larabeeさんの映画レビュー・感想・評価

larabee

larabee

映画(410)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ローマの休日(1953年製作の映画)

3.9

【実はジョーの友人であるカメラマン、アーヴィンが一番いい奴】

今さら初見かよ!だからといって観なければいつまでも未鑑賞、この歳でも観る事に意味がある。という事で初鑑賞。

そりぁどんな女性でもクルで
>>続きを読む

アンセイン ~狂気の真実~(2018年製作の映画)

3.4

【信用の無い人から信じてと言われても…】

ソダーバーグ+サスペンスという事なのでclip。正常と狂気の境目作品は大好物。なので期待値上がりまくりで鑑賞。

でもちょっと途中から離れてしまった。設定は
>>続きを読む

馬鹿が戦車(タンク)でやって来る(1964年製作の映画)

3.5

【これを上回るタイトルがあれば教えて下さい】

ハナ肇&山田洋次の馬鹿シリーズ第三弾。タイトルだけで期待が膨らみまくり。「馬鹿」が「戦車(タンク)」でやって来るんですよ、どんなとんでもない事が起こるの
>>続きを読む

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.2

【まさかあのメロリンキューがこうなるとは!そしてああなるとは!】

昔観た時は、クラスメートで殺し合いするっていう設定が余りにも衝撃で非常に面白かった記憶があり、期待して鑑賞。

で、その設定を知った
>>続きを読む

燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

3.9

【「アチョー!!」って笑】

よく知っているのにちゃんと観た事無いシリーズ。アジアのヒーローの先駆けであるブルース・リー。彼のストイックな生き様には惹かれるところがある、だから「今さら」なんて思わずち
>>続きを読む

パニック・ルーム(2002年製作の映画)

3.8

【旦那はもうちょっとカッコ良くていい】

パニック&クライム&サスペンスと盛りだくさんでの内容だが、やはりデビット・フィンチャー、見せ方がうまい。

パニック・ルームの設定や監視カメラなどの設備面、ジ
>>続きを読む

わたし出すわ(2009年製作の映画)

3.4

【小雪は喪黒福造か?】

お金はあったらあっただけいい、貰えるものならいくら貰ってもいい、と普通は思う。だが意味なくお金を貰うとどうなるのか、言われのないお金をもらった時の人それぞれの反応や生活に及ぼ
>>続きを読む

プルートで朝食を(2005年製作の映画)

4.5

【本当の自分探しとはこういう事】

パトリックは生まれてすぐに教会の入口に捨てられ、その後は里親に育てられ過ごす。生理的には男性だが女性として生きていくパトリック。パトリックは産みの母親を探す旅に出な
>>続きを読む

ロッキー(1976年製作の映画)

4.4

【「エイドリアン」って名前を付けた段階でこの作品の成功は約束されている(と思う)】

ボクシング映画でアメリカンドリームを描いたサクセスストーリーだと思われがちだが、30年以上ぶりに観て感じたのは、こ
>>続きを読む

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.3

【ジョディ・フォスターのシワはメイク?リアル?知ってる人いたら教えて下さい】

本来なら最も自由で開かれた国、アメリカ。その国でこんなにも理不尽で人権を無視した拘束が行われていたなんて、一体我々は何を
>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.7

【パスワード解除、再設定…もうイライラするっ!】

家族が失踪、その家族をネット上で捜査、調べるうちに自分も知らなかった家族の姿が浮かび上がる。

という前作のテイストをそのまま活かしつつ、最近のIT
>>続きを読む

シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.9

【つくづく銀行って不思議な世界】

日本にいて銀行と取引のない人ってほぼいない。これほど身近な業界なのに外から全くわからない。あれだけお堅い職業なのに、常識の塊みたいな仕事なのに「銀行の常識は世間の非
>>続きを読む

阿修羅のごとく(2003年製作の映画)

4.5

【黒縁メガネ萌え〜!】

しかしつくづく私はSFとかスペクタクルとかよりも、日常を切り取った作品が好きだなぁと再認識。そして日常を切り取った中でも「家族」を描いた作品は大好物。

ユニットとしての最小
>>続きを読む

キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.2

【スコアvol.1より0.2点アップさせるのが精一杯でした】

vol.1で姿が見えなかったキル登場。1よりもアクション控えめ。その分ストーリーが充実しているかと言えば気持ち盛ってる程度。この設定なら
>>続きを読む

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.0

【ありえない状況を楽しむ映画だとわかってはいるものの】

日本びいきのタランティーノに日本人は親近感を持たなくてはならない、という強迫観念と戦いながら鑑賞。

実はタランティーノ作品は『ジャンゴ』しか
>>続きを読む

殺しのドレス(1980年製作の映画)

3.3

【最多タイトル賞受賞作品、『殺しの○○』】

てな事で『殺しの』シリーズ代表作の一つ(?)として鑑賞。

結構、どんでん返し系かつ倒錯変態系なので自分ので好みど真ん中のでハズなのだが、何故かもう一つ盛
>>続きを読む

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.5

【こんな綺麗な女優さんがいた事を知らなかった自分はまだまだ未熟者です】

ドキュメンタリー番組のディレクター由宇子、忖度なく攻める番組作りは局の上層部から厄介に思われているが実力は認められている。
>>続きを読む

青春の殺人者(1976年製作の映画)

3.4

【この世でいちばん綺麗な女性は原田美枝子だと昔から思っている】

タイトルに『青春の』とあるように単なる殺人者の話ではなく、青春映画である。

大人に理解されない、モヤモヤした気持ちをどう発散していい
>>続きを読む

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.7

【青山テルマ&ルイーズ(言いたかっただけ)】

女性同士のロードムービーってあんまり記憶になく、新鮮だった(実際ほぼない)。余り男女で分けたらいけないのかも知れないが、男は夢を追いかけて旅に出る、或い
>>続きを読む

東京暮色(1957年製作の映画)

3.7

【小津作品における杉村春子の安定感】

小津作品の良さって逆に何も起こらない事だと思っている。「逆に」って何の逆?笑

普通にある家族を描き、嫁に行くとか行かないとか、父親は行って欲しいけど淋しい、と
>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

4.5

【大半の年寄りは花札が強い】

農業での成功を夢見て韓国からアメリカアーカンソー州の田舎町に移住した家族の物語。

一旗上げようと必死で農業に挑戦する夫のジェイコブとそんな彼に協力はするが、本当は無理
>>続きを読む

355(2022年製作の映画)

4.2

【これ以上カッコよくならないでジェシカ】

最近女性スパイモノが好きな事に気がつき、気になる作品はすぐ観てしまう。だから『355』も配信出てすぐ鑑賞(劇場で観ろよ笑)。

何で好きなのか?と思っていた
>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

2.9

【何度も何度も観れば良さがわかる(ような気も)】

砂漠にある架空の都市「アステロイド・シティ」を舞台にした群像劇。天才的な子供たちが表彰されるためにアステロイド・シティに集められる。そこに宇宙人がや
>>続きを読む

大河への道(2022年製作の映画)

4.4

【立川流の最高傑作立川志の輔、の最高傑作】

もう何年も毎年立川志の輔師匠の高座に足を運んでいる。古典も創作もどちらのクオリティも高すぎて、上方一筋の私ですが一度聴いただけでハマってしまった。

そん
>>続きを読む

セーラー服色情飼育(1982年製作の映画)

4.4

【これは下元史朗の作品】

高得点ですみません。確かににっかつロマンポルノの体裁を取っているし、可愛かずみのデビュー作としてよく知られているが、そこで終わらせるのはもったいない名作だと私は思う。

>>続きを読む

馬鹿まるだし(1964年製作の映画)

3.4

【馬鹿はゆくゆく銅像になる】

いつかは『馬鹿が戦車(タンク)でやって来る』を観たいと思い始めて幾歳月。レンタルでも見当たらず諦めていたところ、この度U-NEXTで発見(さすがU-NEXT!)。

>>続きを読む

あゝひめゆりの塔(1968年製作の映画)

3.5

【「ああ」ではなく「あゝ」っていうところがいい】

前半は戦時下なのに結構キャピキャピ(死語)した女学生の日常が描かれており、あんまり戦争の緊迫感無いなぁ、なんて思って観ていたが、後半にかけてその反動
>>続きを読む

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.0

【「全人類数奇な人生グランプリ」優勝者のお話】

2歳に即位した清朝最後の皇帝で、のちの日本の傀儡政権である満州帝国の皇帝にもなった愛新覚羅 溥儀の生涯を描いた大作。

権力の中枢にいながら結局最後は
>>続きを読む

プラトーン(1986年製作の映画)

4.3

【何故かやりたくなるプラトーンのポーズ】

8月なので戦争について考えようと(太平洋戦争ではありませんが)鑑賞。

ベトナム戦争を描いているというよりも、戦争という極限状態での人間のあり方を描いている
>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.9

【仮面の口の部分の竹串みたいなとこが可愛いレクター】

30年振りくらいに再鑑賞。多分当時話題になっていたのでレンタルビデオ屋で借りて観たと思う。

細かいストーリーは覚えていなかったのだがテイストは
>>続きを読む

の・ようなもの(1981年製作の映画)

3.5

【伊藤克信の訛りはこのあとも取れません】

マイベストの一つである『家族ゲーム』の森田芳光監督のデビュー作であり、もう何十年も前から観たかった作品。DVDレンタルにも無くTVや劇場て再演されるチャンス
>>続きを読む

Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

4.4

【そりぁ結婚するわな】

お互いが敵の組織の暗殺者と知らずに結婚したジョンとジェーン。もう設定から惹きつけられる。

偽装の日常と本業の暗殺を淡々とこなしながら何食わぬ顔で夫婦生活を続ける二人。片方だ
>>続きを読む

MAMA(2013年製作の映画)

3.2

【ジェシカの使い方が最も勿体ない作品】

私にとって最高にカッコいい女性の代表格であるジェシカ・チャスティン(日本名平野ノラ)。あらすじもサスペンス感たっぷり、かつジェシカなら観ないと!

そんな動機
>>続きを読む

座頭市(1989年製作の映画)

3.6

【史上最大に不味い味噌汁】

観た事無いのに知ってるツモリでいるシリーズ。やはり観ないと語れないよな。

勝新と言えば「座頭市」。勝手にギラギラした剣豪、非情だが腕の立つ盲目の剣豪だと思ってたら違った
>>続きを読む

雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.5

【キッカケは『バビロン』】

観ないとわからない。もっと雨のシーンが多く、楽しくて傘さして自然に唄い出す、って言う勝手なイメージだけでストーリーを作ってしまっていた。

観ないとわからない。

過去の
>>続きを読む

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.3

【どんな作品でもヒトラー役には似てる人しかキャスティングされません】

ヒトラーが追い込まれていく最後の12日を描いた作品。そこには大衆の前で自信たっぷりに演説する姿は無い。

敵に攻められ、裏切る部
>>続きを読む

>|