クーさんの映画レビュー・感想・評価

クー

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平場の月(2025年製作の映画)

3.6

・重い荷物を背負った50代の恋愛はむちゃくちゃ純粋だなぁ。いやらしさがまったくない純な恋愛をひさびさに見た。
・井川遥は色気を抑えていても、色香が溢れ出てくる。
・メインテーマが流れ、二人が口ずさむ場
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君の顔では泣けない(2025年製作の映画)

3.5

・芳根京子の器用さと演技力にただただ感心した。表情の変化、微妙なセリフまわしが完璧。
・男女入れ替わりの物語と言えば、転校生だが、この二人が元に戻らなかったら?という視点が面白かった。
・二人の性的な
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スプリングスティーン 孤独のハイウェイ(2025年製作の映画)

3.7

・ジェレミーアレンホワイトのパフォーマンスは見事だ。ブルースが本当に演技をしているかのようで、まさか歌まで歌っているとは思わなかった。
・もう一人のジェレミー、ストロングの演技も素晴らしく、ブルースを
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旅と日々(2025年製作の映画)

3.7

・いい意味で裏切られた。河合優実パートが劇中劇で、出番はそれだけか!本編もあっという間に終わって、なんか取り残され感がある。
・でもなぜか、観終わった後、じわじわと感慨に浸り、場面場面を思い出す。
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プレデター:バッドランド(2025年製作の映画)

3.6

・キモいプレデターを初めてキモカワイイと感じてしまった。
・しかしどんな種族、異星の話でも家父長が存在し、父親殺しが問題になるんだなぁ。
・むちゃくちゃな星の生物が後半の狩の道具になっていく構成の旨さ
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爆弾(2025年製作の映画)

3.8

・佐藤二郎の独壇場。緩急、変幻自在の演技に惹きつけられた。
・原作未読、ネタバレを一切なく、鑑賞して面白さに大満足。
・あえて苦言を言えば、スズキさんが頭良すぎで、回想シーンが多すぎな感じかな。
・オ
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盤上の向日葵(2025年製作の映画)

3.5

・原作未読。松竹らしい内容。
・これは砂の器を彷彿するような作品。
・やや大袈裟で、熱い演技な役者たちも砂の器を目指したに違いない。佐々木蔵之介の演技はいささか大袈裟過ぎで、渡辺謙もクドく感じた。
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愚か者の身分(2025年製作の映画)

3.5

・後半がきつかったなぁ。コンゲーム的な展開を期待してたら、完全にナレの果てな鬱展開。
・弟分への擬似兄弟愛にジーンとするも、綾野剛は完全に巻き込まれキャラ、こっちのキャラの掘り下げが少し足りない。
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Mr.ノーバディ2(2025年製作の映画)

3.3

・舐めてた相手が凄腕エージェントだったって、面白展開がなくなってしまった今作は大きなハンデがあった気がする。
・冒頭から暴れまくるハッチは金のためというよりも、アドレナリン中毒で嬉々として仕事している
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ミーツ・ザ・ワールド(2025年製作の映画)

3.8

・またもや杉咲花を100%満喫できる作品。冒頭から最後まで腐女子をブレることなく演じ切っていた。本当に器用で上手いなぁと感心。
・南琴奈、きっとこれからスターになっていくんだろうなぁ。演技力はイマイチ
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ローズ家~崖っぷちの夫婦~(2025年製作の映画)

3.3

・なんでリメイクしたのかな?オリジナルはロマンシングストーンの面々がナイルの宝石に続くシリーズを予想を覆す離婚コメディを作ったことに意外性と遊び心を感じたのだが。
・現代的にアップグレードはしつつも、
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死霊館 最後の儀式(2025年製作の映画)

3.3

・長い!ジャンプスケアと突然出てくるババアでドキッとはしたが、話的には1作目と同じ作り。
・ウォーレン夫妻の日常話が長く、悪魔との対決まで1時間30分を要す。クライマックスの対決は派手で、面白かったけ
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ハウス・オブ・ダイナマイト(2025年製作の映画)

4.0

・むちゃくちゃ面白くて、近年観た映画の中で一番怖かった。
・キャサリンビグローの演出は容赦がない。正確なシミュレーションに基づく、ドラマはまるでドキュメンタリーのようで、劇場を出て、空想だとほっとする
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秒速5センチメートル(2025年製作の映画)

3.6

・60分に満たないオリジナルを2時間の実写にすれば、やはり間延びしたり、余計な話しを追加してしまうなぁ。それでもかなり誠実な作りにはなっていたが。
・宮崎あおいが東京にまで居たことでミッシングピースを
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トロン:アレス(2025年製作の映画)

3.5

・映像よりも先にスゲェと思ったのはNINの音楽。冒頭からカッコいいと音楽に痺れた。
・デジタル世界から現実世界に来て、人間や植物が本物になるのは、どうも納得がいかない。マシンやロボットならまだしも、有
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ヤマトよ永遠に REBEL3199 第四章 水色の乙女(2025年製作の映画)

3.4

・まだ折り返しじゃないか。完結までまだ1年かかりそう。
・オリジナル永遠にで疑問だったことを納得行く答えを提示してくれたことが嬉しかった。サーシャが突然成人していたこととか。
・永遠にとヤマト3を混ぜ
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ファンファーレ!ふたつの音(2024年製作の映画)

3.8

・映画館で観たことを感謝したい作品。
・フランス映画って、バディものの傑作が定期的に現れるなぁ。最強のふたり以来の傑作バディものかも。
・とにかくボレロだ!あのクライマックスは予想を超え、鳥肌が立ちま
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テレビの中に入りたい(2024年製作の映画)

3.5

・この世界は現実か?テレビの中こそが現実なのか?とても挑発的な話で,万人受けする様な映画ではないが、中毒性も感じる。
・印象的なネオンカラー、クローネンバーグやリンチらの作風も思い浮かべる。
・頭では
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ブラックバッグ(2025年製作の映画)

3.5

・なんて上品で洒脱なスパイ映画だろう?同じイギリスが舞台の窓際のスパイとはまったく正反対。
・会話劇中心だが、飽きさせずに見せるテクニックは流石のソダーバーグ。デビッドコープ、こんな脚本も書けるのね。
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ワン・バトル・アフター・アナザー(2025年製作の映画)

4.1

・スゲェ面白かった!さすがPTA!今まで一番好きかも。
・ショーンペン、むちゃくちゃ老けたなぁ。それでも過去一のハマり役かも。こんな奴、アメリカ中にいっぱいいるに違いないと思わせてくれる。あの歩き方も
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ラスト・ブレス(2025年製作の映画)

3.6

・これはもの凄い拾い物だ。映画館で観れたことに感謝する。深海に取り残された絶望感が半端ない。
・世の中には凄い職業があるなぁ。加圧室に約1月も入るなんて考えられない。
・ウッディハレルソン、シムリゥの
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劇場版 チェンソーマン レゼ篇(2025年製作の映画)

3.8

・TVでチェーンソーマンを観て以来だから、あまり内容を覚えておらず、始まってから入り込めるまで多少時間がかかった。
・レゼと出会ってからの展開がアクセルを緩めることなく全力疾走していく。中盤以降のアク
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ひゃくえむ。(2025年製作の映画)

3.8

・100mにハマってしまった男たちの熱くたぎる思いと呪縛に圧倒された。
・トガシと小宮のヴォイスキャストが完璧だった。染谷将太は器用だなぁ。
・走る描写演出に色々なバリエーションがあり、たった10秒が
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ザ・ザ・コルダのフェニキア計画(2025年製作の映画)

3.3

・ウェスアンダースって、凄いなぁ。なんといっても毎回美術と語り口は変わんないし、彼のことが大好きなスター達が大挙して出演する。
・今回もいつものオシャレ美術といつもの語り口。正直、苦手ではある。前半は
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宝島(2025年製作の映画)

3.4

・冒頭に電通の文字がデカデカと出て、ちょっと不安になった。
・全体のルックとスケール感は素晴らしかった。俳優陣の演技力も暑苦しい程伝わってくるものがあった。沖縄弁もきっと自然なんだろう。何言ってるかわ
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THE MONKEY/ザ・モンキー(2025年製作の映画)

3.0

・キングの短編の映画は傑作が多いから、かなり期待しての鑑賞だったが、、、外れもあるんだなぁ。
・とにかくルールも秩序もない。そこには理不尽な死だけしかない。ファイナルデストネーション的なピタゴラスイッ
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ふつうの子ども(2025年製作の映画)

4.2

・信頼できる監督の一人、呉美保の作品が2年連続で観れる幸せ。
・で、今作も大傑作!登場人物全員がとても愛おしい。
・唯士君の顔から始まり、その顔で終わる。唯士君役の子役、なんとも言えない味のある顔をし
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遠い山なみの光(2025年製作の映画)

3.3

・今年は長崎を舞台にした作品が目白押しだった。この作品には長崎らしさが映っていない。撮影監督が外国人だと色やアプローチが全く異なり、まるで異世界の様な雰囲気を醸す。これが本作の狙いかな?
・観終わった
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海辺へ行く道(2025年製作の映画)

3.7

・横浜監督が作る独特の世界観が好きだ。
今回もゆるい世界観と時間がアートな島とうまくマッチしていた。
・アートに没頭する主人公にとっては周りで起こる大人の事件なんか微塵も気にしていない。ただ作りたい、
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ヒックとドラゴン(2025年製作の映画)

3.6

・アニメ版と同じ監督で、ストーリーとルックがほとんど変わらないのに、実写にする意味があるのか?と疑問だった。
・前半はあまりノレなかったが、バーク島の風景、空撮の美しさに次第にハマっていった。
・アニ
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ベスト・キッド:レジェンズ(2025年製作の映画)

3.0

・ここに出ているジャッキーは過去作でジェイデンスミスを鍛えた師匠と同一人物なのか?前作ではミヤギ道なんか全く言及されなかったよなぁ。
・とてつもなく雑な脚本で、予想通りの物語。コブラ会メインのストーリ
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愛はステロイド(2024年製作の映画)

3.8

・愛はステロイド、邦題の付け方がドンピシャ過ぎる。
・シスターフッド、レズ、家族、ノワールとこの映画のキーワードが次々に浮かぶが、このクライマックスだけは誰も予想出来なかっただろう!最後のキーワードは
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九龍ジェネリックロマンス(2025年製作の映画)

3.0

・アニメを観ていて、まったく理解できなかったから本作を観に行く。が、同様に理解できなかった。
・もしかしたら、考えるな!感じろ的な映画なのかも。
・吉岡里帆、水上恒司の魅力は余す所出ていた。特に吉岡里
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バレリーナ:The World of John Wick(2025年製作の映画)

3.3

・アナデアルマスを愛でるための作品。アクションの優雅さはノータイムトゥダイの方が良かった。こっちでスピンオフ作ってくれないかな。
・単純な話で雑な脚本、バレリーナ的な動きのアクションもなし。イヴの初仕
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近畿地方のある場所について(2025年製作の映画)

3.3

・各フッテージ映像の出来は素晴らしく、不気味で怖かった。
・なんならフッテージ映像だけで、モキャメンタリーにしたら、ノロイやブレアウィッチプロジェクト以上の傑作になっていたかも。
・前半は菅野美穂の厚
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雪風 YUKIKAZE(2025年製作の映画)

2.5

・80年代は毎年夏になると、各映画会社が戦争大作を公開していたなぁ。大手映画会社が戦争映画を作らなくなって久しい。
時代劇みたいに絶滅危惧種になってしまうんだろう。今作を観て、既に戦争映画を作れるスタ
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