クレミさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

BLUE ブルー(1993年製作の映画)

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視覚を失ったデレクジャーマンの世界を永遠に続くブルーの画面で表しているようだけど、喪失を表すブルーが逆に「視ること」を印象づけているような気もした 実験的映画にはなるんだろうけど、むしろこうでしか表現>>続きを読む

アイアン・ジャイアント(1999年製作の映画)

4.0

子供向けのベタな設定と流れで、オチもだいたい読めるしな〜〜〜とか舐めてたら普通に最後大泣きしてしまった😭アイアンジャイアント〜〜〜〜😭😭😭(20代後半社会人)

この作品のほうがスターウォーズ新シリー
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.7

言葉が通じるからといって心が通じるわけではなく、言葉が通じなくとも笑ったり楽しんだりできる。日本がどうこうというより、日本独特の表現が翻訳によって省略されて上手く伝わらない描写から"ディスコミュニケー>>続きを読む

らせん(1998年製作の映画)

2.8

大学の頃、ゼミ周辺で何故か小説の『リング』シリーズが流行ったことがあって原作はその時さらった。リングより本作のほうが原作に近づけようとする努力は見られるけど、逆に見せたいものは遠のいてしまってる感じが>>続きを読む

リング(1998年製作の映画)

3.7

なんか突然見たくなって見ましたけど、やはり優秀なホラーは優秀なサスペンスであるということっすね 今の子達ってダビングとか分からないんじゃないか…

謎が明かされる前がなんだかんだ1番怖い 呪いのビデオ
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

5.0

VSモノを見に行ったら、「王の出自だと知らず辺境な孤島に生まれ育つが、正義感の強さから島の外の争いに巻き込まれ、故郷に残されていた聖剣を手に世界を救うことになる王道少年漫画主人公・コング」と、「地球の>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.6

ドキュメンタリーとフィクションのどちらでもないような感覚。監督含め、キャストのほとんどが実際のノマドだからだろうか。

「ホームは心の中にある」
定住している家ではなく、思い出・美しいもの・忘れられな
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.2

良くも悪くも普通のガイリッチー作品だな〜という感じ。こういうギャングクライムものに対しての目が肥えすぎて、特段目新しいものはないように思えてしまう。
とはいえ、後半にかけて真相が明かされていき、見せ場
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るろうに剣心(2012年製作の映画)

3.7

↓2015年のレビュー↓
佐藤健剣心の魅力大爆発編

これが後2作のスケールにまで持ち上がるとは思わなかった

突然の綾野剛と フェードアウトの早さに驚く
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2021.5.6 追記
原作読
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ホーム・アローン4(2002年製作の映画)

1.0

子供より、自分が男や女であることを選ぶ人間キショいわ〜それでおもろいならまだいいけど、仕掛けもこれまでに比べてつまらないしスマート家具に頼った装置のつまらなさったらない。駄作

ホーム・アローン3(1997年製作の映画)

3.6

仕掛けが容赦なさすぎる。笑
主人公の子も可愛いし、シリーズものの3にしてはなかなか良かった。子役時代のスカヨハ。

るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.8

佐藤健、あまりにも顔が良すぎる…
初めて気が付いたんだけど、マッケンてすごく声が良い俳優さんだったんだなあと。

物語としてどうかという評価は置いておき、「佐藤健が唯一無二のアクション俳優であった」と
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サイン(2002年製作の映画)

4.2

多分10年ぶりくらいに見た。当時は「?」という感じだったが今なら分かる。救われない者たちを、映画の中で救い出すシャマランの真骨頂という感じがする。

非現実的で超常的なものの中で、現実に苦しむ人々の救
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エンジェル、見えない恋人(2016年製作の映画)

3.3

えっと…服着たらいいのでは…?そういう問題ではない?ケヴィンベーコンでさえ着てたし…

2人の間だけの愛し方やモノの見え方は美しく素晴らしいと思うけど、物理的に見えないことをちょっと美化しすぎている気
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万歳!ここは愛の道(2019年製作の映画)

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自分も過去恋人との関係性が原因で不眠になって病院行ってた時期があったんで変に刺さる部分がありましたね。まあ精神的な病がどうこうというのは置いておき、かなり私的なことを強引にでも創作物に昇華して残してや>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

なんというか、庵野も自分自身も「大人」になったのかなと思った。いろんな喪失や和解を通しても誰も報われてこなかったエヴァの世界で、こんなに全員が前を向いて過去の自分と手を繋いで歩いていける結末を迎えられ>>続きを読む

マイリトルゴート(2018年製作の映画)

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モルカーの監督の卒業制作作品。東京芸大院の方なのね…
羊毛フェルトを使ったストップモーション。

可愛さとグロテスクさの塩梅が凄い。寓話的でありながら時々ハッキリと見せるリアルが残酷。そもそも、ヤギの
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あの頃。(2021年製作の映画)

4.5

小学生の頃にあややコンに行っていた現ハロオタ20代後半社会人です。
バイアスかかってるので評価難しいし、なんか見に行ってから時間経っても上手く噛み砕けずにいたんだけど、個人的にはすごく良かった映画に違
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樹海村(2021年製作の映画)

4.3

えっ、めっちゃ良いじゃん…あの酷かった『犬鳴村』からここまでのクオリティにできるんだって思った。変に霊体を出さず、呪いの根元を特定の人間ではなく「箱」とし、呪われる人間側を重点的に映してたからかもしれ>>続きを読む

ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

相変わらず若い女の子を容赦なくボコボコにするのが好きな監督だな…相変わらず女優に怪我させて訴えられてるらしいし…

なんで見ちゃったんだろな、と後悔するレベルの暴力表現にメンタルボコられながらも、よく
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

「恋人との現状維持」って、実は1番難しいことなんだよね。誰かのために変わらないことも、変わることも簡単なことではないし、その変化を受け入れるのはもっと難しい。同じコンテンツを愛していても、価値観や生き>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

4.7

10年ぶりくらいに見た
誰しも不完全な心と身体に苦しみ、もがき、それでもその死にたさや閉塞感と嫌でも向き合って、世界と自己との境界線を確かに感じながらもそれを一歩ずつ理解して生きてゆかねばならぬのです
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π(1997年製作の映画)

3.7

いつ見てもTSUTAYAで借りられてるので腹立ってDVD買ったけど、U-NEXTで普通に配信されてて憤慨しながら見た

全編白黒、ダーレンアロノフスキーお得意の精神破壊系現実虚構ゴチャ混ぜムービー。
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ワナオトコ(2009年製作の映画)

3.6

『SAW4』以降の脚本を務めるコンビによる、お得意のソリッドシチュエーションモノのスラッシャー。まあSAWシリーズって自分的にドンピシャで4以降が嫌いなので期待せず見始めたけど、結果これはわりとよかっ>>続きを読む

スウィートホーム(1989年製作の映画)

3.3

「へぇ〜黒沢清×ディックスミスかぁ〜!」と思いながら見たら、「黒沢清×ディックスミスだ…」となった。むしろそれしか感想が出てこない…あと杉田智和が箱の中身はなんだろなで当てたやつだとしか…

CGに頼
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劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者 ルカリオ(2005年製作の映画)

2.5

ストーリーは突っ込みどころ満載でなんのこっちゃだが、涙腺ガバガバオタクなのでルカリオとアーロン絡みの話になるだけで泣ける、かっこよすぎ…過去3回くらい見てて毎回最高のストーリーと思ってたけどやっぱ割と>>続きを読む

劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕(ばくたん)(1999年製作の映画)

2.5

いやほんま「もののけ姫」で「GODZILLA」で、懐かしきポケモン映画なのよね…生き物にはそれぞれの生きる場所があり、共に暮らしていくためにもお互いの世界を壊してはいけないのよ…

森羅万象を司る神秘
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龍が如く 劇場版(2007年製作の映画)

2.5

メリークリスマス!12月と言えば龍が如く!

完全にゲームプレイしたことある人向け。
スタミナンX!ヒート状態維持!ヒートアクション!!!

真島吾朗、見た目は再現度高くないけど、実写化するにあたって
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.5

聖闘士星矢 in ワシントンD.C.

前作もそうだったけど、ガルガドットのワンダーウーマンが本当に素晴らしすぎて…!ワンダーウーマンとしてのかっこよさはもちろん、私服姿が最高に綺麗。彼女をキャスティ
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.7

脚本家ハーマン・J・マンキーウィッツを主人公として、「市民ケーン」が生み出された裏側を描いていく話。

本人達しか知り得ない会話や経緯が多く、全てが史実とは言い難い脚本ではあるが、「ソーシャルネットワ
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市民ケーン(1941年製作の映画)

4.5

日曜にMank見るので。

もう80年も前の映画ながら、今見ても斬新なキレッキレのカメラワークとハッとするような巧妙な演出。始点と終点がつながる円環の構造と、現在・過去を交えながらケーンの人生を回顧し
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八つ墓村(1996年製作の映画)

2.8

ほんまにあの金田一耕助の映画撮ってた市川崑の映画か…?ってくらいダサいな…火曜サスペンスかよ…

トヨエツ金田一は最初違和感ありありなんだけど、だんだん癖になって好きになるのが不思議なんだなぁ。

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八つ墓村(1977年製作の映画)

3.3

何回見てもあんまり好きになれない渥美清版「八つ墓村」。そもそも渥美清の金田一耕助がイメージと違うのが好きじゃなかったんだけど、改めて見てみると意外と違和感なく見れた。

それよりも、原作より登場人物を
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セサミ・ストリートへ愛を込めて ~エルモに命を吹き込んだ人形師(2011年製作の映画)

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休みに1人でカップ焼きそば食べながらYouTubeでひたすらセサミストリートジャパンのエルモの動画見てる限界社会人なので、エルモの人形師のドキュメンタリーを見ました。

この方、確かいろいろあって番組
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.8

この前、角川春樹×市川崑×石坂浩二のアナザーストーリーを見て、また見たくなりもう何回目かの再鑑賞。やはり抜群に面白い。

アナザーストーリーで感動したのは、市川崑と石坂浩二が、金田一耕助について「天使
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ミスター・ロンリー(2007年製作の映画)

4.3

孤独なマイケルジャクソンのモノマネ芸人が、マリリンモンローのモノマネ芸人と出会って始まる物語。
…なのだが、どうやったら修道女がパラシュート無しでスカイダイビングする画を撮ろうとなるのだろうか。発想が
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