山田さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

山田

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バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.0

物真似したくて堪らなくなるレベルの怪演を見せてくれるハーヴェイ・カイテル。
クラックのキメ過ぎで呂律が回らないカイテル、夢見心地でヨタヨタする全裸のカイテル、懐に入れたつもりが同僚の前でクスリを落とし
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.7

定期的に観返してはホイテ・ヴァン・ホイテマが見事に撮る美しい男達にウホッと見惚れる、そういう作品。

スパイナル・タップ(1984年製作の映画)

4.2

どうしようも無くダサくてアホなバンドに次第に愛着が湧いて終いには感動させられるという素晴らしいカルトムービー。

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.9

不快にならないギリギリのラインを攻めたゴア表現が良かった。傘で眼突かれるシーンは怖かった。
ドライブ感溢れる楽しい前半に対して後半は失速気味かな、博士のシーンはかなり冗長。まあこれ以上は望むべくもない
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サイコ(1960年製作の映画)

4.6

超久々に観たけど本当に怖くて面白いな〜、ネタがバレているかどうかはその面白さに殆ど響かない。新鮮な発見もあった。
ヒッチコックは観る度に全部観返したい欲に駆られてしまう。

ヤング≒アダルト(2011年製作の映画)

4.3

イタ過ぎて笑うに笑えない映画
タカビークソ女にここまで感情移入させられるとは...

どついたるねん(1989年製作の映画)

4.2

現役時代の赤井については殆ど知らないんだけど、人間的な魅力にやられてしまった

怒りの日(1943年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ラストカットで形容し難い感動に襲われて暫く鳥肌が止まらなかった。
重層的なテーマを人物の心象風景と共に巧みに描く名人芸。「吸血鬼」でも撮り方は流石だなと思ったけど今回は物語にやられた。これはメロドラマ
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

まず掴みが100点。このテンションでやられたら観終わる前に俺死んじゃうかもと思ったけどなんとか大丈夫だった。
ジャンプスケアも中々怖いんだけど、不条理極まるストーリー展開とゴア描写、家族間の軋轢など諸
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.2

こういう小品は落ち着く。
カウリスマキはブレッソンが本当に好きなんだろうな。ほぼ全パクリのカットもあったし。

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

4.5

観ている間ずっとハッピーでいられる!
素晴らしい映画。

デッドプール2(2018年製作の映画)

4.2

エンドクレジットのグリーン・ランタンネタが一番酷くて笑った

或る殺人(1959年製作の映画)

4.1

弁護側と検察側のウィットに富むやり取りが観ていて楽しかった。現実の法廷ではあり得ないけど。
判事がネチネチ詰める感じは完全に弱いものイジメで良かった。ハスラーでもそうだったけど切れ者を演じると途轍も無
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ラストキング・オブ・スコットランド(2006年製作の映画)

2.6

途中で飽きた。史実ベースという設定と架空の人物がその史実に関与していく展開は正直食い合わせが悪い。終盤は何だかクレイグ版ボンドを観ている様な気分に。何ならボンドよりキツい拷問受けるし。結局何を描きたい>>続きを読む

独裁者(1940年製作の映画)

4.7

初めて観た時は字幕も読めない年頃だったと思われるが、今回はその時以来の鑑賞かも。

処女の泉(1960年製作の映画)

4.1

ベルイマンにしては台詞が少ない印象。
ラストでは分かりやすく奇跡が起きるので拍子抜けしたが、なるほど別の人物が脚本を書いたのね。

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

5.0

汗臭そうな中年男の議論に時間を忘れて没頭するって普通は考えられないけど否が応でもそうなるのがこの映画の凄さ。
推定無罪の原則って定義を聞けば至極当前のことの様に思えるけれど、一人一人の人間がそれを徹底
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スラップ・ショット(1977年製作の映画)

4.5

Kiss my assな感じで最高、こういうの大好物。スポーツというか乱闘映画。
スカウトが来ていると聞いた途端目の色を変えて乱闘を始めるニューマンで超笑った。

クレイジー・ハート(2009年製作の映画)

4.5

大好きな映画。ジェフ・ブリッジスの声が良過ぎる!

ラルジャン(1983年製作の映画)

4.2

Less is moreを体現したかの様な映画。いやシネマトグラフ。
鑑賞後にこれがブレッソンの遺作と知って驚き。映画的表現の極北を目指し続けた生涯、超ストイックな作家だな。

ラスト・ワルツ(1978年製作の映画)

4.6

ラストワルツは年末に観る映画って感覚があるな。
I Shall Be Releasedでのリチャード・マニュエルの超美しい歌唱が個人的ハイライト。

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.0

超久々に観たけど良かった。

ダイヤモンドユカイが出て来るシーンで笑いを堪えるのに必死だった。他にも笑えるシーンは多いんだけどLip my stockingのシーンだけはマジで何だったんだ...

バッドサンタ(2003年製作の映画)

4.4

最高のクリスマス映画かも知れない。
テリー・ツワイゴフのギャグセンが高過ぎる!

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.5

もう大好きな映画...
イーニドの心情が分かるだけにイタくて辛い、寂しい!他者を遠ざけて閉じ籠っていたGhost Worldを脱出するラストは沁み渡る様で本当に良かった、ブシェミは哀しい役で相変わらず
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ある結婚の風景(1974年製作の映画)

4.0

ベルイマンのTVシリーズ。だいぶ間隔が空いてしまったのでちゃんと観られたとは言い難いけど良かった。
夫婦生活=性生活という誠実な描き方。二人が幸福感で満ち溢れた状態で始まるシーンは不穏さを漂わせて終わ
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テナント/恐怖を借りた男(1976年製作の映画)

4.1

ポランスキーの変態趣味がご開陳に。自宅に着くまで我慢出来なかったのか、購入直後にウィッグを被り出すポランスキーとそれに注がれる店員の視線が冷た過ぎて笑える。
反撥やRosemary's Babyに比べ
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