kyoさんの映画レビュー・感想・評価

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レッスル!(2017年製作の映画)

4.5

かってレスリングの選手であったシングルファザーの父の夢は息子がオリンピックに出て金メダルを取ること。息子に厳しいトレーニングの毎日......。
って「巨人の星」かい?
そうはならないのが韓国映画!
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未成年(2018年製作の映画)

4.7

観たら誰かに話したい。けど、誰にも話さずそっとしまっておきたい。そんな映画だった。
父親が浮気をしていた。相手は妊娠している。しかも相手の娘は同じ学校の学生だ。どうしたらいいのか。誰も答えが見つからな
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EXIT(2019年製作の映画)

4.5

翻ってみると自分の人生のハラハラどきどきは幼稚園のお遊戯会みたいなものだった。この映画のような状況に陥ったら自分なら999回死んでたかも。
明るく楽しい韓国アクション映画。この映画で韓国映画を入門した
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バッカス・レディ(2016年製作の映画)

4.5

人の人生は果てなく長い。短くても長くても。
そして突然終わりが来る。永遠の眠り。それもまた果てしない。
高齢者売春婦の話。
彼女の人生も果てしなく尊い。
他人には伺い知れなくとも。
懸命に生きた人生。
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ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

4.0

プレイボーイのギレンホールは薬品会社の営業マン、バイアグラで業績アップ中。
写真家のアン·ハサウェイは初期のパーキンソン病患者。将来の不安より今この瞬間を大切に生きている。
必然的に二人はやりまくる。
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.8

順調に働いて生きてきた親父さんが突然解雇され、
いつもの通勤電車で家に帰る途中
見知らぬ女から奇妙な仕事をもちかけられる。
成功報酬は10万ドル。
但し断れば家族の命はない。
そんな馬鹿な、、、
と思
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

5.0

このアクションやばすぎ!
この役を引き受けたセロン様も、やらせた監督も狂ってますね。
ひたすら美しい野獣を堪能しました。
ストーリー?
そんなん、どうでもよろし。

嘘を愛する女(2018年製作の映画)

4.0

いやあ、こういう生き方もありでしょ。男も女も。
嘘つくことってあるし、結局は許せるかどうかってこと。
そんなことを感じた。
自分的にはハッピーエンドだと思えた。
高橋一生よりも吉田鋼太郎の方が印象に残
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

4.5

一周回って振り出しへ、でも見える景色が違う。
愛する住まい、愛する伴侶、愛するペット、そして幸せな思い出。
生きることの愛しさに溢れた映画でした。
大事なことは日課をこなすこと。
ワンちゃんとの散歩の
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.5

色鮮やかな白黒映画。
9歳の女の子と詐欺師の男とのロードムービー。
ひょんなことから男は母親を亡くしたばかり女の子を
叔母の家まで送るはめに。

大人と子供の間を行ったり来たりする女の子に
萌え~。
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

見終わるまで数日かかった。
見終わったら涙が出てた。

多くの人がいつか親元を離れる。
自分もそうだった。
その時親が感じるであろう寂しさを
若さは気づかない。

母親にありがとうをきちんと伝えること
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.9

世評の高い「レディ·バード」を観たら今イチ乗れなくて途中で止めた。
アメリカ人の女子高生の話だもんね。
所詮おじさんには共感や理解は無理。

替わりに同じようなこじらせ女子の「勝手にふるえてろ」を観た
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マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

4.0

まず時代背景がいい。
戦前の上流階級の暮らしぶりが背景なので
素敵な住居、インテリア、衣装が楽しめる。
エマ·ストーンがそれらに溶け込んでチャーミングったらありゃしない。
さて人智を超えた超能力はある
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オー・ルーシー!(2017年製作の映画)

4.5

てっきりコメディだと思っていたんだけど……。
痛い女の痛々しいお話。

時々笑ったけど、すぐに他人事とは思えず
ああ、自分の話かもと胸が痛んだ。

役所広司演じるトムに救われた。
トムがいなかったら落
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ワンダー・ウーマンとマーストン教授の秘密(2017年製作の映画)

4.0

特別な愛の物語。

教授と妻と女助手の同居生活。
世間的には許されない愛の生活から愛の戦者ワンダーウーマンが生まれた。
実話だということに驚いた。
性と暴力と女性解放運動。
私の理解力では頭の中はごち
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

5.0

凄まじい女性による凄まじい物語。
アメリカでは所属する政党に関わりなく議員は
法案に賛成、反対の票を投じることができるらしい。
そこで議員の多数派工作を請け負うロビイスト
というビジネスが生まれた。
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

4.0

宇宙人が地球を侵略しにやって来た。たった3人で。
(実はもっといるのかも知れないが、映画の中では3人しか出てこなかった...)

宇宙人は地球人に乗り移って「概念」を奪い取っていく。
例えば自分がイメ
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しあわせへのまわり道(2014年製作の映画)

4.0

違う者同士があるきっかけで心の交流を通じて友情を育み成長する物語。
違う者同士とは、離婚したばかりの女性ニューヨーカー(パトリシア・クラークソン)と見合い結婚をきめたばかりのインド人運転手(ベン・キン
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わたしたち(2016年製作の映画)

4.5

ソンとジアに再び会話が生まれますように。
ソンを演じた少女の心の揺れがそのまま表情に現れていたことに驚愕しました。

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.9

小学生の柿原リンカの母親はシングルマザー。
時々娘をほったらかして男を追って家を出てしまう。
そんな時、娘の柿原リンカは叔父の桐谷健太の家に行って泊めてもらうのが決まりだ。

そんなある日叔父の家に行
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

4.0

第2次世界大戦中の物語。英国の諜報部員(ブラッド・ピット)とフランスのレジスタンス(マリオン・コティヤール)が、ナチスの要人暗殺の任務遂行のためモロッコで出会う。
その後二人は愛し合いロンドンで結婚を
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ピアニスト(2001年製作の映画)

3.6

「エル」を観てイザベル·ユペールの虜となり、これを観賞。美しき変態女優に脱帽。

変態といっても文学的な変態なので性的な興奮からは遠く離れているけど。

母親との関係は「ブラック·スワン」にあい通じる
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.5

舞台は1961年のアメリカ。
トイレやバスの座席、お店の出入り口等が白人用と黒人用と分かれていた時代。
白人専用の学校や図書館も黒人の出入りは許されていなかった、そんな時代。

ソ連との宇宙開発競争の
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プラネタリウム(2016年製作の映画)

4.0

1930~40年代のパリ。アメリカからやってきた霊能力者の姉妹が霊魂を呼び寄せるショーを見た映画プロデューサーは、それを映画に撮って売り出そうとする。
野心家の姉をナタリー・ポートマン、霊感の強い妹を
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光をくれた人(2016年製作の映画)

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遠く離れた島で二人っきりで暮らす灯台守の若い夫婦。
子供の命を授かるが二度も流産で失う。
身も心も傷ついた二人のもとにある日ボートが漂着する。
中には父親と思しき男と幼い赤んぼがいた。
父親と思しき男
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ヤング≒アダルト(2011年製作の映画)

4.0

都会で作家(と言っても表紙には名前が出ないゴーストライター)として何とか暮しているアラサーバツイチ女のS・セロンのもとに、高校時代の元カレから子供の誕生パーティの知らせがメールで届く。何かと行き詰まり>>続きを読む

ヒア アフター(2010年製作の映画)

4.2

津波によって臨死体験をしたパリの女性ジャーナリスト、大好きな双子の兄を事故で無くしたロンドンの少年、霊能力者であることを隠してサンフランシスコで暮らす青年。死に触れ合ったことで傷つきながら生きる三者が>>続きを読む

くちびるに歌を(2015年製作の映画)

4.0

五島列島の中学校に音楽の臨時教員としてやって来た新垣結衣。終始不機嫌でニコリともしない。合唱部の指導も嫌々で投げやりだ。
合唱部の生徒たちにも各々に問題を抱えている。
親に捨てられたと感じている部長の
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ことの終わり(1999年製作の映画)

4.0

恋は落ち、愛は続く。
愛は信仰に似ている。
信じる限り愛は続くのだ。
会わなくても相手を感じ続ける限り愛は永遠なのだ。
主人公は神を憎んだがそれも含めて恋は甘美な奇跡とも言える。
ジュリアン·ムーアが
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スウィート・ノベンバー(2001年製作の映画)

4.0

ちょっとぶっ飛んだ美女シャーリーズ·セロンは毎月同棲相手を変えて世間の価値観とは違う人生を楽しんでいる。着るものにも無頓着。実験道具にされそうな犬を救いだして新しい飼い主を探す。
そんなセロンが訳あっ
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.0

誰かが言ってた通りダークなファンタジー。
生きる力が弱くどんどんと現実世界から落ち込んでいく黒木華。訳のわからない怪しい仕事を斡旋する綾野剛。明日がないかのように仕事と浪費に命を削るAV女優のCocc
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何者(2016年製作の映画)

4.0

終始ザラザラした感じが胸を包んでいた。内定をもらった友人が言う。内定って不思議な言葉だ、自分をまるごと肯定してもらえた気がする。では内定を勝ち取れなかった者の前途には何が待ち受けているのだろうか?自分>>続きを読む

母と暮せば(2015年製作の映画)

5.0

見終わって大きなため息がこぼれました。
悲しく切なく甘く美しい母子の会話に涙が止まりません。

長崎の原爆で亡くなった息子二宮和也が三年後に母親の吉永小百合のもとに現れます。
息子の「撲が死んだのは運
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幕が上がる(2015年製作の映画)

4.0

ももクロによる高校演劇部映画。地区大会を経て全国大会を目指す。選んだ演目は宮沢賢治の銀河鉄道の夜。
予選大会を観た国語教師が言う。

「宇宙は光の速さで膨張している。だからいくら進んでも我々は宇宙の果
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

昨年、1ヶ月弱、ロスの姪の所にホームステイさせてもらった。
ロスのハイウェイやグリフィス天文台を懐かしく思い出した。それだけでも自分にとっては特別な映画となった。
夢を追いかける若い二人の出会いと別れ
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.8

病み上がりにはこういう映画が最高!
一度どん底に落ちてから這い上がってくる。
自分の好きなことを自分がやりたいようにやる。
それが大事なこと。人生は再出発できる。
元気の出る映画だった。

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