Kz氏さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

REDリターンズ(2013年製作の映画)

3.3

「REDレッド」と同じ。

2022年に俳優引退したブルース・ウィリスが、退役したCIA工作員の臨まざるカムバックを演じたドタバタアクション。ジョン・マルコビッチとヘレン・ミレンがチ-ムで、一作目には
>>続きを読む

RED/レッド(2010年製作の映画)

3.3

「REDリターンズ」と同じ。

2022年に俳優引退したブルース・ウィリスが、退役したCIA工作員の臨まざるカムバックを演じたドタバタアクション。ジョン・マルコビッチとヘレン・ミレンがチ-ムで、一作目
>>続きを読む

ファミリー・ディナー(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

オーストリア・ホラー。珍しい。

大大昔、通っていた幼稚園がミッションスクールだったので、イースターの行事があって、イースターエッグの宝探しをする日だと思っていた。キリストの復活祭であることを大分長じ
>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.8

監督が主宰する劇団の舞台が原作。ロードムービーの場面転換がどのような演劇表現だったのか関心深い。

川辺市子が3年間同棲した長谷川義則から求婚された翌朝、命からがらに逃走し蒸発する。
彼女の存在自体が
>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.8

ジュリア・ロバーツ、マハーシャラ・アリ、イーサン・ホーク、ケビン・ベーコンという豪華メンバーだけど、別荘とその周辺から足を踏み出さない局地的ドラマ。
とんでもないことが起きているのだが、局地的だから限
>>続きを読む

スーパーフライ(2018年製作の映画)

3.0

コロナ巣ごもりの2020年に、「映画を見始めたのは遙か昔の70年代前半で、アメリカンニューシネマ全盛期。白人が内省している間に、黒人はブラック・パワー・ムービーで暴れ回っており、ともに三本立て映画館で>>続きを読む

エクリプス(2017年製作の映画)

3.8

スペインホラー。前日譚である「ブラックサン」を見たので。本作の盲目の老尼僧の若かりし時代が「ブラックサン」。その霊能尼僧つながりで三部作になるのだろうか。

エクリプス (eclipse) は、「日食
>>続きを読む

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

3.5

1973年は高校1年生で、当時の生徒会行事は生徒会担当の先生ではなく本当に生徒会が企画していた。芸術鑑賞教室が大ヒットの「エクソシスト」で、川崎の映画館で気分の悪くなる女生徒が何人かいたのを覚えている>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ずいぶん評判が高いので……

「墓場鬼太郎」第1回を復習するエンドロールが終り、客電入る直前に出たタイトルに、胸が熱くなった。
鬼太郎は、水木しげる逝去の2015年以降も、ずっとそばにいたからだ。60
>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.8

北野武「首」の合戦シーンが凄かったが、こちらには及ぶべくもない。スペクタクルでは邦画はアメリカ資本の敵ではない。

リドリー・スコット×ホアキン・フェニックスだから、どんな怪物を見せてくれるのかと期待
>>続きを読む

ブラックサン(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

スペイン産ホラー。邦題「黒い太陽」はどういう意味だろう。主人公が「奇跡」をなすのは日食で、英語だとsolar eclipse。原題は「Hermana muerte」で、これは「シスターの死」という意味>>続きを読む

罠 THE TRAP(1996年製作の映画)

3.5

4Kデジタルリマスター版を、4K対応のギガ数がないPCで一気見する。

カミさんの影響で「二十世紀少年読本」「夢みるように眠りたい」を巡った後にたどり着いたが、林海象映画のトーンが、エースのジョーまで
>>続きを読む

遥かな時代の階段を(1995年製作の映画)

3.5

4Kデジタルリマスター版を、4K対応のギガ数がないPCで一気見する。

カミさんの影響で「二十世紀少年読本」「夢みるように眠りたい」を巡った後にたどり着いたが、林海象映画のトーンが、エースのジョーまで
>>続きを読む

我が人生最悪の時(1994年製作の映画)

3.5

4Kデジタルリマスター版を、4K対応のギガ数がないPCで一気見する。

カミさんの影響で「二十世紀少年読本」「夢みるように眠りたい」を巡った後にたどり着いたが、林海象映画のトーンが、エースのジョーまで
>>続きを読む

Studio 666 スタジオ666(2022年製作の映画)

3.0

ロックバンドが悪魔に呪われたスタジオ(屋敷)でレコーディングするという、ベタにして絶妙の家憑きホラー。Foo Fightersが本人役で出演している。

同年公開の「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界
>>続きを読む

毒戦 BELIEVER 2(2023年製作の映画)

3.7

5年ぶりのイ・ヘヨン監督・脚本作品の続編。冒頭前作のダイジェストが流れるのだが、全然ストーリーを思い出さない。老衰の気配に恐怖しながら、ジョニー・トー「ドラッグ・ウォー 毒戦」リメイクを見返す。

>>続きを読む

(2023年製作の映画)

4.0

真っ白な画面がしばらく続き、タイトルの書が黒々と大きく映し出され、赤く染まって「首」をはねられるオープニング。その勿体と対照的に、秀吉が首実検の生首を蹴飛ばして、唐突に幕が下りるエンディング。その間の>>続きを読む

モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

3.0

カミさんが夜ライブで遅くなるというので、夕方の通院帰り、取り敢えず目についた映画に。

「次世代のタランティーノ」とか「起承転結のすべてが全く予測できない」とかいう惹句に惹かれたのだけど、それほどでも
>>続きを読む

キングダム II 第3章/第4章(1997年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「キングダムⅠ」「キングダム エクソダス〈脱出〉」も同じ。

春秋戦国時代を描いた邦画ではなく、デンマーク映画(テレビドラマ)で、デンマーク国立病院の脳神経外科病棟を舞台としたホラー、と言うか何と言う
>>続きを読む

キングダム(1994年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「キングダムⅡ」「キングダム エクソダス〈脱出〉」も同じ。

春秋戦国時代を描いた邦画ではなく、デンマーク映画(テレビドラマ)で、デンマーク国立病院の脳神経外科病棟を舞台としたホラー、と言うか何と言う
>>続きを読む

キングダム エクソダス〈脱出〉(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「キングダムⅠ・Ⅱ」も同じ。

春秋戦国時代を描いた邦画ではなく、デンマーク映画(テレビドラマ)で、デンマーク国立病院の脳神経外科病棟を舞台としたホラー、と言うか何と言うか、鵺みたいな作品。2004年
>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.5

殺し屋の復讐譚。
殺しのポリシーを自己暗示するようなモノローグが常に流れる。ストイックで孤独で、精緻周到。そのスタンスを保って、世界中を追跡する。
冷たい映画で、どこか、監督・脚本が同じ「セブン」を思
>>続きを読む

シーナ&ロケッツ 鮎川誠 ~ロックと家族の絆~(2023年製作の映画)

3.8

痩身で長身、サングラスで博多弁のギタリストは、どこかにずっといるものだと思っていたけれど、1月に突然亡くなった。高橋幸宏・坂本龍一のYMOメンバーも、頭脳警察のPANTAも、もんたよしのりも。時代の変>>続きを読む

湘南爆走族(1987年製作の映画)

3.0

Netflixに上がっていたので懐かしくて見てしまった。
江口洋介も織田裕二も竹内力も、また、横浜銀蠅翔も、もの凄く若くてもの凄く芝居が下手。台詞回しがなぜか往年の日活アクション映画だ。

教室に落ち
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

地元ミニシアターが珍しく家族連れで賑わっており、いつも閉館しないかと心配しているので、嬉しい限り。しかし、60~70年代の東宝チャンピオンまつりでも現代のモンスター・ヴァースでもないので、ちびっ子には>>続きを読む

唄う六人の女(2023年製作の映画)

3.5

深山の化生に囚われ、異界に幽閉される話。
“刺す女”“濡れる女”“撒き散らす女”“牙を剥く女”“見つめる女”“包み込む女”の魔物達は、妖しくも美しい。全く意匠は異なるけれど、なんとなく「砂の女」を連想
>>続きを読む

白石晃士の決して送ってこないで下さい(2023年製作の映画)

3.0

今夏今秋のホラー巡り第18弾。
吞み友達と化している演劇部8期OGのご姉妹と。
ご姉妹は主演のYouTuberかいばしらのファン、私は白石晃士ホラーのファンなので、遙々と渋谷まで。公開館がもの凄く少な
>>続きを読む

牛首村(2022年製作の映画)

3.0

清水崇「村」ホラーシリーズは、「犬鳴村」以降見ていないが、第3作が配信されたので。

「犬鳴村」は、被差別部落のメタモルフォーゼに違いないのだが、ネット掲示板の怖い話スレッドから差別の悪意を浄化させよ
>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.8

「イコライザー」「イコライザー2」と同じ。

2014年の第1作、2018年の第2作を予習して見る。というよりは、前2作を見て、見たくなったので映画館へ。

自警団が基本的には危険な存在であるのは、「
>>続きを読む

イコライザー2(2018年製作の映画)

3.7

「イコライザー」「イコライザー THE FINAL」と同じ。

自警団が基本的には危険な存在であるのは、「ビジランテ」や「福田村事件」の邦画を見れば明らかなのだけど、それでも、「てめえら人間じゃねえや
>>続きを読む

イコライザー(2014年製作の映画)

3.8

「イコライザー2」「イコライザー THE FINAL」と同じ。

自警団が基本的には危険な存在であるのは、「ビジランテ」や「福田村事件」の邦画を見れば明らかなのだけど、それでも、「てめえら人間じゃねえ
>>続きを読む

ビフォア・マイ・アイズ(2023年製作の映画)

3.0

ウェス・アンダーソンのロアルド・ダール短編集があったので、Netflixオリジナルホラー短編集を期待してしまう。この16分をオープニングに、タイムリープ・SFができそう。

ディスコ・インフェルノ(2023年製作の映画)

3.0

ウェス・アンダーソンのロアルド・ダール短編集があったので、Netflixオリジナルホラー短編集を期待してしまう。この18分をオープニングに、アクション・ホラー映画ができそう。

アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

人間関係が紡ぐ今泉力哉ドラマであるけれど、「窓辺にて」の 脱俗したようなフリーライター稲垣吾郎や、「ちひろさん」のキリストのような元風俗嬢有村架純を始まりとして、人のたたずまいが異なってきているみたい>>続きを読む

死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

3.7

ジャンプスケア満載のお化け屋敷映画で、デートムービーに違いないが、平日のこととて場内は私ら夫婦のような酔狂な老体ばかり。

死霊館ユニバース9作目。ユニバースといっても、エド&ロレイン・ウォーレン夫妻
>>続きを読む

忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)

3.0

清水崇監督だけど、ジメッとしたJホラーというよりは湿度の低いホラーSFで、そういうものとして楽しめた。バーチャルリアリティに生の祟り神が入り込んでしまう話。雰囲気だけだが、何となく獄門島が匂う。

>>続きを読む