京都京極堂さんの映画レビュー・感想・評価

京都京極堂

京都京極堂

映画 謎解きはディナーのあとで(2013年製作の映画)

3.7

懐かしい竹中直人の伝説の芸が見れる今となっては貴重な映画です。

バカミスとバカにして観ると足元をすくわれるなんとも喰えない作品でした。

面白かったです。

ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー(2008年製作の映画)

3.8

ギレルモ・デル・トロ版『ヘルボーイ』2作目。
2部作完結と言っていいかと思います。
チームも1作目と同じヘルボーイ、リズ、エイブ、それに霊体のリーダーが加わります。

スケールも壮大になり、ラスト数え
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ヘルボーイ(2004年製作の映画)

3.8

『ヘルボーイ』は1994年アメリカのダークホースコミックから出版されたアメコミ作品です。
作者はマイク・ミニョーラ。

第2次世界大戦末期、敗色濃厚な戦況の一発逆転を目論むナチス・ドイツと怪僧ラスプー
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名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

4.3

音楽界の巨人と言って間違いないだろうボブ・ディランの伝記映画です。

「ローリングストーン誌が選ぶ歴史上最も偉大な100人のソングライター」において第1位を獲得しています。

2016年にはシンガーで
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燃えよデブゴン/TOKYO MISSION(2020年製作の映画)

4.0

原題は『肥龍過江』、『猛龍過江』(=『ドラゴンへの道』)をパロっちゃってます。
全編に流れる音楽は『ドラゴンへの道のテーマ』。

ブルース・リーはローマに行ったけど
ドニー・イェンは日本の東京へ…。
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おじいちゃんはデブゴン(2016年製作の映画)

3.8

香港カンフー映画全盛期観まくったファンにはお宝映画です。

最近は監督業ばかりのサモハン主演。
『イップマン』以来かな?

とにかくサモハン、年をとっても強い!
さすがにスピード感がないためかスローモ
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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

3.5

宮沢賢治の父政二郎の目を通して語られる家族の物語。

聖人君子の如く語られる宮沢賢治が意外とだめ人間だったことが語られます。

This is 邦画って感じです。

アンダーニンジャ(2025年製作の映画)

3.6

公開時にさんざんくさされていた福田雄一作品ですがぼくは面白かったです。

おもにくさされていたのは佐藤二朗さんとムロツヨシさんのギャグシーンだと思いますがこれはこれで慣れればくせになります(笑)。
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ヨコハマBJブルース(1981年製作の映画)

4.0

この日本でほんとにハードボイルドの似合う役者さんは松田優作さんだけだ…そういう思いがします。

この国に松田優作という俳優が存在していた…これはある種奇蹟的な出来事だったと思います。

そしてこの『ヨ
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ラブ&マーシー 終わらないメロディー(2014年製作の映画)

3.9

今朝悲しいニュースがはいってきた…ビーチボーイズのリーダー、ブライアン・ウィルソンが亡くなりました。82歳の生涯でした…。

ロック好きの私にとって『ビーチボーイズ』は外すことのできない伝説的バンドで
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ザ・コンサルタント2(2025年製作の映画)

3.9

なんと…9年ぶりの続編になります。

テーマのひとつは兄弟の絆。
最強の殺し屋兄弟復活。
弟の突っ込み、応えない兄…笑えます。
ベン・アフレック、ジョン・バンサールコンビ…無敵です。

人身売買組織壊
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.8

しがない自閉症の会計士…しかしてその実態は…世界中の危険人物の裏帳簿を取り仕切る洗浄屋であり殺し屋。
ベン・アフレックが演じます。

そしてその弟はフランク・キャッスルを演じたジョン・バンサール。
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ファンタスティック4:ファースト・ステップ(2025年製作の映画)

-

こういうこたぁーいいたくないんですが…
実に魅力に乏しいキャスティングなんですよねー。

ペドロ・パスカル…またかよ😖
一番リード・リチャーズらしくない人を選らんじゃったよ🤔

あとの3人もなんだかな
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ザ・ボディガード/ローグ・ミッション(2023年製作の映画)

3.0

ジョン・シナ主演なんだからもっとハードなシーンや展開があってもよかったんじゃないかなぁー?

ゆるすぎて残念…。

パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.8

臭覚を失い人生に挫折した天才調香師アンヌが人生崖っぷちな運転手との交流を通して再生していくお話。

というか…はっきり言えば妻に離婚されたダメダメ男と人間嫌いの人間関係不得意ないつも不機嫌な中年女性と
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春画先生(2023年製作の映画)

2.0

ん…

下北沢の小劇場の演劇?
なんか意味不明…というか…。

個人的には面白くなかったです。

…という意味ではまさに邦画。

お母さんが一緒(2024年製作の映画)

3.7

まぁー、最初から最後までけんか、罵り会い、姉妹げんか…(笑)。

心休まる暇がない!

でもなんか笑っちゃう。

ビブリア古書堂の事件手帖(2018年製作の映画)

2.9

うーん😔

原作にある短編から『夏目漱石』のエピソードと『太宰治』のそれを抜き出しいじくりまわし感傷的な部分を増幅しホラー色を足して脚本に仕上げるとこのような作品ができあがります。

ドラマ版の方が数
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.8

ペドロ・パスカルよぉ…💧。
ミスター・ファンタスティックがこんなことしちゃーダメ。

マッコールさん、今回は滅茶苦茶お怒りです…そらそうだよね。
皆殺しモード全開です。

殺し方が凶暴!!

あの方の
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ブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンド:Road Diary(2024年製作の映画)

4.0

2025年5月14日、イギリスマンチェスターで開催された『Land of Hope and Dream Tour』ライブの初公演でついにブルース・スプリングスティーンが声を上げた。

「強大なEストリ
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.8

ほんとうにこれで終わりなの!

引退し静かに生きているマッコールさん。
だけど怒りにまかせ行動する彼は恐ろしく残虐です。

その残酷さはステイサムの比ではないです。
一歩間違うとサイコパスでは…。
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.9

この映画の評価はタイカ・ワイティティ監督の悪ふざけを受け入れられるか否かによります(笑)。

前作『マイティ・ソー/バトルロイヤル』ではこの悪ふざけがほどよい感じでとても面白い作品に仕上がっていたので
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

自殺した若き女性ベラは天才外科医ゴッドウィンの手により奇跡的に蘇る。日に日に回復するベラは「世界を自分の目で見たい」という気持ちから女たらしの弁護士ダンカンの誘いでヨーロッパ横断の旅に出る。
見るもの
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イコライザー(2014年製作の映画)

3.8

ことの発端は娼婦の少女への暴力。

正義感の強い元CIAの諜報員マッコールが彼女を助けたことから事件はとんでもない方向へ…。

最終的にはロシアン・マフィアの組織を壊滅させてしまうという…。

マッコ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

全米累計興業収入歴代3位。
全世界累計興業収入歴代6位。


これ、やっちゃうんだ…とか、ここまでやっちゃっていいんだ…とか目から鱗が500枚ぽろぽろこぼれ落ちた映画業界を震撼させた作品。

こういう
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破墓/パミョ(2022年製作の映画)

3.6

あらすじも評判もまったく知らず視聴しました。

あれっ、これ日本をディスってない?と感じましたが気にせず視聴を続けました(笑)。

占領時、日本軍が韓国の皆さまの精気を抜き取り国内を分断する目的で要所
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.8

マーベルコミックでジャック・カービーによって創造された『エターナルズ』は人型の地球外生命体であり1976年7月に初登場しました。

超人的力と能力で地球を守るためコズミックビーイングの『セレスティアル
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.0

MCU以前、過去に映画化の企画があったようで…スタン・リーがブランドン・リー(ブルース・リーの息子)に出演交渉していたという話を聞いたことがあります。

映画『燃えよドラゴン』の大ヒットにより世界に一
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私にふさわしいホテル(2024年製作の映画)

4.0

新人賞をとるも大物作家・東十条宗典(滝藤賢一)に酷評され、つぶされてしまった新人作家・加代子。
文壇の中に巣食う因習や魔物を振り払い、加代子の逆襲がはじまる…というお話。


原作は柚木麻子さんの『私
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

3.9

ボストン近郊の全寮制高校のクリスマス休暇、家に帰れない青年アンガス、家族のいないやや性格に難ありの嫌われものの堅物教師ポール、息子をベトナム戦争で亡くした食堂の料理長メアリー…三人は寮に残されます。>>続きを読む

新幹線大爆破(2025年製作の映画)

4.2

1975年に公開された『新幹線大爆破』のリメイクです。

監督は『シン・ゴジラ』の樋口真嗣。

観た方はおわかりと思いますが1975年版はキアヌ・リーブス、サンドラ・ブロックW主演の『スピード』の元ネ
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無限の住人(2017年製作の映画)

3.8

沙村広明の『無限の住人』が原作。
完結まで20年という大作です。

剣客集団・逸刀流に剣術道場を経営していた両親を殺された浅野凛は不老不死の肉体をもつ万次に用心棒を依頼する…というお話。

最初と最後
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

4.0

ニコラス・ケイジ

フランシス・フォード・コッポラの甥っ子で『リービング・ラスベガス』でアカデミー賞主演男優賞を受賞、『フェイス/オフ』『コーンエア』『ザ・ロック』『シティ・オブ・エンジェル』『天使が
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

3.8

なにを書こうか考えてるうちに数日たっちゃった。

一応評価だけで…(笑)

幻魔大戦(1983年製作の映画)

3.5

今の日本で何人の若者が平井和正という偉大なSF作家を知っているのだろうか?

星新一・小松左京・筒井康隆のいわゆるSF御三家に続くSF第二世代に属する作家です。

漫画原作者として桑田次郎と組んだ『8
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