Kyaorinさんの映画レビュー・感想・評価

Kyaorin

Kyaorin

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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.7

ほっこり映画

最近パンづくりにはまっていて
シナモンロールのレシピを探していたら
やたらとこの映画のタイトルが引っかかってきたので鑑賞することに...。
素朴で暖かみのある交流がたんたんと描かれてい
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

3.8

五感で感じる映画
土の香りとか麦の穂のさざめきとか太陽の煌めきとか....etc 
叙情詩を映像で観ているようでもあり
観る側に解釈を委ねる場面もある
感性が試されるかもしれません

ゴッホの心がざわ
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炎の人ゴッホ(1956年製作の映画)

3.6

永遠の門を見る予定なのですが その前にゴッホの人となりを知っておきたいと思い観賞しました 
すごく不器用で純粋で圧倒的な熱量をもった人 だからこそ孤独に苦悩した人生

ゴッホ役のカーク ダグラスはカッ
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.9

JOKER から派生して観賞
妄想と現実、喜劇と悲劇の境界を見失った男の笑えないストーリー
理想や憧れに近づくための努力が独善的で やがては誘拐犯罪を犯してまでも人気TV 番組に立とうとする狂気の沙汰
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ロケットマン(2019年製作の映画)

4.1

エルトン ジョンの半生🎵 
主役のタロン エジャトンのパフォーマンス✨とりわけ吹替えなしという歌唱力は想像以上に素晴らしくモノマネではない彼なりのエルトン像がしっかり確立されていたのが良かったです 
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.8

JOKER 観賞後に観ました
ひとりのベトナム帰還兵がPTSDを抱えその心の闇と 理想とは程遠い社会の闇との対比、格闘です 闇の原因を考えれば壊れていく彼を責めきれないような複雑な気持ちになりました
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.7

恐ろしいほどの倫理観の欠如
どうしたらこんな子ができるのだろうと思っても 首を傾げたくなるほど実に全うな感覚の両親に育てられていて情状の余地がありません

軽やかな天使の顔をした悪魔👿
窃盗がメインで
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.6

宇宙への父親探しへの旅が 同時に自分探しの旅でもあったという かなり静謐で内省的な物語なので 万人受けしないのもわかる 
でも私は感情を押さえて常に冷静沈着に任務を遂行する宇宙飛行士 ロイ(ブラピ)に
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ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

4.0

あんまり流行ってないみたいだけど、心地好い余韻をもたらす良作、私は好みです。おすすめ。
ガーンジー島ってどこにあるのかな、な~んて観賞後にロケーションを調べたくなりました。

物質的な豊かさよりも、読
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.9

主人公ふたりをスクリーン上で同時に並べて観られるという贅沢さは至福です

ディカプリオと子役のくだりは やっぱり演技力あるな~と感じますし(互角に渡り合う子役 天才的)、ブラピは屋根上でのサービスシー
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

JOKER というキャラが出現するまでの背景を主人公の心情面にフォーカスし丁寧に描いた作品で いたたまれない場面多数により うつになります

人は喜怒哀楽のバランスが大事なんだなぁ

圧倒的な哀しみに
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.4

重くて胸が締め付けられるシーンが続くけど最後のワンショットにすべて救われる。映画館に足を運び娯楽を楽しめる世界側にいる人に訴えかけ考えさせる威力を放つ意義深い作品だと思う。

中東の貧民窟の最底辺に生
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.8

政治への無関心層へ一石を投じる映画。
フィクションとはいうものの現政権批判とも受けとれなくもないエピソードが出てくるので製作陣はリスクを覚悟で臨んだんだと思う。

怖い。「この国の民主主義は形だけでい
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.8

目指す理想と現実とのはざまでもがく焦燥感が凄い。トランスジェンダーでなくとも多感な年頃に感じたコンプレックスのようなものは思い当たるのでは。

「バレリーナ」は女性の美の象徴かな。認められたくて必死に
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アマンダちゃんには幸せになってもらいたいなぁ、と願わずにはいられなくなるお話です。ふとした瞬間に垣間見せる表情がたまらないです。

~Elvis has left the building ~
 エル
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ニューヨーク 最高の訳あり物件(2017年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

人生経験豊富な人にはわかるのかなぁ?私には理解が及ばない部分が多く、何を表現したかったのかとらえづらく傍観してしまいました。
備忘録として自分なりの解釈を
以下にネタバレを含みます。

<1>マリア 
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RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

4.0

アメリカ現役最高裁判事のドキュメンタリー。ビリーブを観てこちらも観ようと思っていました。エピソードはほぼ忠実に再現されていたことがわかり、本当に偉人伝として後世に語り継がれるべき人だと思います。ご主人>>続きを読む

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.9

この映画を観なければ、ルース ベイダー ギンズバーグさんのことを知らないままでしたので、とても感銘を受けました。
法の下の男女平等のパイオニア、歴史を塗り替えた尊敬すべき人。この人のたゆまぬ努力や強い
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.0

モノクローム映像が極めて美しくてシック。一枚一枚を切りとったら素敵な写真集になりそうな構図の連続でした。
無駄な説明はいっさい削ぎ落とし、場面転換ごとにガラッと変わる音楽が彩りとなって物語を補完してく
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パピヨン(2017年製作の映画)

4.2

人は誰しも困難な状況に陥いれば、どうにかして現状からの脱却を願うでしょう。
パピヨンは、冤罪の囚われの身の絶望から更にどこまで墜ちようとも這い上がる底力と自由奪還への飽くなき執念、極限状態で凌ぎを削り
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氷上の王、ジョン・カリー(2018年製作の映画)

3.5

⛸️フィギュアスケート⛸️好きですが、ジョン カリーさん、何故かその名を全く知らなかった。

男子フィギュアの芸術性を独自に高めた人だそうで、体がぶれることなく美しい姿勢でなめらか。

子供のころに踊
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アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.0

大富豪の主人が殺された。ねじれた家に住む一族ひとりひとりあくが強くて誰もが歪んでいる。登場人物のキャラクター設定や個性溢れる各々部屋のインテリアとか醸す雰囲気づくりは良かったが、脚本がいまひとつなのか>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

3.9

原作には熱狂的なファンが多いので未読で不安でしたけど心配無用でした。比較のしようもないのでむしろ良かったかも。

キャストみなが美形ぞろい、顔面観賞が目的でしたが、内容的にも十分見ごたえありました。
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アラジン(1992年製作の映画)

3.7

実写版観賞後に地上波で観たので
ちょっと霞んじゃったかも?しれません。

ジーニー吹替えの山寺宏一さん、やはり良い😂
ウィル スミスが役を躊躇するほどのはまり役だったといわれるロビン ウィリアムズの台
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アラジン(2019年製作の映画)

4.5

心が満たされる。パワーがもらえる。そして幸せな気持ちになれる、素晴らしい作品。
原作の魅力を増幅させたガイ リッチー監督ってセンス良いんですね。

あらためて A WHOLE NEW WORLD とい
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.3

ホワイトクロウで生じた欲求を満たすために動画配信で観賞
これを映画館で観てないことが悔やまれた

ヒャッホー(o’∀`)

ポルーニンの超絶な跳躍に心奪われ
別世界にいざなわれるような気分
滞空時間が
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ホワイト・クロウ 伝説のダンサー(2018年製作の映画)

3.8

バレエ界に疎い私でもヌレエフの名は知っていたが、どういう人物なのかまでは知らずに観賞。
結果バレエ映画にはまりそう。
踊るシーンをもっと見せてくれ~ってところで終わってしまったので欲求不満でもある。こ
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誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

3.6

ペネロペ クルス&ハビエル バルデム夫妻の共演を観たくて観賞
おふたりともスクリーンでの存在感は揺るぎなく安定

観賞後のどんより感がなんともいえない重苦しい心理劇でした
人生は選択の結果として今があ
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ビル・エヴァンス タイム・リメンバード(2015年製作の映画)

4.0

深淵な世界で超絶な美を紡ぐ不世出なjazzピアニスト。

「一音弾くごとに自分が見えてくるんだ…」 身を削るような音との対峙。

麻薬渦を断ち切れず、更には大切な盟友や恋人、敬愛する兄までもを喪失した
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.7

平成から令和へ受け継がれるべき 言わずと知れた不朽の名作✨

公開当初より見てますが、22年経っても色褪せることがないんだなと。何回見ても映画として面白い。数々の名シーンに心をつかまれせつなくも胸いっ
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マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

3.6

主人公が念願の自分の本屋さんを開く夢を叶えるも、裕福な有力者の容赦ない圧力に屈して、夢破れ去る、という世知辛い展開は、やりきれない😫

ファッション、インテリア、海辺の風景、どこを切り取っても洒落た絵
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ソローキンの見た桜(2018年製作の映画)

3.6

日露戦争時の史実に着想を得た歴史ロマンスで、時代に翻弄された主役ふたりが~美~なのでうっとりできます。阿部純子は明治と現代に生きる女性二役を繊細に演じきり輝きを放つ良い女優さん。

当時の松山にロシア
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マックイーン:モードの反逆児(2018年製作の映画)

4.1

狂気と耽美
マックイーンがもうこの世にいないことがわかっているから....っていうのもあるけど、彼が心底から表現し挑発してくる世界観と放たれるエネルギー量が半端なくて圧倒され泣いてしまった。洋服を見て
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ドーパミンがどばどば出ます。現時点で私は5回劇場に足を運びましたが、人生の中で何度も何度も観たくなるような映画にあとどれだけ出会えるだろう?って思っちゃう。
大好きって思えるのは、やはり楽曲の普遍的な
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記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

3.8

正しいジャーナリズム精神の敗北…

イラク戦争の大義名分の真偽のほどを追及し続けた 唯一の中堅新聞社、今はなき「ナイト・リッダー社」の記者たちの奔走っぷりを描く。

大手新聞社は、政府広報に操作された
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.0

タランティーノ作品に慣れていない私にも面白かった!

奴隷制にのさばる悪い白人逹を黒人が片っ端からぶっ殺していく痛快な西部劇仕立ての復習劇。誰もこんなのつくれない。

奴隷ジャンゴが賞金稼ぎのドイツ人
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