ペクさんの映画レビュー・感想・評価

ペク

ペク

NN4444(2024年製作の映画)

-

犬は映画的な面白さの断片みたいなのは感じられたけど他はよく分からなかった

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.5

確かに良い映画なのだけど人物たちの切実さや人間味が何故か作り物のように感じてしまった。

Here(2023年製作の映画)

4.0

凄く感覚的だけどスクリーンに映る世界が自分のすぐ側にあるような特別な親近感がある映画だった。

ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

4.0

大袈裟な感情表現ではなく、怒りとやるせ無さを沸々と溜め込んでずんずん歩く姿に胸を打たれた。物語はシンプルで淡々と進んでいくが美術がとても豪華でどのシーンも見応えがあるし、向かい風のショットのように時折>>続きを読む

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.0

冒頭、二人が音楽室へ向かうシークエンスは台詞が無くとも二人のキャラクターと関係性がありありと見え、一気にこの世界に引き込まれた。中々ややこしいこの年齢の女子特有の依存関係。アニメでこんなに解像度高く表>>続きを読む

ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

4.0

途中まで退屈だったけどチャンチェンが出てきてから急に面白くなった。飄々としてるようで妙に人懐っこい。
ゲイ映画と乱暴に括っていいか分からないけど全然古さを感じない。

緑の夜(2023年製作の映画)

2.0

出てくる男達が悉く暴力的で気持ち悪いものとして描かれるのはいいけど、結局主人公も暴力で対抗するしか無く、更にある程度はあっさりと成功してしまうというのはどうなのかと思う。比べるものでも無いけどプロミシ>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

最後の最後まで繊細にディティールを積み重ねてunder pressureで一気に解放するのはずるいけど泣ける。映画は誰かの記憶でなければいけないとさえ思ってしまった。

市子(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

どういう風に受け止めたらいいか分からない映画だった。主人公の境遇は悲痛だし可哀想だと思うけど、それ以上の感想が浮かばない。人の死によってしか物語が進んでいかないし、こんなに簡単に人が死んでいいのかと思>>続きを読む

ガートルード/ゲアトルーズ(1964年製作の映画)

4.5

ゲアトルーズの声がとても良かった。彼女の言葉と男達の言葉が視線同様にひたすらすれ違い続ける。でも不思議と虚しさは無く、前向きな気持ちになれる。エドワードヤンの恋愛時代を思い出したが、こちらは身振りの激>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.5

色々荒いけどゴジラを大画面で見れて満足。銀座を破壊して一仕事終えた後の背中がかっこよかった。

奇跡(1954年製作の映画)

4.0

信仰に狂わされた一家のくだらない茶番劇にも見えるが人物の言葉と表情の力でいつの間にか物語に引き込まれていた。信仰と愛が根付いた文化圏が羨ましい。

>|