柴山犬子さんの映画レビュー・感想・評価

柴山犬子

柴山犬子

 常にツッコミながら、どうでもよいことを考えながら、さらに「この映画は誰におすすめだろう」と思いながら映画をみています。
 単に私の好き嫌いで点数をつけます。
人生常に崖っぷちのアラフォーです。
 

映画(109)
ドラマ(0)

ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

4.2

アメリカン版の「ドリーム」?
いや「巨人の星」??
 10代で結婚して子供を産んで…。女性の人生がそんなふうに決められているインドでは、女が取っ組みって戦うレスリングなんてとんでもない。

そんな社会
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女舞(1961年製作の映画)

3.5

ミステリアスでどこか影がある、浮気性な能楽宗家の若太夫を佐田啓二が演じてます。
 自分が女にもてていることを自覚している男(笑)

「君は僕のこと好きだろう、僕も君のことを好きだ」、と若くして浜村流の
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「青衣の人」より 離愁(1960年製作の映画)

3.6

おてんばな姪っこ女子大生を前にした、大学教授夫人の岡田茉莉子の落ち着いた演技がよい。 
 当時27歳、しっとりと美しい

お相手は鉄板の佐田啓二!

フグのようなファニーフェイスにアムラーばりの細眉が
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女の坂(1960年製作の映画)

3.6

岡田茉莉子は、男に振り回されてうじうじと悩む女たちの中で、ハキハキとしゃべり、人に指示している姿がよく似合う。サバサバと「別れちゃいなよ」とか「結婚しなさいよ」とか、


そして、そんな茉莉子さまには
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.6

 大富豪でありながらどケチでしられたジャン・ポール・ゲティ石油王、ゲティ美術館の創立者としても知られる
その孫の誘拐劇
 映画の中にでてきますが、ゲティは自宅で客がかける電話代が惜しくて公衆電話を置い
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三羽烏三代記(1959年製作の映画)

3.0

 男が威張ってる映画より、女にやりこめられているコメディをみるほうが楽しい。
 佐分利信が高峯三枝子と、小津映画の原節子への片思いさながらの片思いをみせ、
駆け出しの新聞記者の佐田啓二(中井貴一のお父
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浮雲(1955年製作の映画)

4.3

 リゾートで恋に落ちるは信じちゃいけないって言いますよね。
日常とかけ離れたところで、熱く燃え上がっても、それはうたかたの夢…    

 戦地も似たようなもんなんでしょうか?
 戦時中に任地先の南洋
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.4

フィギュアスケートは氷上で夢を売る競技
 リンクの外でも演じることを最も「演技」を求められるスポーツ…というか、フィギュアスケートってスポーツではないと思うのは私だけでしょうか?

トーニャはスケート
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さらばラバウル(1954年製作の映画)

3.5

零戦は軽いだけが取り柄で防御ができない人命軽視の乗り物、乗組員はパラシュートもない、
日本軍はすべてにおいて命を軽視するののはなぜだ

と、捕虜になった米軍の好敵手イエロースネエークにいわせています。
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.5

「この……ブスのくせにっ!」と何度も毒づいてしまいました。アルマを演じるヴィッキー・クリープスの不貞腐れた顔をみて、何度も。
    
 ちなみにヴィッキー自身は別の作品やレッドカーペットでは美女っぷ
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香華 前後篇(1964年製作の映画)

4.0

乙羽信子と岡田茉莉子の母娘のかけあいが、絶妙によい!
 

ラブレス(2017年製作の映画)

4.0

 少年の歪んだ表情に、胸がしめつけられる。
アレクセイは12歳、離婚目前の両親にはそれぞれ恋人がいる。どちらが息子を引き取るか、押し付けあっているのだ。

 美容院の敏腕マネージャーの母親はスマホを片
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マザー!(2017年製作の映画)

1.0

ラストの吐き気をもよおすカニバリズム
支離滅裂な展開(いま公開中の「Raw」がダメな人には特にオススメしない 笑)
嗚呼、なぜジェニファー・ローレンスはこの映画に出ようと思ったのか。
まさにLove
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

2.0

 この映画チャーチルの模写はよくできていると思います。ゲイリーオールドマンが演じなくてもよかったのでは、というくらいの完全コピー(皮肉です)
 かつて、名優といわれる役者たちは声色のトーンや佇まいです
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.3

 「娼年」の売春役から、暴力団と渡りあう先輩にふりまわされる新人刑事まで…(「不能犯」にはふれたくない 笑)

松坂桃李くん、今年は挑戦の年ですね!

暴力団×警察 の映画でもあるが、大学を出たばかり
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

2.8

可愛い女の子から美しい女性に、サナギが蝶になるがごとく羽ばたく寸前の広瀬すずを愛でる映画

うん、それでよし。

ゆるキャラと松岡茉優のショットが笑えた~

去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.0

 ガンちゃんこと岩田剛典の白黒つかない役柄と演技は興味深かったです。
悔しさに震えているところなど、特に。

 斎藤工は一瞬、綾野剛かと思った不気味さを備えていた

 中村文則の小説は映像化することが
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ハッピーエンド(2017年製作の映画)

2.5

多くの個性的な登場人物はうまく噛み合ってない作品だと思います。

ブルジョアの映画
ラストの黒人の場面はちっとも笑えない

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.6

 いくつかの予想外の仕掛け、裏切りなどが交錯し、ラストまでハラハラしっぱなしでした

 原題は「the commuter」
通勤者という色気もなんもないタイトル
 日本のような悲惨な満員電車ではなく、
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サニー/32(2018年製作の映画)

3.0

北原里英(うちのスマホでは一発変換できた)のことは、あまり知りませんが、
最初は面白くみました、が、途中で集中力が途切れまして

監督、人を殺しすぎでしょうに~

個人的には麦ちゃんをもっとみたかった
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エターナル(2016年製作の映画)

3.7

切な~い表情のイ・ビョンホン
よかったです 

私は最後の最後までカラクリに気がつかず。
思えば???のシーンや台詞もたくさんあったのに(笑)

ポメラニアンのチチも可愛かった

ニッポン国泉南石綿村 劇場版 命て なんぼなん?(2016年製作の映画)

4.5

 人間ってかくもややこしくて、愛しいものなか じんわりと心が温まる怪作です
 アスベスト被害をめぐる国家賠償のドキュメンタリー…しかも長い(笑)

それだけで敬遠する人は多いでしょうが、「なんかすごい
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娼年(2018年製作の映画)

3.8

 ようやく、女性が見て楽しく、そしてドキドキするセックスの映画が出てきた! と感動しました。
これは松坂くんだから、なせる技かしら。以下、松坂桃李ファンとして贔屓目に記してます


 そして、女子たち
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.7

 俳優という職業に、もはやプロもアマチュアもないのだろうか。

 これまで実話をもとに作られた映画は山ほどある。イーストウッド監督の名作でトムハンクス主演の「ハドソン川の奇跡」もそう。
 だが、この映
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黒い画集 第二話 寒流(1961年製作の映画)

3.2

何をやっても裏目に出る
どこまでも墜ちていく

池部良のその堕ちっぷりに館内で何度か笑いがわきました。
いや、シリアスな物語なんですけどね~(笑)

真面目なだけが取り柄の銀行マンを好演
新珠美千代の
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裸の町(1957年製作の映画)

3.5

 神保町シアターで観賞

池部良のダメダメっぷりが光る。
自分に甘くて、プライドはないくせに妙な自信だけはある男を愛嬌たっぷりに演じてます

森繁久彌や志村喬を相手に、ある意味最強です

印象に残った
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.4

 小津ってなんだかムズカシそ~
と思っているあなた。

 これ、公開時は20代の若い人たちもみにいった、お洒落なデート映画だったんですよ。
きっとカップルでみにいったあと、
「結婚したら、お姑さんお舅
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

3.9

さわやか胸キュン、ときどきびっくり

幼馴染みの彼女のすねてる様子が、まっすぐでかわいい

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.5

楽しめました。
歌がノリノリで冒頭から気分があがります。音響がよい映画館でこそみてほしい作品です。



だけど、突っ込み満載


以下のような疑問を抱きました
 一緒にみた仲間内で話し合う楽しみもあ
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ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)

3.8

 なんとなく名前くらいは知ってるでしょう。アメリカの政治史に残る「ウォーターゲート事件」。最近だとトランプ大統領のロシア疑惑がロシアンゲート事件といわれたり。
ぜひ往年の名作「大統領の陰謀」(1976
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

 個性が際立ちすぎる登場人物の中で、一番凡庸で冷めているのが、二階堂ふみが演じるハルナ

 ハルナをみたとき、まるで空っぽの箱のような印象を受けました。でもハルナはもともと空っぽなんではなく、意図して
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

 田舎から都会に上京した人(特に親に反対されながら)、もしくはそういう家族をもつ人には特にたまらない映画かも。

 思春期から大人に向かう少女の日常を、少女のまわりの人も含めていきいきと描いた傑作!
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空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

2.1

セットとは思えないほど壮大でした。
ですが、大作を手掛ける前の、監督の初期の作品が好きです…

花咲くころ(2013年製作の映画)

3.5

 主演の少女ふたりの瑞々しさが印象的な作品でした。
全国のミニシアターの先駆けとなった岩波ホール50周年を飾る作品です

 多くの人にとって、ジョージアってどこ?という感覚ですよね。

 10代で親の
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ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.6

全米が感動の嵐! 異文化・宗教間のラブストーリー
 日本だったら、こんなキャッチコピーがつくのでしょうか?

パキスタン出身で駆け出し芸人クメイルと、白人のエミリーとの恋物語
 エミリーが原因不明の難
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