クレミさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

ベティ・ブルー 愛と激情の日々(1986年製作の映画)

4.0

自分の感情のままに愛するということはこういうことなんだなあと。ベティは、社会とか世間とかお金とか、そういうものを全て抜き去った愛を具現化したような存在なのかもしれないと思った

赤、黄色、青、全体を通
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わたしたちに許された特別な時間の終わり(2013年製作の映画)

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点数、つけづらいなあ…

社会に順応してしまった才能のない音楽人と、夢をなんとなく追い続けるクズの監督と、挫折して死んでしまったアーティストって、すごく不謹慎な言い方ではあるかも知れないけれど映画の構
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ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

3.7

双子最強説濃厚

クリーチャーが「お?武器人間かな?」って思った
わりとグロテスクで怖くてびっくりした
異世界すぎず展開もまあまあ妥当というところで、なんだかティムバートンっぽくないなあと思いながら見
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

日本での凄惨なる切支丹弾圧を目の当たりにし、また自らも棄教を迫られる宣教師ロドリゴの視点から、神の「沈黙」という宗教の問題に切り込み、真の信仰について問う本作。
日本で信仰することの苦しみやジレンマ、
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ヴァンパイア(2011年製作の映画)

3.5

生きることと死ぬことは、近すぎることなのかもしれない 生死に関わることの虚無感、あの女の子の体にはたくさんの人間の血と細胞が混じることになる
岩井俊二のフェティシズムがぎゅぎゅっと詰め込まれていながら
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きみはいい子(2014年製作の映画)

4.2

構えずに見たらやられた。ぼろぼろ泣いてしまった。

悩める人も苦しむ人も、被害者も、そして加害者にさえも、一歩前へ進んでいくための手が差し伸べられていて、良かった。そこからどう進んでいくかはその人次第
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

4.0

圧倒的な迫力の映像!
マーベルはヒーロー業界においても、映画界においても、もう他の追随を許さないレベルにまできたなと思わせられる。

ここにきてマーベルが大人気のベネ様をキャスティングしてきたことにも
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ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

4.0

下手なホラーよりも数倍怖く、不気味な雰囲気が漂いながらも、何故か見終わったら切なく、どこかあたたかい気持ちになっているという、なんともジャンル分けしにくく 言葉にしにくい作品でした。カメラワークが秀逸>>続きを読む

ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

3.2

孤独な肉体と孤独な魂が出会ってしまった話
結局、誰も救ってなどくれないし、救われることもない。
セックス依存症と色情狂は明確に違う、色情狂の私が好きだ、と言い放つジョーの表情が印象に残った。

鞭打ち
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スプリング・フィーバー(2009年製作の映画)

4.8

孤独。何処までも孤独。
太陽に手を伸ばしたけれど届かなくて虚空を掴むような、そんな感覚。

ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)

3.0

わざわざ象徴的な話を挟んでくれるおっちゃんの空気感が心地よすぎるのと、ラムシュタインの楽曲が合いすぎる。

ジョーが自分を否定し続けるのは、どこかで自分を許してくれる人を探し求めているからな気がした。
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ムーンウォーカー(1988年製作の映画)

4.5

リーブミーアローンとスムーズクリミナル

特にスムーズクリミナルは死ぬほど好きで、小さい頃何度も何度も繰り返し見た あんなに完成されたエンターテイメント、なかなか無い。
家にポスター貼るほど好き。マイ
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.5

劇場で男の人がことごとく寝ていて、あーそういうことだよなぁ、と思って笑ってしまった。

性差という見方はあまりしたくはないのだけれど、でもやっぱり容姿に対する美意識というか、「美」というものへの執着や
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めまい(1958年製作の映画)

3.9

今年初映画はこれでした。

前半後半で流れがキリッと変わるあたりにヒッチコックみを感じる。全体的にしっかりとしたミステリの脚本、そこに人間の底知れぬ恐ろしさだとか執着だとかいうホラー要素を組み込むこと
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.6

昨日TSUTAYAでこの作品のことを思い出した

マザコンなデニスホッパー怖すぎ問題 アカンと分かっていながらも危ないものには惹かれてしまうのはなんとなく分かる…
美しい色彩と痛いほどの緊張感に縁取ら
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.6

バラバラなようで実は巧みに組み上げられた物語。絶え間なく続く意味のないセリフの数々、本来ならこの手の狙いすぎてる言い回しは好きじゃないんだけど、タランティーノの手にかかれば何故こんなにウィットに富んだ>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.0

今まで見た映画の中で、1番場内が静かだったと思う。こんな何も音がしない映画館あるんだって。そのくらい息をすることを忘れる。劇場で見るべき映画だと思います。

いやーーーめちゃくちゃ怖かった。通り過ぎた
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スモーク(1995年製作の映画)

4.5

心地いい映画だった

優しい嘘って あるんだなあって思いました。煙草の煙に重さがあるように、時にはそれを理解すること・受け入れること・信じてみることが必要なときだってあるよねと。

役者さんたちの演技
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ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

2.9

ロケーションがめちゃくちゃ美しい
んー、楽園だと思われた秘密のコミュニティーがレオ様の介入によって崩壊していくというのは分かるのだけど、どうもイマイチかっちりこないというか、全体的にグダリすぎている感
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私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

3.2

普通に感動した
展開は早いわりに「消しゴム」の流れが来るのがわりと遅いなあと思ったけれど 悪くはなかった
その人と過ごした思い出ってとても重要だと思うし、その「思い出」が愛をつなぎとめることだってある
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道化死てるぜ!(2012年製作の映画)

2.5

タイトルで一本釣りだよね〜〜〜
前半がちょっとグダリ過ぎだけれども、殺し方のセンスはなかなか良い。後頭部から傘差して、バサって開いて血が散るのとかすごい良いと思った。子供の頃にやらかしたイタズラがフラ
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アドレナリン:ハイ・ボルテージ(2009年製作の映画)

3.6

馬鹿か???????????

開始1分ですでにアホ
頭がイカれてるとしか言いようがないんですけど、いやはやこれが最高なんですよ 胃もたれするくらい
健気なイヴちゃんがちょっと可愛い

ステイサム仕事
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セレステ∞ジェシー(2012年製作の映画)

4.3

うーわ、めっちゃつらいなにこれ超泣きそう
こんなに趣味もあって多くの時間を過ごして波長も合って…。

近すぎればその大切さや愛おしさに気付けない、失って初めてそれに気がつく、っていうのはまあまあ普遍的
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.5

こんな映画のレビューなんて書けないと思うレベルには良かった そりゃあ名作だとも言われますわ


戦争というのは本当に冷たく暗いもので、戦時下、人は「人」でいられない。そんな中でも、ひとりの「人間」とし
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

3.9

夢を追う若者をジェイクギレンホールを演じているのですけど、あざとくなく嫌味もない、屈託のない眩しい笑顔がとても印象的で、美しかったです。

展開がわりと早めなのでロケットボーイズの試行錯誤や達成感はイ
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.6

見終わってから、ものすごくエピソード4を見たくなる1本。スターウォーズ初見の人にまずどこから勧めればいいか問題がまたややこしくなりました。

後付けのスピンオフとしてはかなり出来が良く、スターウォーズ
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ドラキュラZERO(2014年製作の映画)

3.5

普通におもろいが リピートしようとはあまり思わない1本。可もなく不可もなしかなあ

ルークエヴァンズの色気と魅力を全力で楽しむのがきっと正解。あとスーツを着こなすドラキュラ、赤いドラゴンの甲冑という素
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パトリック 戦慄病棟(2013年製作の映画)

2.0

ローグワン見に行くつもりだったのになんでこんなんばっか見ているのか?

粘着すぎる植物人間サイキッカーがイケメンな時点でよく分からんし なんで患者が上半身裸で放置されているのかの方が気になって仕方なか
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我々は有吉を再び訴える 沖縄ヒッチハイク殺人未遂事件の全真相(2009年製作の映画)

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フェイクドキュメンタリーなバラエティー企画なので映画だとは認められないが 有吉のあの奥が全く笑っていない狂気の目はかなり評価したいし どこかで活かせないものかとずっと考えていた
普通にくだらなすぎて
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ハイテンション(2003年製作の映画)

3.7

ファンタビかローグワン見に行くか〜〜と昨日は意気込んでいたのに何故か気付いたらハイテンション見てた。

視聴2回目だからこそ「なるほどね〜そうなってたわけね〜」みたいな部分もあり、ちょっとそこは矛盾し
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(1963年製作の映画)

4.0

そこら中にいる鳥たち。
彼らはなぜ襲ってくるのか?
それが分からないから怖い。
分からないから、自分たちにもいつか襲いかかってくることがあるのではないかと思わせられる。
怖い。そして当時最高水準の映像
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.0

『言の葉の庭』とともに再鑑賞。

初めて見た時もそう感じたのだけども、登場人物の誰一人として、相手とも、身の回りの世界とも、そして自分自身とも向き合うことができない、むしろ向き合おうとしないまま終わっ
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.5

森田の何が怖いって、何考えているのか全く分からなくて次の行動が予測できない、会話が微妙に噛み合わなくて5秒前に言ったことを自分で否定しちゃうところ。
Beautiful WorldにTAKE ME H
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ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)

4.3

SF怪奇映画〜〜2本立て〜〜♪

何回も見てる この世界に入りたい

DVD特典のアメリカファンによる野次付き鑑賞が好きです

ブレイド3(2004年製作の映画)

2.2

前々作、前作の魅力をこれでもかというほど無視するシリーズ3作目。

あのB級感たっぷりの空気感だからこそ作り出せるダークな世界観が好きだったのに。
ヴァンパイアの王がダサすぎ。
ダサいのに何故か超カッ
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ブレイド2(2002年製作の映画)

4.0

光の使い方や色彩になーんかクセがあるなあ、前回に比べてなんか急にクリーチャーのクオリティ上がってるぞ?? と思って見ていたら、監督がギレルモデルトロでした。納得。

ダサいのに何故か死ぬほどカッコイイ
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