クロフネさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

クロフネ

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HUNGER ハンガー(2008年製作の映画)

3.9

スティーブ・マックィーン監督の長編初監督作品。初監督とは思えないほどの良作。
命を懸けて人権を訴えた(政治犯)囚人の実話。
要所以外の台詞の量を極力減らして、囚人のストライキの様子を映像で見せる
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.5

 上の句はかなりの出来栄えだったが、
下の句は上の句のように絶賛は出来なかった。

まず、役者人の演技は上の句と同様に良かった。
冒頭の千早のナレーションの後に、また千早の白目で笑わせてもらった。
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ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

4.0

始め半分で登場人物の設定やかるたのルールを青春とコメディでテンポ良く進めて、
後半は各々の実力や立ちはだかっている壁と、大会でそれを乗り越えるカタルシスで、とても面白かった。
札を取る様子や札と札
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おとなのけんか(2011年製作の映画)

4.5

タイトル通り、子ども同士の喧嘩から始まる大人同士のいさかいを描いた映画。
初めはどちらも引っ掛かりがある言い方をするが、大人な姿勢を保っているが、どんどん蓄積していく不協和音が爆発してからの言い争い
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美女と野獣(2014年製作の映画)

1.9

レア・セドゥーのドレス姿が素敵な事以外はダメダメだった。簡単に言うと観ていて楽しくない。
ディズニー版とは違い、出来る限り原作に近づけようとしてるが、無理やり悪役を作ったり、姉達が無能すぎたり、ベ
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.6

字幕版&3D吹替で鑑賞。
まず驚かせられるのはCGのクオリティ。
動物の毛並みや水滴、植物はもちろん、主人公ジュディの警察バッチのメッキ感が凄かった。
動物の肉食と草食の境界が無くなっている世界"ズ
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無ケーカクの命中男/ノックトアップ(2007年製作の映画)

3.0

酔った勢いで寝たヒロインを妊娠させてしまったノーテン男のコメディ映画。監督はジャド・アパトー。ジャド・アパトー作品だから期待値上げて観たが、正直大笑い出来るコメディは少なめだった。
それでも、女性が
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

4.9

IMAX3Dで鑑賞。(アイアンマン派)
ヒーローvsヒーロー映画は沢山あるけど、大概は、実は誤解から生まれて、かつ実は共通の敵がいたってというオチが付きものだけど、今作はそういったものが殆ど無かった
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アントマン(2015年製作の映画)

3.9

3Dで鑑賞。
冒頭のピムのシールド離脱から始まるところで、この話はアベンジャーズとは殆ど関わりが無く、アントマンだけにこじんまりとした作品だと教えて、そしてメキシカンな音楽と共にマーベルロゴで全体的に
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

4.0

劇場で2回鑑賞
 まず主人公の設定や性格にとても感情移入しやすいのが良い。
夢もあり努力もしてるが報われず、
一応仕事があるが周りからは一切評価はされず、
彼女もいるが仲は最悪。
その過程で、鈴木には
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.5

IMAXで鑑賞。
全編ほぼ屋外で森か川だから終始寒そう。撮影も基本長回しだから人物を中心にしてグルグル回って、どこから何が来るのか分からない。冒頭の原住民との戦いで、その効果と沢山いた味方がどんどん無
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くまのプーさん 完全保存版(1977年製作の映画)

4.0

プーやティガーのぬいぐるみが置いてある子供部屋から始まり、そこにある絵本の中へ入っていき話が始まる話。プーを含め登場人物全員が子どもっぽく描かれて、ストーリーもゆるく、面白い。
ナレーターが話を進
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.5

地元新聞紙の神父による児童虐待事件を取り上げた小さなコラムを新任局長が掘り下げる所から始まる。
任命されたマイケル・キートン演じるスポットライトのデスクや記者は、初めは"取り敢えず記事にする"って感
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クラッシュ(2004年製作の映画)

2.8

車事故から1日遡って、その町の人々の暮らしを描いた群像劇。でも、そんなに上手な群像劇とは思わなかった。ドン・チードル演じる刑事は事件の捜査と母親との確執で板挾みになっているが、事件を解決する訳でも母親>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃(2016年製作の映画)

2.5

2014年の「ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」の高橋渉監督作品だから、期待値を上げて観たが、
全体的に"う~ん"と思えるような箇所が結構あった。

良かった点は
まずは、かすかべ防衛隊が全体を通して活
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.6

面白かった!どのシーンにも何が起こるか分からない緊張感が張り詰めている。主演のエミリー・ブラントは『オール・ユー・ニード・イズ・キル』での肉体美とアクションがあるから、FBIとして銃器を扱う姿がばっち>>続きを読む

キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

4.0

3Dで鑑賞。思っていたより、かなり良かった。
キャプテン・アメリカになるまでをスティーブの愛国心を中心に、CAになってからも兵士としてではなくマスコットとしてショーにだしたり、作品内でも露骨な愛国キ
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アイアン・ジャイアント(1999年製作の映画)

4.0

少年と未知のロボットが出会って、友情が芽生え、そして。。。と、ストーリーやキャラは王道そのものだが、それ故に脚本や演出が上手。ロボットの"銃ではなくスーパーマン"という気持ちが"悪ではなく正義"だけで>>続きを読む

マレフィセント(2014年製作の映画)

2.9

3Dで鑑賞。ストーリーの改編、妖精の国やクリーチャーの描写、シルエットでうつるマレフィセントの姿は良かった。でも、3人の妖精のネグレクトや王子の役立たずは酷い。何の為にいるのか全く分からなかった。

リトル・マーメイド(1989年製作の映画)

4.1

3Dで鑑賞。舞台がほぼ水の中だけに、水中の光がゆがみや泡の感じが良く描けていた。3Dでもちゃんと奥行きと飛び出しができていた。ミュージカル仕立てだから、登場人物の気持ちがセリフでなく歌として表現されて>>続きを読む

恋人たち(2015年製作の映画)

3.8

主役を新人3人にして、どこにでもいそうだけど、実はそれぞれ内側に暗い闇の部分があって世の中の生きにくさを描いていた。特にそれぞれの他人と関わるお弁当を作る所や市役所などのシーンが一番リアリティを感じた>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.0

まず映像が良かった。フィルムによる撮影だから、霞みがかっている山や葉っぱの緑色がすごくきれいだった。役者陣も綾瀬はるかと長澤まさみの、お姉ちゃん具合や夏帆の末っ子からお姉ちゃんに変わった様や樹木希林の>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

4.5

主役のブリー・ラーソンもだけど、子役のジェイコブ・トレンブレイくんが素晴らしかった!"部屋が全て"だと信じていて、"世界が嘘"で本物と嘘が見分けられない感じや、部屋しか知らない子どもを完璧に演じていた>>続きを読む

ふしぎの国のアリス(1951年製作の映画)

3.0

ルイス・キャロルが電車の中で考えた話だけあり、物語に構成もアリスの成長も悪役の教訓も無く、ただ不思議な国をアリスが冒険するだけの話。でも、チェシャ猫やトランプの兵隊、白ウサギなど、魅力的なキャラクター>>続きを読む

アベンジャーズ(2012年製作の映画)

4.6

何人もの主役級のヒーローをひとまとめにして、活躍、発言をもの凄く絶妙なバランスで描かれている、脚本や演出は凄い。何度見ても楽しい作品。

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.3

 タランティーノの"俺だったらナチはこう殺す"と、映画を愛し、映画をプロパガンダに利用していたナチスを許さないタランティーノ映画。
 悪役史に残るハンス・ランダ大佐の語学に堪能で礼儀正しいのに、"こい
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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

4.5

ビンラディン暗殺から2年とかからず公開した本作は、アメリカの勇姿ではなくビンラディン暗殺に取り憑かれた1人の女性CIAを刻々と描いた作品。演じているJ・チャスティンの冒頭と終盤の表情が、その辛さを表現>>続きを読む

ピノキオ(1940年製作の映画)

3.5

人間になりたい人形の無垢な心が人間として勇気や優しさを知り、成長する姿やプロセスは好きだが、ヴィランが何の報いを受けずに終わってしまうので、そこが残念。

LOVE【3D】(2015年製作の映画)

3.1

R-18だけあり、本編冒頭から早速、手◯キ&手◯ンから、しっかりとボカシを入れて始まる。過激な性描写と言えば最近だと『ニンフォマニアック』があるが、性描写は遥かにこちら側が上。だが、ストーリーに関して>>続きを読む

ダンボ(1941年製作の映画)

4.3

面白かった!耳が大きく、みんなと違うだけで、のけ者にされるダンボの初めての友達には耳が大きい動物のネズミが、ダンボが人気者になるきっかけを与えてくれる動物には同じように嫌われがちなカラスが。とそれぞれ>>続きを読む

眠れる森の美女(1959年製作の映画)

4.0

シネスコサイズで観るオープニングのパレードやマレフィセントの城、森は広々としていて大きなスクリーンで観たいと思った。オーロラ姫はシンデレラとはまた違う金髪で描かれていて、ディズニープリンセスの中では">>続きを読む

隣の家の少女(2007年製作の映画)

1.5

演出、脚本、色々とダメな作品。主人公の男の子は虐待を受ける女の子が好きなのに何も出来ない葛藤は描かないし、虐待の一部始終を観ておいて警察にも親にも話さないから、行動も言動も一貫性がない。虐める女も思っ>>続きを読む

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

マン・オブ・スティールで気になっていた最終決戦での死傷者バットマンがスーパーマンを憎む理由がほぼセリフなしで分かる所は良く出来ているなと思った。けど、それ以外は布石を置きすぎ、説明不足が全体を占めてい>>続きを読む