kyonさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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スワンソング(2021年製作の映画)

4.0

老人ホームで余生を送るパットが、親友のリタの最後の死化粧を頼まれたことから自身の思い入れのある街へ向かう。

道中を通して徐々にパットが"ミスターパット"に戻っていく姿とそれに呼応するように彼の中にあ
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犬王(2021年製作の映画)

4.5

冒頭からの断片的なカットが終盤にかけて回収されたのとトモナのサイドスリットのパンツ良いな、普通に欲しい。

平家物語やこの時代を知っていたらより楽しめるけど、知らなくても楽しめるし、和の世界でミュージ
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.5

雑誌が映画的運動で画面に現れ、雑誌みたいに構成される映画…なんかありそうで近年観てない構成だなと思ったのですが、私だけかな? 情報量がありすぎて、ちょっともう何回か追いかけたい…!(以下若干ネタバレ要>>続きを読む

常田大希 混沌東京 -TOKYO CHAOTIC-(2021年製作の映画)

4.5

背筋をすっと引き締められる、
ただ、ただ、かっこいい。

そして安心もする。
常田さんにとっての当たり前、日常、そうしたものが日の目に当たった。それが受け入れられ、そして形として成り立ったんだなと、あ
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

生涯に1度こんな作品撮れたら最高だろうなと思わせてくれる作品。

3時間だけど長いなという感覚はなく、でも作品を観ているときは時間がとてもゆったりと過ぎていくような感覚があり不思議だった。

赤い車が
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少年の君(2019年製作の映画)

4.0

友人からとにかくおすすめをされ、ふと渋谷で用事を済ませたとき思い出し文化村へ。

いじめられていた女子高生の自殺後の振る舞いで次のターゲットにされてしまったチェニ・イェン。いじめがエスカレートする中、
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.5

ハーレイの生い立ちのアニメーションからはじまるからすっと見始められた。

ジョーカーと別れた後、"ジョーカーの彼女"としての後ろ盾がなくなったハーレイの物語。

精神科医から犯罪者になったキャラクター
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.0

やっぱり家族というテーマを設定やキャラクター、作品ごとに変えながらも回収していくのが細田作品だと実感。 

何らかの喪失と克服を冒険や移動、経験を伴うイニシエーションを通して描いていく。

すずにとっ
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

5.0

何かを作ること、何かに憧れ救われること、満たされないことを優しく肯定してくれること、ここ数年の自分を何度も救ってくれるような作品だった。

宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.0

やっぱり良いなと思う衣装は伊賀さん。
生活感とスクリーンに映るフィクションのバランスが絶妙すぎて笑っちゃう。

蒼井優の事件が起きた後の、あの苦痛とトラウマと悲願と嘆願が入り混じった顔が忘れられない。
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

ずっと観たくてやっとNetflixで鑑賞。

フィクションとしての極道ものとかヤクザものに惹かれてしまう。それはおそらく義理と人情、仁義などを重んじながら何者でもない人間が出世や下克上を果たしていくに
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.5

ふと夜お風呂に浸かっていたら、あ、見ようと思って鑑賞。

太宰治の情報はほとんど知らない中で観ていたけれど、『人間失格』が誕生するまでを女性3人の目線から描いた作品。

これラストを観たときに、あ、み
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.5

映画公開のタイミング逃して観てなかったら地上波で上映してくれていた◎

ファンタビはニュートと魔法動物のやりとりが本当かわいい、物語に反して癒し。


第2弾は伏線づくりみたいな構成だったんだ、これ映
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スパイの妻(2020年製作の映画)

4.5

映画の、美しい絵が連なるシークエンスと"記録するもの"としての価値が同時的に「映画」の中で描かれた至高の2時間。

久しぶりに映画を観て、興奮して、胸がいっぱいで張り裂けそうになるくらい、満ちた時間を
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罪の声(2020年製作の映画)

4.0

ちょうど朝、脚本家の野木さんのSNSで「思っていた以上に紹介される番組内でネタバレしてるからネタバレ嫌な人は見ない方が…」みたいなコメントがあって、確かに早く観に行った方が良いかも、と思い映画館へ直行>>続きを読む