とんテキさんの映画レビュー・感想・評価

とんテキ

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ヒッチコック(2012年製作の映画)

3.5

天才の裏方に徹した女性(妻)の物語として鑑賞した
(妻アルマは、脚本を最終チェックし、時には夫に代わって現場も仕切る。ヒッチコック妻も、『才女の運命』パターンの人だったわけか)

映画が大ヒットする終
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.9

ジョーカーが、『家族を想うとき』 『私は、ダニエル・ブレイク』の世界線に降りてきたイメージで、私には合わなかった

病気や生活苦で人が崩壊していく話は、実際のニュースの中に山のようにあるし、これを純粋
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.6

劇中、ネグリジェ姿のニコール・キッドマンが使うと、あまりに優雅で糸楊枝も糸楊枝に見えない!笑

因果律を操る少年をめぐる不条理劇で、好みが分かれそうですが、
生命や、人間の性が本来もつ気持ち悪さ、薄気
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人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

3.6

ヒロインが戦時下、映画の脚本という異世界に飛び込み、自立していく成長譚。
(監督は、大人の扉を開く女子高生の挫折と成長を描いた『17歳の肖像』のロス・シェルフィグ)

笑いと涙、仕事とロマンス、戦争下
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.4

中年男と10代女性の爽やかな恋の掛け引き‥‥かつての体験を思い出し、途中で視聴をやめました。

10代女性にとって人生半ばで挫折したかにみえれ年上男性が、魅力ある存在にみえることはよくあり、結果的にそ
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ベロニカとの記憶(2017年製作の映画)

3.5

主人公トニーが自分の愚かさと過去を悔い、前向きに生き直そうとする映画独自のエンディング、蛇足じゃないだろうか。

彼の手紙をきっかけに、親友エイドリアン、ベロニカの母サラ、ベロニカ自身の人生が激変した
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.5

俳優陣の熱演も、カルト教団の演舞などの雑音で中断される。

インパール作戦、カルト教団、極右政権、幼なじみの強姦殺人‥‥それぞれひとつのドラマシリーズで描けるテーマを、1本の映画に盛りこみ過ぎ。
もっ
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ヴェノム(2018年製作の映画)

4.1

どなたかも書いてたけど、これ、トムハによる現代版『マスク(1994年)』でもあるのね
(優柔不断な負け犬演技、堂に入ってて、ひかえめにいってもサイコウ)

シンビオートがエディを気に入り、途中から人類
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犬猿(2017年製作の映画)

3.5

吉田恵輔監督による、姉妹兄弟の愛憎劇ということで視聴。

上映された2018年、すでに多様で放逸な作品が配信ふくめ簡単に視聴できる環境下で、この映画、わざわざ何を描きたかったんだろうか。

「家族の
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天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

4.1

2回目視聴。

ジョゼフ(夫)が真綿で首をしめるようにジョーン(妻)をコントロールしてきた年月を、ベテラン俳優2人の最低限の会話と表情だけでみせる。きつい話。

(外出などの妻の行動に夫があれだけ苛立
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.3

自分が感染したら愛する人間を襲ってしまうのか、ゾンビになりかけながら逡巡するコン・ユ、マンソクの最期がほんとに美しい

感染したゾンビより、弱い他人を押しのけて助かろうとする普通の人間のほうがはるかに
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ラブレス(2017年製作の映画)

-

タブー視されがちな事実ですが、母性は自明のものではないのですよね。

(イスラエルの社会学者、ルナ・ドーナトがまとめた、母親になったことを後悔している26歳から73歳までの女性23人の証言をまとめた研
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ブルックリン(2015年製作の映画)

4.1

女性と新天地(移民国)に生きる人々へのエールのような作品。

病を隠して(それゆえに)妹の可能性を見いだして送り出す姉、
最後は黙って娘を旅立たせる母ーー
ヒロインを取り巻く女性たちの静かな意思が作品
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ザ・ライト -エクソシストの真実-(2011年製作の映画)

3.5

悪魔と丁々発止のやりとりをしている最中に、
神父ルーカス(アンソニー・ホプキンス)が携帯電話に出る前半シーンを観て、2010年代のリアルなエクソシズムを描くのかと、期待値があがっただけに残念。

『エ
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さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

3.8

ジェフ・ブリッジスの、アルホーリックな呂律演技は健在。

(内容ふれてます)
父親イーサン(ピアース・ブロスナン)とその妻ジュディス(シンシア・ニクソン)、W.F.ジェラルド(ジェフ・ブリッジス)の3
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

3.9

ダニエラ・ベガが美しく、強い。

トランスジェンダー女性が差別と偏見に抗う作品としてみれば、
主人公が受ける仕打ちや社会的偏見は酷いし、
だからこそマリーナの凛とした生き方にも感銘も受ける。

でも、
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宇宙人ポール(2011年製作の映画)

4.0

出演者の誰よりも宇宙人のポールが魅力的。

バート・レイノルズが演じていたような、豪放磊落で他救的な(かつてのイメージ上の)アメリカ人そのもので、全編にわたって多幸感を満喫。

非アメリカ社会の英国人
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セックス・アンド・マネー(2006年製作の映画)

3.4

『スリー・ビルボード』『オリーヴ・キタリッジ』で母親の執念、女の業を熱演したフランシス・マクドーマンドはじめ、
これだけ役者さんがそろっているのに、アラフォー女性のマウンティングで話が終始している印象
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.9

トランプ政権誕生の余波で変更されたという今のエンディングで良かった
(予定されていたバッドエンディングだったら救いがなさ過ぎる)

ライフ(2017年製作の映画)

3.9

最初のお亡くなりがあの人の時点で、何が起こっても不思議じゃないのね、と最後までイッキ観した

後味の悪さ、最高!!(『ミスト』以来)

真田広之、渋みがましましで格好よかった。もっと出演作観たい

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.7

新興アパレル企業の創業者(アン・ハサウェイ)にと、彼女を公私ともに支えることになる(仕事も超できる)シニアインターンのデニーロ。

「レイチェル(=顧客名)さまの結婚式で着るドレスなんですね?」
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いつかはマイ・ベイビー(2019年製作の映画)

3.5

観終わった後

アジア系俳優(コメディアン)が、
従来からの男女の社会・経済的ステータスを現代風に逆転して演じた、アメリカのラブコメ作品‥‥

以外の感想が残らなかった
(ヒロインであるサシャ役、ア
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シャイニング(1980年製作の映画)

-

あらためて観たら、これって究極の夫婦倦怠期をテーマにしたファンタジー?と思ってしまった。

スランプと酒に溺れる売れない小説家の主人公(ニコルソン)は、仕事の進捗具合を気にかける妻にキレ、自分の仕事(
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17歳の肖像(2009年製作の映画)

3.9

原作者の実体験がベースとのこと

だめだよジェニー、その男、優柔不断で自分の欲に弱いだけだから、その状況でそのセリフ言った? それ妻帯者の常套句だから

画面にツッコミ入れること数度

妊娠などで人生
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.9

ノア・バームバック監督がミューズであるグレタ・カーウィグのために撮った映画。

未完成で、下ネタ・冗談好きで、不幸にめげないフランシス(カーウィグ)は、
弾んで転び、立ち上がってまた走り出し、つまずい
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エスター(2009年製作の映画)

3.9

トラウマ映画。

(最後の)
I am not your fucing mother

こんなセリフが爽快に聞こえる映画も、珍しい(笑)

これを口に出すことで、流産した苦しみから、ヒロインが立ち直る
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ヤング≒アダルト(2011年製作の映画)

3.9

ジェイソン監督が、「映画を観ることは、鏡で自分自身を見るようなものだ」とインタビューで語っていたけれど、ほんとに胸の張り裂けるディザスター(大惨事)ムービー。

冒頭のベッドシーンと最後のベッドシーン
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ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

-

封建的な時代に閉鎖的な田舎街で自分らしく生きようと願った女性の半生。

若い頃の主人公ローズ(ルーニー・マーラ)がまず魅力的。
後半の3分の2近くでオチに気づいてしまうけど、それでも女性の半生記として
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ヒア アフター(2010年製作の映画)

3.8

東日本大震災の直前に日本で封切られ、予定より早く上映が打ち切られたイーストウッド作品。
(冒頭の津波シーン、たしかに震災経験者にはまだつらいはず)

霊感力ゆえに自分の人生を生きられず孤独に苦しむ主人
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義兄弟 SECRET REUNION(2010年製作の映画)

3.9

陽のソン・ガンホ、陰のカン・ドンウォンのバディもの、最高!
(ソン・ガンホが次第にドンウォンに心を許し、下着姿で二人が宵寝してる後半シーンがBL感ありで、さらにホロリとくる)

人情あり、アクションあ
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