アンタレスさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

アンタレス

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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.4

サイレント映画全盛期、ドン(ジーン・ケリー)は大スターの座を不動のものとしていた。しかし、初のトーキー映画「ジャズ・シンガー」のヒットを皮切りに時代の流れは一気にトーキーへ傾いてゆく。

帽子一つあれ
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.0

2009年、USエアウェイズ1549便がマンハッタン上空を飛行中、バードストライクに遭遇する。サレンバーガー機長(トム・ハンクス)は、全エンジンが停止しコントロールを失った機体を、冷静な判断と培った技>>続きを読む

セクレタリアト/奇跡のサラブレッド(2010年製作の映画)

3.7

圧倒的なスピードで、伝説となった馬がいる。1973年、ベルモントSでの31馬身差の圧勝劇。数々の栄光の記録と共にその名を刻み込んだ名馬、セクレタリアト。この映画は、史上9頭目の米国3冠馬の半生を綴って>>続きを読む

宇宙人ポール(2011年製作の映画)

3.8

アメリカ最大のコミックイベント「コミコン・インターナショナル」に参加したオカルトマニアのイギリス人、グレアム(サイモン・ペグ)とクライヴ(ニック・フロスト)。二人はコミコンを終え、もう一つの目的である>>続きを読む

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

3.4

ゴールデン・マイル。それは一晩で12件のパブを巡りビールを飲む、過酷な挑戦である。その難易度は極めて高く、ゲイリー・キング(サイモン・ペグ)は20年前に一度、失敗している。ゲイリーは当時の仲間を集め、>>続きを読む

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

3.9

ロンドンで活躍する警官、ニコラス・エンジェル(サイモン・ペグ)。彼は頭脳明晰、検挙率は常にトップ、幾度も表彰を受けている。
しかし、上司に疎まれたニコラスは田舎の村に左遷されてしまう。この村は、あまり
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.7

パブ「ウィンチェスター」に入り浸る男、ショーン(サイモン・ペグ)。いつもデートの場所はこのパブで、しかも親友のエド(ニック・フロスト)のオマケ付き。当然というべきか、ガールフレンドのリズ(ケイト・アシ>>続きを読む

アマデウス(1984年製作の映画)

4.1

ある夜、一人の老人が自殺を図った。その老人はしきりに叫ぶ。「赦してくれモーツァルト!君を殺したのは私だ!」
後日、老人は神父に語った。神の化身と称された稀代の天才と、彼の才能を唯一理解することができ、
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インデペンデンス・デイ(1996年製作の映画)

3.4

直径24キロメートルにも及ぶ巨大な飛行物体が、世界中の主要都市上空に出現した。
交信を試みるも失敗、飛行物体からの都市への攻撃が始まった。核による攻撃も失敗し戦況は混迷を極める。打つ手の無くなった人類
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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

4.0

アムロ・レイとシャア・アズナブルの長い因縁に決着をつける作品。
地球に居ながらスペースノイドを支配する地球連邦政府に、シャア・アズナブルは反乱を起こす。手始めに、5thルナをラサに衝突させた。更にシャ
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蛍火の杜へ(2011年製作の映画)

3.9

祖父の家に遊びに来ていた竹川蛍(佐倉綾音)は、妖怪が住むという森へ迷い混む。そこで、ギン(内山昂輝)と名乗る青年に助けられる。以来、毎年夏にはギンのいる森へ訪れるようになる蛍だったが、ギンにはある秘密>>続きを読む

大脱走(1963年製作の映画)

4.2

大戦中のドイツ。新設の捕虜収容所に移送されてきた連合軍捕虜たち。彼らは度重なる脱走の末、この施設に移された。
連合軍捕虜は、「脱走し敵軍を撹乱するのは捕虜の義務」とし、各方面のスペシャリスト達が協力し
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.1

孤独なイタリア系移民の殺し屋、レオン(ジャン・レノ)。彼は隣室の少女、マチルダ(ナタリー・ポートマン)と知り合う。マチルダの父親は麻薬密売組織との関わりがあり、その結果マチルダ以外の家族は皆、組織の一>>続きを読む

プテラノドン(2005年製作の映画)

1.8

この作品のクオリティは中々の物だ。
発泡スチロールのようなプテラノドンの卵。ゴムのようなプテラノドンの足。存在する意味の理解できない役。きったねぇドブで気持ち良さそうに泳ぐ女はとても面白い。

脚本は
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サーベルタイガー・パーク 百万年ぶりの餌食(2005年製作の映画)

1.3

既存の動物園の概念を覆す、目玉になる動物。それがサーベルタイガーだ。近年の遺伝子工学により復元に成功した猛獣。しかし、その太古の猛獣が惨劇を引き起こすのは明白であった。

この手の映画は個人的に好きな
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エコール(2004年製作の映画)

3.7

深い森の中、少女達は生物とバレエの勉強をしながら、生活している。
外の世界に出ることはなく、バレエの発表会のときのみ、外部から男性が訪れる。少女達は次第に、外の世界への憧れを強くしてゆく。

余計なセ
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.9

ジュラシックパークシリーズの4作目であり、劇中では1作目から22年が経過している。舞台となったイスラ・ヌブラル島は超巨大テーマパーク「ジュラシックワールド」として成功を納めていた。
既存の恐竜だけでは
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ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

3.7

ジュラシックパークシリーズの3作目。今作では、1作目同様にアラン・グラント博士(サム・ニール)が主演である。
富豪の夫婦にサイトBのガイドを頼まれたグラント博士。当初は断っていたものの、研究費のために
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.3

前作のジュラシックパーク事件より4年。当事者の一人だった数学博士、イアン・マルコム(ジェフ・ゴールドブラム)
彼は事件以来、恐竜に対して恐怖を抱き続けてきた。ハモンドに呼び出されたマルコムは、ジュラシ
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

3.8

古生物学者のアラン・グラント博士(サム・ニール)と、その助手で古植物専門のエリー・サトラー博士(ローラ・ダーン)。
二人は、富豪のジョン・ハモンド(リチャード・アッテンボロー)に研究費を援助してもらう
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.2

作家、ゴードンはある新聞記事を目にし、12歳の頃の思い出を辿る。

ゴーディ(ゴードン)、クリス、テディ、バーンの4人はいつも一緒だった。
ある日、不良グループの会話を偶然聞いてしまい、行方不明になっ
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.1

父と子の和解が大きなテーマである。
今は死に逝く父が語ったファンタジーな回想シーンと、余命幾ばくもない現実の父のシーンが交互に描かれる。
父の嘘の話が原因で息子と距離を作ってしまうが、その話は嘘ではな
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A.I.(2001年製作の映画)

3.8

愛情を持つ少年型ロボット デイビッド。
彼は、家族の本物の息子を事故により死なせてしまい、彼自身は森に捨てられてしまう。
それでも彼は、母に愛されたいと願って旅に出る。本物の人間になれると信じて。
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ヒットマン(2007年製作の映画)

3.4

組織により育てられた完璧なヒットマン「エージェント47」
ロシア大統領暗殺の任務後、同組織のエージェントに命を狙われる、目撃者の女が自分を見ても無反応、等。違和を感じた47は目撃者の女、ニカと行動を共
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美女と野獣(2014年製作の映画)

3.6

映像の美しさは素晴らしい。幾度も映像化されている作品であるが、元になった民話はフランスに伝わるもので、フランス製作の映画はジャン・コクトーによるものに次ぐ、2作目である。

レア・セドゥ演じるベルは、
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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

3.5

カーアクション、というより、車を使った大規模な演出の派手さは、前作より間違いなくレベルアップしている。
ご存知のとおり、ワイルドスピードシリーズに出演していたポール・ウォーカーは2013年に亡くなって
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バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)

3.3

2010年の、メキシコ湾原油流出事故をモチーフにしている。
メキシコ湾沖の石油掘削施設「ディープウォーター・ホライズン」にて、逆流した天然ガスの引火による爆発が起きる。施設内には126人の人員が閉じ込
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.7

「私」は恋をしている。相手は「黒髪の乙女」。彼女の外堀を埋めるべく、日々「私」は彼女を追いかけ、なるべく彼女の目に留まろうとする。

「こうして出逢ったのも、何かのご縁」
このキャッチフレーズは、なぜ
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

3.9

原作はグリム童話の「ラプンツェル(髪長姫)」
塔に軟禁されながら、外の世界、特に自分の誕生日に夜空に現れる無数の灯りに強い憧れを持つラプンツェル。盗賊のフリン・ライダーとの出会いをきっかけに、ラプンツ
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ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)

4.1

1994年のルワンダ虐殺。120万人が殺された。その惨劇の中で自らのホテルに1268人の難民を匿った英雄、ポール・ルセサバギナの実話を映画化した。
内容は暗いし、配給権の高騰が予想されたことにより、日
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.2

過去の経験により、吃音症を患った英国王ジョージ6世と、平民の言語療法士。二人の関係を史実を元に映画化した。

コリン・ファース演じるバーティ(ヨーク公、後のジョージ6世)は酷い吃音に悩んでいた。父王は
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市民ケーン(1941年製作の映画)

3.7

日本では余り馴染みがないが、タイトルにもなっている役名の「ケーン」は、アメリカでは抜群の知名度を誇る「新聞王」ランドルフ・ハーストをモデルにしている。
ケーンの生涯と、最期に残された「バラのつぼみ」と
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.8

何れの国にも属さないスパイ組織「キングスマン」
キングスマン達の活躍と、亡き父の後を継ぎキングスマンの一員となる青年の成長が描かれている。

一口にアクションといえど、様々なものがある。火薬と筋肉の入
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.0

天才的な頭脳を持ちながら、幼い頃のトラウマから逃げられない青年、ウィル。愛していた妻に先立たれ失意の底でもがく心理学者、ショーン。そして、ウィルの無二の親友であるチャッキー。この三人が織り成す美しい友>>続きを読む

グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.6

この作品で最も印象に残ったセリフがある。
「俺は人生において、いくつか胸を張って言えないことをしたことがある。しかし、地獄へ落ちるんじゃないかと思ったのは、初めてだ」
これは、トム・ハンクス演じる主人
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シービスケット(2003年製作の映画)

4.0

大恐慌時代のアメリカに実在した、競走馬とそれを取り巻く人達の話。
やはり、暗い時代には希望をもたらすヒーローは必要である。そのヒーローの一人が競走馬、シービスケットだ。
雑草とも呼べる境遇のシービスケ
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