Souさんの映画レビュー・感想・評価

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オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

4.0

彼女の私生活はかつての作品からはやはり窺い知れなかったが、今回の映画を観て、やはり彼女の気品は天性のものだなと思った。それは、無論WW2の影響や、両親、とりわけ父親からの様々な過去の苦悩からの成長もあ>>続きを読む

アネット(2021年製作の映画)

4.5

We Love each other so muchから、
You have nothing to love.になるまでの愛の物語。
まず長い事映画を見てきたが、冒頭の入りは初の映画体験だった。ちょっ
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.6

“長い時間犠牲にされた者は、心が石になってしまう”
じいちゃんのセリフはどれも非常に心に残った。
何はともあれ、どんな状況下でも、祖父母と両親が仲良しで愛し合っているとゆうことは、いかに外の環境が荒れ
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沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~(2020年製作の映画)

5.0

言葉にならない。マルソーがレジスタンスに入っていたことも、ナチス政権下からユダヤ人(とりわけ子どもたち)を救うのにここまで功績を残していた人とは知らなかった。
僕は、マルソーの弟子の方からパントマイム
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ライトハウス(2019年製作の映画)

4.6

この令和3年の時代にこのレベルの映画が生まれたことに感謝して感謝しきれないほど。
ロバートパティンソンは本当に名俳優になった。唯一無二な存在になった。彼の一時期の苦悩を思い返すと、この成長と彼なりの俳
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ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

5.0

なぜ僕がリヒターを無条件に好きだったか。全てわかった。そして、もっと好きになった。彼本人すらも。
この映画は、偉大なる芸術作品である。
リヒターがフォトペインティングへ辿り着いた最初のエリザベト(元は
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オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

3.5

出だしからChet Baker流れたので歌ってしまった。笑
ま、そんなことはいいとして、これは十中八九ソフィアコッポラの父との投影であり父娘関係の克服記念映画なんじゃないかと思わざるを得ない。笑 主人
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

4.7

ヴィンセントカッセルのゴッホを見たとき、もうこれ以上のゴッホ良作映画はないだろうなと思った。しかし、このデフォーのゴッホは、それに匹敵するか、それ以上だった。カッセルのゴッホが、ゴッホが自身の作品を信>>続きを読む

パリに見出されたピアニスト(2018年製作の映画)

4.5

自分にとって、映画はいつも、心をきれいにしてくれるものだった。
そして、この映画も、まさに、それだった。
ピアノの音のように、涙がこみ上げた。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

5.0

久しぶりにみたけど、やっぱり涙止まらない。

「あなたが普通じゃないから
   世界はこんなにすばらしい」


身体が、震える。

僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.5

奥歯を噛み締めて観た。各々の血筋としての信念と友情との狭間に揺れ動く葛藤、それは現代の人にはあるのだろうか。第二次の映画を観るたびに、いかに当時の彼らが”時代を生き抜く”のに頭を使っていたか、そして人>>続きを読む

希望の灯り(2018年製作の映画)

3.6

トーマス・ルフの写真のような映像と構図、スタイリングの色味などに終始ドイツらしい映像美がストーリー全体を堅く構成する中で、クリスチャンをはじめとする、マリオン、ブルーノ、ルディなど、この映画は、人には>>続きを読む

幸福なラザロ(2018年製作の映画)

3.7

しんどい。幸せなラザロとゆうタイトルは、ある種哲学的意味ともいえるが、単に皮肉ともとれる。後味はとてもよくない。

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

5.0

歴史に残るべき映画。
終わった後も身体の震えが止まらない。
とくに平和ボケしてる日本人は観るべきなんじゃないかと思う。
とゆうか、テロや、または震災などをも他人事感覚、とゆうのも経験しないことには体感
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

4.7

前半は歴史ものラブロマンスかと思ってたけど、最後までみたら、息を呑むほど作家の苦悩が描かれていた。苦悩は信じた情熱の影のごとく身を包む。そしてときに情熱の業火に身も焼ける。しかし、前方を照らし、その苦>>続きを読む

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.5

アンダーザシルバーレイクがめちゃよかったのでこちらも観てみました。サスペンスではなかったけど、なんなだろ、シルバーレイクがヒッチコックとリンチ色が強いのに対し、こっちはガスヴァンサント色かな?と思いま>>続きを読む

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.0

軽い気持ちで観たのに、えらいもん見ちまった。ヒッチコックにインスパイアされているだけあって、まじで怖い。

パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

4.7

ずっとみたかったやつ。
とにかくこの流れでてる涙をラクシュミのパッド »パリー « で吸いとってくれ。
そして、最後はもうこの際、パリーと一緒になってほしかったというのが個人的願い。笑 いや、ほんと良
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500ページの夢の束(2017年製作の映画)

4.0

小説を書く身としては、とりわけ共感した。11時間待つシーンには、ちょっとかつての自分が重なり、目頭が滲んだ。

エンジェル、見えない恋人(2016年製作の映画)

4.2

これぞフランス映画というBravoなテーマと内容。音楽の選択も非常に効果的で、グッドチョイス。透明さを表す技法も素晴らしく、個人的にはマドレーヌに姿を見せるときの手順が素晴らしい。
そして彼が湖に身投
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グッバイ・クリストファー・ロビン(2017年製作の映画)

4.2

序盤ポテチを食べながら観ていたから
後半流した涙がしょっぱかった。
子役のWill Tilson君の演技は追随をみない素晴らしさだ。入り込んでしまって見失うが、冷静に考えると物凄い憑依力と表現力を持っ
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タナー・ホール 胸騒ぎの誘惑(2009年製作の映画)

4.0

なんだかわかんないけど、
最後にすごい泣いてしまった。
きっと、友達とか、好きな人とか、人と人との繋がり方を見直してるからこそ、ちゃんと知り合える、ちゃんと話し合える関係というのを、"相手に気を使わず
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ワンダーストラック(2017年製作の映画)

3.7

良い話やで。
リトルローズが最初家出してニューヨーク行くときは目頭きた。
思いだしたよ、あの時の自分を。

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

4.0

What I wanna say is only one words.
" I'll continue to watch spider-man series in future as well "

ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

4.8

最初は期待していなかったが、
すごくよかった。低く見積もっても4.5。
まずほんとにwell done!!!!!と称賛せざるを得ない作画。ほんとどれだけの手間がかかったんだろう。ゴッホへの並々ならぬ敬
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ゴーギャン タヒチ、楽園への旅(2017年製作の映画)

3.6

考えすぎかもしれないが。
奇しくもゴッホと同じ名で、
その相貌も決してかけ離れているとは言えない" Vincent " Casselが、
ゴッホの永年の大親友を演じたというのは
どこか偶然ではないよう
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ゲド戦記(2006年製作の映画)

3.6

RPGゲームにするとすごい楽しそうな内容と思って観てしまっていた。
たぶんね、大分時間の都合で荒削りにしたんだろうなという印象。内容としては飽きないからプラス1時間加算したとしてももっとじっくり作って
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2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

3.5

話が進めば進むほど 確実さ は不明になり勘ぐれば勘ぐるほど抜けれないスパイラルの、まさに螺旋階段のように巡り巡っていく。オゾンならではのミステリー脚本然り、美術館(裏入り口を見る限りパレ•ド•トーキョ>>続きを読む

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