クーさんの映画レビュー・感想・評価

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渇水(2023年製作の映画)

3.3

・あまりのれなかった。一見、良さげに見えるが、全てが中途半端。
・水道料金滞納で水道を止める仕事がキツイのは分かったが、そこから社会批判にまでは昇華できていない。
・幼い姉妹とのドラマも行き当たりばっ
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

・是枝作品は俳優たちが活き活きと演技をしている。今作も俳優陣の演技を安心して見ていられた。相変わらず子役たちの演技も自然だ。
・坂元脚本はセリフ以上に展開がもの凄く緻密だった。人物の2面性の描き方も素
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.5

・100年以上昔の話しと思っていたら、まさかの2010年の話しに驚き。デイドリームビリーバーがかかり、エッ!とびっくり。
・原作は知らないので、サラポーリーの脚色がいいのか判断はできないが、演出はわか
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テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

3.0

・前作からの続きではあるものの、雑な撮影に録音までも同じ。エルム街ぽい展開があったから、80年代ティストの粗い絵作りを狙ったのか?
・残酷描写が見ものだが、全てがしつこい。もっと丁寧なメイクだと良かっ
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.8

・かなり余白が多い印象な作品。観ている側が色々想像できる。
・トルコの美しいリゾート地と対称的に終始、死の影がチラつく。
・父親が何の悩みを抱え、どういう末路を辿ったのかは想像でしかない。ヒントは劇中
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波紋(2023年製作の映画)

3.6

・筒井真理子を堪能する作品。最近の彼女のブレークは凄いですね。
・誰もが持ってる差別意識を炙り出していくのが秀逸。
・宗教は拠り所にはなるが、救いにはならないという事も再確認。
・木野花、柄本明の存在
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.5

・普通に面白かった。が、何かが足りない。ロッキーシリーズとは関係ないボクシング映画だったら満足しただろう。
・やはりロッキー不在は寂しすぎる。牛丼にタマネギが入っていない様なものかな?
・マイケルBジ
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65/シックスティ・ファイブ(2023年製作の映画)

3.0

・これって6500万年前の話しってことなのね。てっきり事故で6500万年前にタイムスリップした話しかと思ってた。じゃ、何やってもOKなのね。
・まったく起伏のない雑なジュラシックパークでした。
・銃器
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劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(2023年製作の映画)

3.8

・忘れた頃に新作がくるサイコパス。第3期の内容も忘れてしまっていたよ。
・でも、話しにすんなり入ってきたし、世界観も理解できた。
・何より映像の進化とアクションシーンの作画が凄かった。
・常守朱ちゃん
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.6

・終始ハイテンションで面白かった。岡田准一、最低で最高だった。
・綾野剛が最後まで行った演技が狂っていて最高だった。沈着冷静からキレキャラに豹変する様がすごかった。後半はまるでターミネーターだった。
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

・ワイスピシリーズの4作目からの因縁が物語のテーマ。はっきり言って、話しは新しさ、面白さはまったくない。無理やり2部、もしかして3部作にしているから、中盤までは間延びしている。
・アクションもミッショ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

・ケイトブランシェット以外、誰が演じることができただろうか?圧倒的な存在感!
アカデミー賞は彼女の方が相応しかったのでは?学生をやり込める長回しシーンに、指揮する姿はとても演技とは思えない。
・1度観
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.6

・文明批判をしているようで、していない。ただ、ロバが見て、通り過ぎて行くだけ。ロバは批判などしない。
・とにかく思っていたのとはまったく違った印象。赤が印象的な撮影、音楽も良かった。
・EOが幸せを求
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.5

・ジェームズガンの視線は相変わらず優しいなぁ。ロケットら、改造生物たちへの慈愛と優しさに泣けた。
・メンバーたちそれぞれにドラマがあり、クライマックスがある。すごいバランス感覚を持った作品だった。
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

3.5

・モノクロの撮影が美しい。時折見せるカラーの糞に目を背ける。こんなリアルな糞を作った美術スタッフも凄い。
・佐藤浩一と息子の共演、黒木華の存在感と役者の見どころが多い。が、やはり糞の描写に負けてしまう
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.4

・細かいことを気にせず頭を空っぽにして観たら、それなりに面白かった。
・ゲームをしてきた者なら、何かしら心の琴線に触れるシーンがあるだろう。
・ピーチ姫のお姫様らしからぬキャラクターが秀逸。か弱いお姫
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.5

・同調圧力が蔓延る日本の縮図、それが村だ。だが、強烈さは配信のガンニバルの方がまさっていたか?
・村社会から出て行けない閉塞感にイマイチ共感出来ず。
・能を舞う中村獅童、一ノ瀬ワタルの暴力描写、役者の
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.8

・パート2であるにも関わらず、1作目とのつながりは、すご〜く薄いつながりな感じ。つまり、1作目とストーリー上の繋がりはなく、今作だけ観ても問題なし。
・物語の展開が二転三転し、伏線の張り方も見事だった
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.2

・シャマランらしい映画でした。オチを期待すると何もオチがなかったり。今作もオチを期待したら何のヒネリもなく、そのままで終了してしまった。
・4人の訪問者が黙示録の4騎士!彼等が次々に死んでいくけど、彼
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.8

・劇っぽいなぁと思っていたら、元は戯曲だったのか。
・死期を悟って、離れていた家族との関係修復はかるのはレスラーとにかよっている。
・ブライアンフレイザーの演技、メイクはお見事!だが、ホンチャオのツン
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.5

・やっぱり80年代サイコーだ!
・劇中に溢れる80年代アイテム、小ネタ、
音楽に多幸感に包まれた。
・バスケだけでなく80年代以降のアイコンの誕生秘話に惹きつけれた。
・マットとベンアフの共演はやはり
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

-

・想像以上に良く感動した。なんならオリジナルよりも泣いてしまったかも。
・ビルナイの上品で抑圧した演技が素晴らしい。
・カズオイシグロの脚色はオリジナルの要素をちゃんと入れ、50年代のイギリスの雰囲気
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.8

・これは面白かった。ファンタジーものが数多く作られてきたが、ようやく観て良かったと思える1本に出会えた。
・RPGゲームで体験してきたダンジョンの再現力。ミミックが出てきた時の高揚感。そしてキャラたち
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.5

・面白かったけど、サプライズはなかったかな?
・前作から10年以上経っていたけど、25歳のイザベルファーマンが引き続きエスターを演じさせたのがサプライズか。
・25歳の女優に10歳の役をやらせるために
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ロストケア(2023年製作の映画)

3.6

・原作未読。介護のツラい現実、人手不足の現場、冷たい行政。生活保護申請して冷たくあしらわれる描写、本当にそうなのか?本当はケアマネを紹介される筈。
・介護職に理想を持ち、施設長や同僚が逮捕され、風俗に
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.3

・いったいいつまでエヴァの残り香を嗅がせられるのだろう?
・庵野監督の作劇はエヴァとゴジラで完成してしまったようだ。オーグ、プラーナ、ハビタット?聞き慣れない横文字の嵐に線路の風景、そしてまるで人類補
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.8

・全盛期のニコラスケイジはすごかったなぁ。フェイスオフ以降の大型バジェット映画に主演、全部大ヒットしていたあの時。
本作を観ている間、彼の過去作を逡巡していた。月の輝く夜に、不機嫌な赤いバラまで思い出
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シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

3.3

・吹き替え版で鑑賞。大泉洋、こんなに歌うまかったのかと驚き。
・ハビエルバルデムの弾けたミャージカルシーンが見もの。そして憎めない感じも良かった。あの殺人鬼だったのに。
・物語は手垢のついたような見た
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.5

・前作同様のゆるい会話劇とギャップあるアクションシークエンスで魅せてくれる。
・でもね、そのゆるい会話劇が何回も続くと飽きてきて、テンポも悪くなるのね。
・今回、主人公2人に何かミッションがあったり、
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シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

-

・ブラックアダムのせいで、不幸な結果になってしまったDCEUの本作。
・この先、続くかわからないユニバースにせめてもの慰みにワンダーウーマンが出てきたのは嬉しかったが。
・本作はブラックアダムが出てく
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長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

3.8

・前作から10年くらい経っている?内容も忘れている。あまり面白さは感じていなかった。
・が、今作は大傑作だ。ドリームワークスアニメの中でも久々のヒットだ。
・近年のアニメ表現のいいとこどりとも言えるが
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.8

・トムハンクスのいい人ぶりを映画館で観るのはいつ以来かな?最近、配信が多かったり、エルビスでは嫌な役だったりしたからなぁ。
・非常にわかりやすく、ストーリーの展開も先が読めてしまうけど、見たかったトム
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Winny(2023年製作の映画)

3.5

・役者さんたちが皆、熱演していましたね。太めなのは役作りかな?棒読みな東出君にはピッタリな役。捉え所がなく目が泳いだ表情は演技なの?
・winnyの裁判と愛媛県警の裏金問題を絡めることによって、どうし
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

・スピルバーグ作品を見続けてきた者たちへの素晴らしいプレゼントだ。過去作へのオマージュが散りばめられ、思わずクスッとしてしまう場面に出くわす。
・盛っているとは言え、お母さんが魅力的過ぎる。ミシェルウ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

・観る前に情報を入れ過ぎてしまったかな?期待も大き過ぎたか?アカデミー賞を独占する程の傑作かと言えば、少し❓がつく。
・役者陣は最高のパフォーマンス、特にキーフォイクワンのイキイキとした演技には胸熱。
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

3.8

・卒業式を翌日に控えた主に4組の女子高生たちの群像劇。それぞれがネクストブレイク女優が演じている。河合優実の存在感と演技力は抜きん出ていたが、他の若手女優さんも皆、演技が上手いなぁ。
・河合優実パート
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