くさむすびさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

4.5

原作・アニメ版共に未見。本当は『ライトハウス』見ようと思っていたのに、良い時間が無かったので仕方なしに今作をみたけど凄く楽しかったです。ヤンキー映画ってどう頑張って見ても「ヤンキーダサいな」と思っちゃ>>続きを読む

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

上映前「マーベルが映画館に帰ってくる」みたいなティザー映像を見せられワクワクしていたのも束の間、本編はあまりにも盛り上がりに欠けるストーリーで正直眠かったです。フローレンス・ピューとレイチェル・ワイズ>>続きを読む

ナポレオンと私(2021年製作の映画)

2.5

武田梨奈が出てるという情報のみを頼りに見に行きましたが、別に見なくて良かった。チープな『勝手にふるえてろ』と言った感じでしょうか。
主人公の行動にイライラさせられた。仕事できないキャラ扱いされているけ
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アジアの天使(2021年製作の映画)

4.7

実は初石井裕也。素晴らしかった。
最初の方は「決死の覚悟で韓国に来ました!」と言いつつ、全く韓国語を知らない上に翻訳アプリも使おうとしない池松壮亮演じる主人公の剛に違和感を覚えましたがそんなことも忘れ
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

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俺が疲れてるのもあるかもしれないが、退屈な展開の連続に寝た。展開に対する説明が後付けばかり。これどういうこと?→いやこれはこうで〜。 こいつ普通に居るけど誰?→こいつは誰々で〜。みたいなのが多すぎる。>>続きを読む

サムジンカンパニー1995(2020年製作の映画)

3.0

何も知らずに見たので、明るいポスターと原題からはこんな話だとは思いもしなかった。高卒女性社員達が不正に立ち向かう話自体は面白いが、映画的魅力にはあまりにも欠ける。1時間半たってやっと面白くなり始める感>>続きを読む

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

一言で言うならば、閏月みたいな映画だった。途中までは割と楽しく見れていたのだが、グアタイがとあることをしてしまったシーンから一気に乗れなくなり、「キツイなぁ…」が拭えない状態で終わった。はっきり言って>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

1.5

何も刺さらず。映画への愛さえあれば、どんな過労も乗り越えられるというのを無批判でしかも前向きに描いているのには相当な違和感を覚えた。いくらフィクションとは言え、映像業界の問題が浮き彫りになることが近頃>>続きを読む

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

4.1

1作目より全然面白い。いささかツッコミどころはあるし、前作の工場内アクションほどのワクワクも無かったけど総合的に見るなら今作の方が良かった。特にストーリー面がしっかりしていたと思う。事情ありの少女と善>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

アニーシュ・チャガンティ監督の前作『search』が好きなので期待を大きくして見に行きましたがめちゃくちゃ面白かった。脚本の完成度でいえば『search』の方が勝るかも知れないが、展開の衝撃度とハラハ>>続きを読む

シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち(2019年製作の映画)

3.4

同性愛差別発言をした水泳選手がゲイの水球チームを指導することになるという、どこかの誰かさんに見てもらいたいストーリー。弱小チームが強くなっていく王道のスポコン的展開と、仲間たちと青春時代のように楽しむ>>続きを読む

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.4

夏、好奇心、友情、冒険、恋、下ネタ。よくある80年代が舞台のジュブナイルホラー。終盤の捻くれ方で勝負した感じですかね。電話のベル、友達の声などどうでも良い脅かしが多いので大して怖くない。この手の映画は>>続きを読む

ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)

3.3

設定は面白いし時代背景も好みだったけど、これは明らかに若年層向けの作品では無かった。色んな人間に焦点当てるよりも、妻と夫の2人(もう一つ増やすとして、女優役の人)に絞って描いてほしかった。もっと歳食っ>>続きを読む

太陽の下の18才(1962年製作の映画)

3.8

見る前眠くて、寝そうだなと思いながら見たが意外にも眠くならなかった。この映画、驚くべきことに全くストーリーが無い。夏のバカンスの出来事を断片的に並べるだけみたいな。だけども全く飽きないのが今作の不思議>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.5

オデンカークにおでんを持たせた広告でお馴染みだけど、面白かったです。『ジョン・ウィック』や『ランボー ラスト・ブラッド』などの"ナメてた相手が殺人マシンでした"ムービーが大好きな僕にとってはたまらなく>>続きを読む

ぐらんぶる(2019年製作の映画)

3.0

極端な映画。好きなシーンの後に嫌いな展開が来て、それの繰り返しみたいなのばっかりだった。伏線回収もどきみたいなのも要らない。明らかにありえないシーンも多々あった。
笑いはギャグとか台詞の掛け合いという
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.6

BGMが余計。ジャンプスケア前の沈黙が死ぬほど怖い僕にとったら、BGMが流れるせいで緊張状態がほぐれてしまって落ち着いて見ることができてしまう。ただ音楽が無かったら中弛みしてしまうのもあると思うし、し>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

5.0

今年ベストなのは言わずもがなですが、ここ数年の映画の中でもトップクラスに面白い"映画"だった。トーキング・ヘッズの全盛期を知らない僕でさえ感情が昂ったのに、ファンの人が見たらどうなるんだろうか。客の多>>続きを読む

猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

3.0

かなり楽しみにしていたが、あまりハマれなかった。確かにストーリーはコロコロ変化していってどこに向かうのか分からず楽しかったし、ユカと小山田という人間を丁寧に描いてて繊細さもあった。だけど好みじゃない。>>続きを読む

地獄の花園(2021年製作の映画)

2.8

バカリズム信者なので、脚本作は評価は甘めなことが多いのですがこれは合わなかった。そもそも『架空OL日記』のようなゴリゴリのコメディを期待したのが間違いだったのかもしれない。ピリ辛の件とか、冬眠休暇の掛>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

終始居心地の悪い映画だった。掴めたようで掴めず、引き離したようでコチラに迫ってくる。序盤から意味が分からなくて、見終わっても初見の状態だけじゃ分からない部分が多々ある。それでも、今年公開されたジョシュ>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

4.7

序盤はホモソーシャル的なノリがキツい作品かなと(「ブスの方の〜」はウゲッっとなりかけた)思ったが、青春の喪失と人の消失を現実と虚構を巧みに行き来させながらとても上手く描いていた。
リアリティラインを完
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ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

2.1

マシュー・マコノヒー祭り第2弾。
とても退屈だった。マシュー・マコノヒー演じる詩人ムーンドッグが酒飲んだり、薬キメたりしながらいろんな場所を転々と放浪する話なんだけど、話に中身がないものだからずっとダ
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.3

決して派手ではないし、展開も予測不能な訳でもないけどとにかく楽しくて面白い作品だった。どの要素を取ってもとにかくカッコ良い。癖のあるけど練られた脚本と構成が、意外と地味な作風にワクワクさとスタイリッシ>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

映画館で見なかったことを後悔。豊作と言われてる2016年の邦画を象徴するような作品だと思う。就活のことなんて考えたことなかったので、大変そうだなと思った。
自己、アイデンティティを確立して内定をもらっ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.5

英語字幕で見たので100%理解できた訳じゃないけど、楽しめました。と同時にギョッとした。現代の映画だけど、男女問わず人間の悪を描くことでさらに進んだ映画になっていると思う。ポップな要素もありヘビーさが>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

3.7

面白味のない大方の予想通りだった今年のアカデミー賞ですが、その中でも驚いたユン・ヨジョンの受賞。その受賞に納得できるほど今作での演技は素晴らしかった。後半、手がつけられないくらいの境地にまで行ってた。>>続きを読む

スプリー(2020年製作の映画)

4.5

予想を遥かに上回る大傑作だった。SNSで承認欲求を満たす為に過激なことをやるというありふれたテーマな気がするけど、所々にリアリティがあるのが良かった。日本で言うとニコ生とかYouTubeライブとか、そ>>続きを読む

グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告(2020年製作の映画)

2.4

冒頭、老人達がヨーグルトなどをスーパーの黒人店員に投げつける件は笑っていいのか分からず複雑な気持ちになった。序盤グダグダやりすぎだし、爺さんが孫との部屋を賭けた戦争に乗る気になるまではとても眠かった。>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

2.0

退屈とは思わなかったが明らかに体感は90分以上だったし、この映画の向かう方向全てに「そこではなくない?」と思ってしまって乗れなかった。タイムリープの世界に入ってしまう所からもう雑だし、いくらなんでも無>>続きを読む

ザ・ハント(2020年製作の映画)

4.5

単純明快なアクションサバイバルとして楽しすぎるのに、そこに盛り込まれたメッセージ性が露骨すぎない感じでとても良い。思わず声が出た展開もあって、減速なしで突っ走った気概が好き。

街の上で(2019年製作の映画)

4.3

2回見た上でこの点数。

中田青渚が演じた城定イハ、俺の見た映画史上で一番好きなキャラクターかもしれない。いや、中田青渚が好きなのか? とにかく後半から話云々より城定さんにしか目が行かなくなってしまっ
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アウトポスト(2020年製作の映画)

4.3

相応しい言い方ではないかも知れないが、戦争映画として面白かった。突如としてやってくる銃撃戦や爆撃の恐怖と、集まった兵士たちの何気ない休憩中の風景などが良いバランスで描かれていて、中身の無い話なのかなと>>続きを読む

ザ・バッド・ガイズ(2019年製作の映画)

3.4

我らがマ・ドンソク主演最新作。ストーリーの面白さがいまいち跳ねなかった印象だが、マブリー映画としては満点に近い内容。
ラスト近くまでは『悪人伝』コースかなと思った。「あらすじが面白そう×マ・ドンソク主
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

4.5

75点くらいのアクションを期待して見に行ったら、90点の映画が見れたので大満足でした。序盤から激しい銃撃戦が展開され、さらにはカーアクション、長めの逃走劇、ネゴシエーション要素など色々盛り込まれすぎて>>続きを読む

スタートアップ!(2019年製作の映画)

4.5

マ・ドンソク映画の中でもかなり上の方に来る傑作だと思った。おかっぱ頭でフライパンを振り回す姿、TWICEの曲を意気揚々と踊る姿、目を開けながら寝る姿、かっぱえびせんを食べる姿、ゴツいけどその中に見せる>>続きを読む