larabeeさんの映画レビュー・感想・評価

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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

3.7

【盗聴器、もうちょい】

起業家として成功し、財を成したドリア。彼は不倫相手ローラの殺害容疑で起訴されていた。

殺害現場は密室で、ドリアにとっては圧倒的に不利な状況。だがドリアは金で敏腕女性弁護士グ
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悪い奴ほどよく眠る(1960年製作の映画)

4.1

【大物がチョイ役で出ているのも昔の作品の楽しみ】

本作では田中邦衛が殺し屋でチョイと出ています。

黒澤の現代劇もなかなかどうして。三船敏郎、黒縁メガネが良く似合っている。

不動産、土地開発に利権
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ドミノ(2023年製作の映画)

3.7

【何でもアリ、ですか?】

どんでん返し系と言う事で鑑賞。

娘を誘拐された刑事ロークが主人公。誘拐犯は捕まったが犯人は誘拐の記憶がなく、娘は見つからないまま年月が過ぎていく。

ある日、ロークは刑事
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愛を乞うひと(1998年製作の映画)

4.2

【やっぱり原田美枝子さんですね】

なんて言うか、「顔立ち」ってあると思う。凄く美人だけど美人の役しかできない顔立ちの人もいる(たくさんいます)。

普通の役は何でも出来るけど美人役はちょっと…て言う
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国宝(2025年製作の映画)

4.2

【歴代邦画興行収入上位を殆ど観ていない私の感想です】

映画大好き。サブスク中心にめちゃくちゃ映画を観ている私ですが、売れ筋を殆ど観ていないという偏った観方をしております。

そんなちょっと天の邪鬼の
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.3

【吐く演技が出来る犬を初めて見た】

人里離れて住む作家夫婦。ひとり息子には視覚障がいがある。

ある日、父親が庭に倒れ死んでいるのを息子が発見。最初は誤って窓から落下したように思われたのだが、不審な
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.5

【「カラオケ」はヘルシンキでも「カラオケ」】

フィンランドのヘルシンキ。アンサはスーパーをクビになり、建設現場で働くホラッパは見た目カッコつけてるがアル中で酒が手放せない。

全くイケてないアンサと
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

4.3

【「自由黒人」と言う言葉すら知らない人は観ましょう】

恥ずかしながら、私も初めて「自由黒人」と言う単語を知りました。同じ黒人でも人権も認められて白人同様の暮らしをしている人と奴隷になっている人の何処
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ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.4

【眠い時に観たのが残念だったかも】

本来的にはこういうトーン好きなんだけどなー。悪くは無いんだけど「雰囲気一発」過ぎてもうちょっと何かを期待してしまったかなぁ。

何か凄く評価が高いし、前から気には
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ザ・ハッスル(2019年製作の映画)

4.2

【日本で撮るなら渡辺直美しかいない】

重厚な社会派作品もいいが、タマには何も考えずにこういう作品を観るのもいい。ホンマに何も考えず楽しめる。

アン・ハサウェイとレベル・ウィルソン(初めて観ました)
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.4

【ダイヤモンドとユカイの間の⭐︎は忘れずに】

最近洋画でようやくステレオタイプじゃない日本を観られるようになってきた。本作もそうだし『PERFECT DAYS』とかも。

『ティファニーで朝食を』は
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.5

【「アームストロング」と言う名前、強そうすぎる】

こんな強い苗字って日本に当てはめるとどんな苗字になるのだろう?強いて言えば「剛力」か?おっと、「go to the moon」かぶり?!(笑)

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大学は出たけれど(1929年製作の映画)

3.3

【タイトルの勝利】

トーキー以前の小津作品。しかもフィルムが残存している10分余りの尺なのであんまり小津感は感じられなかった。だが無声映画の小津作品が観られるとは貴重である。

今じゃ「失われた世代
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奇跡(2011年製作の映画)

3.5

【「まえだまえだ」は「さらば青春の光」と同期らしい】

やっぱりなぁ、、、と思ってたら橋本環奈も出てます。子役からやってたんやね。

家族と言えば是枝の真骨頂。本作は離れ離れになった家族を小学生の兄弟
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.5

【レディ・ガガは本当は可愛い人だと思っている】

歌手としてのガガはメイクが強烈で素顔もわかりにくいが、映画のガガは当然素顔。ハッキリした顔立ちなのだが背もちっちゃくて結構可愛いと思ってしまうのです。
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殺人!(1930年製作の映画)

3.2

【女性の声色、バレバレですやん】

もう少し謎解きを楽しみたかったような気が。怪しい部分の察しがつくのでサスペンス的な面白さを求める作品ではないかなぁ。

女性劇団員同志が揉めて、気づけば一人が死んで
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.5

【色々あるが個人的には「謎の女」がツボです】

大メジャーミュージシャンの出演、これでもかという破壊、カーチェイス、素晴らしい音楽、コミカルでカッコ良くて注目ポイントは山ほどあるけど、「謎の女」笑。火
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.1

【「タイトルわかりにくいなぁ」「『一期一会』と入れませんか?」「よし、それでいこう!」と配給会社の会議で決まりました(ウソ)】

タイトル『フォレスト・ガンプ』だけでもいいのに何か足したがるんですね、
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ニノチカ(1939年製作の映画)

3.6

【アマプラで検索したら途中まで二宮和也出演作品が出てきます】

ツンデレの骨頂。

名前は知ってましたがあんまり意識して観た事が無かったグレタ・ガルボ。いやぁ、めちゃくちゃ綺麗じゃありませんか。

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みなに幸あれ(2023年製作の映画)

4.1

【みなに幸はありません】

ずーっと「ぬる〜い奇妙な違和感」を覚えながら観る事になる。そんな気持ち悪さを楽しめる人は観てみよう。

久々に祖父母の家に訪れた孫娘。ありふれた田舎の家。家族みんな幸せに過
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F1®/エフワン(2025年製作の映画)

4.5

【鑑賞からの帰りの車、スピード出したくなる気持ちを必死で抑えつつ余韻に浸りつつ】

我々中年世代の心をくすぐる設定。かつてセナやプロストとも走った、って!F1全盛期を知ってる世代にはたまらない。

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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.4

【今さら『ニュー・シネマ・パラダイス』でもありませんが】

一体何年前の作品なんだ、と思えば1989年!36年前!?

こんな作品、映画が好きって言ってる自分が今さら初めて観て感動している場合では無い
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ヒッチコックのゆすり(1929年製作の映画)

3.3

【ヒッチコックも好きやなぁ、カーテン越し】

ヒッチコック初のトーキーという事で、ここから公開順にヒッチコックを追いかけて鑑賞しようという、自分自身に壮大な目標を課して参ります。

で、本作。

随所
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教皇選挙(2024年製作の映画)

4.3

【「コンクラーベ」は「根比べ」(一回言ってみたかった)】

あー、スッキリした。一回これ言ってみたかったんです。

キリスト教最大派閥のカトリック教会、その最高指導者の教皇を決める選挙、コンクラーベの
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.4

【そもそもポスターのケイトが綺麗だからと言う不純な理由でclipした作品なのですが】

死刑廃止論者の元大学教授のデビット・ゲイル(ケヴィン・スペイシー)。彼は、盟友で同じく死刑廃止論者のハラウェイを
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早春(1956年製作の映画)

4.3

【浦辺粂子のおでん、私も食べてみたい】

小津にしては珍しい不倫の話。でも今から70年近くも前の作品なのに、未だに不倫のネタって尽きない古くて新しいテーマ。

何か別に今の生活に不満はないけど、幼い子
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ピアニスト(2001年製作の映画)

4.6

【「天才ピアニスト」はお笑いコンビ、「変態ピアニスト」はイザベル・ユペール】

ちょっとー、ユペールさん、また変態役やってるやん。大女優なのに何でよー!と思いつつそんなユペールをまた好きになってしまう
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燃えよデブゴン(1980年製作の映画)

3.4

【邦題名付けグランプリ受賞作品(うそ)】

「デブゴン」って笑。

で実際観るとサモ・ハン・キンポーそこまで太ってない。ロバート秋山くらいのいい感じの太り具合。

コミカルなビジュアルと、ちょいデブが
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タイピスト!(2012年製作の映画)

4.1

【かつてワープロでは、かな入力派でした。今や絶滅危惧種】

フランスの田舎の少女がタイプライティングの才能を見出され、成長していくお話。

成長物語、ライバルとの対決、恋愛、家族、踏ん切りつかない男、
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狼の血族(1984年製作の映画)

3.1

【これはやっちゃう方のニール・ジョーダン作品】

前にも買いたがニール・ジョーダン監督はメチャ好きなのだが、作品によって極端。そしてこれは残念ながらやっちゃう方のジョーダン作品。何や、「やっちゃう方」
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赤ひげ(1965年製作の映画)

4.6

【モノクロでも赤色ひげに見えた時点で降参】

まだ観ていない黒澤作品を少しずつ観ているのだが、「ベスト5はこれで決まり!」と思ってたら後から観た作品がその間にランクインしてくる。黒澤作品の層の厚さに圧
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ソウルの春(2023年製作の映画)

4.0

【絶妙な薄毛感】

韓流作品は、結構政治色が漏れ漏れ。それがいい。

クーデターを起こす側、体制を守る側、思想的にどっち行くかは思想信条なのでここでは置いておいて、最後までどっちが勝つかは全くわからな
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雨月物語(1953年製作の映画)

4.1

【妖しい場所には近づがない様にしましょう】

でも男って妖しさに惹かれてしまうねんなぁ。

豊臣秀吉の時代の近江の話。治安も安定していない世の中だが、百姓の源十郎と藤兵衛の兄弟夫婦は貧しい農村で生計を
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陽のあたる場所(1951年製作の映画)

3.3

【絵に描いたようなダメ男を映像で描いている】

アカデミー賞も沢山の部門で受賞しているが、今観たら古いのかな?そこまでおおっ!とならなかった。

結局の所、貧乏時代というか昔付き合った女性が自分の出世
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

【「どんぐり」って名前とあの前髪は完全に確信犯】

伏線回収好きにはたまらない作品。本作が素晴らしいのは「いかにも伏線です」って言う風に見せずに伏線を張っているところ。

前半のパート。何か変な間、変
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オーシャンズ12(2004年製作の映画)

3.3

【やっぱ『オーシャンズ11・2』ではややこしいもんなぁ】

前作の『11』はもっとシンプルに痛快にカッコよかっただけに本作はちょっとストーリー凝り過ぎたかと。

オーシャンと仲間たちの関係性と言うかノ
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