怪異X、「正体は分かりません対処法だけは分かります」という扱い。と来ればお祓いもそういう感じ(来歴なにそれおいしいの?)になるのは必然でしょうね。こ>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.5

この映画、ガッカリの声が多くて観るつもりなかったんですが、『来る』がエンタメ的にわりかし面白かったので『哭声』も一回観ておこうかと。



長くてくどい。台詞回しに少し苛々する。『新感染』もそうだが
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GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

うおおーー!!
俺は……お前を!!
ぶっ殺す!!!

うおおーー!!
うおー……!!
うお……!!

ボ、ボス!!
なんで!!
自分を犠牲に!!

じゃあ次は俺がボスだな!!

うおおー!!
勝てるぞ
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BLAME!(ブラム)(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「ネットは広大だわ」には負けるが、わりかし素晴らしい画、そしていまいちなキャラクター、うす口カルピスみたいな展開の右往左往っぷり。アクションシーンを見せるならそれだけで十分な出来だから10点付けたって>>続きを読む

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

あれ?!
あれれれ!!

面白い。普通に面白い。
娯楽としては正史より面s(




まずオールデン・エアエンライク。
良い銃の撃ちっぷり。
ピュアなハンソロ、可愛いな?

エミリア・クラーク。
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

感想が難しい。良い。すごく良いけども、物語ではなくて映画の技術に泣かされたという妙な感じ。よくよく考えたり、分析したくない映画。何を言っても野暮になりそうであまり考えたくない。適当にパンズラビリンスの>>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

控えめにします。

叩くべき点はたくさんありましょうが、一人の物語が完結したという点で、僕はまず満足しました。個人の生の完結という強いパワーの前では、ストーリーなんて添え物にすぎないと思い知らされまし
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ガルム・ウォーズ(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

え、3.5点はあげすぎですかね。
存外に楽しめたのはハードル下げまくって観たせいだったのかな…。

いや!そうじゃない!!
きっと面白かったんだ!!
そう信じてレビューしたいと思います。



『ガ
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東京喰種 トーキョーグール(2017年製作の映画)

3.5

借りてきました。

【微妙なとこ】
長い。90分くらいで。
瞬間移動ばりの速度で動けるなら、ヒットアンドアウェイのほうが良いと思う。
棍棒みたいな武器が弱そう。
シリアスなのに大泉洋で笑ってしまう。
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 さて、『オリエント急行殺人事件』は、誰もがオチを知っているほどの有名作品であり、今までに幾度も映像化されている。それをまたリメイクするからには、何を変えてくれるのかとドキドキものだった。ひょっとして>>続きを読む

砂の惑星(1984年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

面白いビジュアル。立方体のモザイクのようなシールドは勿論だが、砂漠用の環境適応スーツもすごい。中盤は役者の鼻にチューブが突っ込まれているので、ショーンヤングですら面白いことになっている。美術はやや作り>>続きを読む

イノセンス(2004年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

 大好きな映画です。

 その割にスコアが低いのはまぁ映画としてはあんまし良くないということです。しかし、作品はスコアだけでは測れません。面白さや出来の良さではなくて、ただ1シーンだけでもあるいは台詞
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虐殺器官(2015年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

多分、あの冷えた筆致が好きなんだな。だから伊藤計劃は宿っていないと思う。良いところもありましたが、いかんせん期待度が高すぎた。

まずあの結末はなんなんだ。こそ泥を撃ち殺したクラヴィスが淡々と世界が大
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

※ネタバレあり



 降り積もる灰のような雪片と、点在する墓標のような発電モジュール。所狭しと並んだビルはメトロポリスというよりも碁盤の目のようになっていて、チラチラと見え隠れするネオンと立体広告の
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

チャンの原作で重要なファクターは未来についての情報の私秘的な取り扱いと、運命という物語に対する畏敬の念のようなもの(同時的意識における遂行/逐次的意識における自由意志)であった。

しかし本作ではそれ
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