huaさんの映画レビュー・感想・評価

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インサイダーズ 内部者たち(2015年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

韓国の裏社会の汚職や癒着、腐敗などの政治の闇を暴こうとする男たちの騙し合いを描く社会派サスペンス。

何度もひっくり返る展開がとにかく面白い。
 
中盤まで主演2人以外の登場人物がややこしくて混乱した
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

突然の事故で妻を亡くしても、無感情な自分に気付き身の回りの物を破壊し、次第に心を取り戻していく男の話。

泣いて泣いて泣きはらして毎日を生きていかれたら、寧ろ楽なのか。
涙も出ない自分は、どれだけ妻に
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.2

阿部サダヲさん、気味の悪い役が本当に上手い。

決して好きな種類の映画ではない。
薄気味悪いし、暗いし、グロいし、痛いし…
それでも、阿部サダヲさんと岡田健史くん(当時)の演技に惹き込まれた。

狂気
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ビフォア・アイ・フォール(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

人生最後の1日を何度も繰り返してしまう女子高生の主人公が、自分の人生や過去を見つめ直していく姿を描いたタイムリープもの。

新鮮味はないがそれなりに楽しめた。
しかし、主人公を含む4人の女の子が同級生
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ホワイトハウス・ダウン(2013年製作の映画)

3.9

いかにもアメリカらしい作品。
大統領と娘を全力で護る男の話。

主人公ジョンが強いのはもちろんだが、守られるだけではない大統領も、勇敢な旗振る娘も、ホワイトハウスのツアーガイドまでもがその得意なところ
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そばかす(2022年製作の映画)

3.7

他人に恋愛感情を抱かない女性が周囲と向き合いながら自分自身を見つめる姿を描いた作品。

NHKのドラマ『恋せぬふたり』を観てアロマンティック・アセクシャルという言葉を知ったが、本作の蘇畑佳純は特に明言
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キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

3.9

2009年、ソマリア海域で起きた海賊船による貨物船人質事件。
自ら拘束され、たった1人でソマリアの海賊と命がけの駆け引きをする船長、米海軍特殊部隊の救出作戦とともに、ハラハラドキドキの4日間を描いた、
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ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ギリシャの海辺の町へバカンスにやって来た1人の女性が、若い母親と幼い娘に目を奪われ、過去に母親としての役目を全うできなかった記憶と悔恨を呼び起こす心情を描く物語。
想像したものとは違ったが、それなりに
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

夫婦って他人からは分からないものだ。
あんなに仲睦まじく裕福で幸せそうに見えたのに…そこからまず騙された。

一体何が起こるのか、終始不穏なまま話が進んでいき、早い段階で用意周到なタネが明かされていく
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Two Balloons(原題)(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

思わず2回観た。

飛行船で旅をする2匹のキツネザルの物語。
約9分間のショートストップモーション作品。

丁寧に作り込まれた船内の小物にまずくすぐられる。
そして月夜に浮かぶ2艘の飛行船が美し過ぎる
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運び屋(2018年製作の映画)

3.7

クリント・イーストウッドとは、大変有名な方なのに、正直あまり意識して観てこなかった。
数々の作品で監督と主演を勤めていて、俳優としては『ダーティーハリー』でしょうか、その名を轟かせたのは…

それにし
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紙ひこうき(2012年製作の映画)

3.7

素敵な物語だった。

一目惚れした彼女にうつつを抜かして、仕事をサボり、山積みの書類で紙ひこうきを作って、上司に怒られながらも向かいのビルの一室にいる彼女めがけて飛ばしまくる話。
お陰で街中紙ゴミだら
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.7

子供って厄介だ。
大人の思うようにはいかない。
でもそれが子供だ。
そして、誰しも皆そんな子供だったのだ。

主人公である伯父ジョニーと甥っ子ジェシーの、突然始まった共同生活に戸惑いながらも歩み寄って
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.8

関東大震災直後の混乱の中で実際に起こった虐殺事件・福田村事件を題材に描いた作品。

とんでもなく残酷な事件だ。

100年前に起こった福田村事件を私は知らなかった。
日本がしたことに蓋をしてはいけない
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スライディング・ドア(1997年製作の映画)

-

過去鑑賞記録

ここのところ何本か昔観て記録していなかった作品を思い出した。
こちらは多分大昔飛行機内で観たようなレンタルだったような…

今思えばあのグウィネス・パルトロウだったのか。
基本、一度観
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アポロ13(1995年製作の映画)

-

過去鑑賞記録

Filmarksで記録を始めてから、昔観たような気もするし観てないような気もすると悩む作品が結構多い。
こちらは大昔観た記憶があるが、トム・ハンクスの顔しか思い出せない。

オーメン(1976年製作の映画)

-

過去鑑賞記録

大昔にテレビ放送か若しくはレンタルで鑑賞。
そもそも昔からこの手のホラーは苦手だったので、あまり観ていない。
最近『ヴァチカンのエクソシスト』を観た時に、思い出した。
ひたすら”6“と
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

『マエストロ:その音楽と愛と』を観たので、レナード・バーンスタインの弟子であっという設定のリディア・ターを描いた本作を鑑賞。
リディア・ターは実在せず、ケイト・ブランシェットに当て書きして脚本が書かれ
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

4.0

世界的指揮者であり作曲家のレナード・バーンスタインとその妻フェリシア・モンテアレグレ・コーン・バーンスタインがともに歩んだ生涯を雄大で美しいバーンスタインの音楽を背景に描いた伝記ドラマ。

凝ったカメ
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.1

世界ではじめて性転換適合手術を受けて男性から女性になったデンマークの画家、リリー・エルベの実話をもとに描いた小説『The Danish Girl』を原作とした作品。
1926年のデンマークが舞台。
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.0

ヴァチカンとラッセル・クロウと、Amazon Primeに新しく配信されていたので、完全に興味本位で鑑賞してみた。

本作はホラーという括りでいいのか。ホラー映画はほとんど観ないので、どこをどのように
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ラバー、ストーカー、キラー(2024年製作の映画)

3.5

怖いっ!!
警察24時的なドキュメンタリーが観たくて気軽に選んだが、仰天ニュース的だった。

常々思っていたが、ストーカーって
行動を逐一見逃さずに見張ったり、
人の家に侵入したり、
被害者の新しい家
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トーゴー(2019年製作の映画)

4.1

1925年、アラスカの町ノームを襲った感染症ジフテリアに苦しむ人々を救うため、ブリザードが吹き荒れる中、命がけで血清を届ける犬ぞりリレー“ノーム血清走行”をベースにした実話。

トーゴーが忠実でひたす
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荒野にて(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

5年ほど前に原作を読んだ。映画もあるのかとずっと観なければと思いつつ、観る気分になれなかった。
原作の記憶は薄っすらとしかないが、その理由がなんとなく分かった。
なかなか心が締め付けられる、苦しい作品
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

日本という国のとても大きな問題を孕んでいて、本作を観た後ずっと頭を巡らせている。

日本の難民認定数は世界にも類を見ないほど少ない。
本作では善良で真面目なクルド人家族が、なぜ認定されないのか、融通の
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.6

冴えない陰キャの誰にも相手にされず居場所がなかった主人公が、人気者のイケメンくんに親切にしたところから好転していくゲイの話かと思ったら、、、

一体どんな展開になるのか、どういうこと?を連呼しながらの
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ある夫婦の出会い、結婚、別れまでを描いた作品で、現在と過去を交互に描きながらストーリーは進展していく。
人の心の移り変わりを繊細に描いた作品である。

意図したわけではないが、夫婦の崩壊を描いた作品を
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ほつれる(2023年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

「ほつれる」とは一体何がほつれるのだろうと予備知識無しで鑑賞。

主人公の心のモヤモヤが次第にほつれるのか、夫婦関係なのかはたまた夫以外の人間関係か、人生そのものの何かか…結局答えは分からず。
鑑賞中
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ノッティングヒルの洋菓子店(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

大切な人を亡くした世代の違う3人が、その人の想いを引き継ぎ夢を叶え、ロンドンのノッティングヒルに洋菓子店を開き奮闘する話。

コンセプトとしてはそれだけで分かりやすく面白そうだし、『ノッティングヒルの
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雪山の絆(2023年製作の映画)

4.2

1972年10月13日
学生たちを乗せるチャーター便がアンデス山脈に墜落。ウルグアイ空軍機571便遭難事故を描いた作品。
標高3700メートルの極寒の雪山。
食料もない地獄のような状況下でサバイバルを
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

馬映画にハズレ無し。は今のところ本当だ。
本作もとても楽しめた。

イギリス、ウェールズの小さな村での話。
子ども達も独立し、話を全く聞いてない夫との二人暮らし、パート勤めと親の介護が生活の全てのよう
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フレーミングホット!チートス物語(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

スナック菓子チートスの激辛チーズ味を考案し、会社の清掃員から副社長にまで上りつめた実在の人物の話。

サクセスストーリーだと分かって観ていても、とても気分が良く最後はウルッときてしまった。

夫の才能
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.6

死に寄り添い、小さな幸せを感じながら生きる大切さを描いた作品だと思った。

ムコリッタ(牟呼栗多)とは、仏教における時間の単位。1/30日=48分という説明が冒頭にあるが、ささやかな幸せという意味もあ
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.7

死期の迫った重度の肥満症の男が、長年会うことが叶わなかった娘との絆を取り戻そうと願う姿を描いた作品。
舞台劇が原作。

肥満でほぼ動けないチャーリーの部屋でのワンシチュエーションで撮られているので、登
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ジュリア(s)(2022年製作の映画)

3.9

時々頭の中で想像しているようなことを映像化した作品。

人生は選択の連続だけど、もしもその時違う選択をしていたら、人生は大きく変わっていたかもしれない。
実際の人生は1つしかないから、答えは分からない
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.5

もう出尽くしたと思っていたタイムリープもの。
しかしまた新たな今度は“そう来たか”だった。

『MANDYS』は1週間、『ハッピー・デス・デイ』は1日を繰り返すが、本作は2分間。
2分間のタイムリープ
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