えり子さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

えり子

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透視人間(1935年製作の映画)

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点数欄が見えないので、この欄に書きます。60点です。
ある女性がいると予知能力が発生するという芸人の話。
今まではいかさまでで透視術をしていたのですが、本当に見えるのです。
炭鉱事故を見て救おうとする
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悪魔スヴェンガリ(1931年製作の映画)

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端正な美貌のジョン、バリモアが凝ったメイキャップで怪人、スヴェンガリを好演しました。
トーキーなのにサイレント映画のような不気味さを醸し出していた。
どこまでも恋人を追うビリーの執念もすごい。
バリモ
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遊星よりの物体X(1951年製作の映画)

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製作ハワード、ホークス。脚本ベン、ヘクトです。
男たちの会話はユーモアがあったけど、今見たら、セクハラと思われるのもありました。
肝心の宇宙人が余り怖くなかった。
研究熱心過ぎて、いささか狂的な科学者
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(1928年製作の映画)

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タイトル通り「風」がずーっと吹いていました。
リリアン、ギッシュが強風の中、熱演、力演でした。
「散りゆく花」「嵐の孤児」少女小説のような名訳の映画のヒロイン。
この作品では、人を殺してしまうのですが
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悪魔の手(1943年製作の映画)

3.3

名優ピエール、フレネーが珍しく売れない画家を演じていた。
少しSFみたいでした。
左手が幸福と不幸の素となる。
悪魔のような男に翻弄され天国と地獄をさまよう。
そして多くの左手要するに悪魔の手に惑わさ
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戦争と女の顔(2019年製作の映画)

4.2

最初は重く暗く寒い、如何にもロシアの映画と思いましたが、引き込まれていきました。戦争によって体と心に傷を受けた二人の若い女性の切なく、激しい愛の物語。
優に190センチはあるようなイーヤが復員してきた
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地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

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大昔に見て、昨日BSで見ました。
ドタバタ喜劇は合いません。
この作品がキネマ旬報のベストテンに入っていて、淀川さんのベストテンに選んでいる。ただ残酷、意地悪な子供、そして大人達の大騒動でした。
この
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青春シンドローム(1994年製作の映画)

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昔観ました。
主役のロマン、デュリスはセドリック監督のお気に入りみたいで、その後も同監督の映画に出ましたね。トリュフォー監督とジャン、ピエール、レオーの感じかしら。
ひどい邦題で、原題は「若さの災い」
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.8

レネー、ゼルウィガーが渾身の演技でした。
151センチの小柄だったというジュディを163センチなのに、そうは見せなかった。顔はジュディは目が大きかったけど、それ以外の身のこなし、話し方、見事でした。
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尼僧物語(1959年製作の映画)

3.5

オードリー、ヘップバーンが綺麗でした。
いつも尼僧服が清潔でした。
神と自分には嘘はつけない。カトリックは厳しい戒律の世界ですね。
コンゴに行く試験で優秀な成績なのに、上の人の命令で叶わなかった。
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オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

3.8

面白かった。
かの有名な「ドレフェス事件」がやっと映画になったのです。
軍人が上から下まで腐敗している。娼婦を囲う。梅毒の末期の男。
正義を貫いたピカール大佐にしても上官の妻と浮気している。
冤罪でそ
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ふたつの部屋、ふたりの暮らし(2019年製作の映画)

4.0

随分、身勝手な事もする女同士のカップルですが、最後は「いいじゃないの幸せならば」と思った。
バルバラ、スコヴァがこの作品について語っています。長い引用ですが「ニナを演じるに当たって同性愛の友人とディス
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反逆(1951年製作の映画)

3.4

労働者のサボタージュ活動と国家との戦いでした。
破壊活動はよくないけど、イギリスの国家体制も余りいいとは思えなかった。
ユーモアと皮肉があって如何にも英国映画の感じがしました。
理想に燃える青年が最後
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第二の妻(1947年製作の映画)

3.6

「ガス灯」に似た粗筋でした。
舞台劇なんですね。
ハンフリー、ボガードは悪役と善人役が全出演作の半々の割合だったのでは。あの顔と話し方ですから、怖いです。
大人びた口をきくボガードの娘が、パパは全て正
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摩天楼の影(1953年製作の映画)

3.2

他の国の人々にとって、アメリカは自由で豊かな国な国なのだ。
アウシュビッツから解放されたハンガリー人の若者が、アメリカに密入国して追われる。移民、貧困などの問題も垣間見せ、ヴィットリオ、ガスマンが好演
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丘の雷鳴(1951年製作の映画)

3.9

通俗的だけれど、だからこそ面白かった。
見ていて飽きなかった。
死刑執行寸前の女性の冤罪を間一髪救う、修道女。
病院も兼ねている修道院での人間模様もシンプルに分かりやすく描かれていた。最後の二十分ハラ
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黒い街(1952年製作の映画)

3.5

ギャングを撲滅すべく頑張る刑事と彼の親友の新聞記者。
記者は殺し屋に殺されるというアメリカ映画にしては珍しい最後だった。
警察とギャングとの癒着。真面目な警官がお金に目が眩んで悪者たちに情報を売る。日
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ガス燈(1940年製作の映画)

3.8

八十四分間、ハラハラ、ドキドキでした。
妻を精神異常と思わせ病院に送り込もうとする夫役のアントン、ウルブルックの演技上手いですね。貴族は何もしないで演奏会、カンカンのダンスをみたりするだけ。
夫を信じ
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11年目の疑惑(1952年製作の映画)

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100万ドルものお札の束が入った52キロの重さのスーツケースを軽々と持って、空港、ホテルと逃げ回る主人公なのでした。
ブラジルに行けば捕まらない。それで領事館にパスポートを貰いに行く。
色々不都合があ
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仮面の男(1944年製作の映画)

3.7

「サスペンス映画コレクション、幻影の世界」DVD10枚組の1枚目です。
面白かった。エリック、アンブラーの原作で、脚本が作家のフランク、グルーバー。キャストも懐かしい顔ぶれで勿論モノクロです。
ピータ
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エロス+虐殺(1970年製作の映画)

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題名が良くないですね。
モノクロ映像。
アナーキスト、大杉栄の短い一生。
彼を愛した女性たち。
軍人が大杉を殺した。左翼、右翼とも好きになれない。

女のみづうみ(1966年製作の映画)

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学生時代、講堂で見ました。
岡田茉莉子さん綺麗でした。
観念的な演出でした。

ヒッチコックのゆすり(1929年製作の映画)

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昭和4年の今作、ヒッチコックのミステリーはもう生涯のものと、見ていて思いました。
没後、出演女優から色々言われ、毀誉褒貶ですが、作品は一貫していた。
尊敬します。
テレビの「ヒッチコック劇場」も面白か
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サガン -悲しみよ こんにちは-(2008年製作の映画)

3.9

伝記映画の佳作です。女優さんがサガンを好演。
彼女の癖とか色々。
バイセクシャルで頭が良くて、でも小説は軽くて、悲しく、才気はあれど何か物足りない。
そんな彼女のいかにも生涯でした。
時代考証、車、衣
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.9

オゾン監督は海が好きそれも夏の。
主人公が女装して亡くなった恋人の顔を見にいくシーン、「サマードレス」を思い出した。あの悪意と毒に満ちた「海をみる」から26年がたってオゾン監督の嫌な面が、綺麗になくな
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嵐ケ丘/嵐が丘(1939年製作の映画)

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BSにて観ました。
オリヴィエよりマール、オベロンが最初にクレジットされていた。
若いデービット、ニヴェン、髭のない彼を初めて観ました。
印象が変わるものですね。
イギリスとアメリカの名優たちが熱演な
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人狼村 史上最悪の田舎(2011年製作の映画)

3.0

あのミステリー、サスペンス映画の傑作「友よその罪を葬れ」のファン、マルティネス、モレノ監督が全く別種のホラーコメディー映画を作った。
とても傑作とは言えないけれど、それなりに面白く、笑えました。
あの
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友よその罪を葬れ(2009年製作の映画)

4.0

音が少なくて静かなのに、心理、サスペンス、罪色々な事を考えさせられる。面白くて真面目です。
ヒッチコックへのオマージュも垣間見られました。

パリ13区(2021年製作の映画)

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私は女性で敬語好きでタメ口嫌いですが、言わせてもらいます。
おい、おい、何なんだよこの映画は、あの「燃える女の肖像」の監督、脚本のセリーヌ、シアマの脚本なので、DVDを早速借りて見たのに、丸でポルノじ
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天気の子(2019年製作の映画)

3.3

みなさん、仰るように風景、雨、建物の映像がきれいでした。
愛のためならという穂高の行動、現実離れしていて、ありえないと思った。
「千と千尋の神隠し」「魔女の宅急便」を思い出させる場面があり、それはジブ
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.8

トーベ、ヤンソンの伝記。
自由で奔放のようで臆病なのでした。
ヴィヴィカは長身で何故か、多くの美人系の女性にもてる女性なのです。
トーベはそんな彼女に恋し、傷つき最後は別れるけど、彼女がヴィヴィカに言
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セルロイド・クローゼット(1995年製作の映画)

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この作品に出てくる映画のほとんどは見ました。
何だかこじつけのよう映画もあるけど、そう言えばそうかもと言う作品もありました。
エイズで亡くなった原作者に感謝し哀悼の意を捧げます。

ナイトレイト・キス(1992年製作の映画)

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自身、レズビアンであるバーバラ、ハマーが作ったドキュメンタリー・
LGの方々が証言し、自ら裸身になってラブシーンを見せる。
アメリカ人て勇敢だわ。

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

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ギリシャ映画です。
神話なのでしょうか。映像は美しいけれど、内容はグロテスクでした。

第3逃亡者(1937年製作の映画)

3.3

面白かった。
無実の罪を着せられ逃げる男。
昔からヒッチコックはこういう展開が好きだったようです。