shinefilmさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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ニワトリはハダシだ(2003年製作の映画)

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思わぬところで偶然加瀬亮に遭遇してしまったので、帰って加瀬亮の映画を観た(パニック)だいぶ前に観て以来。原田芳雄さんに笑わせてもらったな。肘井美佳さんの真っ直ぐで芯の強い存在感も素晴らし。そして関西弁>>続きを読む

少年(1969年製作の映画)

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チビちゃんのお兄ちゃんって叫びとクソ寒そうな中の撮影にほんと胸が痛んだ

好奇心(1971年製作の映画)

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ブルジョワの悪ガキどもの企みをよしよしと楽しめるほどの感性を持ち合わせていないもんで。お前もついに卒業したか、のあれを家族で迎えるとか絶対に嫌だ〜。

ヒア アフター(2010年製作の映画)

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濱口竜介「天国はまだ遠い」の流れから、観てなかったクリントの異色作。TVショーで見かける霊媒者や占ってもいいですか?などの類の番組は胡散臭くて大嫌いだけど、臨死体験によって死者と会話できる能力を持って>>続きを読む

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

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凄く良かった。ボクシング題材の日本映画は正直、飽食気味で気になりつつも敬遠していたのだけど、見逃さなくて良かった。30年ボクシングに携わってきた監督自身が見てきた、報われなかった全てのボクサー達に贈る>>続きを読む

セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974年製作の映画)

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若いとも若くないともいえない女性二人がワキャワキャと自由奔放に遊び回りトリップする。ストーリーやドラマ性なんてすっとぼけたようにスルーして、ケラケラ笑って過ぎゆく謎めいた時間に、土曜の昼に渋谷まで出掛>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

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最近よく子ども時代のことを思い返す機会があるので、ドンピシャでした。子役がまじファンタスティック。ホアキン目当てで見たけどこの子の映画でした。対話すること。君が大人になるにつれ、思い出せなくなること。>>続きを読む

M/OTHER(1999年製作の映画)

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突き詰めたリアルさを観察することが、映画の面白さに繋がるかと言えばそうではないと考えさせられる。作り手が追い求めた即興から生まれる発露も、展開の進まなさや、断定されない感じも、それが圧倒的にリアルで生>>続きを読む

アネット(2021年製作の映画)

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映画表現にルールなんてない。滞るセオリーから抜け出し、大風呂敷を広げて、体感する、映画にしか出来ない夢想の氾濫。個人的にカラックス映画にはそこまで影響を受けてきた訳ではないのだけれど、長い期間を経て、>>続きを読む

I Am Easy To Find(原題)(2019年製作の映画)

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あなたにはなりたくないと願うも、どこかであなたと似てくること。巡る記憶、今になって気付いたこと。10歳くらいのアリシア、10歳にしか見えなくて凄い(可愛い)

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

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「まぁ、頑張りましょう」と世の中全部の理不尽さを背負うかのような、コロナ禍のシングルマザーが言う。高齢ドライバーに轢き殺された夫、息子が受けるいじめ、貧困、突如クビにされる花屋の仕事、風俗での稼ぎ、支>>続きを読む

秋立ちぬ(1960年製作の映画)

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なんとも残酷な夏の終わり。"中年"の身勝手な選択に、子どもたちは理由を問う事すら与えてもらえない。従兄弟の優しい背中に捕まり、バイクで疾走した東京の初夜。仲良くなった女の子と見た初めての海。デパートの>>続きを読む

世界の涯てに(1936年製作の映画)

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歌の内容と歌い手の心情がまったく一緒で歌ってるときに眼が合うあの瞬間のエモーションの立ち上がりに胸高鳴った。その後の展開の裏切られ方と理解の超え方にいまだ追いつかないままです。

僕の彼女はどこ?(1952年製作の映画)

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何なんサークほんと…傑作しかないのかよ。面白すぎんだろ。コテコテのギャグシーンで爆笑してたら、まさかのジェームズディーン登場に叫んじゃった。ご都合主義とか強引な展開も荒唐無稽な下品さにならない圧倒的手>>続きを読む

家路(2001年製作の映画)

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名優として敬われてきた高齢の役者が、最後には街を徘徊するボケ老人と見做される事の顛末よ。普通の映画ならここで切るだろうな、割るだろうなと思われるカットの狭間や素材を執拗に見つめるオリヴェイラ独特の眼差>>続きを読む

翼のない天使(1998年製作の映画)

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好きな言葉はいくつかあったけど、いかにもなアメリカ映画の良作って作りがイマイチ乗れなかった。

水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

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セリーヌ・シアマの初監督作。めっちゃ良かった…!何にも分類されたくない確かな感情の芽生えを、名付けようのない彼女たちの胸の高鳴りと恐れを、映画に描き映す確かな傑作。アデル・エネルの放つ挑発的な美しさに>>続きを読む

不気味なものの肌に触れる(2013年製作の映画)

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染やん×濱口さんずっと気になっててようやと観れた…。久々にスクリーンで染やん観たけど(過去作だけど)カメラに愛され過ぎるやろ。話は分かりづらかったけど、ムラジュンと抜群の画力を放つ瀬戸夏実さんって方が>>続きを読む

永遠に君を愛す(2009年製作の映画)

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強引な台詞やキャラが出てきても、絵空事と切り捨てず、魅せられるのは何故だろう。はなからリアリティとか信じてないからかな。それよりも画面がどう面白くなるかを優先させるとこに濱口映画の真髄があるのかしら。>>続きを読む

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

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ブレッソンとしか言いようのない洗練された映像美学とスーパークールな仏のティモシーみたいな彼の佇まいに見惚れるんだけど、好きかと問われればブレッソンはまだよく分からないというのが正直なところ。しかし45>>続きを読む

his(2020年製作の映画)

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敬遠してたけど、あるきっかけで鑑賞。観て良かったです。同性愛、性的マイノリティに対する目線が同情的になったり、憐れむような態度になりがちになるけれど、正しき母親としての在り方を問われた、あの妻の立場と>>続きを読む

MOTHERS(2020年製作の映画)

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邪魔しないで欲しいの、誰にも。ほんとに嫌なんだけど、この家に生まれてきちゃったから。家族愛、血の繋がり、なんて一つの物差しだけで測れない子の切実な願い。カメラに捉えられてく虚栄心と本音の間で溢れるもの>>続きを読む

天使のはらわた 赤い教室(1979年製作の映画)

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「人間」としか言えない情念の迫力と、堕ちゆく果てのなさと、それを見つめる作り手の視座と、まだ全然観れてないけどロマンポルノに触れるたび、本当に感性を揺さぶられます。曽根さんらの元で下積んでた相米慎二が>>続きを読む

春原さんのうた(2021年製作の映画)

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この監督さんには悪いと思うんだけど、前作も含めなかなか自分の肌には合わない。。誠実な映画だとは思うんですが。

死ぬまでにしたい10のこと(2003年製作の映画)

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死期の迫るサラ・ポーリーが何度か口ずさむ曲がThe Beach BoysのGod Only Knowsっていうのが意外さと、美しさと切なさにドキッとさせられて、とても好きです。

ブロークン・フラワーズ(2005年製作の映画)

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夜に一人ソファに佇むビル・マーレイの部屋でマーヴィンゲイのI want youが流れる何とも言えない寂寥感。シャロンストーンが最高。