kokonamaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.5

寒い冬、労働者階級、タバコの匂いみたいなイメージが伝わってくるシンプルなドラマ。時折流れる粋な音楽と衝動的に生きる人たちにスポットが当たっていい感じ。

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.5

35歳の女性の死の宣告から始まり、悶々と過ごす日々の中、彼女は子供のお世話の仕事をすることに。幼い少女との出会いが彼女の心に変化を与えていくといったヒューマンドラマ。

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.5

女性のデザインがめっちゃかっこいい。フィンチャーっぽい煙に巻かれたようなストーリーを感じました。

茶飲友達(2022年製作の映画)

4.0

高齢者売春クラブ、茶飲友達。孤独に人生の残りを過ごす老人たち。彼らの目には力がなく、性を通じて心の浄化を図るみたいな映画。とにかく色んな視点から物語が描かれていて、またこの映画が実際の事件から着想を得>>続きを読む

To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

4.1

宝くじに当選した数年後、バーで悲しそうな顔をしている一人の女性。家賃の延滞の末、彼女は家を追い出されてしまう。彼女が行き着いたのは、離れ離れに住んでいた息子の家。

レスリー視点の世界が広がっていて彼
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

2.9

結婚して家庭を持つ母であるナミが、病院を訪れた際にかつての親友、エリカと再会する。エリカは衰弱気味で余命もあとわずか。そこから当時の仲良しグループのメンバーを探していくのだが、それぞれは全く別の人生を>>続きを読む

アンダードッグ 前編(2020年製作の映画)

2.9

『百円の恋』の監督が描く中年ボクサーの哀愁漂うファイトムービー。ジメジメしていて長く感じた。

YAMAKASI ヤマカシ(2001年製作の映画)

3.2

シンプルな二項対立。街中の屋根をサンタさんみたいに駆け抜ける映画。

隣人-The Neighbors-(2012年製作の映画)

3.1

犯人が割と最初からわかる系のスリラー映画。しかも犯人は明らかに悪そうなやつといった期待を裏切ってこない演出。その上、謎に死体が1週間彷徨い歩くという振り幅。

ほつれる(2023年製作の映画)

3.1

既婚者の女性が恋人を失ったことでの心の消失を描いた静かな映画。呆気なく時が流れていく。

LOVE【3D】(2015年製作の映画)

3.5

穏やかに暮らすある夫婦と幼い娘。彼の記憶には元恋人の記憶がまとわりついていた。蘇ってくる彼女との思い出、ヘロインが彼をトリップさせる。

絡み合うような情熱的な恋愛を描く。生と死みたいな抽象的なメッセ
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スモーク(1995年製作の映画)

3.7

アメリカの何処かの街角にあるたばこ屋さんを起点にして物語が移ろいでいく。街で暮らす人々の息遣いが美しい映画。

アレックス(2002年製作の映画)

3.9

受胎する女性の身体に起きた白昼夢のような鮮烈なイメージを回転するプロペラのように描く目がバシバシする映画。構図や色彩もめちゃくちゃいいんだよね。

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

2.9

世界の終末を描くことが多いシャマラン監督。今回は、ロッジで週末を過ごすゲイのカップルと小さな女の子。そこに訪れる武器を持った4人。縛り上げられた彼らは、逃亡を図ろうとするが、上手くは行かず。彼らが言う>>続きを読む

マンダレイ(2005年製作の映画)

3.4

黒人奴隷を仕切るある白人一家の話。祖母が亡き後、娘は奴隷たちを解放する。彼女に対し感謝の眼差しを向けるものは少数で、ほとんどのものが不安な表情をしている。彼らはどうやって生きたらいいのかわからないのだ>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.7

淡々とタスクをこなしていく殺し屋。内なる声にガイドされ復讐は進行していく。

火口のふたり(2019年製作の映画)

3.0

結婚式を控える女が故郷でかつての恋人と再会し、蛇のようにひたすら絡み合うみたいな映画。

RWBY Volume9(2023年製作の映画)

4.1

爽快感あるアクションと神秘的なストーリーがめちゃくちゃいい。長すぎて前シリーズを忘れつつあるけど。

ダークシティ(1998年製作の映画)

3.1

街の人々の動きが突如としてストップする。動けるのはわずかな人間のみ。記憶はどこかが抜け落ちたような感じがしていて、街は常に暗い。何者かがこの街を影で動かしていた。

マトリックスのような外側の外側みた
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聖地X(2021年製作の映画)

2.9

ホラー映画と期待して観た人は肩透かしをくらうかもしれない。幽霊に象徴されるような映画ではないからだ。かといってびっくりさせるような描写もそんなにあるわけではない。では、本作は何を描いているかというと、>>続きを読む

地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

2.8

ぶっ飛び系映画。夫婦が契約した家には奇妙な穴があり、そこをくぐると少し前の世界にワープする。それを利用して妻は若返りを図っていくのだが、他にもちんちんを改造手術する男が登場する。微妙にワンテンポずれた>>続きを読む

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.2

綺麗な映画だった。何が美しいかというと、旅先で出会う男との交流から始まる心の変化である。考古学の勉強をしている彼女は、寝台列車に乗って遺跡を目指している。数日間かかるであろう電車に乗り合わせたのは、悪>>続きを読む

時の支配者(1982年製作の映画)

3.2

匂いで感情がわかる丸っこいやつ。同化の儀式を行う異星人たち。おじいさんが銀河へ流れていく。

ブエノスアイレス恋愛事情(2011年製作の映画)

3.6

乾いた空気感が漂っている。俯瞰したナレーションが都会に住む人間の生活を皮肉っている。無味乾燥な世界、色のない世界で私はウォーリーを見つけることができるのか。

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.7

ヤン・シュヴァンクマイエルのような作風。絵で見せてくる作品で視覚的に楽しい。

女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.7

家庭が崩壊していく様が見ていて面白い。ラストの浜辺で焚き火はニヤけてしまう。1人の男を人妻と旦那の連れ子で取り合う構図も狭い世界だし、何より舞台が遊園地とその周辺の浜辺で完結している。印象的なショット>>続きを読む

12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.7

脳みそが忙しくなる映画。96年に細菌兵器により絶滅する人類。未来からやってきたというその男は、奇妙な言動を繰り返している。途中出会う女性と共に彼らは、12モンキーズを探す。

クレマチスの窓辺(2020年製作の映画)

2.8

東京に住んでいる女性が亡きおばあちゃんを訪ねてやってくる。7日間の彼女のバカンスを日記のような形で編集している。全体的にゆるーい感じの映画ではあるんだけど、どこか嘘臭さのようなものがあり、あんまり好き>>続きを読む

イディオッツ(1998年製作の映画)

4.0

あるレストランで障害者のフリをしている奇妙な集団に出くわす。彼女はその一団に加わることになるのだが、この活動は果たして正しいことなのだろうかと不安が彼女の心を覆う。彼らは次第に意見が分かれ分裂していく>>続きを読む

殺人ホテル(2020年製作の映画)

2.9

すんごく淡白な映画。貧民街で暮らすある家族がパーティーに招待される。お金持ちの慈善活動で飯を食わしてもらうというが、どうにも雲行きが怪しい。娘を攫われた夫婦は館の中を捜索するのだが、徐々に屋敷の秘密に>>続きを読む

WALKING MAN(2019年製作の映画)

3.3

貧しい環境で母と兄と妹。母が倒れ家庭を1人で支える彼は、廃品回収の仕事をしている。自己責任とう言葉が彼に強く重くのしかかる。彼が目指すのはラッパーの道。

熱い展開で割と好きなストーリー。

エリ・エリ・レマ・サバクタニ(2005年製作の映画)

3.5

音楽が死のウイルスの唯一の特効薬。ぼんやりとした色味で進行していく幻想的なSF映画。エリ・エリ・レマ・サバクタニってどういう意味なんだろうね。

ポプラン(2022年製作の映画)

3.3

ちんちんを虫網で捕まえる画が不思議とノスタルジーに思えてくる不思議なコメディドラマ。スカイフィッシュと呼ばれるそれらは、非常に機敏でゴキブリのように素早い。