Kuutaさんの映画レビュー・感想・評価

Kuuta

Kuuta

☆基準 100点満点で評価した上で5段階に置き換えています。洋画が多めです。
90点(星4.5)以上→心に刺さった作品
80点(星4.0)以上→好きな作品
70点(星3.5)以上→良作、人に薦めたくなる

60〜69点(星3.0~3.4)→まあまあ
50〜59点(星2.5~2.9)→不満が強い
50点(星2.5)未満→退屈、苦痛に感じた

映画(532)
ドラマ(0)

よこがお(2019年製作の映画)

4.0

全然知らずに行ったらテアトル新宿に深田監督本人がいてびっくりでした。

全くいわれもない誹謗中傷ではなくて、事実関係そのものは合っている。「これって本当ですか?」。ただ、その発言に至るまでのニュアンス
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淵に立つ(2016年製作の映画)

4.1

傑作。八坂(浅野忠信)の怪演もさる事ながら、後半の山上(太賀)の正体が分かってから、夫婦が全てを知るまでのヒリヒリ感が最高。「罰を受けて夫婦になった」のシーンとか、山上をビンタする所とか、あまりの最悪>>続きを読む

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.6

タランティーノがいつか見た幸せな映画。白黒映像に安い効果音、飛び散る血飛沫、人体欠損描写。マカロニウエスタンの時代劇版。

「リアルな日本」よりも「タランティーノが映画の中で知っている日本」の再現映像
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

3.8

ホドロフスキーという存在が面白過ぎて、大いに笑った。良いドキュメンタリー。

凄まじい精鋭スタッフとキャストを集めながら製作中止となった幻のSF大作「DUNE」について、ホドロフスキーや色んな関係者の
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(1954年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

生きる事の悲しさ

ジェルソミーナは頭は弱いものの、天気を予期出来るなど特別な力を持ち、火と水を愛する孤独なマイノリティである。天上にいる綱渡りのイルマットは、彼女の理想だったのかもしれない。車内の彼
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近松物語(1954年製作の映画)

4.0

人妻おさん(香川京子)と奉公人茂兵衛(長谷川一夫)が、偶然や誤解の重なりから秘めた思いを曝け出して逃避行に走ることに。封建社会に対抗する自由恋愛、というシンプルなお話。大経師という職業を初めて知った。>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

-

普段は自分の理解力の範囲で思うままに得点もレビューも付けているが、今作はあまり下手なことを書いて観に行く人を減らしたくない気持ちになった。

理由は三つあって、映画にかかっている作り手の労力がとても大
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.0

午前10時の映画祭にて。
脚本の中心にローマのデートシーンを配したシンメトリックな構成。ニュースで報じられる公的な姿の対比として、最後に写真が出てくる。ハイヒールを嫌がっていたアン王女(オードリー・ヘ
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天気の子(2019年製作の映画)

3.9

これだけ雨が降り続ける映画も珍しい。ややネタバレ。

卑近な東京を描くのに大企業のプロダクトプレイスメントを活用し、これほど歪で正しくないお話を、大資本を投じて夏休みに流しまくる。全ては国民的な大ヒッ
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

満員のバルト9にて。とにかく、さみしいなぁ。

子供に尽くすのが「仕事」と明言していたウッディの引退作。ジョン・ラセター離脱で大幅に内容も変わったそうで、4というよりトイストーリー新章と言うべき作品か
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八甲田山(1977年製作の映画)

3.9

見る地獄。午前10時の映画祭にて4K版。満員だった。たぶん人生3回目くらいの鑑賞。

壊滅状態に陥る神田大尉(北大路欣也)の青森歩兵第五連隊と、その何倍もの距離(224キロ)の行軍を成功させる徳島大尉
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メカゴジラの逆襲(1975年製作の映画)

3.3

1975年公開のシリーズ15作目。昭和ゴジラ最後の作品にして、本多猪四郎監督最後の映画でもある。初期のようなシリアスなトーンを復活させようと、伊福部昭も再起用されている。中野昭慶の爆発も非常に景気が良>>続きを読む

ゴジラ対メガロ(1973年製作の映画)

2.7

1973年公開の13作目。前作「ガイガン」以上に低予算、短期間で撮られた粗の多い作品。予算切れとなった映画終盤、怪獣たちは木以外何にもない荒野でどつきあいを続ける。

炎に囲まれて後ずさりするゴジラと
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地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン(1972年製作の映画)

2.8

1972年公開の12作目。監督は福田純。
見事な造形の新怪獣ガイガンに、キングギドラにアンギラス。マッチアップは完璧だった。中島春雄の引退作でもある。だが、これはなかなか厳しい…。

予算不足の中、1
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ゴジラ ミニラ ガバラ オール怪獣大進撃(1969年製作の映画)

2.9

1969年公開のシリーズ10作目。「子供の夢をそのまま映画にしたような」を比喩じゃなく本当にやっている作品。

「ゴジラの息子」同様にミニラのやられっぷりが酷過ぎで、面白かった。ガバラの電撃で痙攣、顔
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怪獣島の決戦 ゴジラの息子(1967年製作の映画)

3.0

1967年公開のシリーズ8作目。前作「南海の大決闘」に引き続き監督は福田純、音楽は佐藤勝。
軽快な音楽に乗せた南の島でのコメディという点はそのままに、怪獣映画というよりは近所の犬の縄張り争いを見ている
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.8

ベルリンの壁が出来る前の1956年、東ドイツ東端のスターリンシュタット。ハンガリーの武装蜂起に向けて黙祷した受験間近の高校生が、反革命的とみなされて大人たちから尋問を受ける実話。

現題は「沈黙する教
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.9

ポンジュノ少しずつ見ていこうと思う。今更ながら面白かった。
実在の未解決連続殺人事件を題材にしたミステリー。多少の改変があるとはいえ、ノンフィクションベースとは思えないほどお話として綺麗にまとまってい
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ゴジラ2000 ミレニアム(1999年製作の映画)

2.3

1999年公開の23作目。98年のエメリッヒ版へのファンの不満を背景に、VSデストロイア以来4年ぶりに復活したゴジラ作品。監督はVSモスラ、メカゴジラ、デストロイアの大河原孝夫。

初代の様な社会派メ
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宇宙戦争(2005年製作の映画)

4.1

あまりに有名な原作やオチなのにこれだけ面白いのは、撮影、音楽、編集…映画としての総合的な完成度が高いからに他ならない。丁寧で飲み込みやすい語り口と高品質なサスペンスに加え、生々しい死の描写やブラックな>>続きを読む

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.7

エミリーブラントがたまらんです。めっちゃ強くて、筋肉質で、パワードスーツに不釣り合いな大剣をブンブン振り回す。トムの言い訳も無視して容赦無く頭を撃ち抜く。自身も何度も死に顔を晒し、その度にトムが気持ち>>続きを読む

ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘(1966年製作の映画)

3.4

Amazonプライム・ビデオで見られるうちに全作見返そうと思います。

1966年公開の7作目。メタな目線も入ったコメディ色強めの一作。王道路線ではないが、意外と良く出来ている。

元々キングコングの
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.2

とても良かった。心底ガッカリしたファイナルウォーズ以来、15年ぶりに「最新技術で作ったゴジラお祭り映画」という念願が叶った。ややネタバレ。

ゴジラは長寿シリーズ故に子供から大人まで、原水爆から完全な
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怪獣大戦争(1965年製作の映画)

3.3

とりあえずキングオブモンスターズを見るまでに、キングギドラが出る作品は一通り見返すことが出来た。

1965年公開の6作目。今作はヤケクソな勇ましさの溢れる怪獣大戦争マーチが聴けるだけでも基礎点は十分
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.2

いつ見よういつ見ようと長年思い続けて、午前10時の映画祭にてようやく初鑑賞できた。

メインの4人はいずれも漫画のように色分けされた性格の持ち主だが、その性格を本当に貫けるのか試されるような場面が多く
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

やや過剰な演出も目に付くが、真面目で孤独な男が思いつめていっておかしくなる話は大体好きなので、大いに楽しめた。

ポールシュレイダー自身も語っているようだが、リメイクなんじゃないかと思うほど、ベルイマ
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茄子 アンダルシアの夏(2003年製作の映画)

4.0

いやー、今更ながらよく出来た作品。もっと評価されるべき。

「若おかみは小学生!」の高坂希太郎監督作品。風立ちぬや耳をすませばの作画監督など、長年ジブリに関わってきたベテラン。自身も自転車好きであると
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怪獣総進撃(1968年製作の映画)

3.3

初見。1968年公開の9作目。キングギドラフルボッコ映画として有名な今作。怪獣ランドの制御が効かなくなり、世界中で怪獣が大暴れする。ゴジラがニューヨークを襲っていたのは意外だった。

9作目にして、い
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キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

3.5

「大ゴジラまつり」開催中の新文芸坐にて、怪獣総進撃と二本立て鑑賞。平日昼間だが結構混んでいた。

2作目から約7年空いた、1962年公開のシリーズ3作目。東宝の創立30周年記念作でもある。

改めて、
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ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年製作の映画)

3.9

平成ガメラシリーズの金子修介監督による25作目。
太平洋戦争で死んだ人の魂が残留思念となってゴジラに宿って日本を襲い、「大和」の聖獣であるバラゴン、モスラ、ギドラが日本の国土や自然を守ろうと戦う。
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.7

公開初日。思ってたより重い!けど面白かった。

中産階級の田舎の大学生が、1200万ドルの本を盗もうとする実話。人生に変化が起きると期待した奴、友達付き合いから手伝った奴、割と本気だった奴、金目当てだ
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.5

サタデーナイトライブから生まれたユニット、ブルースブラザーズが、生まれ育った孤児院を守るため、金を稼ごうとライブを画策する。いきなり“神”としてジェームスブラウンが出て来て、その後もキャブ・キャロウェ>>続きを読む

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.5

チェットベイカーの伝記映画(と言って良いのかわからないほど自由に改変しているが、嘘が当たり前な彼のキャラを考えたら許容範囲か)。ヘロイン中毒、トランペットが吹けないどん底から再起を図る苦悩が描かれる。>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

3.9

色んな人の潜在意識が一つのカオスになっていく。想像力が爆発するかのように、カットごとに一変する画面に圧倒される。赤と灰色の対比が効いた色彩感覚や、夢と現実の区別を全く付けようとしない尖ったアニメ的表現>>続きを読む

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.9

キネカ大森にて「パプリカ」との二本立てを鑑賞。監督のホームページには今作製作の経緯や絵コンテも残されており、監督がどんな事を意識してアニメを作っていたのかがよく分かる。改めて、素晴らしい才能と(オタク>>続きを読む

マッドマックス2(1981年製作の映画)

3.8

人間味たっぷりの「ロックンローラーのアヤトラ(最高指導者)」ヒューマンガス様が素敵すぎる。生きるための銃が詰まって撃てないマックスと、愛銃を丁寧に扱って(箱の中には家族の写真?)狙い撃つヒューマンガス>>続きを読む

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