放課後ラーメンタイムさんの映画レビュー・感想・評価

放課後ラーメンタイム

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キングコング対ゴジラ(1962年製作の映画)

4.0

本多猪四郎&円谷英二の最強タッグによる、東宝ゴジラシリーズ第3弾
海外マーケットを狙ったのか、敵役にUSA怪獣キングコングを抜擢(?)し、高島忠夫探検隊によりドクロ島から日本に拉致されたキングコングと
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運び屋(2018年製作の映画)

3.0

 太極拳や合気道の達人のような全く無駄のないシンプルなストーリー展開と、口汚いが仕事はできるいつもの老イーストウッドの矍鑠(かくしゃく)ぶりに驚く 許されざる者あたりから老人役をやっているから、もう3>>続きを読む

英雄の条件(2000年製作の映画)

3.5

 フリードキン得意の緊張感あって妙にリアリティのある演出で描き切った見応えのある作品と思ったら、史実を基にした映画でなく全くのフィクションということで、見事な裁判劇を作り上げつつも国際情勢に無頓着な所>>続きを読む

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.0

 数年おきに見ているが、見るたびに面白さが増す稀有な作品
 出色は、イタリア系ヤクザと付き合ううちに悪の魅力にとりつかれていくユダヤ系の姉ちゃんロレイン・ブラッコの可愛いらしさ 血染めの拳銃にズキュー
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荒馬と女(1961年製作の映画)

3.5

 高校の時深夜映画で見て、まだ老いの境地というのがわからないなりに、無情感溢れる作風に感動したが、映画公開後に主役3人と脚本家がばたばたと死んでしまったと知りなんか驚きというよりも変に納得してしまった>>続きを読む

明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

3.5

 正月休みに見直したけど、ニューシネマの名作と言われるが、殺伐さや絶望感がなくスチールを効果的に使いゴージャスに作り込んでいるのが印象的 
 彼らは悪党じゃないからほとんど人を殺さないし、普通にカッコ
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.0

 老人版ツンデレダーティーハリー的な話を随分ウエットに持ってくるなあ、絶対泣かせにきてるやろと、気を引き締めて鑑賞したが心が弱い私は正月早々感涙してしまった お前は自分をかっこよく撮りすぎなんじゃボケ>>続きを読む

スラップ・ショット(1977年製作の映画)

3.5

 ジョージロイヒルによる喜劇調スポーツもの B級貧乏チームのドサ回りが最高に楽しそうだ そりゃこんな楽しい商売を取り上げられてはたまらんとチーム売却全員解雇の危機に古参ポールニューマンがラフプレーを武>>続きを読む

ブレードランナー(1982年製作の映画)

4.0

 ワイは最初に見たハードボイルド風モノローグ版が好き 
 ロードショー公開時、田舎では興行が無くしかたなしに原作小説を読んだ所、デッカードは妻帯している冴えない男だし、人類の心が折れちゃってて新興宗教
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.0

 スーパーヒーロー映画が大嫌いなスコセッシが、ずらり揃ったイケメンのマーベルヒーローやジェダイ役者をことごとく極東野蛮国の小役人イッセー尾形(お笑いスタ誕出身)にボコらせる、真面目な映画をよそおったス>>続きを読む

ダーティハリー4(1983年製作の映画)

3.5

 中年になって15年ぶりくらいに観ると、キャラハンさんただの意地悪老人じゃん そりゃ左遷される 仕事ができるから命令無視で結果を出すんで上司にしてみれば最悪だろうね でも、嫌われているからといっても、>>続きを読む

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

3.5

 ひどい脚本の二流の青春群像を見せつつ、それに背反するハイレベルな作画に画角のビシッと決まったリッチな画像と今見ても色あせない最高レベルのトミノ演出が共存する馬鹿アニメ 
 しかし、若い女性限定で死亡
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キリング・フィールド(1984年製作の映画)

3.0

 高校生とき映画館で見たんだけど、こんな真面目な映画を金払って観るわけがないので、地方公開あるあるの何かの同時上映だったんだけど,
本来見たかったもう一本の映画は忘れた。
 見て非常に感動したんだけど
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キャノンボール(1980年製作の映画)

3.0

 当時お正月オールスター超大作みたいな扱いだったけど、フタを開けたらショボいB級でガッカリした思い出(もちろん鼻が効いたんでテレビ鑑賞だ) 
 御都合主義の設定とそれほど豪華でもなさげなキャスト(日本
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スパルタカス(1960年製作の映画)

4.0

 若きキューブリック(当時32才!)による歴史大作 アクションあり戦争あり謀略ありロマンスありと娯楽作品として超一級だが、共和制ローマ時代の奴隷の反乱を通して自由に生きる価値を現代人に問う非常に文学性>>続きを読む

トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.5

 自我というものの所在なさを日本人は純文学に昇華する一方、欧米人はバイオレンスアクション映画に昇華させる
 ドラッグのやりすぎで53歳で死んだPKディックの小説をオランダからハリウッドにやってきた暴君
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2010年(1984年製作の映画)

3.5

 映画史上の傑作2001年宇宙の旅の続きとして、キューブリッックと共にシナリオを書いたSF作家アーサーCクラークの続編小説を映画化したもの
 普通のSF映画を水準にすれば十分面白いのだが、いかんせん2
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ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

4.0

 この手の映画は、わざと話を分からないようにしているので深く考えずに見ることとしている(理解力が足りないだけかもしれないが)けど、クローネンバーグのイマジネーションが暴走したかのようなすごい映画
 8
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ザ・フライ(1986年製作の映画)

4.0

 地味で抑制された演出から、じわじわと不条理が広がって最後には取り返しがつかなるお馴染みクローネングバーグホラーの傑作
 社交性のなさそうな主人公が、科学実験の不手際でハエ人間と化し徐々に人間やめます
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.0

 10年に一回覚醒して面白い映画を撮る不思議なサイクルに生きる名匠リドリースコット監督のこれは面白い作品 良いプロット良い脚本で題材がSFとなれば、リドリーは最強 おまけにコメディー色もいけるやん 七>>続きを読む

めし(1951年製作の映画)

4.0

 倦怠期に入った妻が、ふとしたきっかけで自分の生活を見直すようになる話を、淡々と描きつつあまりドラマチックでないところが実にしみじみとドラマチックな成瀬巳喜男による傑作 上原謙と原節子が演ずる若夫婦が>>続きを読む

東京暮色(1957年製作の映画)

3.5

 笠智衆演ずる銀行員の父に原節子と有村稲子の美人姉妹という一見恵まれた父子家庭に起こる不幸
 ちょっと有村稲子が情緒不安定すぎてストーリーを歪(いびつ)にしている感があり、そこが惜しい 実際、当時も余
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ブリット(1968年製作の映画)

4.0

 サンフランシスコを爆音で疾走するフォードマスタングがひたすらカッコいいスティーブマックイーン主演のポリスアクション
 マフィア組織の裁判で証人となる組員の保護を命じられたマックイーンが、保護していた
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ロボコップ(1987年製作の映画)

4.0

 日本の特撮ヒーローに影響されたらしい外見とは打って変わって、子供向けではないハードなクライムものに、最新テクノロジーで動く警官ロボをミックスさせた近未来ポリスアクション
 市民のモラルが荒廃したかつ
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伝説巨神イデオン 発動篇(1982年製作の映画)

4.0

 ガンダムで時代の寵児となった富野喜幸が、打ち切りとなったテレ東放映の巨大ロボットアニメの未完部分をガンダムの次に映画化したもの
 唐突に終わったテレビシリーズの未放映分ラスト4話をメインにして、地球
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X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

3.5

 タイムトラベルという設定を利用して、新旧メンバーを総出演させるという非常にナイスなアイデアの新三部作の2作目 一番人気ウルバリンを主役に置き、過去改変のために70年代にやって来て若きXメンチームと共>>続きを読む

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

3.5

 ダメなところは一杯あるがひょとしたらこの新シリーズはいけるかもと期待を持たせるパワーをもったスターウォーズ第7章
 最初の映画で、農家の主人公が故郷を捨てて大学に行きたがっていたのとは大違いで、デズ
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鴛鴦歌合戦(1939年製作の映画)

4.0

 二枚目の浪人侍と町娘とブルジョア娘の三角関係に殿様が割り込んできて起こる騒動を描くひたすら明るい大江戸ミュージカル喜劇 アメリカと戦争をはじめるたった2年前にこんな能天気で面白い映画が撮れるんだから>>続きを読む

長い灰色の線(1954年製作の映画)

3.5

 真面目にやっていればいつか幸せになれるという直球スレートな物語の合衆国陸軍士官学校版
 ちょっと天然の入った人情味あふれる主人公が皿をぶっ壊したりプールでおぼれかけたりしながら教官として皆に認められ
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.5

 いつも喉に魚の骨がつっかえたような感じになるノーラン映画でしたが、今回も同じような経験をしてしまった 魚としては上手いんだけど
 ストーリーとしては重厚かつ壮大で最新の科学理論をふんだんに取り入れた
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劇場版∀ガンダム I 地球光(2001年製作の映画)

3.5

我々ファーストガンダム原理主義者は可哀そうな人たちで、Zガンダムの難解で拷問のような陰々としたストーリーに耐えられず、ZZでアニメじゃないというひどい主題歌を聴かされて心が病んでしまった それ以降長い>>続きを読む

ペイルライダー(1985年製作の映画)

3.0

イーストウッド作品は好きなんだけどいつも脚本の詰めが甘く傑作になり難くい、本作もその典型のような作品
主人公の存在が人間なのか、超自然的な能力を持った別の存在なのか明確な描写がなく、別にそこがテーマで
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大脱走(1963年製作の映画)

4.5

 3時間あるのに全くダレない奇跡のような映画 オールスター主役陣が戦争がなければ皆ほぼ一般人という設定が良くて(将校だからエリートだけど)、オブリージュなんちゃらの精神でナチを倒すためにセッセと逃走用>>続きを読む

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.0

ドウェインが元凄腕特殊工作員の動物愛護学者でなおかつ戦闘ヘリも扱えマースという、これでもかというドウエイン無双とご都合主義の脚本が痛いが、ど迫力でシカゴを破壊していく怪獣たちに圧倒され、少年時代にみた>>続きを読む

俺たちは天使じゃない(1955年製作の映画)

4.0

 その昔SF映画雑誌スターログで激賞されてた(池田憲章さんだったか?)のを機にテレビ版を鑑賞 子供だったのでこれが初めてちゃんと見たボギー映画かもしれない
 犯罪者がうっかり善行をおこなってしまうとい
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夢はあなたに(1949年製作の映画)

3.0

 ドリスデイ主演の芸能界内幕ものロマンチックコメディミュージカル 実力はあるのに売れない歌手の卵が落ち目のマネージャーと組んでハリウッドのショウビズ界に挑戦する様を描く
 ドリスデイといえばヒッチコッ
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