ルオーさんの映画レビュー・感想・評価

ルオー

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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.3

何度観ても笑いあり涙ありで感動できる名作。
これが実話を元にした作品だと聞くたびに信じられない気持ちになる。
心が暖かくなる名シーンや思わず涙が流れる感動シーンが多々あるが、なぜか個人的に最も印象に残
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

シャロン・テートの例の事件を知っていた上で、映画に関しては事前知識無しで鑑賞。
相変わらずタランティーノ節が効いてるなぁ、小ネタ面白いなぁ、ディカプリオとブラピの掛け合いいいなぁ、でもこんなに明るく楽
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嘘八百 京町ロワイヤル(2019年製作の映画)

1.2

前作に続き、相変わらずキャストの無駄遣い感満載の映画。
メリハリの無いストーリーもフニャフニャとした弱いオチも相変わらず。
そして前作でやらかした残念な茶道具屋の監修も続投、と何ら一作目から進歩してい
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嘘八百(2017年製作の映画)

1.3

言葉は悪いが、正直程度の低い映画化。
キャストはそこそこ豪華だが、それらの無駄遣いとしか思えない。

ストーリーにメリハリが無く、内容は陳腐で、オチもぬるっとしている。
何より致命的なのは、肝心の茶道
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭から如何にも安っぽいクソ映画で、これは演出か…?いやでも…うーん…万が一このまま終わったらどうしよう…?と、悪い意味でハラハラドキドキさせられた。
そしてそのフラストレーションが一気に反転する演出
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アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

B級ゾンビ映画の美味しいとこだけを詰め合わせたような作品。
一流の優れた作品、あるいは深いテーマ性があり考えさせられる作品を求めている高尚な方々には合わない作品だと思われる。

かつて英雄となり、今で
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モータルコンバット(2021年製作の映画)

4.7

世界的大人気ゲーム(ただし日本ではシリーズほぼ販売されておらず)の映画化作品。
具体的なストーリーをほぼ知らずに見ることとなり、大丈夫かな…?と不安だった。
が、いざ見始めたらそんな心配は杞憂だと判明
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マーズ・アタック!(1996年製作の映画)

3.5

モブだろうとスターだろうと問答無用にスナック感覚で死にまくるB級コメディ!
大虐殺が起こっているとは言え、死に方の軽さや火星人のコミカルさもありグロテスクには感じない。むしろ不思議な爽快感すら覚える。
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サイレントヒル(2006年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

これはゲームを原作とするものにありがちな、ただ名前や設定だけを借りたオリジナルの駄作ではない。また、原作をなぞるだけの安易な映画化でもない。
ゲーム版「サイレントヒル」をベースとしながらも「~2」や「
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.9

みんな大好き二丁拳銃(強制)のヒーロー!ただし内面はネット荒らしのクソオタク!対戦相手は最強の女殺し屋!職場にも乗り込んで嫌な上司を見返す!明かされる相手の悲しい過去!女の子とのラブロマンスもあるよ!>>続きを読む

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.4

シリアルキラーの半生を病的なほど生々しく描き切った作品。
殺人シーンや死体の描写がグロテスクに感じる作品は数あれど、それら以上に主人公の内面的な要素やその表出に気持ち悪さを感じさせる作品は珍しい。
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エボリューション(2001年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

サクサクと軽いノリで楽しめるモンスターパニック映画。
宇宙から飛来した単細胞生物は凄まじい勢いで進化する!炎を浴びると更に進化するのに、なんとナパーム弾が投擲された!絶体絶命の人類を救うカギはなんと…
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

4.2

閉鎖的なコミュニティに身も心も浸食されていく恐怖を生々しく描いた名作。
冒頭のダニーが家族を失い心をかき乱されるシーンの時点で、凄まじいリアリティと気持ち悪さがあり引き込まれる。
平時の常識に照らし合
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

1.7

このレビューはネタバレを含みます

祖母の死をきっかけに、残された家族に次々と襲い来る恐怖を描いたホラー作品。
この現象は祖母の祟りか悪魔の仕業か、それとも病んだ母の見る幻覚か…
ペイモンのシジルを持つなど悪魔崇拝の片鱗を見せる祖母の遺
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.7

明るく楽しめるクールなゾンビ映画。
ゾンビ映画に真面目な恐怖を求めている人には合わないかもしれないが、最初からそういうものと割り切れば非常に良質のコメディ作品。
全編通してノリが軽くサクサク進むので、
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

3.5

とにかくスカっとするゾンビ映画。初っ端からゾンビが全力疾走で襲ってくるので、そういうのをゾンビ映画に求めていない人は回れ右。
生き残るための自分ルールに従うナード、トゥインキー狂いのゾンビ絶対殺すマン
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デスペラード(1995年製作の映画)

4.0

イカス男たちが!クールに銃を撃ちまくって!派手に死んだり死なせたりする!ブシェミ!タランティーノ!バンデラス!な映画。
こういう崇高な示唆だの奥深いメッセージ性だの皆無な映画もこれはこれで大好き…
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私が、生きる肌(2011年製作の映画)

4.4

愛の形とその本質に大いに踏み込んだ作品。
多くを語るのはネタバレになるので避けるが、愛の心理的側面と物理的側面の対比、肉体の変化に伴う性差と情動の変化、憎悪が如何にして歪んだ偏愛に変わるか、など様々な
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トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

4.2

昏睡状態の女性に対して思いを寄せる、二人の男の対比を描いた物語。
人によっては悍ましく偏執的で、またある人にとっては美しく純粋な愛の形を、実に巧みに描写してある。
ともすれば淡々としたシーンの連続とも
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ロッキー(1976年製作の映画)

4.7

今や古典とも言われるほど古く、しかし未だ色褪せないボクサー映画の金字塔。
高利貸しの手先にまで落ちぶれたボクサーが世界チャンプと戦う権利を得て、血のにじむ努力の果てに自身の誇りを証明し、再び前を見て人
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スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ(2007年製作の映画)

4.5

とある寒村に眠ると言われている秘宝、それを奪うため対立するギャングと化した源氏と平家、そんな村に訪れた一人の凄腕ガンマン!という黒澤映画とマカロニ・ウエスタンを足して2で割ったようなあらすじの作品。>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

5.0

伝説的ロックバンド「クイーン」の初代ボーカリストであるフレディ・マーキュリーの半生を描いた作品。
あくまでもドキュメンタリー映画ではないため、史実と異なる点(アルバムの作成時期や病状の告白時期など)が
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

何度死んでもその日の朝にタイムリープする主人公の戦いを描いた、ループ物の作品。

無実の裕福で美しい黒人男性がコンプレックを抱いた醜悪な白人警官に何度も殺される、という物語の主軸も含めて、人種差別の現
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.0

たった12分の作品とは思えないほど密度の高い内容。
子を失い残された夫婦の後悔や無念、かつての幸せな家族の思い出、殺された子の親への愛のメッセージを巧みな演出で描写してある。
銃社会への警鐘を強く感じ
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