クレミさんの映画レビュー・感想・評価

クレミ

クレミ

ただのそこらへんの学生。基本的に楽しんで見てるので点数は全体的に高めで、3.5がふつう。レビューは殴り書きメモ程度。『コンスタンティン』が今までもこれからもNo. 1。気合いと愛情が入ると敬語か論文調の長文レビューになりがち。なるべく毎回レビューは書くようにしています。故に、レビュー書いてる方にフォローを返しています

8 1/2(1963年製作の映画)

3.6

浮かんでは消えてゆくイメージの源泉と混沌。自らが生み出したものたちだけではなく、愛や人生そのものへの肯定を見た。
無秩序に繰り広げられる現実と創造の世界は雑多でありながらひとつひとつがキマっており、カ
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女王蜂(1978年製作の映画)

3.8

原作がわりと智子中心に回るので「女王蜂」感が強いのだけど、多少の改変によりそこらへんのテイストが薄まってしまっているのが残念。
ただ、シリーズファンとしては、歴代犯人を演じてきた女優たちが勢ぞろいして
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悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

4.4

前回に引き続き、論文のために市川崑金田一シリーズ再鑑賞。

シリーズ屈指のエモさ。閉鎖された空間でしか起こり得ない悲劇を悲壮感たっぷりに描く。原作において人気の磯川も、金田一とのダブル主演のような立ち
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

4.0

滑り込みで鑑賞。痛すぎて居たたまれなくなった。
物の見事に全員クズでどうしようもなくて、でも愛せる。

最後のせいちゃんの歌声と曲を聴いてしまったら、そりゃ彼の歌に賭けたいと思ってしまうのも分かるよ。
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獄門島(1977年製作の映画)

4.0

横溝正史の金田一もので論文を書いており、なにか発見がないかなぁなんて口実の息抜きとして再鑑賞。

古き日本の封建的な空気が漂う獄門島を舞台にねっとりと惨劇が描かれる原作に対し、流れとしてはかなりあっさ
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

5.0

パワフルおじいちゃん。なんて素敵な人柄なんだ。情熱に満ち溢れ、いくつになっても夢と希望を追いかけ続ける。「DUNE」には考えられないほどの豪華な面々が参加していたけれど、なぜみんなが快くオファーを引き>>続きを読む

シークレット・サンシャイン(2007年製作の映画)

3.8

自分自身の価値への執着、欺瞞、行き場のない苦しみ、憎悪。

彼女が信じていたのは神でも人間でも夫でも息子でもなく、この世界の中で自分は特別な存在できっといつか幸せになれるという自分自身にあるはずの価値
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オアシス(2002年製作の映画)

3.9

「常識」というものが、目の前にただ広がる光景が、どれだけその認識を歪めてしまうのかを見せつけられた。誰が正しい、誰が間違っているとかそんなものではなく、どんな角度から物事を見るかが重要だということをひ>>続きを読む

人魚伝説(1984年製作の映画)

3.9

レビュー500本目です。
500本目何にしようかなぁなんて考えてるうちに、気付いたらこれになってました。

パッケージやタイトル、予告編から見てもうちょっと繊細な映画なのかと思ったら全く違った。土地開
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ある戦慄(1967年製作の映画)

4.7

居心地の悪さを終始感じる映画。その居心地の悪さは監督の思惑どおりなのだと思う。

ある"戦慄"とは2人組のチンピラたちのことではなく、自分自身のことしか考えず見て見ぬ振りや危機回避を試みる乗客たちの人
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.3

いろんな評価を目にする中で見に行ったけれど、私はとっても好きでした。子役たちの若々しく思い切った、等身大の演技がとても良い。

"it"というのは子供達が町や大人たちに対して抱く不信感やトラウマの象徴
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17歳(2013年製作の映画)

3.8

美しくも脆い「17歳」という年齢を、意外と優しく描いている。「処女喪失」って難しい通過儀礼で、その場になると ようやくだ…ってなるんだけど、それが終わると急に失望に近いものを感じたりする。年頃で捨てた>>続きを読む

デビルマン(2004年製作の映画)

1.0

素晴らしい映画でした
これに匹敵する作品は今後現れるのでしょうか

クラウド アトラス(2012年製作の映画)

4.5

壮大な世界観が敷かれながらも、描きとる視点はわりと狭め。トムティグヴァの〈人間の欲望・運命の皮肉〉というエッセンスと、ウォシャウスキー兄弟の〈SF描写とディストピア、同性愛〉というそれぞれの強みが感じ>>続きを読む

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.5

予習ということで今更ながら。いやぁ、だいぶ好きでしたね!
一体これはいつの映画なんだ…と思わせられるほどの世界観の作り込み。街並みが素晴らしい。
めちゃくちゃ胡散臭いなんちゃってアジア表現も、最近だと
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ミッキーのアイス・スケート(1935年製作の映画)

3.7

何気にいちばん最初の、リンクで大勢のキャラクターがバラバラに滑ってるシーンの描きこみがエグいと思うんだ

ミッキーの大演奏会(1935年製作の映画)

4.0

ミッキーをはじめ、楽団のあまりのプロ意識に狂気を感じる。




最近やることがありすぎて忙しく、見たい映画があってもなんとなく やること残ってるのにな…と、時間を費やすことに罪悪感が出てきてしまい何
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カップルズ(1996年製作の映画)

4.8

開始十数分で、複数の主要人物たちの関係性を絡み合わせられるエドワードヤンの手腕。この人の群像劇がやはり大好き。
次々と悲惨な結末を迎えていくが、通訳のルンルンと地下鉄の名を名付けられたマテラだけが手と
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ドラキュラ(1992年製作の映画)

2.9

わりと古典的なドラキュラ。
女は、誠実で優しいけど女心が分からんつまんない男より、どこか危険で闇のある男に惹かれるもんなんですかねやっぱり。
若かりしキアヌがなかなかの大根で、全く感情が感じられなくて
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ボーイ・ミーツ・ガール(1983年製作の映画)

4.3

『汚れた血』よりも断然好きでした。
カラックスはわたし苦手かもしれない…と身構えて見たからか、予想以上に良くて驚いた。陰影や色彩を操るのが上手い人が白黒をやると、やはり画がバチバチにキマっててカッコい
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バスケット・ケース(1982年製作の映画)

3.9

常にツッコミどころ満載の良いB級ホラー。トイレで2人が話してるシーン可愛い。突然のフルチン全力疾走とか笑うしかねぇ。
そして何気に「バスケットケース」であるが故の苦しみと、彼を支える人生を送り 自分の
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パターソン(2016年製作の映画)

4.3

やさしい世界
同じような毎日に見えて、実は少しずつ違いがある。ルーティンに見えるからこそ、日常とちょっとした事件の差異が分かりやすく、特別なものに映る。カーテンの柄やカップケーキなど随所に見られる円環
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.0

滑り込みで食べてきました。
基本的に、小説の言葉をそのまま台詞に落とし込んでいるのだろうなあという違和感と、納得のいかないご都合展開と戦い続ける115分間。そこが前半はとにかく辛くて、「だめだ…胃もた
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.3

見終わった後どっと疲れが。映画館に明かりが点いて、何故か私が「ようやく…帰ってきたよ……」ってなった。

台詞が少なくグロテスクな描写もほとんど無い。やってる事は救出だけで、時間軸も主観キャラも場面ご
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.9

かなり前評判も良く、自分好みの設定で音楽推し、しかもエドガーライトということで楽しみにしていたのだけど、わりとくどめな演出にちょっと胃もたれしたところもあった。オープニングの長回しとか。でもカーチェイ>>続きを読む

FAKE(2016年製作の映画)

4.0

FAKE
佐村河内が世間を、
マスコミが世間と佐村河内を、
新垣氏が佐村河内を、
佐村河内が妻を、
そして、この【ドキュメンタリー】が観客を、
誰が誰を騙して欺いているのか?

佐村河内も、新垣も、マ
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.8

素晴らしい!
きっとゾンビ映画の歴史に残るでしょう。
ゾンビ映画としての画の強さをしっかりと出しつつ、家族愛も描かれ、群像劇としての出来もかなり良かった。

感染元や感染源、感染者たちの性質など説明的
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

4.2

物質主義にどっぷり浸かった今だからこそまた見るべき傑作。
ジョンカーペンター作品はクリーチャーのビジュアルや出来がめちゃくちゃ良くて好きです。
あまり内容の事前知識なく見たのだけど、イメージとだいぶ違
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アジョシ(2010年製作の映画)

4.9

はい、オールタイムベストに出会ってしまいました。ずーっと手元にあったんだから、もっと早くに見ておけば…!

敵に回した相手が実はヤベェ奴でした系統ならではのスカッとアクション満載、かつ、この手の映画に
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ママ友(2013年製作の映画)

3.5

短い中できちんとまとまって、リアルで、かつ短編ならではの短さを利用した嫌〜な含ませ方をさせた、なかなか面白い作品だった。

やっぱり人間が1番怖い

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

3.9

思った以上に怖かった…
人の人生すら選択してしまうことについて傲慢だなぁと感じる部分もあるけれど。
人生はひとつひとつの「選択」の積み重ねで出来ている。もうひとつの人生を生きてる私は、今の私の人生の選
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

4.8

前評判がどうにも振るわないので、「まぁ不器用なDCさんですしぃ〜〜」なんてあまり期待せずに行ったのですが、こりゃなんだ、近年のDC映画だと『ダークナイト』以来の最高な1本に…!!

ガルガドット様のイ
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ニキータ(1990年製作の映画)

3.6

不良少女から大人のヒットマンに成長していくニキータが本当に美しい。任務をこなせるようになっても泣き虫なニキータが可愛い。化粧と髪型と服装で、人相って本当に変わるんですね…

あと、マルコがめちゃイケメ
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スパイダーマン ホームカミング(2017年製作の映画)

3.7

トムホランドくんの最高のピーターパーカーを楽しめる1本!!
強さと弱さと愚直なまでの正義感を兼ね備えた10代のピーターを等身大で演じているのが本当に可愛くてなあ…!トムホのピーターならずっと見ていられ
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.3

早稲田松竹にて、湯浅政明特集2本立て。

特にノーマークだったのだけど、これがわりと良かった!

ちょっと尺足りなかったのかな〜って部分も多少あったけど、最後まで観客を惹きつけるエンタメ性をきちんと保
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MIND GAME マインド・ゲーム(2004年製作の映画)

4.0

早稲田松竹にて、湯浅政明特集2本立て。

アニメーションにしか出来ない表現やカメラワークを最大限に活用してパワフルな世界観を描きだそうとする意欲作。おそらく、やりたかった事、伝えたかった事を何でもかん
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