このレビューはネタバレを含みます
怪物、だーれだ。
自分と違う価値観を持つ人は、自分にとっての怪物になりうる。
そして自分も、誰かにとっての怪物になっている。無自覚に。
数日間で起きたことを、少しずつ視点を変えながら描き、謎を解>>続きを読む
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これなんていうジャンルだろ。
サバイバルスリラーかな?
アメリカで四番目に高い塔に登った2人の女性。塔のてっぺんで梯子が落下し、地上600mに置き去りにされる。さて、ふたりは無事に地上に降りることが>>続きを読む
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ジョーダン・ピール、こっちで来ましたか。
冒頭、思わせぶりでなかなか事態が変化しないのだけど、後半の怒涛の攻防はすごかった。
なんだかんだと最後まで面白く見たものの、これなんの映画?サルはなんだっ>>続きを読む
雪深い山間の山荘で起きた転落死。その場にいたのは作家の妻と障害を持つ息子。果たしてその死は自殺だったのか、殺人だったのか…?
繰り返される現場検証、そして法廷で暴かれていく作家夫婦のプライベート。家>>続きを読む
アリ・アスターの新作は愛着障害のある毒親と精神疾患のある息子を描いたダークコメディ。
ホアキン・フェニックス演じるボーの見ている世界が現実なのか妄想なのか、母の待つ実家にはなかなか辿りつかない。信用>>続きを読む
「哀れなるものたち」を見てきた日に、ずっと見たいと思ってみてなかった今作を配信で。
またしても気持ち悪〜。
しかも想像していた以上にネガティブな気持ち悪さで、好きな映画じゃなかった。
バリー・コー>>続きを読む
この監督の映画は「ロブスター」「女王陛下のお気に入り」をみているけど、これらと共通して本作も「性」と「自由」を描いた作品。そして、「女王陛下の…」に続いてエマ・ストーンがとにかくすごい。彼女の存在感だ>>続きを読む
大好きなだけに期待しすぎてしまったか…
水木しげる、鬼太郎、民俗学系ミステリ、ホラー、妖怪、目玉の親父の佇まいも全部好みの要素なんだけど…
ゴジラはそもそも核爆弾のメタファーなので、戦争のトラウマを抱えた戦後の日本にゴジラまで出てきてしまうといたたまれないのだな…
今度のウェス・アンダーソンの舞台はアメリカ!荒野の小さなガソリンスタンド、集まったボーイスカウト、天文学者と天才少年、はては宇宙人!…を描くお芝居(舞台)という箱のなかの箱構造。(ややこしい!)
キ>>続きを読む
ストーリーはともかく、何も考えずにマリオの世界観を楽しむ映画。
キノピオが可愛い。
シリーズ映画の最終話。
列車に馬にカーチェイス。お馴染みの考古学謎解き、老いたインディが最後に繰り広げる陸海空の大冒険。
ストーリーや展開はひねりはないけど過去作を思わせるエピソードなど入れてきて飽>>続きを読む
とにかく「コレじゃない」感がすごかった、思っていたのとだいぶ違った映画。
スピルバーグの自伝的映画と聞いて思い浮かぶのは、幼少期の映画との出会いや、家族や仲間との関係を通して、あれやこれやのエピソー>>続きを読む
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ごちゃごちゃで深淵でバカバカしくて、衝撃的に普遍的な物語。
人生における全ての決定で分岐していくマルチバースのなかで、全部の選択で失敗してきた「全自分中最低の自分」、エブリン。
そんな彼女が、分岐>>続きを読む
荒唐無稽だけとド派手で爽快なアクションシーン、豪華で楽しいダンスシーン、登場人物たちの肉体と目力、作りこみすぎてむしろ笑ってしまう画面づくりなどインド映画の良さっていろいろあるけど、今作は物語がよくで>>続きを読む
かつて夢中で読んだ『SLAMDUNK』のアニメ映画。
CGとマンガと実写の中間のような不思議なグラフィック。鉛筆画がキャラになって順番に歩いて行くオープニングシークエンスがかっこよすぎた。
あの試>>続きを読む
非現実的なまでにピュアな主人公にのんがリアリティを与えているのがすごい。これはのんじゃないとできないかも…!
寒くならないちょうど良いおかしみ、暑苦しくならないちょうど良いやさしさ、オフビートながら>>続きを読む
前作とほほ同じ感想。夏休みムービーとして完璧に近い。
冒頭からテンポよく飽きさせず、ストーリーやキャラも定石通りでわかりやすく、予定調和な展開は安心感すらある(メインキャラは絶対に無事だし、意外な黒>>続きを読む
これぞ80年代ハリウッドのエンターテインメント!など真ん中直球ストレート映画。
生死の境でミッションをこなしているはずなのに予定調和すぎてハラハラしもしないストーリー展開、どんなトラブルがあっても最>>続きを読む
ドラマシリーズ大好きだったのです… 映画も良かったです。
このシリーズって映画にするにはささやかな日常の話だし、かといって映画用にやたらに特別な話を持ち込まれたり、妙にドタバタ大騒ぎしたり、映画版あ>>続きを読む
全く面白くないわけではない。だけど、正直にいうと期待はずれ。
そもそもストーリーなんかあってないようなものなのかもしれないけど、「シン・ゴジラ」と比べても明らかにストーリーとか細部が弱くて見応えもな>>続きを読む
…良かった。じんわり良かった。
派手なストーリーも大げさな感動もないけど、見終わってみたら、未来にすこしだけ希望が持てるような気持ちになってた。
はっきりとは語られないけれど、たくさんの会話の下に>>続きを読む
なにもできない若者として浅草で「師匠」の深見と出会い、芸人として巣立ってテレビで大物になっていくビートたけしの人生を狂言回しにしながら、時代の流れに勝てず小屋を閉め、笑いをやめる深見の人生とその時代を>>続きを読む
見終わってみて思うのは、この長尺、よくこの感じずっとで最後まで見せようとしたなぁ、という。
村上春樹的な観念的なセリフ、性的な微妙な作り話とか、無駄に妙にリアルなセックスシーン、男尊女卑世界などに全>>続きを読む
イギリス、ルートンに住むパキスタン系の移民家族の少年は、イギリスに馴染めない家族を恥じ、ブルース・スプリングスティーンにのめり込んで詩を書き溜める。
主人公の少年のキャラや演技もよく、わかっていたけ>>続きを読む
アカデミー賞最有力な雰囲気を醸し出しているのでどうしても見ておかなきゃと思って鑑賞。
ストーリー自体はそれほど複雑なものではないのだけど、セリフなしで表情やしぐさだけの演技が多く、空気が重たくて常に>>続きを読む
今回ピクサーが描いたのはトロントの中華系の母娘。
思春期を迎えて自我が育ち、アメリカナイズ(カナダだけど)された嗜好を持つ主人公は、中華系の母のやや重すぎる愛情と束縛との間で葛藤している。
普段は>>続きを読む
ボロ泣き。凄く良かった。
物語としてはそれほど真新しいものではなくて、『グッドウィル・ハンティング』『リトル・ダンサー』『シングストリート』などなど、数えたら山ほど出てくる、若い才能が「ホーム」から>>続きを読む
PlayStationの映画で良く知る『アンチャーテッド』、映画になっても派手でお茶目で面白かった。
一言目が「やべやべ」だったのは胸熱!
せっかくお金もかかっててしっかり作られてるのに、宣伝にや>>続きを読む
「フレンチ・ディスパッチ」という架空の雑誌の最終刊に寄稿される、クセありすぎの記者たちによる4つの特集記事。それを、ウェス・アンダーソンのフィルターで映像化していくオムニバス形式の作品。
ウェス・ア>>続きを読む
南米コロンビアの音楽や衣装がとても素敵だし、全体的に画面がずっとカラフルで楽しい。
最初は冴えないと思った主人公も、その愛嬌とガッツあるキャラクターで、みてるうちにどんどん可愛く見えてくる。
お話>>続きを読む
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半年後に彗星が地球に衝突することがわかっていたのに、人類は何一つ正しい選択が出来ずにやすやすと彗星に衝突されて滅亡。
風刺満載のブラックコメディだけど、期待したほどじゃなかったかな〜。話も寄り道が多>>続きを読む