かんなさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

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面白かった…のか?なんともまあ上手くは言えないけど、
引き込まれたことは事実…。

「私は、カチカチ山に参ります」
「あたしの人生ぐーるぐる」
「(満面の笑みで)そんなクズの出したゴミをさ、私はどう処
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.7

とっ散らかったことしか言えない人の、真っ直ぐな言葉ほど刺さるものってないと思うんだけどな。

芽を出すことを辞めた球根のようなイノギとジョーロ片手に立ち尽くすホリガイは、お互いに芽を出すことと水をやる
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

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全ての作品に敬意を込めて、【ブロードウェイ・ミュージカル】ウエスト・サイド物語、【劇場版】ウエストサイド物語(1961)、【映画】ウエストサイドストーリー(2021)って感じで全く別物なんだろうなって>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

4.2

ハッピーエンドとか、バッドエンドとか、そういう結末という概念の存在しない映画で、そんな謂わば“リアル”を写した作品を面白く見せるキャラクターたちは確かに下北で生きてた。

見終わるのが惜しい映画という
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カランコエの花(2016年製作の映画)

3.8

「あなたを守る」という花言葉を持つカランコエに似たシュシュを外すシーン、そこからのエンドロール、そしてエピローグ。
それ以外の場所でも、
動きと視覚で伝わってくる情報たちに嫌味が全くなくて、39分の中
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.5

俳優にも編集にもストーリーにも、全部に脱帽です。

邦画を語れるほど邦画を見てない人間が言えたことではないし、編集について学んでいる身でもないけど、
今までに見た邦画の中で一番光る編集だったと思う。
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.0

ウェス・アンダーソンの作品、そんなに見たわけじゃないけど、見た中では一番好きだった。

子どもだって“子どもじゃない”。子どもにだって意思はあって、反抗とかじゃなくて、ただただ冒険したい時がある、そん
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

4.2

壊れていた家族、なのか、壊れていった家族、なのか。
どちらにせよ、崩壊を防いでいた支柱が少しずつ減っていって崩れ落ちる過程の描き方がとんでもなかった。
沈黙に、こんなにも力がある作品は見たことないかも
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トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ジュリー・デルピーの美しさだけでも見る価値ある…。
カロルが陶器の女性に唇を重ねるシーンが1番好き。

白の愛
当人たちにしか分からない愛。
なのかな…

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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言語も物語も人も、全てが混ざり合ってその全てがあって初めて完結する話。

長いとは感じない、でも寸分違わず179分の作品。

トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

残された愛が偽物だからこそ救われるって、とんでもなく残酷なこと。

でも同時に、故人しか与えることのできない優しさ。

青の愛
不純な愛も、何もかもを美しく見せる映画のような気がする。

砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「聞いてんの? 死んでんの?」

は、サイコパス

すごいもの見た気がする

ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

原作とこれを合わせたら、とても綺麗で、不純で、完璧なお話。

でもやっぱり思うのは、これをside Bとするならば、side A…本編なぜモノローグを…。



僕が花火を見て“彼女”をおもうように、
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.0

ただ一つ。でもものすごく大きな疑問。
なぜ、モノローグを、入れなかったんだろう…?

原作のあの言葉たちがひたすら好きだった。

たぶん監督と、惹かれる部分が違ったってことだとおもう。

リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

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You see, Laney, this is all we need.
A couple of smokes, a cup of coffee,
and a little bit of conve
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

4.1

映画祭で上映されているのがきっかけで気になっていた作品。

映画祭では見れなかったのでおうちにて。

強い人は同時に弱い人でもあって、
見る方向とか、誰といるか、それでとっても変わってくるんだと思った
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叫びとささやき(1972年製作の映画)

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叫びとささやきが交錯していて目を背けたくてけど美しくて、言葉がまとまらない。

ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

3.5

こんな作品はたぶん見たことない。
SFをリアルに落とし込む方法を学んだ気がする。

水を抱く女(2020年製作の映画)

3.8

ウンディーネについて知った上で見たほうが面白かった気がする。ちゃんと調べて、また見ようと思う。
ダークな雰囲気とまではいかずとも違和感散りばめていくラブロマンス、惹かれた。

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

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見せる映画って、たぶんこういう映画のことで
もしかしたら、小説ではない、映画だからこそ
こういう風に「見せないといけない」のかもしれない