ハさんの映画レビュー・感想・評価

ハ

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異邦人 デジタル復元版(1967年製作の映画)

3.5

ムルソーはわたしの中でもっと薄情で無表情な人間、最後のシーンはもっと感情的でもいいな。

軽蔑(1963年製作の映画)

3.5

フリップのように画が流れるシーンあるじゃない?瞬きするように記憶が押し寄せるシーン。あそこいいよね

アル中女の肖像(1979年製作の映画)

4.0

派手な女に小人男、赤いカーテンに3人組。これはもう…。異常で奇妙で美しい。目も耳も喜んでいた。

頭山(2002年製作の映画)

4.0

バスの中で観てしまった。すごく勿体無いことをしたと思う

この写真の片隅に(1997年製作の映画)

4.0

わーすごく好き。もっと昔のものかと思いきや97年なのか

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.5

みた。心の底から気持ち悪くて怖い。そしてもうめちゃくちゃ面白い

4ヶ月、3週と2日(2007年製作の映画)

3.8

いや、これは。とにかく黙って観てほしい。画と画の行間を読んで、会話の渦に飲まれて、カメラと息をしながら、みんな苦しくなればいい。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

-

ホワイトノイズだった。没入感を遠ざける。だから気になるのが緑のサンバイザー

エリザベート 1878(2022年製作の映画)

4.0

陰鬱な死との隣り合わせではない。ここに漂う死の香りは、光と開放に包まれていて、フィクションの力によって、死がまるで空を飛ぶかのように、海に潜るかのように見える。童話の「軽い王女」が示すように、ほんとに>>続きを読む

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.5

そうだった。子供の声ってほんとにミツバチのようなささやき声なんだった。子供の頃って、映画も現実も地続きなんだった。
美しい、美しい。こんなにも美しいなんて

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.9

これまでもこれからも、わたしは永遠に玉田だと思った。

ブギーナイツ(1997年製作の映画)

4.0

アニー、ここで再会できて嬉しい。

ずっと面白かった。なにも飽きなかった。映画のどの要素も見事にバランスが良い。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.5

あれだけ早く観に行けと言われ続けて、すぐ行かなかったことを謝ります。
最高でした。ありがとう。

ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

3.8

面白かった。『裸のランチ』も同様、認知の問題。一度でも強烈な刺激を目にしてしまうと、もうそれを見なかった自分には戻れない。度肝を抜かれた時点で、そのビデオは意識せずとも自分の一部となる。だからわたしは>>続きを読む

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

4.0

ヴィデオドロームを観た後に振り返ると、たしかにヴィデオドロームっぽい。でももう認知の問題ではない。現在の延長線上にある身体そのものが問題になってる。

裸のランチ(1991年製作の映画)

3.7

なんなんこれ。こんなに笑った気持ち悪い映画は初めてかもしれない。

めぐりあう時間たち(2002年製作の映画)

4.0

なかなか面白い。クラリッサの姿を見ているのかと思いきや、セプティマスを見せられていることにはっと気付く。そうしてセプティマス越しにクラリッサが見える。上手い。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

シリーズの中ではダントツの面白さでした。素晴らしい。そしてやはりThe Handmaid’s Tale は偉大だな。確かに、これはデスロードじゃない、フューリーロードや。

マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

-

ちょっと盛り込みすぎだねぇ。決着つけないマッドマックスなんてマッドマックスじゃない。マックスのマッドはどこ行っちゃったんだよ….

マッドマックス2(1981年製作の映画)

3.7

2めっちゃ面白い。ポストアポカリプスのマックス英雄譚。

独裁者たちのとき(2022年製作の映画)

3.7

斜め後ろのおじさんの笑い声がセリフのボソボソ感に勝ってしまいなんとも耳障りだったが、突然降ってきた後半の轟音のおかげで気にならなくなった。音と共に世界が反転し、一つの画の中に同じ人物が複数映り込むのは>>続きを読む

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.5

たしかに、映像化されたのはコロナがあったことが大きいな。みんな意味不明っていうけれど、仕方ないよ。原作も意味不明だもん….。デッドパンな語りの連続で安易な解釈を拒む、ゆえに没入感を遠ざけているのは映画>>続きを読む

イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.7

本当にきっもち悪い映画や…色のついた狂気が恋しくなるよな。

シモーヌ フランスに最も愛された政治家(2022年製作の映画)

-

フランスが戦後アウシュビッツに目を伏せようとしてきたこと、生還者が祝福されない存在であったこと、全く知らなかった。

記憶が瞑想的なものではないのは確かにそうだよな。文学は瞑想的に描きがちだけど。

古の王子と3つの花(2022年製作の映画)

-

3つの物語のオムニバス形式。神話からお伽話へと物語が展開していくにつれて、人物描写が平面から立体へ変化していく。

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

-

ハリウッドテンションのエクソシストだったので、悪魔が取り憑いたというより、エイリアンが入り込んだ印象。若い牧師があり得ないくらい血まみれになるシーンが可笑しくてもう…

ナチスに仕掛けたチェスゲーム(2021年製作の映画)

4.0

最高におもしろい。話が進むにつれて、面白さのピークがどんどん上書きされていくし、映画にいい裏切られ方をされる。で、エンドロールで興奮状態。タイトルも含めて裏切りだと思うし、いい比喩になってる。
原作も
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

3.9

なんやこれ!!!
AKIRAと攻殻機動隊は必修科目って先輩が言ってた。わかる…

ゲド戦記(2006年製作の映画)

3.5

ようやく実感したけど、監督が違えば作風って変わるねぇ。世界の均衡の話にはいかず心の均衡について。

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.5

今までみたジブリの中で一番好きかもしれない(まだ観てなかったのかよ…)。
やっぱり「生きろ」だからなんだけど、殺してしまわないのは強さ以外の何ものでもない。こんなに体当たりに共存を目指す姿、ほかに知ら
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