zonomanさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ハピネスは続く:ジョナス・ブラザーズ コンサート(2020年製作の映画)

3.5

ジョナス・ブラザーズ再結成後のツアーの様子を描いたライブ・ドキュメンタリー。

私自身、再結成後にこのグループを知ったので、本作品ではジョナス・ブラザーズの人間性やグループのバックボーンを知りつつ、楽
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

4.2

人気シリーズの劇場版第2弾!
今作は安定の面白さに加えて"プリンセス編"と題うつだけのラストに感動もありました。

お決まりのオープニングから導入をサラッと説明しつつシンガポール入り。そして、物語中盤
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.0

最近、韓国映画にハマっていることもあり鑑賞。やはり凄く練られた作品です。

1980年代・韓国でのデモの様子を描きつつ、タクシー運転手・マンソプの成長も描かれたストーリー。(また本作は、ドイツ人記者・
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七つの会議(2018年製作の映画)

4.2

池井戸潤・原作の作品に於いても
すごく分かりやすく観ていて楽しい作品。

役者陣の演技はもちろん、構成が細部まで練られているなぁ〜と観ていて感じました。

序盤は完全にダメ役な八角係長(=野村萬斎)も
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羊の木(2018年製作の映画)

3.6

終始穏やかで暗い(不気味な)展開ではあるが、深く考えさせられる作品。

過疎地域×元受刑者の受入という絶妙な設定が織り成すストーリーは、それぞれの"居場所"がひとつのキーワードであり、6人の元受刑者の
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.4

もちろんDVDでは子供の頃に観たことあるが、劇場で再公開されていることもあり"是非スクリーンで名作が観たい!"と思い観賞。

だいぶ昔に観た作品の為か、記憶が飛び飛びだったこともあり新鮮な気持ちで観賞
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.1

とんでもない熱量の作品。
令和という時代にこんな映画が観れるとは。

完璧に作り込まれた昭和60年代の世界観と役者陣の圧が凄まじすぎて、惹き込まれながら一瞬引いてしまう程でした。笑

随所で登場する暴
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.8

新参者シリーズのラスト。
全ての作品を覚えている訳ではないが、ドラマシリーズが好きで本作も鑑賞。

"親子愛"が描かれた作品で感動してしまった。

本シリーズはどの作品も重厚感があり、じっくりと描かれ
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

3.5

思った以上に健全なストーリーだった。
もっと廃病院×密室というシチュエーションからの精神崩壊キャラ登場で、予想の斜め上をいく展開かと思ったが、理路整然とした会話劇(ミステリー調)でした。

徐々に明ら
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億男(2018年製作の映画)

3.3

"お金では買えないものがある"そんな映画です。

パーティーシーンから始まる導入は非常にスムーズで良く、そこから九十九の旧同僚(百瀬・千住・十和子)と会っていく中で、大学時代のことを振り返り、現在の妻
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.1

70歳のベンとキャリアウーマン・ジュールズとの世代間ギャップを通した友情を描いた作品。

ストーリーはもちろん、ベン役ロバート・デ・ニーロの紳士的なんだけれども、時には大胆でおチャメな演技が最高でした
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.5

言葉にするのが難しい作品。
私自身、この作品を理解できているのだろうか?

冒頭での語り「この夏がいつまでも続くような気がした」は、まさにその通りだ。

こんな日が永遠に続きそうで、でもいつだって終わ
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さよなら歌舞伎町(2015年製作の映画)

3.8

歌舞伎町のラブホテルを舞台に、とある日の24時間を描いた作品。

この作品の1番の魅力は"人物描写"。
デリヘル嬢にガチ恋する雨宮やドラッグプレイを迫る男など、ワンシチュエーションのみ出演のキャストも
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二重生活(2016年製作の映画)

3.4

"哲学"というテーマもあり全体的に重たい作品。

理由なき尾行。でも続けるうちに何かが満たされてくる。知らなかったものが見えてくる一方で、見えてたものが失われていく。

「あなたにとって私は何だったの
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悪のクロニクル(2015年製作の映画)

4.0

真犯人の真犯人の真犯人!
限られたシーンに散りばめられた伏線やキャラクター設定にも無駄がなく、何度も展開に裏切られながらも腑に落ちる脚本は見事でした。

冒頭10分であらすじを展開してからの徐々に追い
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劇場版SPEC~結~ 爻ノ篇(2013年製作の映画)

3.5

過去シリーズ視聴の上視聴。

いや〜壮大っすね。
初期はオカルト系小ネタ盛盛刑事ドラマだったのが、最終的にはでは現人類滅亡に至る壮絶なものになっていました。

当然ながら世界観は複雑だし、完結編あるあ
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劇場版SPEC~結~ 漸ノ篇(2013年製作の映画)

3.5

(過去シリーズ視聴の上視聴)
今作の主役は野々村係長といっても過言ではない。
"奇跡とは不可能の先にある"心に刺さりました。

上映時間は95分と短く回想シーンも多い為、ストーリーはほとんど前に進みま
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.3

田舎町を舞台に圧倒的映像美で送る作品。

激しく自由な"コウ"に惹かれていく"夏芽"。
2人の恋模様を中心に描いた作品だが、何故かなかなか作品に入り込めなかった。

序盤は2人が惹かれ合っていく様が丁
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ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

3.6

"労働問題"という重いテーマを軽いタッチで描くことで、気軽に視聴できる良作。
キーワードは"屋上"と"幽霊"。

ブラック企業で働く主人公・青山が、ヤマモトという謎の男と出会うことで徐々に変わっていく
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ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)

3.5

"私"とサツキが高校時代の憧れ・椎名くんに会いにいく一種のロードムービー。

と言っても、距離は数時間でいけちゃう場所な訳で、道中大きなハプニングが起こる訳でもないが、到着する迄に様々な回想シーンが繰
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オズランド 笑顔の魔法おしえます。(2018年製作の映画)

3.2

実在する遊園地を舞台としたお仕事系映画。

何が凄いって、西島秀俊さんがめちゃくちゃ笑顔なキャラクターであるところ。(シリアスな役回りが多い印象の為なんだか変な感じでした…)

あまりストーリーについ
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

2.9

役者陣の怪演が観られるバオレンズムービー。

泰良役・柳楽優弥の全体を通しての狂人ぶりと、裕也役・菅田将暉の弱者にのみ強者ぶるクズっぷりが、観ていて最高に胸糞悪い気分にさせてくれます。
那奈役・小松菜
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

1945年の広島・呉を舞台に
主人公・すずの日常を中心に描かれた作品。

序盤はすずの優しくもちょっと不思議な性格に心穏やかに観ることができましたが、物語が進むに連れて戦争がより激しくなっていき、すず
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.9

実話を元にしたストーリー。
大泉洋がハマり役の作品。

冒頭は、筋ジス患者・鹿野の振舞いに(美咲同様)同調できなかったが、ストーリーが進むに連れて鹿野の"正直に活きる姿"や"出来ないことは出来ない"と
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一礼して、キス(2017年製作の映画)

2.8

池田エライザさんを鑑賞する映画。

親から愛情を受けずに育ったが故の歪んだ愛をもつ曜太と、突然のキスから恋に落ちる杏。
正直、冒頭40分が作品のピークに感じてしまい、この後の展開はすれ違っていると言え
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劇場版 SPEC 天(2012年製作の映画)

3.5

連ドラ視聴の上鑑賞。

直前作のSPEC〜天〜の展開が好きだった分、今作では当麻のスペックを封印という形が少し寂しかった。

ストーリーはドラマから同様スピード感もあり楽しめましたが、瀬文の恋愛模様を
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.5

これほどまでに笑って泣けるアニメーションは
他にあるのだろうか?

歳を取れば取るほど、この作品の素晴らしさを
味わうことができる為、定期的に鑑賞しています。

序盤はクダらない笑いのシーンも後半に
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人魚の眠る家(2018年製作の映画)

3.8

繊細な描写と巧妙なストーリーで、私の感情を完璧にコントロールされちゃいました。

中盤にかけての薫子の異常行動とそれに反比例する周囲の様子など人物描写が非常に丁寧で、尚且つ終盤の娘を人質に取るシーンで
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.8

SFの一種ではあるが、人間から"概念"を奪うという設定が絶妙。

3人の宇宙人が人間に寄生する訳だが、天野・立花の任務遂行の様子に比べ、加瀬真治は"ポンコツすぎないか?"と序盤は思っていましたが、そこ
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西の魔女が死んだ(2008年製作の映画)

3.7

実写版ジブリかのような心が優しくなれる作品。ピアノメインのサウンドが作品の世界観と相まって終始穏やかに観て過ごせます。

規則正しい生活を送り、自分の決断を信じること。人生に疲れた時に観れば何かを感じ
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トリック 劇場版(2002年製作の映画)

3.7

シュールな世界観と個性的なキャラクターが織り成すコメディーミステリー。

奈緒子と上田の名コンビに、良いとこ取りの山田先生や偽物の矢部謙三と、安定のキャラクター陣のおかげで気軽に楽しめる作品です。
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3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

3.9

前編に続けての視聴。
後編は"家族愛"への描きが主だった印象。

名人に敗れてからの中盤1時間程は、三姉妹の葛藤とそれに寄り添う零がメイン。そして、零が孤独を歩み始めると同時に後藤九段も孤独を選択して
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3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

4.4

ホント脚本が素晴らしい。
「出会い→過去→挫折→挑戦」
そして、次なる"挑戦"へ続く…

「強くなる=周りを蹴落とすこと」
自分の居場所を作る為にただただ努力し続けるも、それが周囲を壊してしまうことに
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.8

(吹替版にて視聴)
ストーリーはコメントする以前に◎
もう少しピンチに陥る場面を強調しても良かったのかな。しかし、110分の作品でキャストそれぞれにピンチや悲しみが訪れ、それを共通の音楽で乗り越える演
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

3.9

物語が進むにつれて胸が苦しくなる作品。
本当によく練られた脚本と演出。

冒頭40分は何の変哲もない"ただの恋愛映画"としか思っていなかったが、真実を知ってからの日々は楽しくもどこか切なくて、ラスト2
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